日別アーカイブ: 2021年3月15日

歯の神経を残すために出来ること?むし歯の予防法

里帰りできず、現在アメリカの歯科に通ってます。古い詰め物の隙間から神経に近いところまで虫歯ができている現状です。ギリまで削って神経に達しなければ仮のクラウンで数週間痛みがないか様子見、もし神経まで見えたらそのまま神経とりますとのこと。神経治療は保険あっても20万円はするので、金銭面からも避けたいところです😭痛みや違和感は全くない歯なので、治療開始前の今宮﨑歯科医院さんを知れて嬉しいです!出来るだけ神経を残すため私にできることは何かありますでしょうか。状況が落ち着く秋頃里帰り予定ですが、それまでほっといて悪化させるのも良くないし、米国での神経治療は避けたいしご意見お聞かせいただけたらうれしいです!

コメントありがとうございます!

保険があっても20万円もするんですね!
神経取るのも大変ですが、金銭面でもご負担ですね。

出来るだけ残すためにできること。
実際に拝見していないため、適切ではないかもしれませんが、歯に負担をかけないという観点からであれば、次のことをぜひお試しください。

①平常時は口を閉じて鼻呼吸
②身体に余計な負担をかけない

この2点です。

①口があいていると、唾液が枯渇し、口内環境が悪化します。
平常時は唇を軽く閉じ、舌は上あごにべったりと付け、上下の歯はわずかな隙間があり接触しません。
この状態で鼻呼吸。いわゆる座禅を組む時の呼吸法であり、鼻呼吸、腹式呼吸です。

これにより、口内には唾液が適切に流れ、噛み締めることもなく、歯への負担は軽減されます。

②負担をかけないこと、これ大切。以下にいくつかご説明します。
1)食生活
身体を酸性に傾けない食生活が大切です。
脂質、糖質に偏ることなく、たんぱく質、ビタミン類を摂取しましょう。
軟らかいものばかり、ファストフードなどの食生活では、身体が酸性に傾き、末梢血流量が減少、免疫が低下します。
むし歯の進行を助長しかねません。

2)ストレス
精神的ストレス、肉体的ストレス(疲労)は、身体の免疫機能を低下させます。
ストレスにより、自律神経系が乱調し、口呼吸、くいしばりを助長しかねません。
ストレスコントロール、つまりは時間と他者のとの人間関係のコントロールが、歯に対する負担を軽減します。

3)姿勢
猫背の姿勢、前のめりの姿勢は、歯に負担をかけるだけでなく、食いしばりの原因です。

むし歯の進行は、唾液中に存在する細菌だけでなく、また、歯ブラシをしているしていないだけではありません。

どちらかというと、上記①②の比重が高い。
とくに、ブラッシングが出来ているにもかかわらずむ、むし歯になってしまう方は、①②が原因であることがほとんどです。

これに加えて、最後に、食後はブラッシング。寝る前にブラッシングを適切にしていただければ、むし歯の進行は緩徐なものであり、多少むし歯があっても大丈夫な方、大変多く拝見しております。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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