麻酔が痛い
でも、こんな感じの麻酔なら、大丈夫でしょ?
麻酔だけの動画、ご覧下さい!
銀歯の裏には虫歯が出来やすいといいます。
4年前に一部銀歯にした歯があり、冷たいものもしみなく痛くもないのですが、一度銀の部分とって見てもらったほうがよいと思いますか?
最近歯医者に通っており、どうせなら全部直したいと思ってます。
が、症状のない歯は放置でよいでしょうか。
ちなみにレントゲン見た先生はそこの銀歯については全く触れませんでした。
銀歯はむし歯になりやすい、良く頂くご質問です。
心配になりますよね
まずは結論から!
銀歯だからむし歯になりやすい、出来易いということはありません
銀歯でも大丈夫、ご安心ください
ではなぜ、銀歯がむし歯になりやすいといわれているのでしょうか?
それにはいくつかの根拠があるようです。
1 手間と時間
2 銀合金の性質
3 患者様のモチベーション
1 手間と時間
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です
その細菌は0.5~1㍈。目で見ることはできません。
我々歯科医師は、1㌢にも満たない歯の内部のむし歯を、患者様の口から、約50㌢ほど離れた位置から見て治療に臨んでいます。
まず肉眼で精密に見ることは難しいでしょう。
そのため、肉眼で治療に臨まれている歯科医師は、これまでの臨床経験と患者様の症状、レントゲンなどの診査所見を診た上で治療に臨んでいます。
私見ですが、正直言います。
むし歯を取り残さずに治療するのって、ホント、時間と手間がかかるんです。
むし歯治療のポイントはたった2つ
・むし歯を徹底的に取り残さずに削り取る取ること
・削り取った部分を隙間なく、精密に人工歯で被せて、再度むし歯にならないようにすることです
原因を除去して、環境を改善し、予防する。たったこれだけ!
一般的な問題解決のセオリーです。
これにはどうしても時間が必要です。
治療する歯科医師、歯科医療スタッフ、そして人工歯を製作する歯科技工士の時間です。
この時間を確保するために、保険治療ではなく自費治療が必要となるんです
物の価値・仕事の価値とは、誰が携わるのか?これでしょう。
高い技術と知識をもった方達が、どの位の時間をかけて問題解決してくれるのか?
これが仕事の価値といえるでしょう。
銀歯でも、むし歯を徹底的に取り除き、精密に製作した上で被せれば全く問題ないでしょう。
銀歯に価値がないのではない、セラミックに価値があるわけでもない
それを造る人に価値がある 私はそう感じています
2 銀合金の性質
でも現実として、銀歯は化学的安定性に欠けています
口内に装着する材質に問われるのはこの2つ
化学的安定性と物理的安定性。
口内には酸、アルカリ、熱い、冷たい、硬い、柔らかいなど、多種多様の食物が入るばかりでなく、かみしめ、歯ぎしり、くいしばりといった大きな負担が毎日、絶えず掛かっている過酷な環境です。
口内に装着するインレーやクラウンやインプラントなどの人工歯には、それに耐えうる物性が問われます。
加えて、そこに自然な見た目、美しい仕上がりといった、審美性も問われてくる
この点で優れた材料は、セラミックです。
銀歯、つまり銀合金は、物理的な安定性、強度には問題ありませんが、化学的な安定性に欠けるようです。口内で酸化し、金属イオンが溶出。歯にメタルタトゥーといった色素を沈着させ、歯を変色させることもあるようです。
3 患者様のモチベーション
全ての方がそうではありませんが、むし歯は削れば治るでしょうといった安易な考え方がいらっしゃるように感じています。
これは、日本の素晴らしい保険医療制度の弊害ではないかと感じます。
世界一コスト安く、いつでも治療してもらえる日本の保険歯科治療。
これが、ダメになったら治せばいいといった好ましくない思考を生んでいるように感じるのは私だけではないかもしれません。
歯は一度削ったら元には戻りません。歯は一生涯の自分自身の友であり、分身です。
かけがえのないもの。ぜひ大事にしてほしいです。
こういった、現在の歯科治療事情もありますが、立ち返って、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
細菌の感染に負けない、自己免疫力を付けることで、むし歯の進行を遅らせるだけでなく、予防することも可能でしょう!これが一番大切なこと!
これには免疫機能アップが不可欠!
規則正しい生活と身体に優しい食物を摂取するだけでなく、適度な運動と睡眠、つまりは笑顔で明るく楽しい毎日が、一番の薬となるでしょう!
むし歯、怖くない!ぜひ、このチャンネルを活かして頂き、近隣の最寄りの歯科医院へご相談下さい!