歯の神経を抜かない・残す

歯の神経 抜かない治療 《東京新橋》

これまで、多くの歯を根管治療しているため、これ以上、歯の神経を取りたくないという思いから、当院を受診・ご相談された患者様。

むし歯が深く、根管治療が必要と他院で説明されました。

2~3週前から痛みがあり、夜、寝る前にズキンとすることがある、とのことです。

患者様の年齢は20代、これまで、痛み止めは服用されていません。
この「鎮痛剤の服用既往の有無」は、神経を残せるか否かのポイントです。

本動画は、根管治療が必要と診断された症例の神経を残す治療について、実際の治療の様子を供覧いただきながら、わかり易く解説しております。

お困りの患者様は、ぜひご参考いただければ幸いです。

深いむし歯 銀歯 メタルインレー ラバーダム装着 マイクロスコープ 神経を残す抜かないできるだけ治療

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症ですラバーダムを装着して、歯の表面に付着した唾液を洗浄・消毒した術前の状態です。

当院では、歯の神経(=歯髄)近くにまで及んでいるむし歯治療では、ラバーダムを装着して治療に臨んでいます。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。細菌が歯の表面に付着・感染し、歯を溶かしながら、内部へと感染ヲ拡げていく病気がむし歯です。

その細菌感染を取り除くのが、歯科医院でのむし歯治療となります。

その治療の際に、治療している歯に唾液が飛び散り、接触することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

深いむし歯治療では、ラバーダムの装着が、治療の成否を分けると云っても過言ではないでしょう。

むし歯のチェック 齲蝕検知液 むし歯だけを削るには? できるだけ削らない深いむし歯 銀歯 メタルインレー ラバーダム装着 マイクロスコープ 神経を残す抜かないできるだけ治療 メタルインレーを取り外し、むし歯を齲蝕検知液を用いて染色し、むし歯を削り取ります。 

水洗し、ピンク色に染色された部分がむし歯です。

染色された部分、茶褐色に変色した部分を取り残すことなく、マイクロスコープで注意深く観察し、徹底的に削り取ります。

マイクロスコープで診ることで、健全な部分は削らず、むし歯のみを削り取ることが可能です。これにより、「できるだけ削らないむし歯治療」が実現されます。

むし歯と健康な歯の違い できるだけ削らない むし歯治療 マイクロスコープ ラバーダム 

上画像は齲蝕検知液を用いて染色したむし歯です。

下画像は、染色された部分を取り除いた後の状態です。

神経を残す治療 できるだけ 部分断髄法 マイクロスコープ ラバーダム

むし歯は神経にまで及んでいました。

むし歯を削り取ることで、歯の神経が露出(=露髄)しましたが、この状態でも、”感染を取り除ければ” 歯の神経は残せます。

また、術後の「しみる」 「痛む」 「違和感」といった症状も残りません、治ります。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要このような症状が残るのは、神経に至るむし歯治療をしたからではなく、「感染が残っている(=むし歯が残っている、取り残してる)」ことが原因です。

たとえ、神経に達したとしても、感染が取り除ければ治ります。

むし歯は、細菌の感染症。感染を取り除ければ治ります。

MTA 部分断髄法 マイクロスコープ ラバーダム 神経を残す抜かない治療

断髄部(感染した神経を部分的に取り除き、神経の露出した部分)に、MTAを貼薬した様子です。MTAを高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材です。

当院では多くの症例で良好な結果が得られています。

当院には多くの患者様がし「歯の神経を残したい!」「歯の神経を残す治療をしてもらったけれど、違和感、痛み、しみる」といった症状・希望を訴えて来院されます。

その患者様たちに共通する2つのポイントがあります。
これは「むし歯治療を成功させる」2つのポイントと重なります。

① むし歯を取り残している
② ラバーダムを装着していない

①にはマイクロスコープが不可欠です。従来の肉眼での治療には限界があると、私の臨床経験では感じています。
②、ラバーダムは絶対です。治療中の唾液の接触は、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

この2点を徹底すれば、むし歯治療は成功します。
やり直しのないむし歯治療、一生に一度の歯科治療を!
当院の目標です。

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金属アレルギー セラミック 神経を残したい 費用

ご相談内容

以前神経を残し治療したセラミックの被せ物が外れてしまいました。まだ①神経が残せるのか②新しい被せ物はおいくらか知りたいです。体質のため、金属を使う被せ物は避けたいです。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。
お問い合わせメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

 

類似する症例はないかと調べておりましたところ、動画で分かりやすく解説した症例がございました。ぜひご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24700

この動画では、深いむし歯をMTAによる部分断髄法で神経を残し、その後、セラミックインレーを装着するまでをわかり易く解説しています。

・神経を残すには?
・MTAとはなにか?
・マイクロスコープを活用した治療とはどんな治療なのか?
・ラバーダム?
・セラミックはなぜ良いのか?

こんな疑問や心配をお持ちの方、必見です。⤵

 

① 神経が残せるのか?

神経を残せるか否か?根管治療が必要な場合とは?について、また当院での「神経を残す治療」とはどんな治療法なのかについては、以下のリンクにまとめております。ご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

その中に、現在の症状をチェックすることで、神経を残せるか否か?を知ることができる「チェック表」がございます。ぜひ、ご参考ください。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

 

② 新しい被せ物はおいくらか知りたい

セラミックインレー 保険外治療 自費治療 費用 治療費 料金神経を残す治療につきましては、保険証をお持ちであれば以下のリンクの費用が必要となります。ご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190
(2019 10月より料金改定予定)

また、当院のセラミックインレーの術前術後症例、セラミックインレーなどの治療の利点欠点、その費用につきましては、以下のリンクに説明させていただいております。

ご参考ください。
(このリンクの右上表をクリック、ご参照ください)

https://miyazaki-dentalclinic.com/18578
(2019 10月より料金改定予定)

当院までお越しいただければ、当院の優しいスタッフが基本検査を行った上で、ご希望を伺い、適切な治療法などについて分かりやすく説明してくれるでしょう。

ご希望の際は、ぜひ当院までお越しいただき、ご相談ください。
ご不安が解消することでしょう!

回答は以上となります。

マイクロスコープ&ラバーダム

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。
できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。
さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

 

当院での治療の実際の様子をyoutubeチャンネルで多数ご説明させて頂いております。こちらもご登録、ご参考ください。

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MTA 神経が死んでいる《歯髄壊死》根管治療となる理由?

本動画は、MTAで神経(=歯髄)を残す治療を施すも、術後に神経が死んでしまい、歯ぐきが腫れてきた症例の原因究明と、その治療についてです。

・なぜ神経は死んでしまったのか?
・マイクロスコープによる根管治療の実際の様子
・歯の神経が死ぬと、どうなっているのか?

上記の内容について解説しております。
本動画は、術後の患者様へのご説明にしようするだけでなく、後進の指導にも使用させていただいております。多少難解な言葉もございますが、あらかじめご理解頂けます様お願い致します。

歯ぐき 腫れる ニキビ 痛くない 深いむし歯 神経が死んでいる 歯髄壊死 根管治療

本症例は、数カ月前に歯の神経に近いむし歯が認められたため、MTAによる部分断髄法を行い、その後、セラミックインレーを装着しました。

痛みはありませんが、ここ数日で、ニキビのようなできものが歯ぐきにできたとのとのことでした。治療部位は、上顎の大臼歯です。

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし神経を残す治療 できるだけ削らない治療 できるだけ神経を残す治療 歯の進行度合いを図で説明
歯ぐき 腫れる ニキビ 痛くない 深いむし歯 神経が死んでいる 歯髄壊死 根管治療 診査する方法 調べる方法 原因

CT画像 歯ぐきが腫れている 神経が死んでいる 歯髄壊死 MTA失敗 根管治療腫れているところから膿(うみ)が出ていました。

そこから、根管充填に使用するガッタパーチャ樹脂を挿入し、CTを撮影し、膿のもとはどこか?を診査しました。

右画像は、CT撮影より得られたCT立体画像所見です。

黄色矢印の先に、患歯とともに、ガッタパーチャ樹脂が写し出されています。

歯ぐき 腫れる ニキビ 痛くない 深いむし歯 神経が死んでいる 歯髄壊死 根管治療 診査する方法 調べる方法 原因 CT撮影

上画像の②より膿が排出されていましたが、その原因は、①の歯根の先端です。

上顎大臼歯は歯根が3つありますが、そのうちの一つ(近心頬側根)より排膿(膿がでること)していることがCT診査よりわかりました。

根管治療 ラバーダムとマイクロスコープ

残念ではありますが、歯の神経が死んでしまっており(=歯髄壊死)、その結果、歯根の先まで感染し、感染源より排膿していることを説明させていただきました。

歯髄壊死症例では、速やかに感染を取り除くべく、これ以上の感染拡大を予防すべく、「根管治療」が必要であることを説明させていただき、根管治療に臨むこととなりました。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要当院では根管治療の際、ラバーダムとマイクロスコープを活用して治療に臨みます。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

治療前には歯面を薬剤で洗浄・消毒して治療に臨みます。

セラミックインレー 神経が死んでいる 歯ぐきが腫れている

本症例の神経が死んでしまった原因は何でしょう?

そのほとんどが、むし歯の取り残しであることがほとんですが、本症例のセラミックインレーを外し、齲蝕検知液を用いてむし歯の有無を精査すると、。結果、むし歯は認められず、むし歯の取り残しが原因ではないことが分かりました。

歯髄壊死 根管治療

覆髄材を外し、MTAを外すと、歯の内部には血流がなく、神経は崩壊していました。これを歯髄壊死といいます。

神経を残す治療 できるだけ取らない治療 3つのポイント

歯の神経を残すには3つのポイントがあります。

① 細菌感染を取り除くこと
② 歯髄に生命力があること
③ 術後に感染しないようにすること

本症例では、セラミックインレーの下・周囲がむし歯になっていなかったことから、③は原因として除外されます。また、むし歯の取り残しも認められませんでした。

考えられる原因としては、以下の事が推察されます。
・歯髄の生命力が欠けていた
・歯髄に感染が残っていた

歯髄の生命力が欠けるのは、
「代謝障害」つまり「血流不足」です。

これには、以下の事が挙げられます。
・かみしめ
・食生活
・ストレス
・喫煙(末梢血流量の低下)
・広範囲な断髄

根管治療 ニッケルチタンファイルで

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

適切なコンセプトに従い、マイクロスコープとラバーダムを活用して根管治療に臨みます。

当院では1回1時間で1~3回の通院で根管治療を終了します。
唾液中に存在する細菌の感染症であるむし歯治療にとって、長期間にわたる多数回の治療は、感染の機会を与えかねません。短期間で少回数で治療を終了することが、最善の策と考えています。

根管治療後は、水酸カルシウムを貼薬し治療は終了です。

当院では適切な治療環境(マイクロスコープ2機、CT、ラバーダム、手術室)を整えて、適切な治療コンセプト(UCLA歯内療法専門医課程を修了)に基づき、神経を残す治療や根管治療に臨みます。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療が当院の目標です。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 
マイクロスコープ&ラバーダム
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できるだけ神経を残す 《痛みなし 深いむし歯》

本動画は、銀歯(メタルインレー)が外れて来院された患者様の症例です。

こんなとき、「じゃあ、もう一度やり直しましょう!」といって、歯を削り、型をとってやりなおすことはありませんか? そしてしばらくするとまた外れてしまう・・・こんなことありませんか?しばらくすると痛みがでてきて「神経を取る治療を説明された」。こんなことありませんか?

・外れてしまった原因は何でしょう?
・なぜまた外れるのでしょう?
・治したのに、なぜ痛くなるのでしょう?
・なぜ何度も何度も治療が必要なのでしょう?
・なぜ根管治療が必要となってしまうのでしょう?

本動画は、こんな質問にお応えできる内容となっています。
ぜひご覧いただき、ご参考にしていただければ幸いです。

歯の構造 深いむし歯治療 ラバーダム

 歯は3層構造 神経を残す治療 根管治療上画像は、治療前、ラバーダムを装着した状態です。

歯は、3層構造です。

表面からエナメル質、象牙質、神経となっています。

エナメル質は身体の中で最も硬い部分です。
硬さを10だんかいで示す指標「モース硬度」で表すと、ダイヤモンドが10、ルビーやサファイヤが9、エメラルドが8、そして硬度7がヒトのエナメル質となります。鉄は硬度4ですから、エナメル質は鉄以上の硬さです。

そのエナメル質を溶かすむし歯は「唾液中に存在する細菌の感染症」です。

歯の表面に細菌が感染し、歯を溶かしながら中へ中へと感染を拡げる病気がむし歯です。

むし歯治療の成否・目的は、この「細菌感染を取り除くこと」となります。

取り残しては治りません。感染を取り除くために「徹底的に感染部分を削り取る」が必要です。

歯の構造 象牙質に至る深いむし歯治療 ラバーダム必要

そのエナメル質と比較して、2層目の象牙質は軟らかく繊細な構造です。

象牙質は、細い管が無数に集まった構造です。

細い管は表面から歯の内部神経方向に向かって走っています。

象牙細管 細菌 むし歯 深いむし歯治療 ラバーダムはなぜ必要か

象牙質の細い管はの直径は、むし歯菌(細菌・バクテリア)の大きさよりも大きく、容易に細管内部へ細菌は侵入可能な大きさです。

歯が健康であれば、細菌は簡単には象牙質の細管内に侵入し、神経に至ることはありませんが、ひとたび感染により炎症を起こすと、細菌は象牙質の細管に沿って、歯の内部深くへと侵攻していきます。

ラバーダムとはそのため、当院では、神経に近い・深いむし歯治療や根管治療の際、治療している最中に唾液が患歯に接触・混入しないように、ラバーダムを装着して治療に臨みます。

治療中の唾液の混入は、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。目に見えない細菌の感染症であるむし歯治療にとって、この無菌的配慮が非常に大切な治療ステップとなります。

マイクロスコープ&ラバーダム

神経に近い深いむし歯 神経を残せるか 根管治療は必要か ラバーダムとマイクロスコープ

本症例の覆髄材を取り除いたあとの画像です。
茶褐色に変色した部分はむし歯です。

覆髄材とは、「神経を保護する薬剤」のことを云います。以前の治療にて「覆髄材」が使用されているということは、「神経に近いむし歯」であったこと認識が前医にあったことを裏付けます。

しかし、その治療の際、「ラバーダム」「マイクロスコープ」が使用されることはなかったようです。残念でなりません。

日本の歯科医院におけるマイクロスコープの普及率は数パーセントといわれています。
導入を困難にしている理由として
・ マイクロスコープが高価であること
・ マイクロスコープの使用にはトレーニングが必要であること
・ マイクロスコープによる治療には「十分な治療時間」が必要となること
この他にも多くの障壁があるようです。

※ 詳しくは以下のリンクをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/24712

当院では現在マイクロスコープを2機用意し、日々の臨床に取り組んでいます。
近々3機目を導入予定です。すべての治療の場面でマイクロスコープが活用できる治療環境を整えていく予定です。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

むし歯が神経に近い ギリギリ 痛みがあれば神経をとる 根管治療が必要といわれた

上画像は、マイクロスコープで診ながら、むし歯を取り除いている様子です。その様子は、上動画をご参照ください。

「むし歯が神経に近かったから、ギリギリまで削っておいたよ」
「少ししみるかもしれないね」
「これで痛むようであれば、歯の神経を取りましょうね(=根管治療)」

神経に近い深いむし歯治療で、こんな説明を受けたことはありませんか?

むし歯が深い 根管治療 露髄 神経残したい MTA

また、「レントゲンで診て深いむし歯だから、根管治療が必要です。」「歯の神経にむし歯が達している(露髄)から根管治療が必要です」と説明されたことはありませんか?

なぜ根管治療 その理由

たしかに、マイクロスコープが無い治療環境では、以下の2つの点を診査することができないため、「神経に深いむし歯治療」では「根管治療」と診断することは、その後に痛みが少ない・やり直し治療の少ない安全な治療法といえるでしょう。

・ むし歯の精査、感染の程度
・ 歯の神経の病状、炎症度合い、その生死(歯髄壊死している否か)

当院ではこの2点をマイクロスコープで精査した上で、神経を残せるか否か?根管治療は必要か否か?を診断します。

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし歯の進行度合いを図で説明

細菌の感染が取り除ければ、たとえむし歯が深くても、たとえ歯の歯頚の一部を削り取っても、たとえ露髄した症例であっても、「しみる、痛む、違和感」といった症状は残りません。治ります。

このような症状が残っているのは、

・むし歯を取り残している

・覆髄材が緊密に接着していない

この2つが原因です。

神経を残す治療 できるだけ MTA ラバーダムとマイクロスコープ 3mix ドックベストセメント 失敗

そのため、当院では覆髄材にMTAを使用します。

MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材です。
しかし他の覆髄材と比較して大きなアドバンテージは、湿潤下での「接着性」といえるでしょう。

これまで使用されてきた覆髄材も決して悪くはありませんが、それらと比較して、歯質に対する接着性がMTAでは優れています。

口内は唾液や呼気吸気などにより湿った環境(湿潤)です。
このような状況下で、ラバーダムを装着せずに、如何なる覆髄材を用いても(3mixやドックベストセメントなど)、歯の神経を緊密に保護することは難しく、その覆髄材を保護するコンポジットレジン樹脂も完全硬化しません。水分の在る環境下ではコンポジットレジンは完全硬化しないのです。

接着しない、完全硬化しない材質を用いて、歯の神経を保護しても、唾液中に存在する細菌にとっては、すき間だらけです。また感染し、むし歯は再発します。

多くの症例を拝見しておりますが、その失敗の理由は、「3mixだから悪い、ドックベストセメントだから悪い」という訳ではなく、「ラバーダムをしていない」ことが大きな原因といえるでしょう。ラバーダムのない治療環境では、覆髄材やコンポジットレジンは十分に固まらないのです。

むし歯を取り残しているのは論外ではありますが、1cmにも満たない歯の内部のむし歯を「肉眼」で治療するには、最初から限界があります。すべての医療機関において、今後の治療環境の整備とマイクロスコープのトレーニングが望まれます。

やり直しのないむし歯治療 銀歯はずれた 

むし歯治療の成否のポイントは2つです。

・むし歯を取り残さないこと
・その後は感染させないように隙間ののない精密な人工歯をかぶせること

これにはマイクロスコープとラバーダム、そして精密な補綴治療が必要不可欠です。

歯 セラミック 違い 保険と 精度 キレイ 後悔 審美 都内内幸町新橋虎ノ門神谷町日比谷千代田区有楽町 歯科歯医者 神経を残す治療 ④

セラミックインレー

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3mix 歯科 根管治療の1症例

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右上奥の歯ぐきが腫れて来院された患者様。痛みはありませんでした。

この歯は2年前に3mixを入れてからセラミックを入れた歯です。

装着直後はしみていたけれど、次第に落ち着いてきたとのことでした。

しかし、昨年より再度 しみはじめ、1カ月前には歯ぐきが腫れてきたため、前医に相談すると、根管治療が必要と説明されました。他の医院で一度診てもらった方が良いのでは?と感じ、当院を受診された患者様の症例です。

本動画では、治療を通して、以下のことをご説明させていただいております。
・神経を残せるか否か?その診断基準について
・根管治療が必要となる症例について
(根管治療とは、歯の神経を取り去る治療です)
・ラバーダムとマイクロスコープを活用した根管治療について
・やり直しのないむし歯治療とは何か?について

下写真は、セラミックインレーを外し、その下にある覆髄材(神経を保護する薬:むし歯が深く、神経に近いとき、歯の神経を守るために貼薬する薬剤をいいます)を取り去った状態です。

露髄 深いむし歯 根管治療 歯髄壊死 マイクロスコープ ラバーダム 

この段階で歯の神経にむし歯が達しています。
これを露髄(ろずい)といいます。
ピンク色に染色された部分や茶褐色の部分はむし歯です。

露髄 深いむし歯 根管治療 歯髄壊死 マイクロスコープ ラバーダム ①

むし歯とは?どんな病気?細菌の感染症歯の神経は例えるならば、「ピンク色の水風船」のような形態をしています。

健全な神経があれば、血流があるので、露髄の時点で出血が認められますが、それがありません。

また、露髄して神経が見えると、そのピンク色の水風船が確認できるはずですが、本症例ではそれも認められません。空っぽです。

これは在るはずの神経が、細菌の感染により壊死し、無くなってしまっていることを意味しています。これを歯髄壊死(しずいえし)といいます。神経がすでに死んでしまっている状態です。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

詳細は動画をご覧いただければ幸いですが、本症例は、上表の「不可逆性歯髄炎と歯髄壊死」の状態といえます。

つまり、むし歯の取り残しにより、神経が強い炎症を起こし(=不可逆性歯髄炎)、一部はその炎症のため壊死(=歯髄壊)した状態です。

このような症例では、これ以上の感染拡大を予防すべく、神経のある根管内を洗浄・消毒する必要があります。
これを「根管治療」といいます。皆さんがいう、「神経を取る治療」です。

当院では神経を残せるか否か、根管治療が必要か否かを、術前の問診に加えて、実際にマイクロスコープで神経の病状を精査した上で診断しています。

歯の神経を残せる症例 歯髄 神経 画像 MTA ドックベストセメント 3mix

歯の神経を残せない症例 根管治療が必要な症例 歯髄 神経 画像 MTA ドックベストセメント 3mix

本症例のように、せっかくセラミックインレーを入れても根管治療になってしまうのはとても残念でなりません。
そうならないようするにはどうすればいいでしょうか?

当院では、エナメル質を超える深いむし歯治療の際、3つのポイントを必ず守り治療に臨んでいます。

① むし歯を取り残さないこと
当然のことだとではありますが、肉眼での治療には限界があるのも現実です。
当院では、マイクロスコープを用いてむし歯を取り去り、神経に深いむし歯治療での覆髄にはMTAを使用しています。

② 治療中に感染させない
これにはラバーダムが不可欠です。
根管治療に限らず、神経を残す治療(間接覆髄、直接覆髄、部分断髄)でも必ず装着し治療に臨みます。

③ 精密にかぶせること
むし歯治療は2つのことを徹底しなければ治りませんし、再発します。
1)むし歯を取り除くこと
2)むし歯を再感染させないよう精密に人工歯でかぶせること
隙間の在るようなインレーやクラウンではむし歯は再発します。
精度の高い補綴治療(クラウンやインレーをかぶせること)が、むし歯予防には必要です。 

やり直しのないむし歯治療のポイント3つ 

マイクロスコープ精密歯科治療   マイクロスコープ精密歯科治療

歯 セラミック 違い 保険と 精度 キレイ 後悔 審美 都内内幸町新橋虎ノ門神谷町日比谷千代田区有楽町 歯科歯医者 神経を残す治療 ④

マイクロスコープを活用して、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を!当院の目標です。

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保険でマイクロスコープ ラバーダム?なぜすぐ神経を抜くの?

当院のyoutubeチャンネルに頂いたご質問とその回答を供覧させていただきます。

患者様皆さまが一度は考えたことのある質問ではないでしょうか?

ぜひご参考ください。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル


《ご質問内容》

「マイクロスコープを使った治療って保険適用じゃない歯医者さんがほとんど、もしくはマイクロスコープがないラバーダム使用しない歯医者さんばかりですが、なんでなんでしょうか? だいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…」

 

頂きましたご質問に①~③の番号を付して、以下に回答させていただきます。

①マイクロスコープを使った治療って保険適用じゃない歯医者さんがほとんど。

②もしくはマイクロスコープがないラバーダム使用しない歯医者さんばかりですが、なんでなんでしょうか?

③だいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…

 

① マイクロスコープの保険適用について

マイクロスコープの使用が保険で適用できる場合もあります。

以下の2例に限り、保険診療が適用されます。

・下顎第2大臼歯 樋状根の根管治療の際

https://miyazaki-dentalclinic.com/23626

https://miyazaki-dentalclinic.com/24674

・歯根端切除術

https://miyazaki-dentalclinic.com/22325

当院youtubeチャンネル 歯根端切除術
https://youtu.be/28lNOlWQONA

根管治療+歯根端切除術+オールセラミックスクラウン
https://miyazaki-dentalclinic.com/20975

これ以外の歯科治療では、未だ保険治療では認められていません。
これは、歯科医院個人個人が決めているものではなく、国が認めたものです。

当院のように、それでも何とか患者様の病状を回復するために、マイクロスコープを使って治療に臨んでいる医院もありますが、一部負担金あるいは保険外(自費)の根管治療メニューを用意して、対応しているのが現状です。

保険と保険外治療の根管治療の違いについて(表)
https://miyazaki-dentalclinic.com/wp/wp-content/uploads/717e70dfd37efe0fb29af4511ab1fd6d.jpg

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明

(マイクロスコープを活用した根管治療で使用する薬剤、治療機器などは非常に高価なものが多く、保険診療費用の枠を大きく超えることがほとんどです。)

当院の保険外治療と保険治療との費用について
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

②マイクロスコープがない、ラバーダムを使用しない理由

1)マイクロスコープがない 理由

1.高価である

現在の日本の根管治療の保険診療代金は、非常に安く、海外の先進諸国の歯科事情とは比較にならないほど低下価格なものといえるでしょう。そのため、日本国民にとっては、非常に助かる診療システムです。

しかし、その日本の保険治療項目は、戦後つくられた国民皆保険制度そのままが踏襲されており、日進月歩する歯科医学とはかけ離れているのが現実です。「痛みなどを取る、最低限の治療」が、現在の保険診療システムといえるでしょう。

対して、マイクロスコープは一機、600万円~1000万円です。
マイクロスコープでの治療には、それに伴う専用の治療機器・器材が必要となります。
繊細な治療となるため、治療時間も必要です。

神経を残せるか否か?現在の症状からチェック
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

保険と保険外(自費)治療の根管治療の違いについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

 

2.マイクロスコープを活用するには技術と適切な治療コンセプトが必要。

UCLA正式プログラム 認定 根管治療 修了証マイクロスコープがあれば良い治療ができるとは限りません。

「素晴らしいフライパンがあれば、必ず美味しい食事が出来るとは言えない」のと同じです。

食事をつくるのは、「人」であって、フライパンではありません。

適切な治療には、適切な治療コンセプトが不可欠です。

当院ではアメリカUCLAの歯内療法専門医の治療コンセプトに従い治療に臨んでいます。

マイクロスコープ ラバーダム 保険治療 根管治療 神経を残す抜かないできるだけ治療

2)ラバーダムをしない理由

ラバーダムの使用率は、数パーセントです。当院では100%ラバーダムを装着し治療に臨みます。
保険診療にてラバーダムを装着しない理由は、保険診療にその項目がないからでしょう。

当院では根管治療の際、必ず麻酔を行いますが、患者様のお話しを伺うと、麻酔をせずに根管治療をする医院が非常に多いようです。

麻酔なしでラバーダムを装着すると痛みが生じる可能性があります。また、そのひと手間や必要な道具を揃えることが、現在の日本の保険診療報酬とは見合っていないため、その導入ができない歯科医院がほとんどなのでしょう。少ない保険診療収入で、なんとか工夫をして治療を行っているのが、現在の日本の保険診療システムといえるのではないでしょうか。

③「だいたいだいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…」

マイクロスコープとラバーダムを装着した治療環境を整えることができない場合、治療する歯の「神経の炎症状態やその生死」を肉眼で診査・診断し、その神経を生かせるか否かを判断することは不可能です。

当院のマイクロスコープを活用した神経の精査、神経が生かせるか否か?を以下のリンクで分かりやく解説しております。ご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22037

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

マイクロスコープとラバーダムを活用した神経の精査ができない治療環境では、

〇むし歯が神経近くまで進行していることがレントゲンで分かる
〇露髄(むし歯は歯の神経に至っていることが目で見て分かる)が認められる

このような所見が認められたら、早期に、これ以上の細菌感染拡大を予防するために、「根管治療」(感染している可能性の高い神経を取り去ること)をすることが、「その歯を守る」適切な治療方法といえるでしょう。

マイクロスコープのない治療環境では、「すぐに神経を抜いてしまう」といった安易な判断ではなく、「限られた治療環境・治療条件における適切な判断、手際のよい治療」と見方を変えるのが妥当な考え方といえるでしょう。

以前はマイクロスコープはありませんでした。そのため、すぐに神経を取り、それ以上の感染拡大を予防することには「正義」がありました。

しかし、現在ではマイクロスコープに限らず、素晴らしい治療機器が日々開発され実用化されています。

歯科医療に限らず、すべてにおいて、日々暮らしは進化し便利になっています。

その進化を受け入れ選択するか、従来の方法を選択するかは、個人個人の価値観で選べる時代です。

当院では、日進月歩の歯科医療の最先端を患者様に提供できるよう、日々、医院の治療環境を整え、日々の臨床に取り組んでいます。

このyoutubeチャンネルも、当院の取り組みをお知らせする1つの場です。

このようなコメントを頂けることは非常に有難く、多くの方々に有用なご質問といえるでしょう。

長文となりましたが、回答は以上です。この回答がお役に立てれば幸いです。よろしくお願い致します。宮崎

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

ドックベストセメント失敗 その原因と対処法

矯正治療中にむし歯となり、他院にて神経を残す治療を受けた患者様。その治療法は「ドックベストセメント」。

しかし治療後もその痛みはおさまらず、当院にご相談・ご来院いただき、再治療を行うこととなりました。

ドックベストセメントの失敗。その原因は何だったのでしょうか?そしてそのリカバリー、対症法は?

本動画は、その治療の様子について分かり易く解説しています。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし神経を残す治療 できるだけ削らない治療 できるだけ神経を残す治療 歯の進行度合いを図で説明

歯は3層構造むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

治療中に、唾液が接触・混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

そのため、当院では、象牙質内に至る深いむし歯治療や根管治療、神経を残す治療(間接覆髄、直接覆髄、部分断髄)では、必ず「ラバーダム」を装着して治療に臨みます。

医科で開腹手術の際、滅菌管理された手術室で手術に臨むように、口内に手術室をつくり、治療に臨むのです。

本症例のドックベストセメント治療が成功しなかった原因は2つです。
① むし歯の取り残し
② 覆髄が不十分であったこと

詳細は上動画をご覧ください。

下画像は前医の詰めた詰め物を外した状態です。
白く見えるのがドックベストセメントです。

ドックベストセメント 失敗 MTA 神経を残す治療

①の対応策としては、ラバーダムとマイクロスコープを適切な治療コンセプトに基づき活用すること。
②の対応策としては、MTAを覆髄材として使用することと言えるでしょう。

本症例のように、神経を残そうとしたが上手くいかずに当院を受診されるケースを多く拝見しています。

そのほとんどの症例が、肉眼に頼った、ラバーダムを使用しない治療であることがほとんどです。
①と②を徹底すること。むし歯治療の大原則といえるでしょう。

MTA 神経をできるだけ残す治療

上画像は、当院にて露髄部にMTAを貼薬する様子です。
MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材です。
歯に対する接着性もあるため、しっかりと神経を保護してくれます。

当院ではマイクロスコープを活用した精密歯科治療を行い、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指し、日々の臨床に取り組んでいます。

マイクロスコープ&ラバーダム

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

マイクロスコープ ラバー―ダム 根管治療 神経残す治療 都内港区新橋汐留内幸町霞ヶ関虎ノ門 歯科歯医者

 

 

 

 

MTAで神経を残し、セラミックインレーを装着する

本動画では、深いむし歯をMTAによる部分断髄法で神経を残し、その後、セラミックインレーを装着するまでをわかり易く解説しています。

・神経を残すには?
・MTAとはなにか?
・マイクロスコープを活用した治療とはどんな治療なのか?
・ラバーダム?
・セラミックはなぜ良いのか?

こんな疑問や心配をお持ちの方、必見です。

また、当院での治療の実際の様子を知りたい方はぜひyoutubeチャンネルをご登録していただければ幸いです。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

他院でセラミックインレーを装着するも、痛みや違和感が治まらず、当院を受診・相談された患者様の症例です。

神経に近い深いむし歯治療後に、銀歯(メタルインレー)やセラミックインレーを装着するも、「しみる、痛む、違和感がある」といった症状を感じている患者様が非常に多いようです。多くの患者様よりご相談いただき、当院にて治療させていただきますが、その原因は2つです。

① むし歯が取り残されている
② 覆髄材が緊密に接着していない

①の原因「むし歯が取り残されている」

患者様にとっては信じがたいことでしょう。
こういった「むし歯の取り残し」が認められる症例で共通していることが、
「肉眼で治療してもらった」とのことです。

当院にはマイクロスコープが常設してありますが、日本の歯科医院ではその普及率はまだ数パーセントです。

1cmにも満たない歯の内部の神経のむし歯を取り除くには、肉眼では困難を極めます。
私の過去の臨床経験に照らし合わせてみても、その限界を感じざる得ません。神経を残す治療に限らず、やり直しのないむし歯治療では、マイクロスコープが不可欠といえるでしょう。

また、失敗症例のほとんどで「ラバーダムの装着」もされていません。
ラバーダムは口内に手術室を作ることです。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。治療している歯に唾液が付着・接触することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。


②の原因「覆髄材が接着していない」

覆髄材とは、神経を保護する薬です。
当院では、歯に接着性があり、また湿潤化でもその効果が得られ、尚且つ、抗菌作用を有するMTAを覆髄材として使用しています。これらの利点を併せ持つ覆髄材材料は、他にありません。

この2つのポイントを抑えれば、深いむし歯治療・神経を残す治療は、「診断ミス」さえなければ必ず成功します。

診断ミスとは何か?
それは、神経を残せない症例の神経を残そうとすることです。

神経を残せない症例とは何か?それは2つ。
・不可逆性歯髄炎
・歯髄壊死

この2つの診断症例は、細菌感染による炎症は治まらず、またその感染により歯髄はすでに死んでいるため、神経を残すことは不可能です。
これは、術前の問診と実際にマイクロスコープで診査することで診断可能といえるでしょう。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

 

当院では、深いむし歯治療や根管治療、歯の神経を残す治療の際、ラバーダムを装着し、マイクロスコープを活用して治療に臨みます。覆髄材にはMTAを使用し、適切な診査診断機器を揃え、適切な治療コンセプトに従い治療に臨みます。

マイクロスコープを活用した精密な歯科治療で、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指す!当院の目標です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

ドックベストセメント 3mix 失敗をMTAで治療し神経残す

「できるだけ削りたくない」という思いから、それを謳う「ドックベストセメント治療」を受けた患者様。

しかしその後もむし歯の痛みは治まらず、インターネットで「神経を残すための治療はないか?」と検索し、3mix治療を探し当て、その治療を受けました。

症状はやや改善したものの、違和感はいまだ残っている状態。そんな中、当院を探し当て、来院いただいた患者様の治療の様子が本動画です。

治療内容は、マイクロスコープとラバーダムを活用したMTA直接覆髄法です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

患者様の術前の症状は、「激しい痛みはないものの、食事をしているかどうかに関わらず、じわじわとした違和感がある」とのことでした。

ドックベストセメントを施術した歯科医院、3mixを施術した歯科医院ともに「ラバーダム」と「マイクロスコープ」の治療環境は整っていなかったようです。

むし歯 細菌の感染症 神経を残す治療 根管治療むし歯は唾液中に存在する細菌が、歯に感染し、歯を溶かしながら内部へ感染を拡げる「感染症」です。

その感染症治療において、
・治療中に感染させないようにする「ラバーダム」
・感染を取り残さず徹底除去するための「マイクロスコープ」
は、なくてはならない治療設備です。

歯科治療でご苦労を重ねた患者様であればあるほど、「できれば歯を削りたくない」とお考えになるでしょう。

しかし、むし歯は目に見えない細菌の感染症です。
主要学会において科学的根拠の少ない薬剤を使用して、むし歯を削らずに薬剤で治そうとすることは、非常に不確実な方法です。ドックベストセメントや3mixはそのような薬剤であると当院は考え、使用しておりません。

むし歯治療、神経を残す治療のポイントは2つです。
① むし歯を取り残さないこと
② 神経をしっかり保護すること

①には、ラバーダムとマイクロスコープが必要です。
②にはMTAが不可欠でしょう。
+適切な治療コンセプト(診査・診断基準)が必要です。

そして、その後もむし歯にならないようにするためには、
③ 精密なる補綴(人工歯をかぶせること)
が必要となります。

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当院のホームページやyoutubeチャンネルでご説明させて頂いております。ぜひご参考ください。

当院ではマイクロスコープを活用して、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指し、日々精進しております。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェックマイクロスコープ&ラバーダム根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

 

 

 

 

根管治療 神経残す治療 そしてセラミック治療

本動画は、下顎の大臼歯2本の治療の様子です。

その内容は、以下の通りです。

① 下の一番奥の歯(=下顎第2大臼歯)の根管治療・根管充填(全3回の様子)。その後の型どりとハイブリッドセラミックスの装着まで。

② 下の奥から2番目(=下顎第1大臼歯)の神経を残す治療(MTA間接覆髄法)。その後のオールセラミックスインレーの装着まで。

マイクロスコープ&ラバーダム

「マイクロスコープによる根管治療の流れ」、「マイクロスコープを活用した神経を残す治療」、「ラバーダム」等の治療の様子。またセラミックスで治すとどのようになるのか?をみて頂くことができます。

当院では、マイクロスコープを活用して治療の前後だけでなく、治療中の様子も記録し、治療後の患者様への説明に役立てています。

〇 ラバーダムを装着、マイクロスコープを使って根管治療してもらいたい!
〇 できるだけ歯の神経を抜きたくない、抜かない・残し治療をしてもらいたい!
〇 やり直しのない歯科治療を!
〇 セラミック治療ってどんな治療?

こんなご希望やご質問、ご不安を感じている方には必見の動画となっております。
ぜひご参考ください。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネルまた当院ではyoutubeチャンネルを開設し、当院の治療の様子を動画でご説明させて頂いております。ぜひご参考ください。コメントいただけると励みになります。

https://www.youtube.com/c/宮崎歯科医院

よろしくお願い致します。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座