院長ブログ

歯の神経を取る 抜く 根管治療の理由

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

ズキズキする痛みを主訴に来院された患者様。上顎の第一大臼歯。
その歯には銀合金の詰め物(インレー)が装着されていました。

上動画は、その治療の様子です。


むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

根管治療が必要な場合は、以下の2つの状況の場合です。
不可逆性歯髄炎
② 歯髄壊死

① 不可逆性歯髄炎とは、むし歯(=細菌感染)が歯の内部深くにまで進行し、その感染により、神経(=歯髄)に強い炎症が認められ、その強い炎症がゆえに、炎症が治まらない場合をいいます。

② ①の状態が進行し、神経が壊死(死んでしまう)した状態を云います。

本症例は、①に該当します。

本症例では、マイクロスコープで神経(=歯髄)の状態を観察すると、歯髄から排膿が認められました。

また、可逆性の歯髄炎(⇒神経を残せる状態)であるか否かを診断する方法として、「NaOCL溶液(次亜塩素酸)を露髄面に5~10分間接触せて、止血できるかに基づいた方法が信頼性が高い(Matsuoら1996、Bogenら2008)」方法を適用しましたが、止血することはありませんでした。

神経は残せるのであれば絶対の残した方がいいでしょう。
従来の考え方である「露髄したら神経は取らなくてはならない」は、昔の考え方です。
上記のように、科学的根拠に基づいた症状からの推断とマイクロスコープによる実際の神経の病状を精査した上で、神経を取るか否かを決断すべきでしょう。

本症例では残念ではありますが、根管治療(神経の治療、根っこの治療)が、これ以上感染を拡げないためにも、適切な治療法となります。

根管治療を受けた歯(=神経の治療・根っこの治療を受けた歯、失活歯)は、その強度が経時的に脆く・弱くなります。その根拠を示す文献が以下の通りです。

〇 根管治療を受けた無髄歯(=歯の神経を取った歯)は、咬合力を感知する受容センサーが反応するまでに有髄歯と比べて2.5倍の咬合力が必要とされる(Randow & Glantz 1986 Stanley 1989)。
つまり、無髄歯に咬合力(=噛む力)が加わって受容センサーが反応した時は、すでに大きな咬合力が加わってしまった後になるということ。

〇根管治療を受けた歯は、歯を保護する機能が低下しているので、歯冠および歯根破折の頻度が高くなる可能性がある(Fussら2001、Lertchirakarnら2003、Mirekuら2010)


このような科学的根拠に基づく文献があることからも、根管治療(神経の治療、根っこの治療、歯内療法)はできれば避けたい治療です。

そのためにも、定期的に歯科医院を受診して、むし歯は早期に治療することをおすすめします。また、可能であれば、「神経を残す治療」を行うことが重要です。

 

 

 

 

GW 休診のご案内


4月29日(月)から5月6日(月)まで、祝祭日を含めて休診とさせていただきます。

通院中の患者様におかれましては、お困りのことなどございますときは、当院ホームページ問い合わせ画面よりご連絡くださいますようお願い致します。

 

 

歯ぐきが腫れて痛い 再根管治療 歯を削らないセラミック

歯が脆くなる弱くなる どうすればいいか 根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

10年以上前に神経の治療(根っこの治療、根管治療)をした歯が痛み来院された患者様の再根管治療の1症例です。部位は下顎第一大臼歯(下奥歯)です。

上動画はその治療の様子を動画でご説明しています。
内容は、初回の根管治療と根管充填後の精密な型どり(シリコン)、その後セラミックポストアンレーを装着した様子です。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。根管治療では、ラバーダムを装着して治療することで、患歯への治療中の唾液の流入を予防し、治療中の唾液感染を防ぎます。

本症例は4根管の再根管治療です。
以前は10年以上前に他院にて根管治療を受けた本症例。ラバーダムを装着せずに肉眼で治療していることもあり、治療は不十分とならざる得ない状況だったようです。

当院にて2回の根管治療を行い、その後、精密に型どりをし、セラミックにて人工歯を装着しました。

すべての施術をマイクロスコープを用いておこなうことの利点として2つ挙げられます。
① 徹底したむし歯(細菌感染)の除去
② 精密な人工歯の製作

①の細菌感染の徹底除去は、肉眼では困難です。
②の精密なる人工歯の製作には、精密に歯を削り形を整えること、そしてそれが出来ているか否かを確認すること、これにはマイクロスコープが不可欠となります。

マイクロスコープを使用したやり直しのない、一生に一度の歯科治療。
当院の目標であり、日々実践している当院の臨床です。

 

 

樋状根 MTA 根管充填 歯を抜かない (都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者)


上動画は、下顎第2大臼歯の変形根管「樋状根」のMTAによる根管充填とファイバーコアの型どりについてです。

本症例の1回目 再根管治療の様子については右リンクをクリックご参照ください。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。本症例は下顎の最後方の奥歯。ただ治療すると、治療中に歯の内部に唾液が混入してしまいます。従来の、または大半の歯科医院では、なにも対策を取らずに根管治療をしているかと思います。

当院では、当院で行う根管治療すべての症例でラバーダムを装着して根管治療に臨みます。

樋状根は、3つの根管が癒合した変形根管です。上画像は治療中のマイクロスコープ動画画像の切り取りです。

当院では上動画のように、治療前・治療中・治療後の様子をマイクロスコープで動画で記録し、治療後の患者様へのご説明や本ブログ、また後進の歯科医師の先生方への指導に使わせていただいております。

3つの根管のうち、1つの根管の先端は壊れており、また、その側面には穴(穿孔、パーフォレーション)が認められました。レントゲン画像での炎症所見の原因は、適切な根管治療が為されていないことに加え、この穿孔が原因と推察されます。

このような状態は、ステンレススチール製のファイルが適切に使用されないと、強度の湾曲した本症例のような根管では、その側面に人工的な穴が開いてしまいます。ラバーダムを装着せずにこのような施術をが行われると、その部位が感染し、本症例のような結果となってしまいます。

このような症例では、ガッタパーチャとBCシーラー(MTA系)を用いた通常の根管充填と合わせて、穿孔部を封鎖しつつ、菲薄化(薄くなってしまった歯)した歯質の強度を補い、なおかつ壊れた歯根尖の封鎖を行えるMTA材料を用いることでその歯の寿命を永くすることできるようになります。これにはラバーダム+マイクロスコープは不可欠といえるでしょう。

 

 

 

 

歯の神経 抜かない取らない治療 神経死んでいる

無症状だがレントゲンで深いむし歯が推察される下顎第一大臼歯の症例。
本症例では、下顎の第2大臼歯の歯髄壊死により根管治療を行った経緯もあり、疑わしき歯はしっかりと治したいとのご希望を頂き、治療を行うこととなりました。

上動画はラバーダムを装着し、マイクロスコープを用いてむし歯を除去。露髄(⇒歯の内部深くにまでむし歯が進行していたことにより、そのむし歯を除去することで、神経が露出することをいう)したため、歯の神経(=歯髄)を精査した上で、MTAによる直接覆髄法神経を残す治療)を行った際の治療の実際を動画にて説明しております。

根管治療を受けた歯(=神経の治療・根っこの治療を受けた歯、失活歯)は、その強度が経時的に脆く・弱くなります。

その根拠を示す文献が以下の通りです。

〇 根管治療を受けた無髄歯は、咬合力を感知する受容センサーが反応するまでに有髄歯と比べて2.5倍の咬合力が必要とされる(Randow & Glantz 1986 Stanley 1989)。
したがって、無髄歯に咬合力が加わって受容センサーが反応した時は、すでに大きな咬合力が加わってしまった後になることがありうる。

〇根管治療を受けた歯は、歯を保護する機能が低下しているので、歯冠および歯根破折の頻度が高くなる可能性がある(Fussら2001、Lertchirakarnら2003、Mirekuら2010)

そのため、神経を残せるのであれば絶対の残した方がいいでしょう。
従来の考え方である「露髄したら神経は取らなくてはならない」は、昔の考え方です。

これはマイクロスコープが無かった以前の考え方。マイクロスコープにより、むし歯の徹底除去が可能となり、歯髄(=神経)の生死・状況を精査できるようになった今日では、このような従来の考え方・判断基準は古いものといえるでしょう。

当院ではラバーダム・CT・マイクロスコープを用いて神経を残す治療を行います。

但し、細菌感染により歯髄壊死、不可逆性歯髄炎に陥っている症例では、適切に根管治療を行うことが、その治療の寿命を永くすることにつながります。

 

 

 

 

 

しみる むし歯が神経に達している 根管治療 神経残す (都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者)

当院にご相談いただきました内容について供覧させていただきます。
神経を残したい、根管治療は必要か?などのご質問、ご不安のある患者様の一助になれば幸いです。


ご相談内容
近所の歯科医に伺ったところ、今すぐに治療が出来ないから、虫歯の進行を止めるために一部のみ削って、一時的にセメントを埋めた、と言われました。①神経に虫歯が達していれば根管治療、そうでなければ神経を守る治療との説明を受けましたが、そういう単純な考えは古いというインターネットの記事を拝見し、慎重に今後の治療をセカンドオピニオンを含めて検討したく思っています。現状、②温かい飲み物を飲み込んだ後に、少ししみる感じです。この状態だと、根管治療が必要なことが確定していますでしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 院長 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。詳細なる内容の症状の経緯と治療内容のご説明をありがとうございます。大変よく分かりました。ご相談いただきました内容に回答させて頂きます。

実際に拝見していないことから、現在の病状に対する適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解ご了承頂いた上でお読みくださいますようお願い致します。

①「神経に虫歯が達していれば根管治療、そうでなければ神経を守る治療との説明を受けましたが、そういう単純な考えは古い」について

以前は肉眼に頼らざる得なかったため、歯の神経(=歯髄)の生死、炎症の度合い、細菌感染部位の徹底削除が困難でした。

そのため、むし歯が神経に達している場合、「神経は感染している」として根管治療を行っていました。

現在では、マイクロスコープCTなどの精密診査機器があるため、むし歯の進行状況や歯の神経の生死を診ることができるようになり、むし歯が神経に達していたとしても、神経を残すことができるようになっています。

マイクロスコープを使用した神経を残せるか否かの判断基準についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22037

マイクロスコープでむし歯を徹底的に削り取る際の判定基準についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22122

むし歯が神経に達していた際に、神経を残せるか否かを判定する基準についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22037


②「温かい飲み物を飲み込んだ後に、少ししみる感じです。この状態だと、根管治療が必要なことが確定していますでしょうか?」について

神経を取らなくてもいい場合(=可逆性歯髄炎)と神経を取るべき場合(不可逆性歯髄炎)の「自覚症状の違い」についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22012

冷たいものはいかがでしょうか?冷たいもの、温かいものがしみたとしても、一時的なものであれば神経を残せる可能性は高まります。「噛んだ時痛い、なにもしなくても痛い、ずーっと痛い、ズキズキとする痛みが続く、それにより痛みを止めが必要」このような症状を伴う時は、神経への細菌感染が認められる、あるいは感染により神経が死んでしまっていることが考えられるため、根管治療が必要です。

患者様の症状は、温かいものが少ししみて、一時的なもの。担当してくださった歯科医の先生も、根管治療せず、応急処置で留めていることからも、根管治療が確定している状態ではないように推察いたします。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

深いむし歯治療や根管治療において、治療中の患歯に唾液が入り込むことは、治癒を阻害するばかりでなく、細菌に再感染の機会を与えかねません。そのため、治療中の感染予防には、ラバーダムが不可欠となります。

ラバーダムについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17703

患者様が「神経を残す治療」、あるいは「根管治療」を受ける際は、ラバーダムを装着して治療に臨まれることをおすすめいたします。マイクロスコープがあると尚、条件は良いでしょう。

参考までに、神経を残す治療についてお知らせいたします。当院での「神経を残す治療」に関する症例を供覧させていただいております。

神経を残せた治療、神経を残そうとしたけれども、マイクロスコープでみると神経が死んでしまっていた症例などについて見て頂くことが可能です。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22909

また、当院での「神経を残す治療」の日々の症例についてはこちらをご参照ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/category/%e6%ad%af%e3%81%ae%e7%a5%9e%e7%b5%8c%e3%82%92%e6%8a%9c%e3%81%8b%e3%81%aa%e3%81%84%e3%83%bb%e6%ae%8b%e3%81%99

「マイクロスコープ根管治療の症例」についてはこちらをご参考ください。https://miyazaki-dentalclinic.com/category/当院の根管治療


以上が当院の回答となります。
お役に立てる回答となれば幸いです。
よろしくお願い致します。 

当院までご来院、ご相談される際は必ずご一読ください。当院の初診の流れについてご説明させて頂いております。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254


 

 

 

神経の治療 歯が弱くなる 脆くなる 削らない(都内港区内幸町新橋虎ノ門日比谷霞ヶ関歯科歯医者)

歯が脆くなる弱くなるどうするか 治療法 根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

上動画は、当院での根管治療後にセラミックポストアンレーを装着した患者様の、根管治療2回目、3回目、根管充填そしてセラミックポストアンレーを装着時の実際の治療の様子です。

本症例の詳細、なぜ根管治療となったのか?当院での1回目の根管治療の様子についてはこちらをご参照ください。

宮﨑歯科医院では、根管治療の際、すべての症例でラバーダムを装着し、マイクロスコープを用いて治療に臨みます。

根管治療の回数は、症例によりますが、1~3、4回。1回1時間必要です。
何カ月も、何十回も通院する必要はありません。

むし歯は、唾液中に存在する細菌の感染症です。
歯の内部、根管内に感染した細菌を徹底除去すれば、歯は治癒します。
そのためには、治療の際、無菌的な配慮が不可欠です。
それがラバーダムでしょう。また、根管内を無菌化するためには、拡大視野で治療に臨むことが必要です。これがマイクロスコープです。
つまり、徹底した無菌化(細菌感染の徹底除去)が為されれば、歯は治癒するのです。

しかし、その後の治療がお粗末ではまた感染し、再発してしまいます。
細菌が感染できないような”補綴”が必要となるのです。
補綴(ほてつ)とは、歯を削り失った部分を補うことをいいます。
クラウンやインレーなどのつめもの、かぶせもののことを云います。

この補綴の精度がお粗末ですと、その隙間に細菌は感染し、むし歯を再発させるのです。

当院では、マイクロスコープを使用して歯の形を整え、精度高い補綴治療を行います。審美性に優れるのは当然のこと、やり直しのない・一生に一度の歯科治療を実現します。

ここまでこだわれば、根管治療をしても、歯は脆くなりません。
永く永く使用できるのです。

 

 

 

 

 

 

 

根管充填 樋状根 (新橋内幸町虎ノ門霞ヶ関歯科) 神経治療マイクロスコープ

他院で根管治療をしていた歯を引き続き当院にて行った症例。

部位は下奥歯(下顎第2大臼歯)。樋状根という変形根管を有する根管治療の難しい症例です。

根管治療は2回で終了です。
本ブログはその2回目、根管充填についてです。

上動画はその治療の様子です、お困りの患者様は当院の治療の実際をみて頂くことが可能です。ぜひご参考ください。

また、1回目の治療の様子、樋状根とは何か?についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/23527

根管治療は、歯の内部深くに侵攻した「細菌感染」を駆除することが目的です。

複雑に入り組んだ「根管」内部をキレイにするためには、マイクロスコープCTなどの診査・治療機器が効果を発揮します。

当院では、このような治療機器を揃え、治療に臨んでいますが、一番大切なのは、「治療時の無菌的な配慮」です。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であることから、治療している歯に、治療中に唾液が混入することは、再感染の機会を与えるばかりでなく、治癒を阻害しかねません。

そのため、当院ではラバーダムを必ず装着し、治療に臨みます。

歯の治療は何度もするものではありません。
1回1回の治療を徹底して行うことで、やり直しのない歯科治療を目指すべきでしょう。

むし歯治療は、以下の2点が非常に大切です。
①徹底した細菌の除去
②失った部分を精度高いクラウンやインレーで補い、再感染を予防する

この2つにはマイクロスコープが効果を発揮します。

 

 

 

根尖病変・病巣 根管治療 (新橋内幸町霞ヶ関日比谷歯科)

ブリッジの支えとなっている歯の再根管治療。痛みも腫れもありません。
治療部位は黄色矢印の歯。歯根の先端にはレントゲン所見より”根尖病変”(赤矢印先)が認められます。痛みはないのに、その
治療の必要性はあるのでしょうか?

上動画は、当院での再根管治療の様子(全2回)を動画でご説明しております。

むし歯は、唾液中に存在する細菌の感染症です。歯の内部に侵攻した細菌を駆除することがむし歯治療の目的であり、根管治療の目的です。よって歯の内部にある神経(=歯髄)の存在する「根管内部:」を無菌化することが治療の目的となるのですが、その先端は非常に複雑な形態です。とくに根尖3mmは枝分かれしていることが多く、そこに感染が残存していることで、治癒しないケースもあります。そのようなケースでは、適切な再根管治療を行った上で、歯根端切除術を行うことになります。

なぜ歯根端切除術を行うのか?についてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/20052

本症例のように、レントゲン上で歯根の先端周囲が黒く見える所見、つまり根尖病変(病巣)がある場合は、周囲の歯槽骨が細菌感染を原因として”かなり”失われていることを意味しています

細菌の感染が歯の内部「根管内」にあれば、通常の再根管治療で治癒します。

しかし、細菌の感染が歯の内部から外部へ拡大している場合は治りません。

その際は、歯根端切除術が必要となるのです。

そのため、まずは通常の再根管治療を行い、治癒の反応を確認すること大切です。
上動画は、当院での再根管治療の様子です。
1回1時間、全2回で根管治療は終了しております。これで治癒しない場合は、根管外の感染を疑うか、歯根先端3mmにある側枝(枝分かれした根管で、洗浄消毒が困難な部位)の感染を疑い、歯根端切除術を行います。

根管治療では、適切な治療コンセプトのもと、適切な治療環境を整えて、無菌的配慮を徹底して治療に臨むことが大切です。

一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療を目指し、当院は日々の臨床に臨んでいます。

 

 

 

 

 

樋状根 再根管治療 腫れる 痛む (内幸町虎ノ門霞ヶ関新橋歯科)

10年前に治療した歯に違和感、腫れ、出血があり来院された患者様。上動画は、下顎第2大臼歯の再根管治療の様子です。

本症例は、根管治療を難しくする変形根管である「樋状根(C-shepe canal)」。

樋状根は、下顎第2大臼歯の20~30%の確率で認められます。

もとより、根管は複雑な形態ですが、樋状根は更に複雑です。

上左図のように、通常の下顎代2大臼歯は3つの煙突状の根管形態を呈していますが、樋状根はその3つが上右図のように癒合しています。

根管治療は煙突掃除に似ています。
スス(=細菌)で汚れた煙突内(=根管内)を削り取って清掃洗浄します。

この煙突の形態、つまり根管の形態が複雑になると、清掃が難しくなるのです。

当院で術前に撮影したCT画像です。歯根の先端周囲の歯槽骨は溶けてなくなり、CT画像上で黒く写し出されています。根管充填は十分なものではなく、根管内の清掃不良が原因で周囲歯槽骨が炎症を起こし溶けてなくなっていることが強く疑われます。

この樋状根の再根管治療の実際の様子(初回と2回目の再根管治療の様子)を動画でまとめました。当院では100%ラバーダムを装着し、100%マイクロスコープで診ながら根管治療を行います。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。肉眼や経験・勘に頼る治療では、本症例のような根管治療は難しいことが、動画より伺い知ることができるでしょう。

徹底した治療で、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指す。
当院の目標です。