神経の穴が大きくて、取りきれず、神経を殺す薬をして頂きました。そういう処置もあるのでしょうか。
ぜひこちらの動画をご覧下さい。「そういう処置もあるのでしょうか?」の回答になっているかと思いますので!
神経の穴が大きくて、取りきれず、神経を殺す薬をして頂きました。そういう処置もあるのでしょうか。
ぜひこちらの動画をご覧下さい。「そういう処置もあるのでしょうか?」の回答になっているかと思いますので!
麻酔をすると麻酔薬に添加されているアドレナリンの効果によって髄腔内が虚血状態になり神経にダメージを与えてしまうと聞いたことがあります。
このケースでは麻酔をしてないですが先生は麻酔薬の種類に気をつかわれることとかあるのでしょうか?
どのケースでも麻酔はほぼしています。
このケースでは「麻酔の様子」を省いて配信しています。
たしかに、麻酔量が多くなることで、髄腔内の血流量が少なく感じる場合を「断髄法」で感じる時はあります。
おっしゃる通り、麻酔薬に含有される血管収縮薬により、局所的な虚血状態が起こる可能性は否めないでしょう。
私の不勉強化もしれませんが、それにより、「髄腔内が虚血状態となり神経にダメージを与えてしまう」とする論文は拝見したことがありません。
ただ、多少のダメージがあったとしても、例えば、以下のような例ではどうお考えになりますでしょうか?
医科の手術、たとえば癌の摘出としましょう。
癌を摘出するためには、開腹手術が必要とします。
そのためには、麻酔が必要となりますが、その麻酔が心臓に負担をかける、または多臓器に負担をかける可能性があります。
ただし、命に別状はないとしましょう。
その時、麻酔をせずに癌の摘出手術を行いますか?
歯科治療も同様かもしれません。
そもそも健全な歯はならば、削る必要性もない。
なので、麻酔も必要なし。
でも、健全でないから、むし歯が歯の神経近くにまで進行しているから、麻酔が必要となる。
むし歯を取り除かなかければ、神経はむし歯に蝕まれる。
でも麻酔をすることで、神経にダメージ?があるから、、、、と考えますでしょうか。
皆さんの価値観は人それぞれです。
多様な情報化社会、だれもが様々な専門的知識を得ることが出来る反面、その情報の真偽、選択の難しさが問われているようです。
結論、人それぞれではありますが、私としては「大丈夫!頑張って」って感じです!(笑)
根管治療中です。
いつも3日位で被せ物がすぐに取れてしまいます。
1回目はすぐに又、被せてもらいにに行きましたが、中の消毒する詰め物は取れてない為、大丈夫と聞いたので、最近は1日2日そのままにしております。
これは非常にまずいことですか?
コメントありがとうございます。
根管治療中とのこと、痛みなどはないでしょうか?
「3日くらいで被せものが取れる」とのこと。これは仮歯?でしょうか。
推察するに、取れても支障がないようなので、おそらく「仮歯」なのでしょう。
仮歯の下にもさらに仮蓋が為されていると思います。
当院ではこれを仮封材と呼んでおりますが、2~3重に行うのが通法です。
今回の外れた被せものは、おそらく「仮歯」つまり、その仮封材の上に付けているものですので、根管治療には問題はないかと推察いたします。
もし、仮歯ではなく、仮封材であったとしても、2重、3重に封鎖されているかと思いますで、安心です。
もし、もしそうでない場合で、すべての仮蓋が外れているのであれば、可能であれば外れた翌日には、ご担当頂いている歯科医院で封鎖してもらったほうがよろしいかと思います。
ご担当の先生からの「大丈夫」とのお墨付きがあれば、大丈夫でしょう!!
「非常にまずい」ことは、どんなことがあってもありません!大丈夫!
ぜひ、治療、頑張って下さいね!
何かわからないことなどあれば、いつでもコメント下さい!
とてもわかりやすい動画ありがとうございます!質問させてください。
銀歯内の虫歯が進行してこのまま虫歯を全て削るとほぼ歯が残らないのでそのあと被せ物を固定することができないので抜歯宣告をされています。
根幹治療をしても、歯がほとんどない場合はその後どのような処置をするのですか?
むし歯を取り切ることで、歯が残らないのであれば、抜歯が治療法でしょう。
むし歯治療は家の柱にたとえると分かり易い。
家の柱がシロアリに食われていたら、シロアリに食われた部分とシロアリが生息する部分を取り除かなければなりません。
取り除いた上で、家を支えることが出来れば、そこに新たな柱を差し込んで、家を支えてもらう。
しかし、そもそも、差し込むだけの柱が残っていない、差し込んでも、支えるだけの柱の強度が無い、それでは、柱の意味を為しません。
歯も同じ。だから、早期発見、早期治療なのです。
C2つまり、浅いむし歯つまり、エナメル質直下のむし歯から、歯の神経に近いむし歯までと、その範囲があいまいです。
そのため、当院では、象牙質に達している状態の場合、レントゲンでまずはチェックした上で、CT撮影を行い、歯髄にまで残り『1.1~1.5mm』となっている症例では、必ずラバーダムとマイクロスコープで治療に臨みます。
これは、むし歯が歯を溶かし感染、2層目の象牙質があと1.1~1.5mmとなった時には、神経に炎症の兆しが認められる(=歯髄炎)という、Ricucci先生の文献を根拠としています。
つまり、露髄していなくても、神経はすでに炎症を起こしている、もう歯髄炎になっているということを表しています。
歯髄炎になった状況で、ラバーダムもなく削ることで、感染・炎症を惹起することがあります。これでは治療の意味がありません。 このことについては以下のリンクをご参照ください。
『歯の神経の炎症(=歯髄炎)は、いつ始まるのか?』について https://www.youtube.com/watch?v=Ukmi7sQBdUc&t=335s
『歯髄が生きている?死んでいる?どうやって見極めるの?診断基準とは!』 https://miyazaki-dentalclinic.com/27821
神経に近いむし歯治療後にズキズキと痛くなり、抜髄に至る。
こんなお話しをよく耳にするでしょう。 これには以下の理由が考えられるのです。
①治療中に感染させている
②むし歯を取り残している
③露髄はしていなかったけれど、そもそも歯髄は炎症状態にあった。
ただ、免疫と平衡がとれていたけれど、治療をきっかけに痛みが発現した これです。
こういったことが無きように、術前の診査がとても大切になるのと考えています。
これを踏まえて言うならば、この条件より軽症の場合であれば、ラバーダムは要らないのではないか?と考えています。
事実として、すべての症例でラバーダムを使用しているわけではありません。
私が通ってる歯医者では根管治療後に痛みが出ると仮の蓋を外し、痛みがなくなったら来てくださいという形なのですが、これは良くないのですか?
実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もありますので、当院の場合で回答させていただきます。
当院では、根管治療後に痛みがあるという理由ひとつで、仮の蓋を外して数日間放置するということはしておりません。
ただし、根管内や歯の周囲の炎症が強く、出血や膿が止まらず持続的に排出されている状況では、治療中に10分ほど消毒しつつ、その排出仕切るのを待ちます。
排出すれば、腫れや痛みがしばらく続く可能性があることを説明した上で、仮蓋をしてご帰宅頂きます。
この10分の間に、出血と腫れが止まらない場合は、サンダラックという薬剤に綿球を下した上で、仮蓋をします。
この仮蓋は通気性があり、出血や膿を輩出してくれる作用がありつつ、食べ物などが入りづらくしてくれる仮蓋です。
でも、この仮蓋では、唾液中に存在する細菌の侵入予防にはつながらないため、翌日はご来院頂き、翌日には再度消毒してしっかりと仮蓋をしています。
つまり、根管内の感染より、まずは症状の改善(出血と排膿する道を確保し、痛みを和らげること)を優先する場合があるということです。
おそらく、ご通院中の歯医者様は、その点を優先されているのでしょう。
ご自身の臨床経験に即した治療術式なのかもしれません。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!
先生こんにちは。 私は来週自費で根幹治療を受ける予定ですが正直現実を受け止められないでいます。
初めは保険で虫歯治療の予定でしたが治療途中でラバーをつけられ、何か大事な作業をしてる様子…3〜40分後治療を終えた医師から一言、死んでいる神経を取り、血液が確認されるところまで削り一部は残してありますと。
神経にまで達する程ではない虫歯だったのに何も伝えられずに治療をされてしまったことに悲しみと不信感が募るばかりでしたが、次回全て取ってしまうか、残すか決めてくれと言われ残すことを伝えて3週間後再度治療に行くも医師から失敗してもいいならやりますと言われる始末。
医師は残すことに反対だった為失敗前提でやると言うのです。
あまりの対応にそこでの治療継続は不可能と判断し他の医院を紹介してもらい1時間半かかる自費でやってくれる医院へ行くことになりましたが、そこで撮影したレントゲンでは歯の内部は白く写り、神経が残ってあるべきところも仮の詰め物が詰められている状態でした‥。
そこで電気診断や、冷たい、温かいの感覚をチェックするテストも全く感じず、紹介先の医師の判断は根幹治療しかないということでした。
勝手に神経の処理をされてしまったことも納得いかないですし、あるべきだった神経が実は既になかったなんてあんまりです。 やはり、一度電気診断等で反応がなかったものはもうどうすることもできないのでしょうか。
私の神経にはもうなす術は無いのでしょうか。
治療を受ける前に気持ちを整理したいので教えていただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
『大変なご苦労を感じていらっしゃり、現在があるこ』とを伺い知ることのできる文章。しっかりと拝読いたしました。
まず、大前提として、私はどの治療段階でも拝見していないため、これからお話する内容はすべて「推測の域」を出ない、無責任な内容となりかねないことをご理解下さい。
その上で、頂いた文章のみから、その”センテンスだけ”から『私が推測できる内容』をお話させていただきます。
重ねてご理解頂いた上で、ご一読下さい。
さらに、今後の治療内容は、ご選択・ご決断頂いた担当の先生と、十分なるコミュニケーションの元、治療にお臨み下さい。
良くなること、切に願ってやみません。
・治療途中でラバーをつけられ
→治療中に神経に至るむし歯を発見し、その段階で、早々にラバーダムを装着。治療中の感染予防に努めた素晴らしいご判断のように感じています。
ただし、このような事態になる状況を事前にご説明できていなかったことは残念でなりません。
・死んでいる神経を取り、血液が確認されるところまで削り一部は残してあります
→死んでいる神経のみ取り除き、血液循環のある”生きているであろう神経を残す”治療法、『断髄法』を行っていらっしゃいます。
この言葉より、症状はあまりなかったのかもしれませんが、むし歯が非常に深く、そのむし歯を取り除くことで、神経に達し、さらにその感染により、神経が一部死んでしまっていたことが分かります。
通常であれば、一般的な歯科医師であれば、この段階で「根管治療」に移行しますが、おそらく、ご担当頂いた先生には、部分的にでも歯の神経を残す「断髄法」の術式をお持ちだったのでしょう。何としてでも歯の神経を残そうという「気概」が感じられます。
当院では、むし歯が歯の神経に近い場合、あるいは近くにあるだろうと推測される場合、あらかじめ「根管治療の可能性」をお話しています。
これには理由があります。
①患者様には自覚・症状がなくても、病状は進行しており、根管治療をした方が、予後が良い可能性があること
②もし、部分的にでも神経を残す「断髄法」を行うならば、その神経の生存率は当院で7割。つまり3割はのちに根管治療になる可能性があること
当院ではラバーダムとマイクロスコープを必ず使用して治療に臨んでいます。それにも関わらず、3割は根管治療に至る。
説明に説明を重ねたとしても、患者様としては、残念な想いに駆られる。
そのため、そうならないように、事前に必ず、「最悪の状況」をご説明した上で、共に治療に臨むようにしています。
・神経にまで達する程ではない虫歯だったのに何も伝えられずに治療をされてしまったこと
→という言葉から、おそらく、十分なるコミュニケーションが取れなかったのでしょう。あるいは、歯科医師の診断の範疇を超えるむし歯の広がりがあったのでしょう。
しかし、その点をカバーすべくフォローすべく、早々にラバーダムを装着し、さらに、断髄を行うという適切な処置が施されているように感じます。
・失敗してもいいならやりますと言われる
→こと言葉には、確かに、落ち込んでいる患者様への配慮は無かったのかもしれません。
しかし、おそらくではありますが、前述した、当院で行っている「最悪な状況を共有しつつ、治療に臨みたい」とする意図だったのかもしれません。
しかし、患者様の理解が追い付いていないのであれば、それは患者様にとって、心無い言葉に聞こえてしまうのでしょう。
私としても考えさせられる内容です・
・医師は残すことに反対だった為失敗前提でやると言う
→おそらく、自身の臨床を振り返り、断髄法による歯の神経を残す治療の成功率が低いと感じていたのでしょう。
何度も何度も患者様に治療を受けて頂くご負担を考えるならば、確定的な根管治療の方が良いのではないか?たとえ神経を失ったとしても、適切な根管治療を行えば、歯は長く持ちます。ならば、根管治療の方が、患者様にとっては良いのではないか?そう考えていらっしゃったのではないかと感じます。その根拠は、前述のような、一般の歯科医師にはできない、適切な対応をされていたことが根拠です。
・あまりの対応
→患者様と歯科医師と行き違いであって欲しいと切に願ってやみません。お互いが腹を割って話していれば、そうはならないのではないかと。
なので、私は嘘は言わないようにしています。いわゆるセールストークのような言葉、私は大嫌いです。
私の信じる言葉を、私が受けたい治療を、それが痛みを伴おうが、お金がかかろうが、患者様の希望は伺いますが、そのままダイレクトに伝えています。
そのため、私を信じて治療に通って下さる患者様、大変多くいらっしゃいますが、私を嫌う患者様も多いようです。
はっきりモノを言う性格なので、敵は多い(笑) でもいいんです、そういった患者様も、これから治療を重ねれば、必ず私の言うことが響くときがある。
コミュニケーションがとても大切です。
・神経が残ってあるべきところも仮の詰め物が詰められている状態でした
→上記の通り、断髄法を施術して下さっています。当然の術後のように感じましたが、患者様への詳細なる説明がなされていなかったあるいは、ご理解が得られていなかったことがとても残念でなりません。
・電気診断や、冷たい、温かいの感覚をチェックするテストも全く感じず
→電気歯髄診査には、ある程度の信頼度はありますが、適切な反応を示さないことがあることも文献で散見されています。
これだけが、神経の成否を決定する診査事項でないとするのが”私”の考えです。
・一度電気診断等で反応がなかったものはもうどうすることもできないのでしょうか
→実際に拝見していないため何とも申し上げられないのが現状です。
私は歯科医師です。そのため、多くの患者様を拝見する中、当然のように患者様に同様に話していることも、実はお一人お一人、その理解レベルが違うことに気づかず診療していることもあるようです。のちに、アシスタントやスタッフから聞いてびっくりします。「それ、これまでに、かなりの回数話しているけど?まだ同じことを聞いてくるの?」
患者様には歯科医学的基礎知識がないため、どうしても「感情的に感じざるえない」というのが実情のようです。
その点について、配慮した上で、治療に臨みたいところではありますが、人と人、合う合わないもあるようです。
全国にとどまらず、外国からも、大変多くの患者さま当院に受診されますが、皆さん価値観、希望、不安、そして理解レベルは人それぞれ。
その理解を頂くためにもホームページやYoutubeチャンネル、実際にはスタッフからのお声がけなどをさせて頂きますが、それでもすべての人にご理解いただくのは難しいと切に感じてる現在です。
頂いた文章を拝読させていただき、ご自身の感じる苦悩を冷静に適切に感じていらっしゃるように感じました。
前医の先生との話、それにどう感じたのか、これからどうしようとしているのか。
とても冷静にご対応されているように感じ、素晴らしく感じています。
どの職業でも、得手不得手があるでしょう。
歯科医師にも、得手不得手があります。
出来ないことを求めても、出来るようにはならないでしょう。
出来ることを全力でしていただいたほうが、結果は良いものとなるでしょう。
ぜひこれから歯科治療に臨まれる際は、ご担当頂く先生への「信頼」に基づき、十分なるコミュニケーションのもと、ご自身に逢った治療を受けて頂けることを切に願ってやみません。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!
虫歯治療後、寝た状態で中々噛み合わせが合わず(虫歯治療した歯の噛み合う歯が高く感じる)、座った状態で噛み合わせ調整をしてもらって、やっと噛み合う様になりました。 その状態で、新しいマウスピース(先生と同じマウスピース)が出来上がり、噛み合わせの調整をして、付けて寝て、翌朝、また、同じ歯(虫歯治療した歯の当たる歯)が高く当たる様になり、その状態で食事すると歯茎が痛くなるので反対の歯で噛んでいます。15時ぐらいに噛み合わせが合う様になります。 その状態を担当医に話すと「心身症」と言われ、気にしない様に言われ何もしてくれません。何度も噛み合わせ調整をお願いしたからでしょうね。 当たる歯の位置のマウスピースを削って低くしたら改善しますか?因みに当たる歯は、左上の奥から2番目の歯です。
かみあわせは、単に上下の歯の接触だけではありません。
噛み合わせ、つまり上下の歯の接触状態を決めるのは、「姿勢」です。
座った姿勢と寝た姿勢、立った姿勢で、それぞれ噛み合わせが違う方は、アゴが華奢で、奥歯ばかりが接触しており、ほぼ「猫背」、つまり首が前に出ています。
一生懸命に物事に真摯に真面目に取り組む精神性もお持ちのようです。
絶えず交感神経優位の状態、つまり緊張しやすく、周りの方に気配りのよくきく方が多い。
繊細なお心持なのでしょう。
そのような性格から、噛み締めをしがちです。
その噛みしめの頻度や強度が多い日、少ない日で、上下の歯の接触関係が日々変化しています。
全身的な姿勢の変化もそれに関与しています。
とてもセンシティブなかみ合わせです。
マウスピースは、スプリントがおススメでしょう。
日々変化しますが、その平均値的な所をご自身で理解しつつ、調整してもらえたら有難い限りです。
私は中学生なんですが注射恐怖症で注射全てが恐怖です…
なので歯医者に行きたくても無痛治療をして下さる歯医者がありません…
それに私は注射を見るだけでも刺すのも恐怖です、なので私は注射をしない歯科を探しているんですが…
ここの歯科なら大丈夫なのかな…と不安です
痛く無い麻酔は可能です。
ただし、過剰なまでに歯科医師を疑い、痛みを勘繰るようだと、麻酔は効きづらい。
痛みは末梢で感じるものではなく、中枢で感じるもの。
末梢とは、指先、舌、唇、足の先などの皮膚や口内の粘膜、つまり身体の末端部分です。
痛みは末梢で感じているのではなく、そこに与えられた刺激が「中枢→脳」に送られて、脳でその刺激を「痛み」として感じるのです。
1~10の強さで、手を叩くとします。
3の力で叩いても、5でも、はたまた7でも、痛みを感じないという方もいます。
そんな方は、「痛い」という認識ではなく、「叩かれたのだから、多少は叩かれた刺激は感じるし、多少は痛いよね」と感じるのです。
そんな方は、こんな風にも考えます。
「麻酔をしないで削ったら、耐えがたい痛みだけれど、麻酔をすればそれが弱くなるから治療できる」
「だから、多少麻酔が痛くても、チョット頑張ろうかな。永遠に続くわけではないしね」
こんな思考です。
でも、そもそも、麻酔という「行動」に嫌悪感を感じている方は、与えられる刺激に過度に敏感です。
1でも痛いといいます。実際に、触れただけで、押しただけで痛いとおっしゃる方、いらっしゃいます。
これは、1の刺激が痛いのではなく、1の刺激でも痛いと感じてしまうのでしょう。
おそらく、これが歯医者さんではなく、楽しい時間のひと時であれば、1の刺激は全く何も感じないはずです。
嫌いな人が近づいてきたら、それだけで嫌な気持ちになる。
その嫌いな人は何もしていないにも関わらず、すごく嫌なな気持ちになる。話しかけられるなって持ってのほかでしょう。
麻酔をすることで得られるメリットには目が向けられず、デメリットに目が向いてしまう。
そもそも、歯科治療をしなければ、どんどん悪化するにも関わらず、そこにさえ目が向けられなくなる。
こうなると、身体は緊張状態、交感神経優位な状態、呼吸は浅くなり、神経は過敏。
酸素摂取量が少なくなることで、身体は酸性に傾き、注入する麻酔薬はアルカリ性。効くものも効かなくなる。
麻酔が恐怖に感じ、その負のスパイラルに入れば入るほど、麻酔は効かない。
この原因としてはいくつかあるようです。
その一番は、「過去の歯科治療での痛みの記憶」でしょう。
配慮の足りない歯科治療により、我慢に我慢を重ねた経験は、トラウマになりかねません。
しかし、これを「歯科医師のせい」にしても、何も解決には至りません。
その時たまたま、麻酔も効きづらい急性炎症が有った時に、たまたま、麻酔が上手ではない、配慮の足りない歯科医師に、たまたま遭遇してしまっただけ。
そのように考えないと、解決の道はありません。
実際に、歯医者は余るほどいます(笑)
僕の周りには、痛く無い麻酔をする人ばかりですよ(笑)
痛み麻酔する人は友達にはいません。
では、どうするか?
「痛く無い麻酔をする先生を探しましょう」
ネットで、電話で、実際に逢ってみて、聞いてみましょう。
今は便利な世の中です。面倒くさがらなければ、いくらでも探す手立てがあるはずです。
その上で、痛みを少なくしてくれる歯科医師を探したうえで、まだ対策が必要です。
それは何か?
自分自身の身体の状態を整えることです。
麻酔が効きづらい人には特徴があります。
① 緊張しやすい
② 猫背である
③ リップクリーム必須でいつも唇が乾いている
④ 歯並びが混んでいる
⑤ 疲れている
⑥ 食生活
いずれも、つまりは「身体が酸性化している」ということです。
真面目で実直な精神性をお持ちの方は、周りの方に配慮した気配りの素晴らしい方が多い。
このような方は、いつも緊張していることから、交感神経が優位な状況。つまりは「呼吸が浅い」
呼吸が深く行えていれば、緊張することも少ない。
腹式呼吸であり、鼻呼吸です。
人は本来鼻呼吸です。口呼吸は異常ですが、緊張しやすい方は、胸で、口で呼吸しています。
これは首、大頬筋や頸部の緊張を伴うことで、首はやや前傾となり、猫背となる。
そんな方はリップクリームが欠かせません。
首が前傾になっていることから、舌骨は舌に下げられる。
これにより、本来舌は口蓋にくっついているはずなのに下げられてします。
この状況が幼少期より常態化していると、上アゴの成長が適切になされないことから、歯並びにも悪影響を与えていますのです。
そのため、「歯並びが混んでいる人」は麻酔が効きづらい。
疲れている方は、当然、身体が酸性化しています。睡眠をとり、ストレスを解消して頂きたい。
逆をいうならば、睡眠がとれていない、いつもストレスにさらされている方は、麻酔が効かないといえるのです。
軟らかい食事ばかり、つまりはコンビニで販売しているような、「糖質」「脂質」に偏った食生活は、身体を酸性化させます。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、つまり肉類、野菜類を摂取する必要があるでしょう。
現代の飽食の時代、糖質の摂取は少なくて良いようです。
では、どうすれば良いのか?
① 麻酔を出来るだけ痛くなくしてくれる歯医者さんを探しましょう
同時に、麻酔は痛いものだとあきらめましょう(笑)
③ 規則正しい美味しい食生活
④ 姿勢正しく、笑顔で挨拶
この3つです。
麻酔は痛いものだとあきらめてしまえば、もし少しでも痛く無い麻酔をしてくれる歯科医師がいれば、そこに光を感じることができるでしょう。
明確な治療計画のもと、目標をもって歯科治療に取り組めば、ゴールが決まっていれば、辛くても耐えられるのではないでしょうか。
ちなみに、僕の麻酔は無痛です(笑)
また、規則正しい食生活は身体をアルカリ性に保ち、バランスの取れた食生活もそれを助けます。同時に、虫歯予防にもなるでしょう。
そもそも麻酔が要らなくなる(笑)
歩くときは5メートル前を見据えてへその下に適度な意識をもってリズムよく歩くことで、素敵な姿勢が得られます。
笑顔で前向きな思考を保ちつつ、人間関係に基本となる挨拶。
麻酔が効きやすくなる?というよりは、そもそも、「歯医者不要となる」アドバイスです(笑)
まだお若い、ぜひ!