日別アーカイブ: 2021年8月30日

FM ヨコハマ に出演しました!(歯医者がなぜYouTubeを発信するのか?)

【タイムスケジュール】

00:14 FM Yokohama Lovely Dayの取材について
00:48 ご職業とお名前は?
00:55 どんなお仕事ですか?
01:29 お仕事の1日の流れを教えて下さい
02:02 お仕事は何年目ですか?
02:10 このお仕事を目指したきっかけは?
02:34 歯科医師にどうやってなるの?
03:05 仕事をする前後で想像と違ったことは?
03:40 仕事をする上で大切にしていることは?
04:14 仕事をしていて良かったと想える瞬間は?
04:23 YouTubeで発信しようと思ったきっかけは?
05:29 YouTubeの動画に対する反応、良かったと思うこと
06:18 歯科医師を目指す子供たちへのメッセージ
07:00 収録後の雑談
07:09 動画最後のご挨拶 おまけ(収録後の雑談、裏話)
08:13 ご通院されている患者様はお近くの方ばかりですか?
09:00 YouTubeをはじめた裏話
10:27 誰が動画を編集しているの?

今回の動画は、FM Yokohama Lovely Dayより頂いた取材の様子です。

「今日という日が愛に満ちたHappyな1日でありますように・・・」

なにげなく過ぎていく日常の中で、ちょっと立ち止まり、笑顔になれる時間・・・

こんな素敵な時間を月曜の9時から12時まで届けて下さる “朝のオアシス”

FM Yokohama Lovely Day

DJ近藤さや香さんの落ち着いた優しいお声に癒される3時間

コメント欄、概要欄にリンクを添付して置きます!

皆さん、ラジオでradikoでぜひ聴いてください♪

 

・お仕事は?

東京の新橋で開業しております宮崎歯科医院の院長 宮﨑仁と申します

歯科医師の仕事は?一日の流れなど・・・

歯医者をしております。

皆さんのご存知の通りではありますが、他の歯科医院さんとチョット違うところは、マイクロスコープを活用した歯科治療を主に行っているところでしょうか。

むし歯が歯の神経近くまで及んでいるとき、歯の神経を取らずに残す治療

抜歯といわれた歯でも、可能な限り、歯を抜かずに残す根管治療。これにはマイクロスコープが不可欠です。また、抜歯となった場合は、残っている歯に優しいインプラント治療。

この3本柱が特徴の歯科医院の院長をしております。

診療時間は月曜日~金曜日の9時~夕方6時までです。

朝は7時には出勤して仕事をしています。

その日拝見する患者様をチェックしつつ、共に働く歯科医師との 症例検討会と勉強会などを7:30~9時まで行ってから、治療に臨んでいます。

夕方6時に診療が終わった後は、スタッフは片付け、滅菌消毒などの作業の後、7時には帰宅しますが、私はしばらく雑務を行ってから9時には家に帰るというのが1日の流れです。

・歯科医師になって何年目?

1996年に歯科医師になりましたので、歯科医師になって25年です。

・この仕事を目指したきっかけは、、、

私の父は歯が悪く、虎ノ門でご開業されていた先生にお世話になっていました。

その先生とは家族ぐるみで仲良くさせて頂いておりましたが、女性の先生なんですが、男気ある豪快な性格の先生で、とても魅力的な優しい先生でした。私が歯科医師を目指したのは、その先生がきっかけです。

・歯科医師になるには?

歯科医師になるには、歯科大学に入学する必要があります。

学校の勉強さえすれば、歯科大学は入れますが、授業料はかかります。

「親のすねをかじる」といいますが、私はかじり過ぎて、おそらく、親のすねはもうないかと思います。

その上、大学院にも進学させて頂きましたので、大学で6年、大学院で4年、計10年間かかりました。

現在の私があるのは、親のおかげであり、私を面倒みて下さった方々のお陰だと思っています。

・仕事をする前と後で、想像と違ったことは、、、

私は『歯医者さん=むし歯の治療』だと思っていましたが違いました。

歯が溶けてなくなるむし歯。

その歯を支える歯茎が溶けてなくなる歯周病。

そして上下の歯のかみあわせ。

二世が多い歯科業界にとって、親が警察官という私は異色であり、また知らないことも多く、歯科大生になってから、歯科業界の知らないことを沢山教えて頂きました。

・仕事をする上で大切にしていることは?

病気というのは病気の「病」と、病気の「気」と書きます。

病気の病は、病態。つまり、むし歯や歯周病など、実際の疾患です。

これは細菌の感染症ですので、それを取り除けば治ります。

しかし、その病態を患った患者様の「気」・「心」の部分もケアすることが、とても大切かと感じています。

そのためには、スタッフ総出で、コミュニケーションをとること、そして笑顔で帰って頂くことを日々の目標にしています。

・仕事をしていて“良かった!”と思える瞬間は?

患者さんに笑顔でありがとうと言って頂けたとき、これですね!

・Youtubeで発信しようと思ったきっかけは?

歯医者さんの治療って、何をやっているのか分かりませんよね。

患者さんは、しゃべることもできず、今、何をされているのかも分かりません。

そんな不安を少しでも払しょくできるように始めたのがYoutubeです。

当院には5台、マイクロスコープという最新治療機器がありますが、そのマイクロスコープを活用して、診療風景、治療の様子を動画記録しています。

その動画を、治療後に患者様のご説明に使用することで、患者様には分かり易い、透明度の高い歯科治療が実現できました。

この動画を、Youtubeで配信すれば、歯科治療でお困りの方に、少しでもお役に立てるのでは?と考えたのがきっかけです。

これにはこの考えにご同意、ご協力いただいた患者様あってこそだと感じています。

本当にありがたい限りです。

・Youtubeを通して発信することで、心掛けていることは?

当院の治療の様子を、できるだけそのまま配信できればと思っています。

人は知らないものに恐怖を感じるものです。

歯科治療とはどんな治療なのか?何をされているのかを知って頂くことで、その恐怖心が少しでも和らいで頂けるよう、そのままの様子をお届けするようにしています。

また当院のチャンネルをご覧頂くことで、少しでも前向きに、笑顔になって頂けるように工夫しています!

動画に対して頂いたコメントやご質問にもできるだけお返事させて頂くようにもしています!

見ていただいている方々の、皆さんの歯が健康になること、それが当院のチャンネルの願いです。

・Youtubeの動画に対する反応などありますか?

・Youtubeで活動をしていてよかったと思うことは?

全国各地から、患者様に限らず、歯科医師の先生、臨床研修医の先生、歯科衛生士、歯科助手の方々から、沢山のコメントを頂いております。嬉しいです!

また、動画をみて、最寄りの歯科医院へ行き、治療が終わりました!という感謝のお言葉を頂くこともあります。凄く嬉しいですね!

・歯科医師を目指す子供たちへメッセージ

インターネットの普及とともに、様々な仕事がAI化し、実際に人と人が会わなくても仕事が成り立つようになってきています。

そんな中、実際に人と人が会わなければ成り立たない数少ない仕事が、歯科医師の仕事です。

努力で得た知識と技術と経験と、培った人間性で、困っている人たちに実際に逢い、問題を解決する仕事が歯科治療でしょう。

自分の努力で何とでもなる数少ないやりがいのある仕事ではないかと日々感じています。

ぜひ、素敵な優しい歯科医師を目指して頂きたいと感じています。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

 

CT撮影 自費 定期的?

虫歯発見の為の定期検診としてCTを受ける場合、自費になるのでしょうか? また何年に1度、撮影すれば良いでしょうか? ちなみに40代です。

コメントありがとうございます!

頂いたご質問に回答させて頂きます。

『虫歯発見の為の定期検診としてCTを受ける場合、自費になるのでしょうか?』

現在の保険医療制度では、CTの撮影が認められている施術内容は、以下の通りかと思います。

① 下顎の水平埋伏智歯(おやしらず)抜歯の際の撮影

② 下顎の第2大臼歯の樋状根といった変形根管の根管治療時

③ マイクロスコープを使用した歯根端切除術時

他にもあるかもしれませんが、主なところはこんなところでしょう。

いずれにしても、むし歯発見のための予防的な観点からCTを撮影するという考え方は、現在の日本における保険医療制度には無いようです。

そのため、「むし歯発見のため」であれば、CT撮影は、自費治療となるでしょう。

歯科医院によって、その考え方は様々でしょう。ぜひ近隣の歯科医院へご相談下さい!

『また何年に1度、撮影すれば良いでしょうか?』

CTは定期的に撮影するものではないと感じています。

歯科用CTによる被曝量は、1枚につき0.1mSv(ミリシーベルト)です。これは一年間の被曝限度量の10~100分の1の値となります。

被ばく線量は小さなものではありますが、むし歯になっているか分からない状態で行う診査内容ではないかと思います。

まずは、自覚症状があるか?

その上で、これまでどのような治療が為されてきたのか?その際、ご担当の先生はどのように話されていたのか?などの事前診査の上で、CT撮影が必要か否かを判定することがとても大切ではないかと思っております。

ご質問頂いた内容に回答するならば、定期的に撮影するものではなく、疑いのある部位に対して最小限度で撮影する。これが良いのではないでしょうか!