質問頂きました!
いつも歯医者で麻酔が効きません。
麻酔が効かないまま根管治療をしたときは死ぬかと思いました。
先生に何度も相談したんですが、痛かったら麻酔足すからね~って言われておしまいです。
唇は痺れるのに、歯の痛みは取れません。
仁先生、仕方ないものなんでしょうか?
まずは結論からいきましょう!
麻酔が効かないには理由があります。
その理由は大きく分けて3つです
1 ズキズキ激しく痛む時
2 疲れている時
3 麻酔が効かなくなるようなことをしている人
これです。
皆さん、なんで麻酔をすると痛みがなくなるのかをご存知ですか?
それは麻酔薬が、痛みの感覚を脳へと伝えるチャンネルをブロックするからです。
チョット、難しいですね(笑) なので簡単に
phといえば、学校の授業でやっているので、何となくお分かりになりますよね。
pHとは、酸性、中性、アルカリ性の度合い表す単位です。
数値の幅はpH0~14まで。
中性は7.0、これを基準として高い数値は アルカリ性、低い数値は 酸性です
歯科治療で使用する局所麻酔薬はアルカリ性。
アルカリ性の環境下で効果を発揮します。
健康なヒトの血液のpH値は、7.3~7.4と弱アルカリ性です。
これが炎症を起こすと、つまりズキズキと強く痛んでいる状態だと、身体は弱アルカリ性から酸性に変わります。
つまり、アルカリ性の局所麻酔薬は、中和されて効きづらくなるんです。
ズキズキと痛くなる前に、歯医者さんへ行きましょう!
それが麻酔を効かせる一番の対策です。
また、仕事の激務、寝不足、身体の疲れ、人間関係のもつれなどによる精神的な疲れでも、同様のことが起こります。
歯医者さんへ行く前日は、緊張するでしょうけど、前日は十分に寝て、身体を整えてからいきましょう!ぜひ!
ズキズキとした病状でもなく、疲れも感じていないのに、麻酔が効きづらいと感じている人も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
これが、「3 麻酔が効かなくなるようなことをしている人」これに該当する方です。
麻酔が効きづらい人には特徴があります。
① 真面目で緊張しやすい
② 猫背である
③ リップクリームが欠かせない
④ 歯並びが混んでいる
⑤ 食生活に問題あり これ結構、自覚なし(笑)
いずれも、つまりは「身体が酸性化している」ということです。
真面目で実直な精神性をお持ちの方は、周りの方に配慮した気配りの素晴らしい方が多い。
でも、このようなタイプの方は、いつも緊張していることから、交感神経が優位な状況。
つまりは「呼吸が浅い」
ヒトは、本来、心も体も落ち着いていれば、緊張することもなく、深い呼吸です。
それは腹式呼吸であり、鼻呼吸です。
緊張しやすい方はいつも胸で、口で呼吸しているんです。
リップクリームが欠かせないのはこれが理由です。
緊張による口呼吸では、首、大頬筋や頸部の緊張を伴うことで、首はやや前傾となり、猫背となります。
猫背で、つまり首が前傾すると、下あごは下に引っ張られる。
猫背の人は、つまりこの状態
それはつまり、常に上を向いているのと同じ状態です。
やってみてください、下あご引っ張られますよね、首が突っ張っているのが分かると思います。
これにより、本来舌は口蓋、上あごにくっついているはずなのに下げられてしまいます。
この状況が、幼少期より常にこの状態だと、上アゴが十分に成長できないことから、歯並びにも悪影響を与えてしますのです。
そのため、「歯並びが混んでいる人」は麻酔が効きづらい可能性が高まるんです。
同時に、噛み締めの力も強くなる。猫背、いいことありません。
周りの方々へ、きめ細かな配慮をされる真面目で実直な精神性をお持ちの方は、交感神経優位となり、呼吸は浅く、猫背となり、口呼吸となりがちであることがから、口は乾き、歯並びが混んでくる。これにより、つまりは身体が酸性化しがち、つまりは、いつも身体が疲れているんです。
これが麻酔が効かない理由です。
また、食生活では、軟らかい食事ばかり、つまりはコンビニで販売しているような、「糖質」「脂質」に偏った食生活は、身体を酸性化させます。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質、つまり肉類、野菜類を摂取する必要があるでしょう。
現代の飽食の時代、糖質の摂取は少なくて良いようです。
マイナスばかりの指摘では、辛くなるばかりですので
ここで具体的なアドバイス!
では、どうすれば良いのか?
① 麻酔を出来るだけ痛くなくしてくれる歯医者さんを探しましょう
② ズキズキ痛む前に歯医者にいきましょう
③ 規則正しい美味しい食生活
④ 姿勢正しく、笑顔で挨拶
この4つです。
歯科治療はつらいだけでなく、長期間です。だからこそ、明確な治療計画のもと、目標をもって歯科治療に取り組んで下さい。ゴールが分かっていれば、辛い治療も頑張れるでしょう。
そして、痛く無いように配慮してくれる歯医者さんを選んでください。
痛いのかな?痛く無いのかな?と痛みを心配していては、効く麻酔も効きません。
現在の歯科医学では、どの歯科医院でも無痛治療は可能なはず!ぜひ!
また、規則正しい食生活は身体をアルカリ性に保ち、バランスの取れた食生活もそれを助けます。同時に、虫歯予防にもなるでしょう。
姿勢について
姿勢は大きく分けて3つです。
立ち姿勢、座り姿勢、睡眠姿勢。これ大切
歩くときは5メートル前を見据えて楽しい音楽でも聴きながらリズムよく歩くことで、素敵な姿勢が得られます。
座りすぎは禁物です。
アメリカのある調査では、寿命の短い仕事として、歯科医師がダントツ1位だったそうです(笑) 僕です、早死にするそうです
これは座る時間の長さがその要因です。
睡眠姿勢。寝る時は仰向けです。横向きは△、うつ伏せ寝は最悪です。やめましょう!
精神科医 齋藤茂太(さいとうしげた)先生はこういっています『姿勢には、その人の精神状態や性格が現れる』
自信がなく、気分が落ち込むと、知らず知らずのうちに 前かがみでうつむきがちになっている。
なにかおもしろいことはないかなぁ~という姿勢です。
スポーツ、ダンス、格闘技。
どれも、はじまりは、基本姿勢の練習から。
健全な思考は、安定した姿勢から生まれます
『楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ』
心理学的にも、「感情」より「行動」が先に生じていることがわかっています。
どんな時でも視線は遠く高くも見据えつつ、胸を張る!これ大切
そして笑顔
笑顔で前向きな思考を保ちつつ、人間関係に円滑にする基本となる挨拶です。
これで心の安定が得られます。精神的ストレスの改善です。
実は、このアドバイスは、麻酔が効きやすくなる?というよりは、そもそも、「歯医者不要となる」アドバイスです(笑)
ブラッシングは当然あって然るべき!
そのまえに、これらのアドバイスを参考にしてください!
これをすれば歯医者要らず、歯医者は来ないほうがいい!
来るなら予防で!
今後も皆さんから頂いたご質問に回答させて頂く動画を配信します。
ぜひチャンネル登録して頂ければ嬉しいです!
ご質問はぜひコメント欄にお願いします!
その内容は可能な限り詳細に!
皆さんの歯が健康になること!これがこのチャンネルの願いです!
今回も最後までご覧頂きましてありがとうございました!
この動画の内容は私個人の見解です。歯科医師によって考え方は様々でしょう!
素晴らしい先生、全国に沢山いらっしゃいます。
詳しくは最寄りの歯科医院でぜひご相談下さい!
それではまた次回の動画でお逢いしましょう!