月別アーカイブ: 2021年10月

20年前に神経を抜く 根管治療 後から 違和感と痛みが取れない

20年ほど前に根管治療した前歯2本の変色が気になりセラミックをお願いしたところ根の状態も良くないので再治療してからセラミックの差し歯にしたのですが違和感と痛みが取れず先日被せを取って再度根の治療をしました。

ですがまだ痛みが取れず不安です。

レントゲンでは異常がないとのことですが…ちなみにラバーダムは無しで治療されてる医院です。今後通い続けるのが不安ですがセラミックの被せに30万かかったので簡単に他の医院に変える事もできるものなのかどうか…精神的に参っています(泣)

今回の歯科医院での根の治療は今年1月にスタートしてセラミックの差し歯にしたのは3月です。

その時に違和感がある旨伝えた時は奥の神経に響いてるからそのうち慣れるような説明を受けました…

20年ほど前に根管治療されたとのこと。

考えられる原因は3つです。むし歯、歯周病、かみあわせ。

現在感じてる症状、「痛み・違和感」とありますが、これはどんな時に感じるものでしょうか。

もし、これが以下のようなときであれば、「かみあわせ」つまり「かみしめ」「歯ぎしり」「くいしばり」が原因でしょう。
・噛んだ時だけ
・歯を噛みしめたりギリギリすると、痛みが強くなる

セラミックを一度はかぶせていることから、「歯周病の原因」は考えづらいかと感じています。
また、何十年も前に治療した歯であれば、歯が折れてしまっていることもありますが、この点もおそらく無いのでしょう。

そうなると、痛みの原因は、「むし歯」つまり「根管内の感染」あるいは「根管外の感染→歯を支える骨に感染が拡がっている」
あるいは、噛み合わせとなります。

まずは噛み合わせが適切か否か?上記の症状と照らし合わせて下さい。

現在感じている痛みや違和感が、噛まずとも感じるのであれば、原因は「感染」でしょう。
これは、レントゲンである程度推測でき、またCTを撮影することで明確に診断が可能です。

今回治療した前歯2本は、20年前から、今までに「痛みや違和感、歯茎の腫れ」などはありましたか?

この症状があったのであれば、繰り返していたのであれば、適切なる根管治療が必要です。
これは、具体的には「ラバーダム」「マイクロスコープ」そして「適切なる治療コンセプト」。具体的には「根管治療専門医」に相談することをおススメします。

再根管治療行う際のポイントがあります。その痛みの原因です。
①痛みの原因が、歯の内部である根管内にある場合
②痛みの原因が、歯の外部である根管外にある場合
③痛みの原因が、歯が壊れていることによる場合
④痛みの原因が、かみしめ、歯ぎしり、くいしばりの場合
⑤痛みの原因が、一時的な「免疫低下」の場合

①の場合は、適切なる再根管治療で症状は緩解します。歯の内部の感染を取り除くのが根管治療です。それを行えば治ります。
②の場合は、感染が歯の内部から外部へと進行している状況です。再根管治療だけでは治りません。
そのような場合は、歯根端切除術が必要となるでしょう。
https://miyazaki-dentalclinic.com/20031

③の場合 根管治療後、何十年もすると、歯にヒビが入っていることがあります。場合によっては折れていることもあります。
このような場合は痛みや違和感、歯茎の腫れを伴います。マイクロスコープでそのヒビや割れを確認することが可能です。
また、繰り返しの根管治療症例では、歯の内部に穴があいてしまっていることもしばしばです。これも症状の原因でしょう。

④この癖をお持ちの方は、根管治療後、症状がなかなか治まりません。しばらく経過を観察するとともに、仮歯や被せた歯の当たりを弱くしておくことをおススメします。

⑤根管治療をした歯は、治っているわけではありません。見えない細菌の感染症であるむし歯は、その細菌感染を100%取り除くことは難しいのが現在の歯科治療の現実です。だからこそ、一切の妥協を許してはならない。それがマイクロスコープであり、ラバーダムという術式です。
細菌の感染症であることから、ご自身の免疫機能が高いことで、その感染が多少残っていたとしても、症状が発現しない方、大変多く拝見しております。
免疫機能の低下、つまりは「血流不足」です。
身体の疲労、精神的ストレスは、血液循環を阻害します。
睡眠不足、時間に追われる日々の生活、炭水化物主体の食生活による身体の酸性化、そこに噛みしめ歯ぎしり食いしばり。

もしお心当たりがあれば、ぜひ改善を。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

 

 

型を取った後に、また削ることはありますか?

いつも分かりやすい動画をありがとうございます。

子供が高校生の時永久歯が1本虫歯になってしまい、その時セラミックを詰める事になり、麻酔をして虫歯を削って型をとり、いつもなら一週間後に 出来上がった詰め物を、麻酔はしないで詰めて終了のはずでしたが、その時だけ何も説明なく 突然、麻酔をして歯を削って 出来上がってたセラミックを詰めました。

子供もいつも型をとった後は麻酔をして削る事がなかったので驚いていました。型をとった後に又歯を削るという事があるのでしょうか?

コメントありがとうございます!

そうですね、「私の場合」ですが、型をとった後、歯を削った上で、出来てきたものをかぶせることは【ほぼ】ありません。

歯の神経が生きている歯の場合、出来てきたセラミックをかぶせる時は、必ず「麻酔」をしています。

最近ではあまりありませんが、こんな例外2つあります。

①型を取った時までは、気づきませんでしたが、いざ装着しようとした時に、小さなむし歯を「被せものが被る内側」に見つけた時
→こんな時は、その部分のみ削り取り、かぶせることがありました。削った部分はセラミックに覆われるため、全く問題はありません。
ただし、削り取る部分がセラミックの外や縁の場合は話が別です。その時は、精密性を確保するために、患者様にその旨お伝えし、再度型どりをさせていただいてました。

②歯が小さく欠けてしまっている場合
→かけた部分が微小であり、かみあわせに強く関与しない場合は、形態修正した上で出来てきたセラミックをかぶせることもありました。

いずれにしても、以下のことが考慮された上での処置であろうと推測されます。

1)小さな問題ではあるが、そのままかぶせるのは、今後のために良くない
2)再度、型どりをするほどのものではない、そのままかぶせても、支障がない

その後はいかがですか?

なにか支障があれば、ご担当の先生にその旨お伝えすれば、ご対応頂けるかと思います!

大丈夫でしょう!

 

 

【 歯の削り過ぎ注意 】セラミックは、歯を削る量が多いんですか? 教えて仁先生! #セラミック #削る #歯医者

セラミックの治療は、歯を削る量が多いんですか?

→セラミックであっても、メタルであっても、”削る”部分は原則、「むし歯」です。

健全な歯を削ることはありません。

そのため「セラミック=削る量が多い」という考え方は違うように感じます。

削るのは、むし歯だから削る。それによって失った部分を「人工物」で補う。

その人工物の材質が、セラミックなのか、メタルなのかということです。

セラミックを入れるために削るのではなく、むし歯を削った結果として出来た「穴」を「人工物」で補う。

セラミックにもゴールドや銀合金、ジルコニアにも、「適応症」があります。

その点に配慮した治療を受けたいところですね!

但し、以下の場合は例外です。むし歯でなくても歯を削ることが必要でしょう

①歯が変色歯であり、その色を改善したい

②むし歯を削りたいが、健康な歯の影に隠れているから、むし歯を取るために健康は歯を一部削らざる得ない

③セラミックやメタルを製作・装着するために便宜的に削らざる得ない部分

こんな時は、健全な歯を一部形態修正する必要があります。

ぜひ歯医者さんに相談して!

皆さんの歯が健康になること!これがこのチャンネルの願いです!

この動画の内容は私個人の見解です。歯科医師によって考え方は様々でしょう!

詳しくは最寄りの歯科医院でぜひご相談下さい!

それではまた次回の動画でお逢いしましょう!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

ラバーダムとマイクロスコープは必要か?

質問なんですが、根管治療行う場合

1 マイクロスコープ使うがラバーダムは使わない

2 ラバーダムは使うがマイクロスコープは使わない

この2つの場合予後はどちらがいいのでしょうか? よろしくお願いします

回答させていただきます。

よろしくお願い致します。

ご質問にはありませんが、根管治療にはラバーダムとマイクロスコープが必要不可欠です。

どちらがかけても十分なる結果は得られないでしょう。

むし歯治療のポイントは3つです。

1 むし歯を、細菌感染を徹底的にと取り除くこと

2 治療中に感染させないこと

3 治療後にも感染させないように精密に人工歯をかぶせること

このどれが欠けても、のちに問題を起こしかねません。

1と3にはマイクロスコープ、2にはラバーダムが有効でしょう。

ご質問頂きました「この2つの場合予後はどちらがいいのでしょうか?」とのこと。

例えるならば、医科手術。

1は、メガネはかけるが、野原で手術を行う

2は、メガネをかけずに、見えない状態で、滅菌管理された手術室で手術を行う

たとえが適切かどうかは分かりませんが、そんな感じかもしれません。

1は良く見える状況で、唾液がガバガバ流れ込む中で、唾液中に存在する細菌の感染を取り除こうとするのか?

2は、唾液の侵入を予防しつつ、1㌢にも満たない歯の内部のむし歯を、50㌢ほど離れた所から「一生懸命に見て」削り取ろうとするのか、、、、、

私も以前はラバーダムやマイクロスコープをせずに根管治療をしていたことがありました。10年ほど前でしょうか。。。

唾液が入らないように必死に配慮しつつ、見えない中、なんとか手の感覚とこれまでの経験で一生懸命に治療していました。

治る症例もあれば、同じことをしているのに治らない症例もあり、大変苦労しました。

今は、そんなことが全くなくなりました。

治るものと治らないものは、マイクロスコープと術前のCTである程度明確に推測できるようになりました。

マイクロスコープとラバーダム、そして適切な治療コンセプトを知ることで、私自身の治療技術も上がったとともに、患者様に貢献できていることに現在、とても嬉しく感じています。

ぜひ、ご自身の歯を大切にされてくださいね!

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根尖病巣 鼻の横を押すと痛む

昨日強い歯痛で近所の歯科を受診し、左上の歯の根管治療の1回目を行いました。すると今朝歯茎の腫れを感じ、鼻の横を押すと痛んだので再度病院に行ったのですが歯石が原因ということで抗生剤は貰わず、痛み止めが処方されました。

この腫れは根尖病巣によるものだと自分では思っていたので、不安です。昨日の今日なのでこのまま様子を見るべきでしょうか。もしくは転院も考えた方がいいのでしょうか。ちなみにラバーダムは使用しませんでした。

ご心配な様子が伝わる内容ですね。 そうですね、治療前の状況、治療した歯、実際の治療の様子やその術式が分からないため、明確な回答はできませんが、回答させて頂きます。

根尖病巣があった、なかったに関わらず、根管治療翌日であれば、治療部位に相当する歯茎を押さえると、しばらくは痛むものです。
術後2~3日がピークとなり、その後、緩解するようです。
また、翌日にご担当して下さった先生が診て、問題なしとしているのであれば、経過をみても良いのではないか?と感じています。
但し、実際のコミュニケーションや治療内容などにつきましては私も存じ上げないため、その点考慮して頂いた上で、ぜひご自身にあった治療をご選択いただければと強く感じております。
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【 痛い! 】歯医者の麻酔!皆さんはどうですか?(セラミック治療後に壊死した神経を取り除く前の麻酔とご説明) #根管治療 #根幹 #麻酔 #痛い

麻酔が痛い

でも、こんな感じの麻酔なら、大丈夫でしょ?

麻酔だけの動画、ご覧下さい!

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銀歯はむし歯になりやすい 出来易い?

銀歯の裏には虫歯が出来やすいといいます。

4年前に一部銀歯にした歯があり、冷たいものもしみなく痛くもないのですが、一度銀の部分とって見てもらったほうがよいと思いますか?

最近歯医者に通っており、どうせなら全部直したいと思ってます。

が、症状のない歯は放置でよいでしょうか。

ちなみにレントゲン見た先生はそこの銀歯については全く触れませんでした。

銀歯はむし歯になりやすい、良く頂くご質問です。

心配になりますよね

まずは結論から!

銀歯だからむし歯になりやすい、出来易いということはありません

銀歯でも大丈夫、ご安心ください

ではなぜ、銀歯がむし歯になりやすいといわれているのでしょうか?

それにはいくつかの根拠があるようです。

1 手間と時間

2 銀合金の性質

3 患者様のモチベーション

 

1 手間と時間

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です

その細菌は0.5~1㍈。目で見ることはできません。

我々歯科医師は、1㌢にも満たない歯の内部のむし歯を、患者様の口から、約50㌢ほど離れた位置から見て治療に臨んでいます。

まず肉眼で精密に見ることは難しいでしょう。

そのため、肉眼で治療に臨まれている歯科医師は、これまでの臨床経験と患者様の症状、レントゲンなどの診査所見を診た上で治療に臨んでいます。

私見ですが、正直言います。

むし歯を取り残さずに治療するのって、ホント、時間と手間がかかるんです。

むし歯治療のポイントはたった2つ

・むし歯を徹底的に取り残さずに削り取る取ること

・削り取った部分を隙間なく、精密に人工歯で被せて、再度むし歯にならないようにすることです

原因を除去して、環境を改善し、予防する。たったこれだけ!

一般的な問題解決のセオリーです。

これにはどうしても時間が必要です。

治療する歯科医師、歯科医療スタッフ、そして人工歯を製作する歯科技工士の時間です。

この時間を確保するために、保険治療ではなく自費治療が必要となるんです

物の価値・仕事の価値とは、誰が携わるのか?これでしょう。

高い技術と知識をもった方達が、どの位の時間をかけて問題解決してくれるのか?

これが仕事の価値といえるでしょう。

銀歯でも、むし歯を徹底的に取り除き、精密に製作した上で被せれば全く問題ないでしょう。

銀歯に価値がないのではない、セラミックに価値があるわけでもない

それを造る人に価値がある 私はそう感じています

2 銀合金の性質

でも現実として、銀歯は化学的安定性に欠けています

口内に装着する材質に問われるのはこの2つ

化学的安定性と物理的安定性。

口内には酸、アルカリ、熱い、冷たい、硬い、柔らかいなど、多種多様の食物が入るばかりでなく、かみしめ、歯ぎしり、くいしばりといった大きな負担が毎日、絶えず掛かっている過酷な環境です。

口内に装着するインレーやクラウンやインプラントなどの人工歯には、それに耐えうる物性が問われます。

加えて、そこに自然な見た目、美しい仕上がりといった、審美性も問われてくる

この点で優れた材料は、セラミックです。

銀歯、つまり銀合金は、物理的な安定性、強度には問題ありませんが、化学的な安定性に欠けるようです。口内で酸化し、金属イオンが溶出。歯にメタルタトゥーといった色素を沈着させ、歯を変色させることもあるようです。

3 患者様のモチベーション

全ての方がそうではありませんが、むし歯は削れば治るでしょうといった安易な考え方がいらっしゃるように感じています。

これは、日本の素晴らしい保険医療制度の弊害ではないかと感じます。

世界一コスト安く、いつでも治療してもらえる日本の保険歯科治療。

これが、ダメになったら治せばいいといった好ましくない思考を生んでいるように感じるのは私だけではないかもしれません。

歯は一度削ったら元には戻りません。歯は一生涯の自分自身の友であり、分身です。

かけがえのないもの。ぜひ大事にしてほしいです。

 

こういった、現在の歯科治療事情もありますが、立ち返って、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

細菌の感染に負けない、自己免疫力を付けることで、むし歯の進行を遅らせるだけでなく、予防することも可能でしょう!これが一番大切なこと!

これには免疫機能アップが不可欠!

規則正しい生活と身体に優しい食物を摂取するだけでなく、適度な運動と睡眠、つまりは笑顔で明るく楽しい毎日が、一番の薬となるでしょう!

むし歯、怖くない!ぜひ、このチャンネルを活かして頂き、近隣の最寄りの歯科医院へご相談下さい!

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ドックベストセメント治療 膿がでた 削りたくない

私は下奥歯をドックベスト治療をしたのですがどうやら神経まで結局虫歯が進んでいたのか歯茎が腫れて膿がでましたその時はその歯はぐらつきがありました。複数歯医者を周りどこも神経は治療した方がよいとのことでした。が、未だに歯を削られるのが嫌で1年も立ち治療出来ずにいます。根管治療した際に最後、被せ物でなく詰め物の方が削られるのもまだ被せよりないそうなので少しでも自分の歯を残したく、詰め物が良いの思っているのですが、やはりその場合、欠けたりしそのうち抜歯につながってしまうのでしょうか?被せ物だと歯の周りも削り形を整え中に土台を入れるからやはり欠けたりしにくいということですよね。。 また先生はドックベスト治療などはしっかり虫歯を取らないため虫歯治療の根本的な解決にはならないものと考えますか?

お話しを伺う限りでは、歯の神経は壊死した状態にあるように感じています。

つまりは、感染は歯の内部に広がり、骨にまで及んでいる可能性もあるということでしょう。

むし歯とは、唾液中に存在する「細菌」が、歯に付着・感染し、歯を溶かしながら、その感染を拡げる病気、感染症です。

溶かされた部分が一般的にいう「むし歯」であり、その細菌感染を削り取るのがむし歯治療です。

つまり、放置すればするほど、感染は広がり、「削り取らなくてはならに部分」が多くなるということです。

削り取らなければ、感染は取り除けない、つまりは再発するし、感染は拡大するばかりということです。

ご自身の歯を残したいというお気持ちは痛いほど分かりますが、「感染してしまった歯」を残しておいても、拡大するばかりでしょう。

その防止策として、「ドックベストセメント治療」があるのではないかと感じておりますが、私はしたことが無いので全く分かりません。

治療法には利点欠点がありますが、いずれにしても、その目的は「細菌感染を取り除く、あるいは、抑え込む」ことかと思います。

ぜひ、「健全な部分を少しでも残せるように!」前向きに治療にお望みいただければと感じております!

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【 仁先生!教えて 】親知らずは必ず抜かなくてはいけないんですか? #親知らず #抜歯

親知らずは必ず抜かなくてはいけないんですか?

まずは結論から!

必ずしも抜かなくていいでしょう!

でも、次のことに該当する場合は抜歯を考えてもいいでしょう!

・使えない親知らず

・磨けない親知らず

・治療出来ない親知らず

・矯正治療をお考えの方

まっすぐ生えていない、上下で噛んでいない、つまり噛むことに関与していない親知らずは抜歯してもいいでしょう!

歯は、そもそも噛むためにあります。

それに関与できないような生え方であれば、抜歯を考えてもいいでしょう!

まっすぐ生えていたとしても、噛めたとしても、アゴが小さいなどの理由で歯ブラシが当てられない。歯ブラシで磨けないことが原因で、むし歯や歯周病となってしまうのなら、隣の歯に悪影響を及ぼす前に抜歯を考えてもいいでしょう!

横に生えていようが、まっすぐ生えていようが、治療出来るならば残してもいいでしょう!

でも治療出来ないなら、むし歯は感染症です。さらに感染拡大するだけです。予防的な観点から早々に抜歯した方が良いでしょう!

但し、横に生えていて使えていない、埋まっている、磨けないけれども、悪さをしていないなら、抜歯する必要はありません。そのまま経過する方もいます。

この点は、定期的なメンテナンスで先生と相談して決めましょう!

 

矯正治療をする際は、親知らずが邪魔になる場合もあります。

矯正専門医の先生とご相談の上、抜歯をご検討下さい。

親知らずが横に生えていると、歯を押して、歯並びが悪くなるとする考えがあるようですが、私はそうは考えていません。

たしかに歯は横からの力に弱い、でも、前方にある7本の歯を動かすほどの力は親知らずにはないでしょう。

それよりは、親知らずが横に生えている方は、そもそもアゴが小さく、噛み締めている。

かみしめていることから歯が傾き、歯並びを悪くしています。

考えるべきは親知らずではなく、かみしめ!これが私の臨床実感です。

そして追加。

歯科治療でご苦労されている方は、すでに歯を抜歯されている方も多いでしょう。

根管治療を繰り返し、それでも今後抜歯の可能性がある時は、「抜歯しなくてはならないところに、親知らずを移植」するという選択肢も考慮して、今後のために残しておくという選択肢もあります!

ぜひ歯医者さんに相談して!

皆さんの歯が健康になること!これがこのチャンネルの願いです!

この動画の内容は私個人の見解です。歯科医師によって考え方は様々でしょう!

詳しくは最寄りの歯科医院でぜひご相談下さい!

それではまた次回の動画でお逢いしましょう!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

奥歯 ジルコニア ゴールド どっちがいい?

下奥歯6番にセラミック(ジルコニア)を勧められており硬くていいんだよと説明されていますが、むしろ「硬い」のが不安です。対抗する上の歯は無治療の天然歯ですので、ジルコニアと噛み合ってダメージ受けるのではないかと。審美性にこだわりないなら金の方が優しそうな気がするのですがどうなのでしょうか?

おっしゃる通りですよ!
でも、そもそもそんなに噛みしめないようにしてほしいかな(笑)

咀嚼の力は数百グラムです、

寝ている間のかみしめはスゴイ(笑)
だからそれが強い人はマウスピースが良いかも!

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