月別アーカイブ: 2019年12月

セラミックインレー 治療後よりしみる 原因?

ご相談内容

初めて相談させていただきます。内容に関しては、虫歯治療後に冷たいものが少ししみると言う症状についてです。

一年前頃に数年ぶりに歯医者に行ったところ、虫歯があるとのことで約5箇所ほどセラミックインレーによる詰める治療をしました。

その後、右下6番の歯が冷たい水を口に含んだ際に軽くしみています。痛みはありません。しみる症状について心配になり治療をしてもらった病院で再度診察してもらったところ、しみ止めの薬を貼付してもらい経過観察となっています。

さらに染みるようであれば根管治療を検討するとのことを言われたのですが、CTなどの検査も無く根管治療にうつることに不安を持っています。

この症状のみで根管治療の有無を判断するのは難しいかと存じますが、相談させていただきました。

何卒よろしくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

むし歯治療後に「つめたいものがしみる」といった症状が残る場合があります。

これは、“深い”むし歯治療後、“直後”から「冷たいものがしみる」場合です。

これには以下の2つ原因として考えられます。

むし歯がある

このような場合は、マイクロスコープやラバーダムの装着下ではない症例で見られることがあります。マイクロスコープとラバーダムを使用しないと必ず起こる、ということではありません。また、ラバーダムとマイクロスコープを使用していれば、むし歯の取り残しがないということでもありません。

むし歯が残っていることで、冷たいものがしみる、違和感といった症状が残る場合があるようですが、これは、“治療直後から変わらず続く症状”です。

治療後しばらく経ってから発現する症状ではありません。


かみしめ、歯ぎしり、くいしばり が強い症例

“無意識の”かみしめ、くいしばり、歯ぎしりにより、歯に負担が掛かり、しみるといった症状が発現する場合が大変多く認められます。

しみる部分は、「歯と歯ぐきの境目」です。①については、冷たいものを含んだ時、ほぼ毎回“しみる”といった症状が発現しますが、

②を原因とした“しみる”症状にはバラツキがあるようです。つまり、今日はしみたけど、次の日はしみないといった状況です。

その時期には特徴があります。

1) 精神的なストレスや肉体的なストレスが強くかかった時。つまり、仕事が忙しい、人間関係で負担が掛かった時と時期が一致して発現します。

これは睡眠時や無意識のかみしめが原因といえるでしょう。

2) 気温差、気圧差の著しい環境下にいる時。つまり季節の変わり目、連暖房が必要となる生活環境、冬の寒い状況下での睡眠環境、飛行機、スキューバダイビングなどです。

このような生活環境は、身体に著しい負担を強いるため、無意識の・睡眠時のかみしめ、歯ぎしり、くいしばりをし易い環境といえるでしょう。

かみしめやくいしばり、歯ぎしりの強い・多い時には、歯に負担がかかり、その負担の警告音・サイレンとして、「硬いものを噛んだ時に少し痛い」「冷たいもので少ししみる」といった症状が

発現します。しかしこれは一過性(一時的な)のものだといえるでしょう。

心配事などが多いと、無意識にかみしめをしてしまい、「しみる・違和感・少し痛むといった症状」が発現することは、この季節の変わり目には非常に多く

認められる症状です。特に下顎の第1大臼歯、第2大臼歯によく認められます(下の一番奥とその手前の歯です)。

心配事などのストレスにより、ヒトはさらに敏感になりやすいため、痛み・違和感といった症状をさらに強く探し出して感じるようになるようです。

お知らせ頂いた症状をまとめますと、

・1年ほど前に治療。治療直後から現在までは痛みがないご様子(これについてはもしかすると違うかもしれませんね)。

・しみ止めの薬を貼付してもらっていること。

この2つより、前述の②に該当するように推察されます。

但し、1年前の治療直後より、冷たいものを含むと必ずしみる症状があり、それが変わらず続いているのであれば、

深いむし歯も考えられます。そのような場合は、御担当頂いた先生と相談していただき、再治療も一つの方法といえるのかもしれません。

上記の①、②以外に、“再度、新たにむし歯になった”というか可能性もあります。

これについては、いずれにせよ治療が必要となります。

歯の神経を残せるのか?根管治療が必要か否か?については、現在の症状からチェックすることが可能です。

以下にリンクを添付致します。この表をご参考ください。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

また当院のyoutubeチャンネルにて、根管治療、歯の神経を残す治療について、“動画で分かりやすく”その治療の様子を解説しております。ぜひご参考ください。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル


根管治療についてはこちらのリンクをご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

歯の神経を残す治療についてはこちらのリンクをご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

メールでご相談、セカンドオピニオン お気軽にご相談下さい

 

 

 

歯が折れた 2週間で治療可能?《海外一時帰国》

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル海外より一時帰国の際に歯の治療をご希望される患者様からのお問い合わせを大変多く頂いております。

以下にそのメールでのご相談と当院の回答を供覧させて頂きます。ぜひ、ご参考ください。

ご相談内容

上の前歯と犬歯が歯茎ラインで折れ、うち一本は虫歯になっています。その他に、下の大臼歯(一番奥)は化膿しているそうです。他にも気になる所はたくさんありますが、すぐに治したいのはこの3本です。

できるだけ抜きたくないです。

クラウンやブリッジを入れる場合は元の歯がかなり黄色いので、色を揃えるために他の前歯も何か処置が必要かと思います。当方アメリカ(海外)在住で、近々一時帰国予定です。2週間で治療していただくことは可能でしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。
詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

お知らせ頂きました3本の歯は、歯を出来るだけ抜かないようにするために、「根管治療」が必要かと推察致します。治療の手順は、

① 根管治療、そして型どり(土台のため)

② 土台のセット、そして型ど

③ 人工歯のセット

最短でこの3行程となります。

①~②、②~③の間は、少なくとも1週間ほどの時間が必要です。

現在、歯が折れてしまっているようであれば、早々に仮歯を製作しつつ、現状を診せていただくことで、今後、どのような治療が必要となるのかをご説明できるかと思います。

この回答が少しでもお力になれていれば、また、ご質問に対する回答となっていれば幸いです。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。
診察、治療のご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
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《 海外からの一時帰国の患者様への当院からのご提案 》

まずはお問い合わせ画面より、病状を詳細にお知らせください。
※ 問い合わせ画面の内容はしっかりとご一読頂いた上でお問い合わせください。

その上でまず一度ご来院いただき、病状を拝見しつつ、痛みなどを取り、仮歯を製作し、日常生活に支障のない状態にまで治療しましょう。その上で、治療計画を立案し、やり直しのない治療を目指しましょう。

一時帰国期間にもよりますが、まずはここまで、しっかり治療しましょう。
その上で、次回の帰国日時、帰国期間で何が出来るかを考え、治療に臨むことが大切かと考えます。

歯科治療は「登山」に似ています。簡単な小さな山であれば、ルート検索、どのように登るのか?を考えずに登り始めても大丈夫でしょう。しかし、難しい登山となるならば、事前の準備が非常に大切です。治療計画なしの登山は、遭難を招きます。

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歯の神経を残す治療後、歯髄壊死、根管治療《当院の症例》

この動画では、

① 当院で行った「歯の神経を残す治療」の実際の様子

② その後のセラミックインレー治療の様子

③ その後しばらくしてその歯の神経が死んでしまい、根管治療を行った、急患対応時、根管治療1回目の様子

④ 根管治療2回目、根管充填の様子(ノーカット、30分)

この4つについてご覧いただけます。

①の「歯の神経を残す治療」では、その診断基準について、つまりは、どのような症状の場合、どのような病状の場合、神経を残せるのか?について解説しています。

本症例では、当院で歯の神経を残すことが出来ませんでした。
原因としては、

1.そもそも、歯の神経は死に始めていたが、患者様の症状から推察すると、神経が生きているように推断できたことから、神経を残そうとしたが、すでに遅かったかもしれない

2.断髄位置を、根管内深くに設定していれば、ひとつの神経は根管治療が必要であったが、もう一方は断髄で対処できたかもしれないこと

この2点と考えられます。
いずれにせよ、「術前の患者様の症状が軽いものであった、しみるだけであった」ことに診断を見誤ったことがすべての要因であると推察される、悔やまれる症例です。

早々に根管治療に臨んでいれば、患者様に余計な負担をかけずに済んだかもしれません。

この病状説明についても、動画内で解説しております。動画のタイムスケジュールは、当院のyoutubeチャンネル内のコメント欄をご参照ください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

① 神経を残す治療の様子
00:56 歯の神経を残す治療
01:20 レントゲンを解説
02:48 ラバーダムを装着
05:43 露髄(なぜ神経は残せなかったのか)
07:21 MTA(失敗の原因を考察)

② 歯髄壊死に対する根管治療1回目の様子
10:37 根管治療(当院スタッフの動き)
11:23 無痛麻酔の様子
15:03 MTAの周囲はどうなっていたのか?
16:05 歯髄壊死の様子
16:54 根管治療開始
23:05 治療後の患者様へのご説明 ③根管充填の様子

③ 根管充填の様子
25:34 根管充填ノーカット30分

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抜歯即時インプラント手術《上前歯》

上顎前歯部の抜歯即時インプラント手術の様子です。
血が出るような動画ではありません。安心しご覧いただける動画となっております。
インプラント手術ってどんな感じなのか?その手順を知っていただける動画です。
ぜひご覧頂き、ご参考頂ければ幸いです。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

宮崎歯科医院 with Santa Claus!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

根管治療 抜歯?残せるか?抜かないで済む方法は?

ご相談内容

地元の歯科で右下の一番奥の歯(第二臼歯?)の根管治療を1カ月ほどか月ほどしていましたが、状態が悪いので悪い根の箇所を抜歯して残りの根と隣の歯でブリッジにした方がよいと言われました。歯の上の方は虫歯によりほとんどなくなっています。この状態でも根管治療できますでしょうか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。
どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。
回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。
あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

「この状態でも根管治療できますか?」とのご質問を頂きました。

ポイントは2つとなります。

① 「状態が悪いので」
② 「歯の上の方は虫歯によりほとんどなくなっています」

「状態が悪いので」とご説明を担当医の先生に頂いたとのことでしたが、具体的にはどのような状況でしょうか?たとえば、歯が折れている、歯根に穴があいている、ヒビが入っているなどの状況は抜歯を視野に入れる必要があります。

その「状態の悪さ」により、再根管治療の成否が分かれます。

現在の病態の進行度合いと根管治療の成功率を表にしてご説明した当院のサイトのリンクを添付致します。ご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13407

根管治療の成功率について


「歯の上の方がむし歯によりほとんどなくなってしまっている」ことの問題点は2つです。

1) ラバーダムができない場合がある。
ラバーダムについてはこちらをリンクをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13872


「ラバーダム防湿ができないなら根管治療は禁忌である」という言葉あります。
https://miyazaki-dentalclinic.com/13332

歯が大きく失われている場合は、ラバーダムの装着が困難となり、根管治療の成功率を低くします。

2) 根管治療ができたとしても、残っている歯が少なければ、その後、土台を差し込み人工歯を製作しても、力学的に耐えられない場合があります。

この2点おいて、むし歯により歯が大きくなくなっていると、抜歯を選択したほうが、その後のやり直し治療の可能性が少なくなります。

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

現在御担当頂いている先生はその点を含めて抜歯をご説明されたのかもしれません。

ただ、当院としては、実際に拝見してないため、はっきりとしたことが言えず、推測の域をでないため、明確な回答が出来ないことに心苦しいのが本音です。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。ご相談、治療などのご希望の際は、当院までご連絡ください。03-3580-8110この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

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年末年始の休診日

2019(令和元年)、皆さまには大変お世話になりました。

移転開業の年、大きく変わるチャレンジの年でした。
皆様はいかがでしたでしょうか?

2020年は東京オリンピックの年。

日本にとって、皆様にとって、そして当院にとっても飛躍の年となるでしょう!
変わらずのご愛顧、よろしくお願い致します。

※ 年末年始、お困りの際は、当院問い合わせ画面よりご相談ください。返信させていただきます。

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インプラント 抜歯と同時に《実際の手術の様子》

本動画は、当院で行ったインプラント手術の様子です。

その治療の様子、当院での準備の様子をご覧いただけます。

無痛安心確実な当院のインプラント治療

インプラント治療は怖い治療とお考えの方はぜひご覧ください。

当院の優しく明るい素敵なスタッフの「ホンワカした」ひとときもご覧いただけます。
ぜひ、ご覧頂き、ご参考になれば幸いです。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル本動画は、当院のyoutubeチャンネルに供覧させて頂いております。
インプラント治療に限らず、歯の神経を残す治療、マイクロスコープ根管治療などに関しても分かりやすく実際の症例を解説しております。そちらもぜひご覧ください!

そもそもではありますが、歯医者さんには来なくて済むように、一生懸命歯磨きして下さい!現在では家電量販店で「音波歯ブラシ」や「超音波歯ブラシ」など、歯医者要らずのアイテムが販売されています。ぜひご活用いただき、歯ではご苦労されないことをおすすめ致します。

また歯医者さんをご利用されるのであれば、3~6カ月の定期クリーニングでご利用下さい。それが一番楽しく歯医者を利用できる方法です。ぜひご活用ください。

しかし、それでもむし歯になってしまうこともあるでしょう。

その際は以下の手順に従って、「徹底的に」治療に臨んで下さい!

歯は「安易に」削ってはいけません。削るべきところを削り、健全な部分は削らない。そのためにはマイクロスコープが必要です。

まずは歯の神経を残す治療をしましょう。

それでも残せない時は、まいマイクロスコープとラバーダムを活用した根管治療を適切に行います。

それでも残せない歯は歯根端切除術です。

それでも残せない歯は「当院の抜歯基準」をご参考いただき、抜歯するか否かを決定しましょう!

抜歯基準 なぜ抜歯するのか なぜ抜歯が必要か?

抜歯
する時は、「抜歯即時インプラント手術」か「ソケットプリザベーション」です。

抜歯した歯を補う方法は3つです。
1)入れ歯
2)ブリッジ
3)インプラント

入れ歯orインプラント どっち 歯を抜いたらどうする インプラント ブリッジ 入れ歯 どれがいい?

ブリッジ インプラント どっち 歯を抜いたら 抜歯した後 治療法

入れ歯は残っている歯に人工歯を引っ掛けて使用する治療法です。
ブリッジは残っている歯を削り、つなげる治療法です。
この2つは残っている歯に負担をかける治療法です。以前はこれしかありませんでしたが、現在では第2の永久歯 インプラント治療があります。

(真ん中から数えて4番目の第1小臼歯を失った際、その手前の犬歯とその後ろの第2大臼歯をつなげてブリッジをすることがあります。保険診療で認められるブリッジ治療です。当院ではこの3つをつなげる治療法をおすすめしておりません。これに限らず、前歯《真ん中から数えて3番目まで》と奥歯《その後ろ4つ》をつなげることは、全く働きの違う歯をつなげることとなります。必ずといっていい位、後にかみあわせの問題を引き起こす最悪の治療法であると当院では考えています。もし、前歯と奥歯をつなげるブリッジ治療が治療法として選択肢に上がるのであれば、今一度、一考した上で、ご選択・ご決断頂きたいと切に願っております。)

抜いた歯が再生し、残っている歯を助けてくれる、残っている歯を削らずに・ひっかけることもしない「やさしい治療法=インプラント治療」です。

本動画では、「抜歯即時インプラント手術」の実際の様子です。
お悩みの方はぜひご参考ください。

宮﨑歯科医院 インプラント用手術室 特別診療室

 

 

 

 

 

ニッケルチタンファイル 折れる 交換時期

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

当院のyoutubeチャンネルの上動画に頂きました歯科医師の先生からのご質問に回答させて頂きました。

ご質問は、根管治療時に使用するニッケルチタンファイルの交換時期についてです。

以下にご質問と回答を供覧させて頂きます。ご参考いただければ幸いです。

三年目の同業者です。 ニッケルチタンファイルの交換時期などはどのように判断されてますか?

ニッケルチタンファイルの交換時期ですね。

釈迦に説法ではございますが、当院のニッケルチタンファイルの使用法についてご説明させて頂きます。ご参考いただければ幸いです。

世に出回っているニッケルチタンファイルは1回で交換、または数回で交換するとの触れ込みで販売されています。

しかし、当院では、ほとんど交換したことがありません。

※ 使用前、滅菌時などのねじれのチェックは必ず行い、ピッチが伸びている、曲がっているものは即廃棄しています。また使用中にトルクがかかった経緯のあるファイルも同様に廃棄します。

理由としては、あまり「劣化しない」からです。

劣化する理由としては、ファイルの「無理なねじれ」かと思います。

当院の根管治療の手順に、ニッケルチタンファイルの劣化予防があります。

ニッケルチタンファイルで形成する根管は、「根尖3分の1、根尖部のみ」としています。

ファイルがストレートで根尖にアプローチできるように、根管上部2/3をゲーツやKファイルで形成しています。

そのため、無理な力がニッケルチタンファイルにかからないようです。 ニッケルチタンファイルを使用するモーターは、ニッケルチタンファイルが引っかかっている感覚、負担が掛かっている感覚が非常に分かりやすいモーターを使用しています。

折れたことは一度もありません。

また、折れたとしても、当院の根管治療中に「ニッケルチタンファイルを使用している時、タイミング」は、根尖の穿通が終了し、150ミクロンのファイルは穿通済み、また根管上部2/3の清掃も終了している時・タイミングです。

つまり、ほぼ根管治療が終了した状態ですので、ニッケルチタンファイルによる根管充填のような状態といえるでしょう。
https://miyazaki-dentalclinic.com/18672
ご質問頂いた内容に回答させて頂くのであれば、
・当院の交換時期は、使用時、滅菌時。
・特に定めはない
・自費根管治療では新品を使用 ということになります。
ご参考になれば幸いです。

 また、根管治療の手順については、上の動画で詳しく解説させて頂いております。
歯医者 神経が死んでしまった症例 歯の神経を残す治療とマイクロスコープラバーダム根管治療の実際の様子 動画で解説 従来の根管治療 ニッケルチタン製ファイル
マイクロスコープ根管治療の様子 動画 ラバーダム 樋状根 2
一生に一度の歯科治療 やり直しのない歯科治療をスタッフ全員で目指す 良い歯科医院 信頼できる歯科医院を目指す スタッフのため 患者様のため を目標に!

ドックベストセメント むし歯を取り残すとは?

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネルドックベストセメント治療後の当院での対処治療に関する動画をyoutubeチャンネルに配信させて頂きました。
その動画へ、以下のようなご質問を頂きました。

「敢えてむし歯を残すドックベストセメント治療でむし歯が取り残してあることは、当たり前の事ではないでしょうか?」とのこと。

当院ではドックベストセメント治療や敢えてむし歯を残す治療を行っていないため、その真偽や批判、評価は致しかねますが、当院でのむし歯治療の基準について、回答させて頂きました。ご参考頂ければ幸いです。

『かじった程度の知識なので間違いでしたら申し訳ないのですが、ドックベストセメントの治療というのは、虫歯を取り切ると神経に影響があるのであえて虫歯を残してドックベストセメントを埋める治療ではないんでしょうか?であれば 虫歯が残っているというのはごく当たり前の結論のように感じるのですが。。。』

大変興味深いご質問をありがとうございます。
長文とはなりますが、回答させて頂きます。
よろしくお願い致します!

「むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症。その細菌を取り除くのがむし歯治療のはずなのに、“むし歯を取りきると神経に影響がでる?”として“むし歯を敢えて残して”治療する・・・正しい情報が得られづらい患者様にとっては、非常に悩ましく、疑問に思わざる得ないことでしょう。

当院では、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症であり、その細菌を徹底的に取り除けば、たとえ露髄したとして治ることを多くの症例で拝見しております。

また、他院で神経を残す治療を行ったにも関わらず、「しみる、痛む、違和感がある」といった症状を抱え当院を受診され、ラバーダムとマイクロスコープを活用して、前医が“意図的?”に取り残した・取らずに置いておいた「むし歯」を取り除くことで、「しみる、痛む、違和感」といった症状が改善する症例を大変多く拝見しております。

では、なぜドックベストセメントはあえてむし歯を取り残し、当院ではそれをしないのか?根拠は2つです。

① リクッチ先生の見解
1965年に発表されたKakehashiらの研究


① リクッチ先生の見解

イタリア開業の歯内療法の世界的権威であるDomenico Ricucci(リクッチ)先生は、最新の歯科文献で次のように言っています。これは以前発刊されている「リクッチのエンドドンとロジー」にも記載されている内容です。

「感染(=むし歯)の原因は、細菌によるものなので、我々(=歯科医師)は、もっと細菌学や生物学を勉強すべきだと思います。① 細菌を取り除くことで、歯髄(=歯の神経)は健全になる、あるいは健全に保つことができることは周知の事実ですので、細菌がまず、どこに存在するかを特定することが重要です。ただ、②一部の細菌が存在しても組織は免疫により健全な状態を維持すること可能ですので、コロニー化する前に処置することが求められます」

のように、「細菌を取り除くことで、歯髄(歯の神経)は健全になる」と明言しています。また、②では、細菌を取り除かなくても、ヒトの免疫で抑え込み、健全な状態を維持することが出来るとも言っています。

を期待して、細菌を一時的に取り残し、神経を露出させずに(=露髄させずに)、薬剤で細菌感染を減弱させようとする方法(=これを間接覆髄法といいます)のうちのひとつが、「ドックベストセメント」でしょう。

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし歯の進行度合いを図で説明

世界的権威のリクッチ先生は、ドックベストセメントのような、間接覆髄法を、以下のように説明しています、(簡単に書きます、原文はその後に)

「一般的に間接覆髄法(ドックベストセメントのような治療)とは、むし歯が神経に達していると想定される症例において、むし歯を全部と削り取らず、その後に神経周囲に硬い組織が形成されてから、再度むし歯を削り取る治療である」

加えて、

「このようにインレーやクラウンなどの人工歯の下に“むし歯“を永久的に残すという考えは、間違いであると私は考えます。」としています。

以下原文です。
(「一般的に間接覆髄という用語は、もともと露髄が想定される齲蝕病巣(=むし歯)において、感染象牙質の完全な切削を行わず(=むし歯を全部、削り取らず)、その後、第3象牙質が形成された頃にリエントリーを行い、残存している感染象牙質を除去する方法を表すのに使用されてきました。しかしながら、リエントリーを推奨しない者も同様に存在しました。このように修復物の下に感染象牙質(=むし歯)を永久的に残すという考えは間違いであると私は考えます。」)

しかし、Masslerは、「齲蝕病巣表層部(=むし歯の表層)には細菌感染があるが、その下層の象牙質は軟化しているものの、感染はなく、細菌は存在しない」。また総山らは、この見解を支持し、「齲蝕(=むし歯)が象牙質に達している場合、軟化(=むし歯により溶かされている部分)は深く進行して象牙質の変色をともなうが、細菌侵入は最表層に限局している」と論文で報告しています。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

つまり、むし歯の表層のみに細菌感染があるため、その表層のみを削り取れば良いとする考え方です。

しかし、リクッチ先生は、「露髄(=むし歯が歯の神経に達して歯の神経が露出すること)を伴わない重度齲蝕(=むし歯)の象牙質の大半に細菌で満たされた象牙細管が見られます。つまり、露髄した時のみ細菌が歯髄に侵入するのではなく、象牙細管経由で細菌は歯髄に侵入することが分かります。」と自身の臨床で得られた歯の病理組織切片で説明しています。

つまり、

① むし歯は細菌の感染症であり、細菌を取り除けば治ること。
② むし歯は表層だけ削ってもダメ。歯の2層目の象牙質内に残っていること。

この2つを科学的根拠に基づき証明しています。
むし歯は徹底的に削り取らないと治らない、取り残してはいけないということでしょう。

歯科の文献での質問に、
「リクッチ先生は感染を残すような間接覆髄は行わないのですか?」に対して、
「そうですね、今は行いません」としています。

「むし歯を意図的に取り残し、病状が安定してから再度むし歯を削り取る方法」つまり、「間接覆髄法」は、以前より為されている治療です。これに間違いはないでしょう。

しかし、意図的に取り残したうえで、インレーやクラウンをかぶせてしまう方法は、自身の免疫で抑え込める範囲内なのであれば問題は生じませんが、そこに科学的根拠は薄いと感じざる得ません。

① 上記のリクッチ先生の根拠。
1965年に発表されたKakehashiらの研究による「むし歯は細菌の感染症である」こと。https://miyazaki-dentalclinic.com/21898

この2つを根拠に、当院では「むし歯を取り残す」間接覆髄法は推奨せず、徹底的に削り取り、「歯に接着性があり、高アルカリ性で抗菌作用のあるMTA」を覆髄材として使用しています。

昔から日本では、「露髄を避けることが歯髄を守る最大の防御」と考える風潮があります。

露髄とは、むし歯が歯の神経に達して、削り取ることで神経が露出することを云います。

これは、「ラバーダムを装着しないで深いむし歯治療をすると、感染し、その後、痛みがでる」ことから、露髄を避ける傾向にあるようです。

ならばラバーダムをして治療に臨めばいいのですが、そのような教育の徹底が為されていないのが現状です。また日本保険医療制度は世界一安価で優れた医療制度です。しかしその制度にもルールがあり、ラバーダムを装着して治療することへの報酬は在りません。これもラバーダムを装着しない理由といえるでしょう。

ここで今一度頂きましたご質問を確認してみましょう。

『かじった程度の知識なので間違いでしたら申し訳ないのですが、ドックベストセメントの治療というのは、虫歯を取り切ると神経に影響があるのであえて虫歯を残してドックベストセメントを埋める治療ではないんでしょうか?であれば 虫歯が残っているというのはごく当たり前の結論のように感じるのですが。。。』

ドックベストセメント治療では「むし歯を敢えて意図的に残している」のかもしれません。

ドックベストセメント治療で歯当たり前のことであり、そこを指摘しても意味がないのかもしれません。そこには独自の理論があると思います。

でも、上記をお読みいただい上で、「取り残す治療」を受けたいでしょうか?

また、「虫歯を取り切ると神経に影響がある」のは“ラバーダムをしないでの治療”であることがお分かりいただけたかと思います。むし歯を取り残すことの方がリスクです。

上記でご説明させて頂いた治療・当院の治療方針は、先日の国際歯科学会でのリクッチ先生の見解と一致したものです。現代の歯科治療の潮流であり、スタンダードになりつつあるものではないかと考えております。

そうすると、「むし歯を残しての治療」とは何なのか?肉眼で行っていた昔ながらの治療ではないのか?と疑問に感じざる得ません。

「むし歯を敢えて残しておきました」との歯科医から説明があったとしたら、「えっ?」て思いますよね?(笑)そんな治療を受けたいとは患者様も思わないでしょう。私は嫌ですが(笑)

ドックベストセメントの治療には独自の理論があるかと思います。
私は存じ上げておりません。そのため、この回答はドックベストセメントを否定するものでも評価するものでもありません。ただ、「むし歯を取り残すのが当たり前の治療」という見解には大きな疑問を感じております。

大変意義の在るご質問をありがとうございました。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

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