日別アーカイブ: 2021年4月28日

壊死すると骨が溶ける?治療後の患者様へのご説明(樋状根の根管治療) #マイクロスコープ​ #ラバーダム

【タイムスケジュール】

00:00 この動画について
00:46 当院での治療後のご説明 開始
00:51 本症例のレントゲンとCT所見
00:59 治したいと思った根拠とは? 歯の周りの骨が無くなる原因とは?
01:35 生きてる神経&死んでる神経
01:57 周囲の骨を溶かした原因とは?
02:06 樋状根とは?
02:17 今回の治療の意義について
02:58 根管治療後の痛みについて なぜ痛む?歯ブラシは?
03:15 歯の治療は毎回が外科治療です
03:46 治療後の飲酒について
04:22 ここから樋状根、根管治療の様子です!
04:49 術前の問診
05:53 銀歯を外す
06:08 ラバーダム装着
06:38 ラバーダムの理由
06:48 歯の消毒
07:18 CT所見
07:31 根管治療の開始
07:49 歯の神経は死んでいる(歯髄壊死)
08:25 樋状根とは?
08:48 根管治療後、なぜ痛くなるの?
09:32 根管内を薬液で洗浄する
09:58 水酸化カルシウムを貼薬する
10:11 仮蓋をする
10:21 根管治療は1回でほぼ終了
10:26 【必ずご覧下さい】動画最後のご挨拶

 

 

1年以上前に根幹治療した歯の側面を指や舌で押したりするとチクチク

ご質問失礼します。 1年以上前に根幹治療した歯の側面を指や舌で押したりするとチクチクします。

完治していないんでしょうか? 考えられる事を教えていただけると幸いです。 よろしくお願い致します。

回答させていただきます。

実際に拝見していないため、推測の域を出ることはありませんが、ご参考頂ければ幸いです。

『根管治療した歯の側面を、指や舌で押したりすると、チクチクする』

これには2つの可能性があるでしょう。

① 根管治療で完治していない

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
その細菌感染を取り除くのがむし歯治療であり、歯の内部の神経にまで至った場合は、歯の神経ごと細菌感染を取り除く!これが根管治療です。

その感染が取り切れていないと、違和感や痛み、腫れるなどの不快症状が残ります。

1年前に治療を完了したとのこと。
治療完了後よりずっと続いているのであれば、根管内の感染の残存、つまり根管治療で完治していない、つまり再根管治療が必要となる可能性が高いでしょう。

しかし、ここ最近だけ、というのであれば、次のことが強く疑われます。

②歯ぎしり、くいしばり

夜間睡眠中のギリギリとした歯ぎしり、あるいは音の鳴らないくいしばりで、歯に負担がかかり、歯が打撲している状態となると、おっしゃるような症状が発現します。

これには原因となるストレス因子を改善することや、もし、日中に噛みしめる癖などをお持ちの場合は、それに意識し予防する必要があるでしょう。

※ 歯が折れている

この可能性は非常に低いものですが、もし歯茎が腫れてくるようであれば、これも疑う必要があります。

おそらく、②ではないでしょうか!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

ちなみに予防策は以下の動画を!

〇歯ぎしり・かみしめ対策のマウスピースの選び方!