歯の治療、口を開いて、言われるがまま。
説明が無いと、何をされているかも分からず、不安ばかりが募ります。
今回の動画は、前の歯医者さんでの治療に疑問を感じ、当院を受診された患者様との問診、3分間。
その後に私なりの解説をいたします。
歯医者の治療に疑問ばかりのあなた!
ぜひ最後までご覧下さい!
【動画後半のコメント抜粋】
この治療の経緯、皆さんはどう感じましたか?
患者様は前向きに、しっかりとした治療を求め、当院を受診されました。
では、前の歯科医院、前の前の歯科医院での治療は、しっかりとした治療ではなかった?ということでしょうか?
前の前の歯科医院では、歯の神経を残す治療を、その歯科医院で出来うる限りのことをして下さっていたようです。歯の神経近くには、覆髄材があったのがその根拠といえるでしょう。
そのおかげもあって、患者様には痛みはありませんでした。
後日配信する当院で行った本症例に対するマイクロスコープとラバーダムを活用した歯の神経を残す治療の様子をご覧頂くことで、そのご理解が深まることでしょう。ぜひご覧下さい!
引っ越し、そして転院。
前の歯科医院では、レントゲンでは不鮮明な写りとなる覆髄材をむし歯ではないか?コンポジットレジンが一時的な仮の治療ではないか?と疑い、確定的な治療をお勧めし、治療に臨んだようです。この治療には、しっかりとした治療を求める患者様への担当する歯科医師の配慮、優しさが感じられます
患者様の後半のお話からも、「むし歯の取り残しがあった」ようです。
治療は意味あるものだったのでしょう。
痛みや違和感もないため、最小限にむし歯を取り除き、覆髄材はそのままとして、根管治療は行わず、出来るだけ歯の神経を残すように配慮したインレーの製作を行う予定だったようです。
いずれの歯医者さんも、「むし歯は歯の神経に近いけれど、何とか歯の神経を残そう!」
「患者様のご希望に沿える最小限の治療」
「過剰な治療とならないように!」
そんな担当医の患者様への優しさが見え隠れします。
ただ、問題点もあります。
・肉眼の治療であったことから、患者様にはその病状が全く伝わっていなかった
・コミュニケーション不足から、担当医の配慮、優しさが上手く伝えられていなかった
・ドクターの引継ぎがうまくいってない。これには改善の余地ありです。
当院には大変多くの患者様が転院されていらっしゃいます
皆さん、これまでの治療に疑問を感じて当院にご来院頂きますがが、そのほとんどが
コミュニケーション不足が原因のようです
事実、病状を拝見すると、その歯科医院のスペックで、出来うる限りのことが為されています。
患者様が治そうと思っているのと同じくらい、担当する歯科医師も一生懸命に治療しています。
互いの存在を尊重したコミュニケーションがとてもとても大切といえるでしょう。
ぜひ、この動画をご覧頂いている皆様には、その点ご理解いただき、最寄りの、そして近隣の歯科医院で十分なるコミュニケーションのもとご自身にあう最善の歯科治療に臨まれてください。
本症例、歯の神経を残す実際の治療の様子は後日!ではまた!