日別アーカイブ: 2021年4月21日

むし歯を取り残す?ならどうする?#ラバーダム​#マイクロスコープ​#MTA

今回の動画は、問診の様子を解説した「歯医者を変えたい!」 この動画のつづきです。

前の歯医者さんでむし歯があるといわて治療したのに、いざ治療してみたら、むし歯は無い?といわれてしまう。

開けては閉じての治療に疑問を感じ、転院されていらした患者様。

今回は当院での治療の様子です。

内容は、むし歯が歯の神経に近く、神経が露出する状態での、歯の神経残す治療です。

前医は肉眼で確認したとのこと、本当にむし歯は無かったのでしょうか?

ご覧になっていない方は、ぜひ「歯医者を変えたい!」の動画を先にご覧下さい。

【タイムスケジュール】

00:00 今回の動画内容について
https://youtu.be/-Qm-KM0q9Ds
00:38 歯の消毒後、治療開始
01:21 前医の施した覆髄材の下にはむし歯があった!
『なぜ見えなかったのか』については、左下に文章で解説
01:47 う蝕検知液でむし歯を染色する
01:59 染色されたむし歯を削り取る
02:27 前医が行った治療、間接覆髄法とは何か?
02:40 むし歯治療に対する当院の考え方と世界的権威Dr.Ricucciの考え方
02:56 ラバーダムで『ビ~~~』(笑)
03:14 露髄とは何か? 露髄したら根管治療?
03:42 どんな時、歯の神経は残せるのか?
04:07 ラバーダムとマイクロスコープは絶対です
04:21 今日から仮歯は要らない(笑)
04:54 神経を残した治療のあとの痛みについて
05:08 MTA 歯の神経を残す薬とは?
05:35 コンポジットレジンで治療は終了!
06:08 【必ずご覧下さい】動画最後のご挨拶、皆様に向けて!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

神経を抜いているの奥歯が痛い フロスを通すと痛い

いつも拝見しています。ご相談です。長文になります。

左下の奥から2番目の歯は数年前に神経を抜いているのに痛みがあります。

この数年歯医者を何軒も渡り歩いてそのたびに根の治療をしてもらい、『痛みの原因がわからない』と言われます。

かなり大きく削ってCADCAM冠を被せていますが、その歯の周りの歯茎はフロスが当たると痛いです。

炎症を起こしやすいから、抗生剤を塗っておきますと昨日言われました。

最近はその隣の一番奥の歯が、冷たいものや熱いものが触れると痛み出して、こめかみまで痛くなりひどい頭痛になります。

神経はありますが治療した跡があって銀歯が入っている歯です。

頭痛薬を飲まないといけないレベルです。

今も歯医者さんに通院中で全てお話していますが、あまり改善しません。

歯科衛生士さんにも褒められるレベルで歯磨きも頑張っています。

一体何が原因なのか、どうしたら良いのかわからず困っています。

やはり、納得行くまで歯医者さんを変えるしかないんですよね❓叶うことなら先生に診てもらいたいです

コメントありがとうございます!

まず、以下の点を確認して下さい。

①左下奥から2番目の歯の歯茎は腫れている
②噛まずとも、ズキズキ、ジーンといった強い痛み

この2つに該当するのであれば、再根管治療が必要です。
根管治療が十分ではない可能性が高いでしょう。

もしくは、歯が割れている、感染はすでの歯の内部ではなく、外部に及んでいることもあります。
この場合は、抜歯の可能性もあるでしょう。

上記に該当しない痛みであり、
『その歯の周りの歯茎はフロスが当たると痛い』
『その隣の一番奥の歯が、冷たいものや熱いものが触れると痛み』
『こめかみまで痛くなりひどい頭痛』
『歯科衛生士さんにも褒められるレベルで歯磨き』

これに該当するのは『噛みしめ』です。
おそらく夜間睡眠中の噛みしめは強い。

それに加えて、
・姿勢が猫背
・一生懸命に物事に取り組まれる精神性をもつ
・緊張しやすい
・疲れやすい
・鼻呼吸しづらい?

こういった特徴をお持ちの場合もあります。

かみあわせとしては、奥歯がいつも接触しているかみ合わせで、歯並びが混んでいる方が多いようです。

上記いずれかに該当されていませんか?

そんな方は、該当する部分を改善することで、おっしゃっている痛みが軽減する場合がほとんどです。

姿勢を良くして、鼻呼吸。ストレスとの少ない生活で、鼻の通りが悪ければ耳鼻科へ。

奥歯の接触を弱くしてくれるマウスピースの装着も効果的でしょう。

ぜひ!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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