院長ブログ

抜歯してインプラント 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科



以前に根管治療した歯が折れてしまい、抜歯と同時にインプラント手術を行った症例。治療終了後の写真です。

インプラントは第2の永久歯といわれています。ブリッジでは歯を削らざる得ないのですが、インプラント治療は、残っている歯に負担をかけない治療法です

抜歯する前に、一考してください。すぐ抜いてはいけません。
徹底した根管治療はしましたか? それでも抜く場合、骨への配慮をした抜歯法ですか?

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療 クラウンを外す メール回答 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

[メールのお問い合わせ内容]

『 何度か奥歯の根管治療をしているのですが(保険診療内)1.2年でまた痛みが出ます。今回もまた根管治療後2年で痛みが出てきてしまいました。被せ物はセラミックのため、できればそのセラミックを再利用したいのですが可能でしょうか?また費用はどのくらいになりますでしょうか? 』

上文に似た内容のメールを大変多く頂きます。

かみあわせ、むし歯、歯周病などの口内状況が推測できる範囲内で、患者さまおひとりおひとりに合った内容のメールを返信させていただいております。以下内容は、どの方にも共通する回答になるかと思います。ご参考いただければ幸いです。


根管治療は、歯の内部の神経(根管)にまで及んだ「細菌の感染」を除去することです。

再根管治療が必要ということは、「根管内に細菌の感染が残っている」ということになります。

そのため、再根管治療では、原則「クラウン(被せもの)」を外して治療を行たほうがよろしいでしょう。

その際は、クラウンの再利用は難しいでしょう。

但し、症例によっては、セラミックを外さずに「歯根端切除術」を行い治すことが可能です。
(歯根端切除術 https://miyazaki-dentalclinic.com/17114

そのためには、病状・部位により適応症かどうか、レントゲンやCTによる精査が必要となります。

現在の保険治療制度は、戦後国民皆保険制度が導入された当時の制度をそのまま引き継ぐものです。先進諸国の中ではとても安価な治療費用といえますが、その方法も同等といえるでしょう。歯科治療は日進月歩。日本において最新の治療法を受けるには、「保険外治療」に頼らざる得ないのが現状です。

当院では、あらかじめ問診表にて、「保険外治療の説明が必要かどうか?」を患者さまにお伺いさせて頂いております。そのため、患者さまのご希望のない限り、保険外治療の説明をさせていただくことはなく、また、原則、保険診療にて治療に臨みます。

保険診療の費用は全国一律です。大きなご負担にはならないかと思いますが、こちらにつきましても、おおまかな費用を事前にお知らせさせていただいております。

再根管治療や歯根端切除術の際、CTラバーダムMTAといった機器・薬剤を使用することで事前の診査を徹底し、治療の治癒効果を高めることが可能です。このような機材や薬剤は、残念ながら保険治療の適応外となっております。そのため、CTラバーダムMTAといった機器薬剤は自費治療(保険外適応)となりますが、各3500円~5000円程のご負担です。

(当院の根管治療について https://miyazaki-dentalclinic.com/14599

(CTについて https://miyazaki-dentalclinic.com/17776

(ラバーダムについて https://miyazaki-dentalclinic.com/17703

(MTAについて https://miyazaki-dentalclinic.com/13709



―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


残った歯に負担をかけない治療法 東京虎ノ門ヒルズ霞ヶ関神谷町歯科歯医者

メールにて多くのご質問をいただきます。
実際に拝見させて頂かないことには明確な回答はできないのですが、共通するご質問内容として、以下のような内容のご質問をいただきます。

『以前に根管治療した左下の7番の歯が割れてしまい、抜歯をしました。インプラント、ブリッジ、入れ歯の治療を説明いただいたのですが、決断できずにいます。』

『インプラント手術へ恐怖心があります』

『インプラントのリスクや高額な治療費に踏み切れません』

『健康な歯を2本削らなくてはいけないブリッジに抵抗が有ります』

『違和感のある部分入れ歯が使えません、歯に負担がないと言われたのですがどうでしょうか?』

『今残った歯を大切にし、メンテナンスや歯に負担をかけない方法はあるのでしょうか?』

上記のご質問に対して以下のような回答をさせて頂いております。ぜひご参考ください。

 

左下7番目を失われたとのこと。8番目の歯(親知らず)はございますでしょうか?

もし親知らずが無い場合は、こちらの治療法となりますので是非ご参照ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/16315


親知らずが存在し、ブリッジができる場合は、こちらをご参照いただき、ブリッジについて、よくよくお考え頂きたいと思っております。

https://miyazaki-dentalclinic.com/16981

 

健康な歯を削ることは、患者さまのご希望に反します。もしインプラントはしたくないけれど、入れ歯も、、、とお考えの際は、こちらをご参照ください。メリーランドブリッジといいます。必要最小限に歯の形を修正し、ブリッジのように歯を補う優れた術式です。

メリーランドブリッジの別症例
https://miyazaki-dentalclinic.com/19185

入れ歯は残った歯に負担をかける方法です。入れ歯は残った歯に引っ掛けることで、残った歯に引き倒す力を加えます。これから長い人生で、入れ歯をずっとご使用されることは、とても大変なことです。また、残った歯に負担をかけるという点においても、おススメはできません。

当院では同じようなお悩みで来院されることが大変多く、そのお悩みや症例をブログ形式にて皆さまにお知らせさせて頂いております。もしお時間があります時は、こちらをご参照頂き、ご質問ください。

インプラント治療は患者さま皆さまが感じていらっしゃる通り、手術に対する恐怖心と高額であることから、ご不安を感じる方がとても多いです。当院では多くのインプラント治療をさせて頂いている経緯から、インプラント希望の患者さまでも、必ず適応症かどうかを診査させて頂いております。適応症でない場合は、おススメしておりません。もしご不安の場合は、症例集をご覧ください。※こちらは、実際の手術も掲載されているため、見る際はご注意いただければ幸いです。

インプラント治療は、適切な診査と診断が為されていれば、とても確実で短時間・安全性の高い治療法です。欠損した歯がインプラントにより再生するため、両隣の歯を削ってつなげないことで、残った歯に負担をかけることはありません。また、入れ歯のように残った歯にひっかけて固定することもないので、残った歯に負担をかけない治療法といえるでしょう。ただ、それはわかっていても恐怖心が前にでることが多いようです。

実際に拝見させて頂き、インプラントやブリッジ、入れ歯の適応症か否かを「かみあわせ」「歯周病」の観点も踏まえ診査することで、患者さまの希望にあった適切なアドバイスが可能となります。

いつでもお気軽にご相談下さい。

根管治療とかみあわあせ 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科



左下奥歯の再根管治療症例です。病歴は以下の通りです。
左下奥歯の詰め物が外れて他院に来院すると、やり直しを勧められたとのこと。やり直しでセラミックインレーを詰めると、詰め物が高く感じて痛みが出てきました。その旨を担当医に訴えると、説明なく根管治療(神経を取る治療)をされ、その後通院するも痛みは増すばかり。夜も眠れず、当院を受診されることとなりました。

赤矢印の歯が痛みある歯です。本症例に限らず、治療をする際は、「なぜ?」を考えなくてはいけません。本症例の”左下奥歯の詰め物が外れる”にも理由があるはず

レントゲンを見ればそれは明らかです。原因は「かみあわせ」にあります

患者さまの顎関節の形態には左右差があり、左顎関節はすり減り、左の下顎枝は短くなっています。下顎角(俗にいう“エラ”)は左の方が張っており、相当な左側でのくいしばりが推測されます。

患者さまに伺うと、矯正治療を以前にされた経緯があるとのこと。くいしばりの自覚もあり、それが原因で外れたことが推察されます。



このような症例において、もし根管治療が必要なのであれば、根管治療中は、咬合しないように(噛んでも当たらないように、噛む面を削り落とす)する必要があります。本症例ではその点についての配慮がなく治療が進められており、根管治療も不十分、根管(神経)の見落としがありました(上記写真参照)。

根管治療にはラバーダムマイクロスコープCTなどの診査機器がとても大切ではありますが、これらは治療をする上での最低限の環境づくりです。その前の、かみあわせを含めた「診査」がとても大切です。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


歯を抜いた後の治療 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

歯は抜くには理由があります。
適切な治療を施しても良好な結果が得られず、後に痛みが残ってしまったり、残っている歯に悪影響をおよぼす場合、「抜歯」という前向きな治療を選択することとなります。

歯を抜く際には「注意」が必要です。
ただ抜いてはいけません。

抜く際には、骨を残すこと、骨をできるだけ元通りに再生させることに注力することが必要となります。

これにより、

 

その後に行うブリッジ治療や入れ歯、インプラント治療の違和感を改善し、予後を良好にします。


その後の治療にインプラントをお考えの場合、抜歯と同時にインプラントを設置する「抜歯即時インプラント手術」も痛み軽減・期間短縮に有効です。

大きく周囲歯槽骨を失ってしまった場合は、歯槽骨を再生する「GBR法」の適応でしょう。

歯が持たないからといって、即抜歯してはいけません。その後の行う治療法によって、抜歯した部位への抜歯方法は異なるのです。

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)

治療内容

人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。

入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。

標準費用(自費・税別)

45万円(1本あたり)

インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。

治療期間・回数

インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。

①カウンセリング~治療の検査・計画

②1次手術

③2次手術

④人工の歯を作製・装着

⑤定期検診(半年に1回程度)

インプラント治療では、2回の外科手術を行います。

1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。

1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。

口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。

副作用やリスク

治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。

また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。

①血管損傷

②神経麻痺

③手術後の腫れ・痛み

血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。

また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。

※メリット・副作用・リスクには個人差があります。

インプラント治療と、他の治療との違い

「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。

また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。

歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。

 

 

 

歯を抜かない治療 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

歯を抜くには3つの理由があります。
むし歯が深く進行して治療が困難
歯周病が高度に進行している治療が困難
かみあわせの負担が強すぎる

まず抜く前に、以下をチェックです。担当医と相談しましょう

そして、抜くならば、その後を考えて周囲の歯槽骨が無くならないように配慮した抜歯をしましょう!

これ大切です。忘れずに!


むし歯が歯の神経深くまで進行していて治療が困難な場合、「歯を抜く」という決断に至る場合があります。この判断は歯科医師によって様々でしょう。まずは徹底した根管治療をしてみましょう。では徹底とはなにか?

1)正しい治療コンセプト
適切な診査、診断をしてみましょう。担当医によって精通している分野は異なります。担当医に率直に希望を話して質問してみましょう。わかりやすい回答が得られれば信頼に値する歯科医師といえるでしょう。

2)適切な環境づくり
適切な診査・診断には環境づくりが不可欠です。唾液の混入しない状況で根管治療が行われているでしょうか?これにはラバーダムが不可欠ですね。CTやマイクロスコープ、拡大鏡などの診査治療機器は備わっているでしょうか?ひとつの判断基準といえるでしょう。

上記2つが徹底されていれば、深いむし歯治療=根管治療がしっかりできているといえるでしょう。また、根管治療しないように、「神経を残す治療」も、同等のコンセプトと環境づくりが必要ですね。

 

歯周病が高度に進行しているので治療が困難、だから抜歯。この判断も歯科医師の診査と技量で様々です。抜歯の前に、再生療法は可能か?診査してみましょう。当院の診査基準として「歯周基本検査=歯周ポケットの測定」があります。どの歯科医院でも行える検査です。その数値で治療方法がおおよそ推測できます。

 

歯周ポケットは、歯周病の進行状態をあらわしています。歯周病(歯槽膿漏)が進行すると、診査項目である「歯周ポケット」の数値が大きくなります。当院では、歯周ポケットの計測を定期的におこない、診断や治療法の選定に役立てています。上記が当院の歯周ポケットを基準とした診断基準と必要となる治療法です。歯周病の改善方法として、初期ではクリーニング、中期では外科治療・再生治療、抜歯となります。現在では、歯を残すことはもちろんですが、歯を支える骨を残すことにも留意した上で、将来の口内健康を考えていく時代です。もしものためのインプラント治療に精通した診断基準を持ったうえで、歯を抜かない、残すことに臨みたいですね。

「歯周再生治療の各治療法」についてはこちら。

歯周ポケット以外にも、角化歯肉の有無、分岐部病変、歯肉の問題、抜いたところの形態の問題、むし歯が歯肉深くに進行してしまっている問題、歯並びなどが歯周病治療に関連します。適切な診査に基づく、治療方法の選択と治療計画の立案が不可欠ですね。

かみあわせの負担が強すぎるために、グラグラになってしまっている。そこから歯周病を併発したり、歯にヒビが入り、むし歯になっている症例をしばしば拝見します。皆さんの噛み合わせは適切でしょうか??ぜひ一度チェックしてみてください。

歯を抜く前にできることっていっぱいあります。
担当医の先生が、「残念ですが、歯を抜きましょう」とおっしゃる背景には、これらのことを診査した上で、”治癒の可能性が低く、今後残った歯に悪影響を及ぼしかねない”のお考えがあるのかもしれません。

歯科医師によって、治療法の引き出しは様々です。私も日々その引き出しを増やすように努力しております。最近、当院へのメールや患者さまからのご質問が多かったため、このように簡単にまとめさせていただきました、ご参考いただければ幸いです。

歯は尊いもの。抜く前に一度担当医と相談してみてはいかがでしょうか?

―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 

 

根管治療 マイクロスコープ 大臼歯 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科



右上一番奥(7番目、第2大臼歯)に痛みがあり、当院を受診されました。レントゲンをみると、根管治療が上手くいっていない様子。無痛麻酔あとにラバーダムを装着し、かぶせものと土台を除去しました。除去後の根管内写真が上真ん中の写真です。基本この歯は3根管、つまり3つの穴が明瞭に見えるはず。2つの根管は根管治療をした跡がありましたが、感染が認められました。1つの根管は未処置。見えずらいこと、届きづらいこともあったのでしょうか?その未処置の根管からは排膿が認められました。

CTを撮影すると、この歯の根尖(根の先)に大きな病巣が認められました。その病巣は上顎洞にまで膨らみ、膿が溜まってしまっていました。本症例のような場合、2つの神経は取り除かれていますが、1つは未処置のため、歯に感覚が残っていることがあります。本症例では、「熱いものがしみる」という症状がありました。神経を取り除いたとしても、それが適切になされていなければ、このような症状が残ることがあります。また、根尖に病巣を抱えていることから、血圧の上がるようなことや疲労により、心臓の鼓動に一致したズキズキとした痛みも伴うことがあります。早々の治療が必要な状況です。

更に根管内の感染を除去すべく、根管内を清掃すると、口蓋根(赤矢印)より多量の出血と排膿が認められました。5秒ほどの間に、膿と出血で根管内がみるみる満たされる状態です。

本症例では、未処置の1根管は神経が生きている状態(①)、1つの根管は処置されていましたが不十分、もう1つの根管(口蓋根②)も処置が不十分で、それを原因に根尖に病巣をつくり、排膿出血していました。熱いものがしみるの原因は①、噛むと痛い・なにもしなくてもズキズキするは②が原因です。診断名は、「2つの根管が過去に根管治療をした既往の在る歯でその治療が不十分、1つの根管が歯髄壊死。+慢性根尖膿瘍」といったところでしょう。

根管内をマイクロスコープで観察しつつ、清掃します。患者さまには鎮痛消炎剤とともに、抗生物質+腫れ止めを服用頂き、さらに炎症を治めるようにします。この処置で1週間ほどで症状は緩解します。


 

マイクロスコープで治療 東京虎ノ門ヒルズ霞ヶ関神谷町歯科歯医者

当院では初診時のご説明や術前・術中・術後の治療記録に口内カメラやマイクロスコープによる撮影を行います。すべての症例とはいきませんが、それでもその記録量は膨大!ファイル整理に苦戦です(笑)。

マイクロスコープから得られる情報量は膨大なるもの。いままで肉眼では見えなかったものが見えることで、診断力が格段に上がっているようです。

但しその分、勉強しないと使いこなせない。せっかくマイクロスコープで見えているのに、「見る目」が無くては宝の持ち腐れ。日々精進の毎日です。

マイクロスコープだけでなく、CT撮影を行うことで、術前にほぼ診断が可能となるようです。「どうなるかわかりませんが、やってみましょう!」というチャレンジングな治療がほぼなくなり、治療前の診査診断である程度の予後の予測が可能となってきました。

当院では、患者さまにわかりやすい治療を日々心掛け臨床に臨んでおります。お困りの際はご相談ください。

 

簡単に神経をとってはいけない?東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

「容易に神経をとってはいけない?」

↑そんなこと、当然でしょ??

歯は3層構造。表層のむし歯であれば、むし歯を除去し、詰めたり被せたりして治すことができます。しかし、歯の内部深くまで進行したむし歯の場合は「根管治療」が必要です。「神経を取る治療」「根っこの治療」と呼ぶこともあります。

最近、インターネットや歯医者さんで「歯の神経は簡単にとってはいけません」という文章や説明を聞くことが多くなりました。患者さまも歯医者さんにそう言われれば、「神経は取ってはいけないもの!」と認識するでしょう。

当院でも同様の考えですが、ちょこっと違う。「できることなら神経は取らないようにしたいですね」という感じ。取らなくてはいけないから取るのであって、取りたいから取るわけではない。神経を残す方法を知った上で、インプラント治療もできる、入れ歯もブリッジも作れる、様々治療をを駆使したとしても、回復しないから、神経を取らざる得ないのです。

「簡単に、容易に神経を取ること」ってあるのでしょうか?そんな説明をする歯科医師は、神経を取ることを簡単に、容易に考えているからそのような言葉がでるのではないでしょうか?神経を残すことができないからそのような説明になるのでは?と思ってしまいます。

神経と取ることはとても難しく、残すこともとても難しい。いずれにしても「徹底して治療行うこと」これが大切。そのためには漏れのない診査、診断が不可欠です。

当院では、深いむし歯の治療(象牙質に至るむし歯)の際は、ラバーダムを装着し治療の臨みます。残せると判定出来た際は、MTAや水酸化カルシウムなどの薬剤で消炎し、機能(噛めるか?痛まないか?)を確認した上で、補綴(詰める、かぶせる)治療を行います。手間はかかりますが、神経を残すにはそれなりのステップが必要かと思っております。歯髄・根尖部の診断に基づき、神経を残すことで大きなマイナスを患者さまが被る可能性がある際は、残念ですが神経を取り除く根管治療を行います。ラバーダム+マイクロスコープ、必要とあればCT診査を併用します。

根管治療は、簡単ではありません。一度削ったらもとには戻りません。やらねばならないのなら、徹底した診査、治療。当院の目標です。


 


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

 


根管治療、でも抜歯 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

右下の奥歯の痛みを主訴として来院されました。ズキズキした痛みと共に、歯は揺れています。

レントゲン写真から神経に至るむし歯がある(黄色矢印)とともに、歯周病(歯を支える骨が溶ける病気)も高度に進行していることがCT撮影から明らか(黄色矢印)となりました。

本症例の痛みの原因は2つ、むし歯と歯周病。
深いむし歯は根管治療で何とかなりますが、ここまで高度に進行した歯周病の治癒は難しい。隣在歯を守るためにも抜歯も治療法の1つであることを説明させていただきました。しかし患者さまは「まずは根管治療をしてみたい、それから抜歯を考えたい!」とのご希望でした。


ラバーダムを装着し、唾液が混入しないように配慮した上で、根管治療を行います。事前に撮影したCTとマクロスコープを使用して治療に臨みます。本症例は樋状根。本来ある3つの根管が、カタカナの「コ」の字状に根管が癒合しています。癒合した部分を含め根管内をキレイにしなくては痛みはなくなりません。上写真のように、根管内をキレイにした上で、水酸化カルシウムを貼薬すると痛みは消失します。


根管治療により痛みは消失しましたが、噛んだ時に痛みがなくなりません。また揺れも残ったまま。適切な根管治療後に痛みが残っているということは、他に原因があるということを示します。処置前のご説明通り、歯周病の痛みが残ってしまいました。この時点で患者さまも納得の上、抜歯を治療法としてご選択され、抜歯することになりました。抜歯の際は、痛みの軽減や治癒促進のため、テルプラグを使用しました。

抜歯した歯を観察すると、複雑な歯根の隙間に「歯石」が沈着していました。この歯石に歯周病菌が感染し、歯を支える歯槽骨を溶かしていたようです。

以前に比べて、現在では、「なんとかやってみましょう!がんばってみましょう!」という「トライアル的」な治療はなくなってきたように感じます。CTやマイクロスコープの台頭、歯科医学の進歩により、「この歯は治せる、この歯は抜いた方が残っている歯のためには良い」といったことが、事前の診査でわかるようになってきました。

正しい治療コンセプトと適切な環境(CT、マイクロスコープ)により、無駄のない歯科治療が可能となってきたようです。


―宮崎歯科医院について― 舩井(船井)幸雄先生の著書「退散せよ似非コンサルタント」(52頁の超プロの5条件で紹介される)や 私の知った良い歯科医師(歯医者)、信頼できる歯医者・名医として紹介され、インプラントかみあわせ(顎関節症)治療で多くの患者さまを拝見する歯科医院です。東京都内、虎ノ門、虎ノ門ヒルズ、神谷町、霞ヶ関、新橋、港区、千代田区だけでなく関東近県、全国から患者さまが来院されるため、ご来院の際はお電話・メールにてご予約いただけますようお願い致します。インプラントかみあわせだけでなく、マイクロスコープCT撮影ラバーダム防湿を駆使した最先端根管治療ホワイトニング審美歯科メタルフリー予防歯科・親知らずの抜歯・歯周病治療・一般むし歯治療など、痛くない麻酔、痛くない治療で行っております、安心してご通院頂けます。セカンドオピニオンやご相談、メール相談も多数頂いておりますのでお気軽にご相談ください。