日別アーカイブ: 2021年1月22日

セラミック・保険外自費治療ってホントに良い治療なの?

【タイムスケジュール】

00:00 セラミックは本当に良い治療なのか?
00:59 セラミックインレー3本、装着開始!
01:27 つっかえ棒 バイトブロック装着
01:37 3本ラバーダムを装着する様子
02:27 ラバーダムを付ける理由
02:43 表面を酸処理
03:05 痛い!!!マイクロ頭にぶつける?!ゴメンね!
03:40 第1大臼歯 セラミックインレー装着
04:38 第2小臼歯 セラミックインレー装着
05:07 第1小臼歯 セラミックインレー装着
05:36 セラミックインレー 装着後の様子 拡大画像
05:49 ラバーダムを外す
05:56 ラバーダムを外した状態 拡大画像
06:00 動画最後のコメント(患者様、ありがとうございます!)

セラミックだから良い治療!

それは大きな間違いです!

値段が高いから、保険外治療だから良い治療!

それもホント痛恨の間違いです(笑)

むし歯治療のポイントは2つです。

むし歯を削り取ること、そして精密にぴったりと被せること!

この2つです。

むし歯は唾液中に存在する細菌が歯に感染、溶かしながら歯の内部へと感染を広げていく病気です。その細菌の大きさは0.5~1ミクロン。

肉眼の識別限界は100~200ミクロン。全く見えません。

だから絶対、マイクロスコープが必要です。

治療中に、感染させてもいけません。

だからラバーダム、絶対、必要なんです

※歯の神経まで2mm以上の象牙質がある症例、神経が炎症症状を呈していない症例では、人工歯装着の際、ラバーダムではなく、簡易防湿でも十分な場合もございます。

当院では、術前にCT撮影・診査を行い、歯の神経に近い2mm以内にむし歯が近接する症例では、歯の神経を残す覆髄治療を行い、その炎症を治めた上、補綴治療に臨みます。

それより軽度のむし歯症例や、神経の消炎を行った覆髄処置症例では、必ずしもラバーダムを必要としない場合もあるでしょう。

今回の動画は、歯の神経を残す治療後のセラミックインレー装着の様子です。

セラミックだから良いのではなく、値段が高いから長持ちするのでもなく、手間がかかるから良い治療、手間がかかるから値段が高いんです(笑)

こんな手間のかかる歯科治療は患者様との2人3脚で一歩一歩少しずつ!

治癒という同じゴール目指して頑張りたい!

仕上がり、美しいですよ(笑) 自画自賛(笑)

ぜひ最後までご覧ください!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯の神経残したい MTA (痛みがおさまらければ後日、神経を抜く)

私も、今、神経を抜くか抜かないかといいう状況なので、気になり、夢中で見ました。

気になったこと質問させて下さい

昔、神経ギリギリ壁一枚まで削った歯があり、最近になって、虫歯もないのに痛んできました。

冷たいものが染みるので、銀歯を開けて神経に近い部分に薬を詰め、様子見。

痛みがおさまらければ後日、神経を抜くと言われました。

先生の他動画でみたMTA かなぁと思ったのですが、その薬で神経の痛みが無くなることがあるのでしょうか。

また、神経はどうして急に痛み出したのでしょうか。

神経残したいです。

数年振りの歯医者で緊張して担当医さんに質問できず…。

コメントありがとうございます。

回答させて頂きます!

実際に拝見していないため、適切な回答とはならない場合もございます。

よろしくお願いします!

「先生の他動画でみたMTA かなぁと思ったのですが、その薬で神経の痛みが無くなることがあるのでしょうか。」

→MTAは非常に高価な薬剤です。もしMTAを使用される場合は、おそらく、ラバーダムを使用して、一部保険外治療あるいはまったくの保険外治療となっているでしょう。

その点、いかがでしょうか?

また、「その薬で痛みがなくなる」とのこと。

MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた薬剤です。

しかし、これ自体にむし歯を治す効果はありません。

痛みの原因は「むし歯、つまり細菌の感染が残っていること」です。

細菌感染は、削り取ること!これが治療法です。

これで痛みが治まらなければ、、、というのは、おそらくむし歯をぎりぎり迄取り除いたけれど、これ以上削ると、神経に達してしまう。だからできる限り取ってあるからね。というニュアンスつまり「細菌感染は残っている」ということでしょう。

マイクスコープとラバーダムを使用していれば、このようなあいまいな説明にはなりません。おそらく、肉眼で、ラバーダムを使用せずに治療してくださっているのではないでしょうか。

現在の痛み、あるいは今後起こりうる痛みにつきましては、こちらのリンクの表をご参考下さい。

感じている痛みから、現在の病状や適切な治療法を簡単にチェックしていただけます。ぜひご活用ください。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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