日別アーカイブ: 2021年1月3日

老後体が不自由・介護 インプラントは除去できる?

老後体が不自由になったり介護が必要になったりで、口腔内を清潔に保つことが難しくなった場合はインプラントは除去できるのでしょうか?

コメントありがとうございます!

「老後、お身体が不自由になった時」このお言葉を「不自由がゆえに、歯科治療が受けられない状況」と解釈させていただくことを前提で、
「インプラントは除去できるか?」に対して回答させていただきます。

インプラントの除去はできないでしょう。

歯科治療が十分にできない状況では、インプラント除去は難しいでしょう。

この「老後、介護」の問題と「インプラント」との関連。
この関連性とインプラント治療の是非が、しばしば論議されます。

確かに、そのような、介護状態となった時、不適切なインプラント治療が為されていれば、それが問題となる場合もあるでしょう。

でも、これは「そもそも、介護で、ご自身で歯を磨けなくなった場合、インプラントだけが問題?」と再考されていただきたい。

「ご自身で磨けずに、介護状態」となってしまっては、インプラントだけでなく、残る天然歯でさえ磨けません。
入れ歯すら、その管理も不十分でしょう。

「介護」=「インプラントはしないほうがいい」これは本当に関連性があることなのでしょうか?というのが私の見解です。

介護となる患者様、すべてではありませんが、「ご自身で摂食することが困難」な患者様が多いようです。
つまり、「ご自身で食事する能力」と「介護にならない健全な体作り」には密接な正の関連性があることは文献でも証明されているのです。

ご自身で食事をするために、ブリッジでもよい方、インプラントがよい方、入れ歯でも食事が可能な方。それは人それぞれです。
インプラント治療を行うことで、ご自身でしっかりと美味しく、栄養摂取できるようにすることで、これから起こりうる「リスク」つまり「介護とならないようにする!」ことへの努力のために「インプラント治療」のほうが、前向きな素晴らしい結果となるのではないか?と私は感じております。

これを痛切に感じる理由が私にはあります。

私は、総義歯・局部床義歯・顎関節症を主とする医局に臨床・教育・研究のお手伝いをさせて頂いておりまた。
その医局にて学位を頂き、大学病院ではそれを専門として治療に臨ませていただいた時期があります。

総入れ歯、部分入れ歯、ホント、難しい。患者様の努力の上での咀嚼能力の改善です。
患者様とホント、二人三脚でがんばりました。

でも今は、インプラントがあります。
これはホントに便利です。

このインプラント治療を行うことで、残っている歯の負担を軽減できることは確かです。
インプラントをすることで、これ以上歯を失わないようにすることも可能でしょう。

これにより、咀嚼能力は保たれる。
要介護となる可能性も少なくすることができる!

私はこちらに注力したほうが、前向きな善処ではないか?と痛切に感じております。

まだ起きてもいない不安に目を向け、二の足を踏み、怖がるよりは、可能性のある光に向けて努力する。
その可能性が高いのであれば、やらない理由はありません。

人は様々な立場から、様々な意見・見解を示すでしょう。
その背景にまで考察したうえで、ご自身の未来のために前向きに善処していただきたい!
このチャンネルの願いです!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

神経を残す MTA

いつも楽しみにしています。今回も素晴らしい治療でいつまででもみていられます。

質問なのですが、直接覆髄をする時にNaoClでケミカルサージェリーをした方がいいと言いますが そのせいでレジンがうまく接着してくれないとも聞きます。

ただ、かといってさらにそれ以上削るのもどうなのかなと悩んでいます。

今日の先生の治療動画では生食で洗浄のみだったのですが、何か理由などあれば教えていただけますか。

また、今の勤めているところにはセラカルしかなく直接覆髄のたびにMTAは使わせてもらえません。

直接覆髄に共通して気をつけた方がいい点などありましたらご教授ください。 お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いします。

同じ志を持つ素晴らしい歯科医師の先生からのコメント、心が引き締まりますね!
コメントありがとうございます!

・次亜塩素酸でのケミカルサージェリーをするか否かについて

かなり以前はすべての症例において次亜塩素酸でのケミカルサージェリーを行っていましたが、現在ではしていません。
その理由は「してもしなくても変わらないようならば、しなくてもいいのかな?」というのが正直なところです(笑)

リクッチ先生や泉先生の文献でも、「しなくてもいい」「していない」「生食で十分」という言葉があります。
それも理由の一つです。

しかし、した方がいいという言葉もあります。それは何か?

歯髄周囲の感染歯質が広範囲である場合です。
カリエスが広範に侵食している場合は次亜塩素酸で洗浄しています。
点性の露髄はしません。

過剰な切削はしてはいけません。
むし歯のみ削り取る。
検知液と硬さのチェックです。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22122

歯の神経を残す治療について
https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

生食の使用は「切削片の洗浄」と「乾燥予防」です。

セラカルでもいいと思いますよ!
確か、ケイ酸カルシウム配合されていたかと思います。

覆髄操作に一番大切なのは、マイクスコープでもMTAでもありません。
「ラバーダム」です。
これが無かったら、何やってもほぼ意味ありません。

防湿せずに、唾液が流れむ中、たとえ防湿したとしても、口呼吸となっている患者様「湿気の多い中」での覆髄?
まったく意味がないでしょう。

ラバーダム、これが大切。
ラバーダムすれば、セラカルだろうが、水酸化カルシウムだろうが、ドックベストセメント?だろうが、なんでもいいでしょう。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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みんなむし歯になるの?

 

自分は高校生で、未だに虫歯等できたことないのですが、大人の方で虫歯できたことない人あんまり見ないのですが、基本的にできるものなのですか?

そうですね!個人差があるようです!
以下のリンクの表をぜひご覧ください。

歯周病 歯槽膿漏 東京都内内幸町虎ノ門新橋霞ヶ関の歯医者歯科

歯の問題は3つです。
むし歯、歯周病、かみあわせ。この3つだけ(癌は別とします)

リンクの表をご覧いただくとよくわかるかと思いますが、30代まではむし歯、40代以降は歯周病が進行しやすいといわれています。
そのため、それまでにむし歯になりにくい方は、そもそも、むし歯の細菌がとても少ない方なのかもしれません。
細菌がいなければ、むし歯にはなりません。

ご自身がどれに該当するのかチェックしてみましょう。

どれに該当したとしても、ブラッシングは大切です!ぜひ!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

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自費(保険外) 根管治療 きちんとしっかり治したい

相談内容

自費で根管治療をして頂きたいのですが被せ物にお金を必要最低限でしたいです。

現在余裕がありません。セラミッククラウンで1番お安いもので3万円弱になりますか?

地元の歯医者で根幹治療らしき音を載せたのですが、全くもって正しい治療ではなく、1ヶ月様子を見てほしいと言われましたが、痛みが激しいです。

込み合ってるとは思うのですが、左の奥が入れ歯なので、右は残したいです。

もしできるようでしたら、時間、日にち、全て指定の時間でできます。よろしくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

お困りのご様子が大変よく伝わってまいりました。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

ただし、実際のお逢いしていない事、実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

まずは結論から回答させて頂きます。

よろしくお願い致します。

・必要費用については、実際に拝見してから決めましょう!

・歯を残すことに全力を尽くしましょう!

・ご予約に日時は当院スタッフと相談しましょう!

この3点です。ここをポイントに治療をお考えいただければ幸いです。

まずは当院の根管治療の術式、そしてその費用につきましては、その詳細を以下のリンクに添付します。

ご活用下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/27207

費用を抑えて根管治療を行えるかもしれません。

その詳細については、まずはご来院頂き、当院歯科医師、歯科衛生士と十分なコミュニケーションのもとご決断下さい。

むし歯治療、根管治療の成功率をあげるには2つのポイントがあります。

1感染を徹底的に取り除くこと

2精密に被せること

この2つです。

根管治療でお困りの方は、1に目が行きがち。

我々歯科医師も、根管治療専門医なるものが居て、根管治療に特化した歯科医療システムを用意しています。

でもこれでは片手落ちです。

1で徹底的に感染を取り除いたら、再度感染させないようにするために、精密なる人工歯を製作装着することが非常に大切です。

お話しを伺うと、大切なかけがえのない歯のように推察致します。

抜かずにもう少し頑張って頂きたい歯。

ぜひ全力で治療をしましょう。

ただし、無い袖は振れません(笑)、相談しましょう。

神経を抜いた後の被せ方について以下の動画で解説しています。

ぜひご覧下さい。

また当院の根管治療の流れを簡単に動画で解説しています。

こちらもご覧下さい。

当院ではすべてのスタッフが同じコンセプトで治療をしています。ご参考になるかと思いますのでぜひ!

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

一生に一度の歯科治療 やり直しのない歯科治療をスタッフ全員で目指す 良い歯科医院 信頼できる歯科医院を目指す スタッフのため 患者様のため を目標に!

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歯の神経を残すことの具体的なメリットはどんなものが挙げられますか

多くの歯科医院で根管治療が行われる理由、大変分かりやすかったです。

歯の神経を残すことの具体的なメリットはどんなものが挙げられますか?

コメントありがとうございます。

歯科治療はそもそも人体に「デメリット」でしょう。

治療は出来ればしないほうが良いでしょう。

ただ、治療をしないと、痛みが続く、感染がさらに拡がるという「歯科治療を行う以上のデメリットを被る」ため、仕方なく歯科治療をする。

これが現実です。 でも、だからといって、いい加減ではいけない。

むし歯は目に見えない唾液中に存在する細菌の感染症です。

徹底した歯科治療が必要です。そのためにはマイクスコープとラバーダムが不可欠です。

この上で行った「歯の神経を残す治療」は、「むし歯のみを削り取る事が出来る」「歯の削除量を極力最小限にできる」という最大限のメリットが得られます。

歯の神経を残すということは、「歯を削る量を最小限にできる」ということ。

つまりは、「歯科治療というデメリット」を最小限にできるということになります。

これは結果として、人生において、歯科治療を受ける機会を少なくし、歯の寿命を永くする可能性を高めることになるでしょう!

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