日別アーカイブ: 2019年5月9日

歯ぐきが腫れている 原因 神経が死んでいる 根管治療

歯ぐきが腫れている 原因 神経が死んでいる 根管治療 根っこの治療 専門医 マイクロスコープ ラバーダム 東京都内港区千代田区 歯医者

上動画は、神経の治療済みの上顎第1大臼歯(上奥から2番目の歯)の歯ぐきが腫れて来院された患者様の根管治療症例です。

但し、歯ぐきの腫れの原因は、その後ろの歯である上顎第2大臼歯の深いむし歯でした。
根管治療が必要となったのは上顎第2大臼歯です。

上動画ではその診査、診断の様子、マイクロスコープによる根管治療の実際について、動画でご説明しております。神経の治療を受けたことがある歯の歯ぐきが腫れている患者様にはご参考になるでしょう。

歯ぐきが腫れている 原因 神経が死んでいる 根管治療 根っこの治療 専門医 マイクロスコープ ラバーダム 東京都内港区千代田区 歯医者本症例は以下の通りです。

・ ①の神経処置した歯の歯ぐきが腫れている。
・ ②の歯の詰め物が外れた。

歯ぐきが腫れている 原因 神経が死んでいる 根管治療 根っこの治療 専門医 マイクロスコープ ラバーダム 東京都内港区千代田区 歯医者この2つを主訴に来院された患者様。

通常であれば、上図の①の歯の再根管治療し、②の歯をむし歯治療することとなるでしょう。

術前のレントゲン写真では、①の歯根の先端に根尖病変は認められず、②の歯は、深いむし歯であることしか分かりません。

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そこで術前にCTを撮影し診査しました。その際、どこから排膿しているのかを診断するため、膿のでてくるところから樹脂(①青色矢印)を挿入して撮影しました。

膿の出てくる先は、第一大臼歯の歯根(3歯根)の先端にはなく、第一大臼歯の歯根の先端にも根尖病変が認められません。③ので分かるように、第2大臼歯の根尖病変が第1大臼歯へと拡がりそこから第1大臼歯の歯肉を腫らしていることが分かりました。歯ぐきが腫れている 原因 神経が死んでいる 根管治療 根っこの治療 専門医 マイクロスコープ ラバーダム 東京都内港区千代田区 歯医者

このようなCTの術前診査により、第1大臼歯の根管治療をせずに済みました。

右写真は第2大臼歯の根管治療前のマイクロスコープ画像です。

患歯にはラバーダムを装着しています。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。細菌が葉の内部に侵攻し、感染を拡げていくのがむし歯です。治療中に患部に唾液が混入することは、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。そのため、当院では、深いむし歯治療や根管治療の際には、ラバーダムを装着し治療に臨むよう心掛けています。装着率は100%です。

歯ぐきが腫れている 原因 神経が死んでいる 根管治療 神経根っこの治療 専門医 マイクロスコープ ラバーダム 東京都内港区千代田区 歯医者右上写真をみて分かるように、むし歯は神経に到達し、神経が見える状態となっています(=露髄といいます)。露髄の際、健康な神経(=歯髄)であれば、血流があるため、出血するのですが、本症例ではそれがありません。

細菌の感染により、神経(=歯髄)が死んでしまっている(歯髄壊死)が分かります。
このような場合では、さらなる感染を予防すべく、根管治療を行うことが必要です。
その様子は、動画にてご説明させていただいております。

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