日別アーカイブ: 2019年5月21日

歯髄炎 自然治癒するか 症状でチェック診断

むし歯 細菌の感染症 神経を残す治療 根管治療むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯は3層構造です。
2層目の象牙質近くまで達すると、歯の神経(=歯髄と云います)に軽度の炎症が生じます。これを歯髄炎と云います。

冷たいものがしみたり、あまいものがしみたりする症状を伴います。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22012 神経を残せる基準チェック項目 どんな症状ならば神経を残せるのかさらに深く進行することで、その症状は強くなります。
ズキズキする、ジーンとする、ジワーっとする症状を伴います。
進行程度により、その強さと持続時間と頻度が強く多く増していきます。

歯髄炎には2種類あります。
①可逆性の歯髄炎と②不可逆性の歯髄炎です。

①は感染を取り除けば元に戻りますが、。②は根管治療(神経をとる、抜く治療、歯内療法)が必要となります。自然治癒はしません。

不可逆性歯髄炎がが更に進行すると神経は細菌感染により死んでしまいます。③歯髄壊死です。

これは細菌感染により歯の神経が死んでいるため、放置すると、感染はさらに歯槽骨へと波及し、④根尖性歯周炎となります。歯の周りの骨の炎症です。

まとめます。

深いむし歯で痛みがある場合の病名は3つです。
① 可逆性歯髄炎
② 不可逆性歯髄炎
③ 歯髄壊死

④ 根尖性歯周炎

① の場合は神経を残せます。上症例がそれです。
② ③の場合は早々に根管治療を行い、さらなる感染拡大を予防します。
(④は②③に伴い生ずる歯の周りの骨の炎症です。)

神経残す抜かない治療 動画で説明①と②と③を適切に診断するためには、マイクロスコープが必要です。肉眼では見えないため、診査診断することはできません。つまり神経を残すことはできません。

当院ではこの治療コンセプトを実行できる治療環境を整えています。

マイクロスコープを2機、CT常設、根管治療となった際のマイクロスコープ精密治療に必要な治療器具。そしてラバーダム。

適切な治療コンセプトのもと、適切な道具立てで歯は治ります。

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