日別アーカイブ: 2020年7月12日

歯の神経を取ったの(根幹治療根管治療)に、なぜ痛い?

本動画のタイムスケジュールです。 ご活用下さい!

00:17 今回の動画について 結論から!
00:53 この動画から得られること3つについて
01:17 今回の動画 症例の概略
02:05 根管治療中の患者様へのお願い
02:35 症例スタート(ラバーダムの装着から)
03:03 ラバーダムの必要性について
03:47 仮封材(仮蓋)を削り取る
04:01 根管内の状態は?
04:25 根管治療とは煙突掃除?
04:44 本症例の状態を図で解説
05:21 イスムスとは何か?
05:52 超音波チップでイスムスを取り除く
06:02 「折れた器具(ファイル)」を取り除く実際の様子
06:57 動画終わりのコメント

以下、この動画のはじめの内容です。

『「根管治療後、なぜ痛い?その原因は?」と題して始まりましたこの動画。

その痛みは様々ですが、まずはその痛み、前提条件からそろえていきましょう!

今回の“痛み”は、根管治療後、数日経ってもその痛みが治まらず、根管治療を何度繰り返し行っても改善しない場合の”痛み“とさせて頂きます。

まずは結論から参ります。

根管治療後の痛みの原因は、根管治療が不十分であることです。

つまり、それは、歯の内部にあるスペース「根管内」に「細菌感染」が残っているということです。

この動画では、根管治療中に器具が折れてしまい、治療が困難となり、抜歯の可能性の説明まで受けた患者様の再根管治療の様子です。

この動画をご覧頂くことで、

・根管治療を受ける際におさえて頂きたい2つのポイント!

・器具が折れても取り除くことができる!

・抜歯する前に、まずは適切な根管治療を!

について症例を通して分かり易く解説致します。

ぜひ最後まで御覧下さい。

本症例は、2つある根管が1つに収束する複雑な根管の形態でした。

残念ながら器具が折れてしまった根管は、先端で大きく湾曲した極細の形態。

前医の先生は、マイクロスコープの無い中でも、肉眼で何とか治療をされていることが大変よくわかる症例でした。

その証拠に、2つある根管のうち、1つはしっかりと根管治療されていました。

患者様の事情もあり、しばらく放置されたことで、細菌感染が拡がってしまったようです。

とても残念な結果ではありますが、肉眼で熱心により熱心に一生懸命に治療すればするほど「器具の破折」の可能性が高まるのがこれまでの根管治療なのかもしれません。

このような器具の破折は、症例全体の2%~6%に生ずるとするペンシルベニア大学の調査結果もあるようです。

ぜひ皆様にお願いしたいところとして、

「根管治療は最後まであきらめずに終えて頂きたい!」

この一言をお願いさせて頂きます。よろしくお願い致します!

患者様の病状やご希望、受け入れる歯科医院側の設備や治療コンセプトによって、この動画の通りとはならない場合もございます。

この動画をご参考頂き、まずは近隣の歯科医院を受診、ご相談頂くきっかけとなれば、嬉しい限りです。

では早速いきましょう!』

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル