月別アーカイブ: 2019年8月

費用 マイクロスコープ根管治療について《メール相談》

ご相談内容

左上にデキモノができて、歯科に行くと、根管治療が必要で、保険適用外の顕微鏡使用で8万、セラミックの被せ物で22万、合計28万かかりますと言われました。以前も治療して再発とのことでしたが、流石に高すぎると思い、色々調べて、技術力ありで、保険適用のこちらのサイトにいきつきました。こちらでの顕微鏡使用して、被せ物含めた根管治療一連の一般的な金額を教えていただきたく、よろしくお願いいたします。

マイクロスコープ ラバー―ダム 根管治療 神経残す治療 都内港区新橋汐留内幸町霞ヶ関虎ノ門 歯科歯医者

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

お知らせ頂いた内容から推測させていただいたのですが、詳しい病状やそれに必要な治療内容が明確に分かりかねましたため、当院の保険外治療に関するリンクをいくつか添付させていただきました。症状やご希望などと照らし合わせてご算出いただければ幸いです。重ねてよろしくお願い致します。

以下に参考になるであろう治療費用などに関するリンクを添付致します。すべてのリンクをご参考頂き、お役に立てくださいますようお願い致します。

よくあるご質問 患者様へのご説明 神経を残す取らない抜かない治療法 都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTA①マイクロスコープを用いた根管治療に関わる費用については、こちらのリンクをご参照ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

※保険証をお持ちであれば、「保険証をお持ちの患者様の費用は以下の通りです」以下の費用となります。

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明

②当院の保険外治療費用全般については、こちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/11447

オールセラミックス症例報告③セラミックなどのかぶせものを選択する際の利点欠点などについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17270

④セラミックなどのかぶせものについてはこちらの表をご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/wp/wp-content/uploads/6ff7e8c77aac25ec52a483075388dcc34.jpg

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

⑤当院の動画症例 youtubeチャンネル

当院の根管治療症例について分かりやすくご説明しております。
https://www.youtube.com/c/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%99%A2

根管治療 動画で説明⑥当院の根管治療について

動画にて説明しております、ご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/23892

初診は、保険証をお持ちであれば、検査費用などで4000円ほどでしょう。全国一律です。

上記以外に、ファイバーコア(根管治療後の土台となります)¥15000-が必要となる可能性もございます。

ファイバーコア治療後の仮歯製作として¥3500-~¥5000-/1歯。調整料として¥3500-~¥7500-が必要です。

すべての治療を保険外治療費で行うと、大きな費用となりかねません。

そのため、歯周治療など、保険診療でまかなえる部分は保険治診療で行います。

上記を総括すると、
根管治療として約¥20000-程(マイクロスコープ使用+ディスポーザブル器材代等)とファイバーコア+仮歯で約¥20000-程。(①参照)、その後のクラウンは上記表(④参照)からご選択(③参照)いただいた費用となります。

(※上記すべて税別となります。)

これに保険診療代金が必要となりますが、この費用は大きなものではないでしょう。
口内を拝見していない状況で推測・算出できる治療費用は上記の通りとなります。
ご参考になれば幸いです。

回答は以上となります。多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問につきましては当院までお越しいただき、当院スタッフにご相談ください。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。ご希望の際は、当院までご連絡ください。
03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

メール相談 歯科歯医者 かみあわせ 根管治療 神経を残す治療 マイクロスコープ

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 アクセス 地図

 

 

 

 

 

3mix 歯科 根管治療の1症例

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

右上奥の歯ぐきが腫れて来院された患者様。痛みはありませんでした。

この歯は2年前に3mixを入れてからセラミックを入れた歯です。

装着直後はしみていたけれど、次第に落ち着いてきたとのことでした。

しかし、昨年より再度 しみはじめ、1カ月前には歯ぐきが腫れてきたため、前医に相談すると、根管治療が必要と説明されました。他の医院で一度診てもらった方が良いのでは?と感じ、当院を受診された患者様の症例です。

本動画では、治療を通して、以下のことをご説明させていただいております。
・神経を残せるか否か?その診断基準について
・根管治療が必要となる症例について
(根管治療とは、歯の神経を取り去る治療です)
・ラバーダムとマイクロスコープを活用した根管治療について
・やり直しのないむし歯治療とは何か?について

下写真は、セラミックインレーを外し、その下にある覆髄材(神経を保護する薬:むし歯が深く、神経に近いとき、歯の神経を守るために貼薬する薬剤をいいます)を取り去った状態です。

露髄 深いむし歯 根管治療 歯髄壊死 マイクロスコープ ラバーダム 

この段階で歯の神経にむし歯が達しています。
これを露髄(ろずい)といいます。
ピンク色に染色された部分や茶褐色の部分はむし歯です。

露髄 深いむし歯 根管治療 歯髄壊死 マイクロスコープ ラバーダム ①

むし歯とは?どんな病気?細菌の感染症歯の神経は例えるならば、「ピンク色の水風船」のような形態をしています。

健全な神経があれば、血流があるので、露髄の時点で出血が認められますが、それがありません。

また、露髄して神経が見えると、そのピンク色の水風船が確認できるはずですが、本症例ではそれも認められません。空っぽです。

これは在るはずの神経が、細菌の感染により壊死し、無くなってしまっていることを意味しています。これを歯髄壊死(しずいえし)といいます。神経がすでに死んでしまっている状態です。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

詳細は動画をご覧いただければ幸いですが、本症例は、上表の「不可逆性歯髄炎と歯髄壊死」の状態といえます。

つまり、むし歯の取り残しにより、神経が強い炎症を起こし(=不可逆性歯髄炎)、一部はその炎症のため壊死(=歯髄壊)した状態です。

このような症例では、これ以上の感染拡大を予防すべく、神経のある根管内を洗浄・消毒する必要があります。
これを「根管治療」といいます。皆さんがいう、「神経を取る治療」です。

当院では神経を残せるか否か、根管治療が必要か否かを、術前の問診に加えて、実際にマイクロスコープで神経の病状を精査した上で診断しています。

歯の神経を残せる症例 歯髄 神経 画像 MTA ドックベストセメント 3mix

歯の神経を残せない症例 根管治療が必要な症例 歯髄 神経 画像 MTA ドックベストセメント 3mix

本症例のように、せっかくセラミックインレーを入れても根管治療になってしまうのはとても残念でなりません。
そうならないようするにはどうすればいいでしょうか?

当院では、エナメル質を超える深いむし歯治療の際、3つのポイントを必ず守り治療に臨んでいます。

① むし歯を取り残さないこと
当然のことだとではありますが、肉眼での治療には限界があるのも現実です。
当院では、マイクロスコープを用いてむし歯を取り去り、神経に深いむし歯治療での覆髄にはMTAを使用しています。

② 治療中に感染させない
これにはラバーダムが不可欠です。
根管治療に限らず、神経を残す治療(間接覆髄、直接覆髄、部分断髄)でも必ず装着し治療に臨みます。

③ 精密にかぶせること
むし歯治療は2つのことを徹底しなければ治りませんし、再発します。
1)むし歯を取り除くこと
2)むし歯を再感染させないよう精密に人工歯でかぶせること
隙間の在るようなインレーやクラウンではむし歯は再発します。
精度の高い補綴治療(クラウンやインレーをかぶせること)が、むし歯予防には必要です。 

やり直しのないむし歯治療のポイント3つ 

マイクロスコープ精密歯科治療   マイクロスコープ精密歯科治療

歯 セラミック 違い 保険と 精度 キレイ 後悔 審美 都内内幸町新橋虎ノ門神谷町日比谷千代田区有楽町 歯科歯医者 神経を残す治療 ④

マイクロスコープを活用して、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を!当院の目標です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

矯正とかみあわせのご相談

ご相談内容

長文失礼します。 ワイヤー矯正を3年間行い噛み合わせ不良を発生し、今年の5月から再矯正を行なっているのですが症状がさらに悪化し貴院のいろんな角度からの治療方法に惹かれご意見を伺いたくメールを送らせていただきました。症状としては、息が苦しい・声が上擦ったり思うように出せない・睡眠不良・常に緊張している感じです。現在通っている病院では過咬合で奥歯が内側に傾いているのでそれを改善するためにインビザライン+輪ゴムによる矯正を行なっております。しかしこの治療を始めてからさらに声が出しにくくなったり、上の前歯が乾いて舐めないといけなくなったり、違和感があって噛み締めたり、顔のバランスに違和感が出るように感じます。先生に相談してもじゃあワイヤー矯正に変えようかと軽く言われました。私のような症状は治療可能なのでしょうか?

メール相談 歯科歯医者 かみあわせ 根管治療 神経を残す治療 マイクロスコープ

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

ご相談内容より、大変ご苦労を重ねてきているご様子と推察いたします。

現在感じていらっしゃる症状が、すべて「かみあわせ」によるものか否かは判断しかねますが、

「息が苦しい」
「常に緊張」
「過咬合」
「奥歯が内側に傾いている」
という文章より、「かみしめ」や「くいしばり」が強く、舌の居るスペースが小さくなっていることが疑われます。

https://miyazaki-dentalclinic.com/10801
こちらのリンクの画像をご参照くださるとわかり易いかと思います。

かみしめ くいしばり 舌のスペース 歯が倒れる 傾く 矯正  

舌のあるべきスペース(体積、容積)が小さくなると、舌の居場所がなくなり、舌は喉に押し込まれ、息苦しさや発音のしづらさ、頸部の緊張を伴います。

そのため、今治療してくださっている先生は、インビザラインを使用して内側に傾いた奥歯をまっすぐにして、舌のスペースの確保を試みていらっしゃるようです。

インビザラインを装着することで、さらに舌のスペースが小さくなるため、感じていらっしゃる症状が更に強く感じることがあります。

インビザラインの矯正治療が進むことで、歯はまっすぐに並び、舌のスペースも確保されてきます。そのような症状は少しずつ緩解してくるでしょう。

また、「ワイヤー矯正に変えた方が良い」という先生のアドバイスは、矯正治療中の「舌のスペース」確保を目的としたものです。

ワイヤー矯正は歯の外側に装置(ブラケット)がつくため、舌の居場所を邪魔しません。

適切なアドバイスではないかと推察しております。

また、ワイヤー矯正は、インビザラインと比較して、精度の高い歯の調整が可能であること、つけっぱなしであるため持続的に矯正力が歯に加わり、矯正のスピードも速いなどの利点もございます。

担当医の先生はしっかりと考えてくださっているようです。
今一度ご相談してみてはいかがでしょうか。

その他に感じている症状につきましては、単純にかみあわせだけが原因ではないことが当院の考え方です。
患者様の日常生活習慣、精神的ストレスなどにより、その「全身姿勢」は様々に変化します。
以下にその内容についてご説明させて頂いております、ご参考ください。

かみあわせと全身の姿勢の関連について
https://miyazaki-dentalclinic.com/16265

生活習慣(態癖について)
https://miyazaki-dentalclinic.com/12239

生活習慣 態癖 かみしめ くししばり 顎関節症 かみあわせ

矯正治療と合わせて、全身の身体を整える(疲労を回復してあげる)カイロプラクティックや整体治療などを行うことで、現在感じている症状は和らぐかもしれません。

回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。
よろしくお願い致します。宮崎

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問につきましては当院までお越しくださいます様お願い致します。

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)
必ずご一読ください。

※ 初診の流れ (必ずお読み下さい)

 

 

 

 

銀歯が痛む 神経を残せるか?症状でチェックする方法

本動画は、10年前に治した銀歯(メタルインレー、神経のある歯)が強く痛みだし、しばらくして痛みが治まったものの、ジーンとした違和感が続いた症例の治療の様子です。

本動画をみて頂くことで
〇『神経を残せるか否か?根管治療が必要か?』を「症状」からチェックする方法
〇 当院の根管治療の様子
〇 マイクロスコープによる治療の実際
などを知っていただけます。ぜひご覧いただきご活用ください。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

本症例は、術前の症状で「ズキズキした痛み」と「全く痛みがなくなる」という経験をされていました。

これは、細菌の感染により神経が炎症を起こし、「ズキズキとした痛み」を感じ、その後、神経が壊死し始めたため、痛みがなくなったことを示す所見です。

そのため、術前に根管治療の可能性をご説明した上で、治療に臨みました。

露髄 根管治療が必要 むし歯が神経に近い 達している

覆髄材(神経を保護する薬)を外すと、周囲はむし歯となっており、神経は露出していました。これを露髄といいます。

露髄周囲のむし歯を取り去りつつ、感染した神経も取り去ります。
感染部分を取ることが出来れば、出血は治まりますが、本症例では止血しませんでした。このような炎症の治まらない病状を「不可逆性の歯髄炎」といいます。

以下の画像がその様子です。

不可逆性歯髄炎 根管治療が必要な神経 神経をとったほうがいい症例 マイクロスコープ ラバーダム

患者様としては「何とか神経を残せないか?」とのご希望で来院されていました。
当院でもそのご希望は叶えて差し上げたいのですが、むし歯は「細菌の感染症」です。
感染を残しつつ神経も残すことはできません。薬でどうこうできるものでもありません。

感染による炎症が治まらない状態(不可逆性歯髄炎)や神経が死んでしまっている(歯髄壊死)状態では神経は残らないため、これ以上の感染拡大を予防すべく根管治療が必要となります。

そんなご希望をお持ちの患者様には、術前・術後だけでなく、術中の動画を撮影し、その病状を術後ご説明させていただいております。

皆さん、ご自身の病状を実際に見ることで、治療内容に納得されていらっしゃいます。

また、当院ホームページのブログを事前にみて頂き、当院での治療の様子を知っていただいた上で治療に臨まれる患者様もいらっしゃいます。

当院のホームページやyoutubeチャンネルをご活用いただければ幸いです。

宮崎歯科医院では、マイクロスコープを活用した精密歯科治療を通して、患者様のお役に立てるよう日々の臨床に取り組んでおります。

一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療。当院の目標です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

保険でマイクロスコープ ラバーダム?なぜすぐ神経を抜くの?

当院のyoutubeチャンネルに頂いたご質問とその回答を供覧させていただきます。

患者様皆さまが一度は考えたことのある質問ではないでしょうか?

ぜひご参考ください。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル


《ご質問内容》

「マイクロスコープを使った治療って保険適用じゃない歯医者さんがほとんど、もしくはマイクロスコープがないラバーダム使用しない歯医者さんばかりですが、なんでなんでしょうか? だいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…」

 

頂きましたご質問に①~③の番号を付して、以下に回答させていただきます。

①マイクロスコープを使った治療って保険適用じゃない歯医者さんがほとんど。

②もしくはマイクロスコープがないラバーダム使用しない歯医者さんばかりですが、なんでなんでしょうか?

③だいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…

 

① マイクロスコープの保険適用について

マイクロスコープの使用が保険で適用できる場合もあります。

以下の2例に限り、保険診療が適用されます。

・下顎第2大臼歯 樋状根の根管治療の際

https://miyazaki-dentalclinic.com/23626

https://miyazaki-dentalclinic.com/24674

・歯根端切除術

https://miyazaki-dentalclinic.com/22325

当院youtubeチャンネル 歯根端切除術
https://youtu.be/28lNOlWQONA

根管治療+歯根端切除術+オールセラミックスクラウン
https://miyazaki-dentalclinic.com/20975

これ以外の歯科治療では、未だ保険治療では認められていません。
これは、歯科医院個人個人が決めているものではなく、国が認めたものです。

当院のように、それでも何とか患者様の病状を回復するために、マイクロスコープを使って治療に臨んでいる医院もありますが、一部負担金あるいは保険外(自費)の根管治療メニューを用意して、対応しているのが現状です。

保険と保険外治療の根管治療の違いについて(表)
https://miyazaki-dentalclinic.com/wp/wp-content/uploads/717e70dfd37efe0fb29af4511ab1fd6d.jpg

保険と保険外(自費)の根管治療の違いについて わかりやすく説明

(マイクロスコープを活用した根管治療で使用する薬剤、治療機器などは非常に高価なものが多く、保険診療費用の枠を大きく超えることがほとんどです。)

当院の保険外治療と保険治療との費用について
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

②マイクロスコープがない、ラバーダムを使用しない理由

1)マイクロスコープがない 理由

1.高価である

現在の日本の根管治療の保険診療代金は、非常に安く、海外の先進諸国の歯科事情とは比較にならないほど低下価格なものといえるでしょう。そのため、日本国民にとっては、非常に助かる診療システムです。

しかし、その日本の保険治療項目は、戦後つくられた国民皆保険制度そのままが踏襲されており、日進月歩する歯科医学とはかけ離れているのが現実です。「痛みなどを取る、最低限の治療」が、現在の保険診療システムといえるでしょう。

対して、マイクロスコープは一機、600万円~1000万円です。
マイクロスコープでの治療には、それに伴う専用の治療機器・器材が必要となります。
繊細な治療となるため、治療時間も必要です。

神経を残せるか否か?現在の症状からチェック
https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

保険と保険外(自費)治療の根管治療の違いについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

 

2.マイクロスコープを活用するには技術と適切な治療コンセプトが必要。

UCLA正式プログラム 認定 根管治療 修了証マイクロスコープがあれば良い治療ができるとは限りません。

「素晴らしいフライパンがあれば、必ず美味しい食事が出来るとは言えない」のと同じです。

食事をつくるのは、「人」であって、フライパンではありません。

適切な治療には、適切な治療コンセプトが不可欠です。

当院ではアメリカUCLAの歯内療法専門医の治療コンセプトに従い治療に臨んでいます。

マイクロスコープ ラバーダム 保険治療 根管治療 神経を残す抜かないできるだけ治療

2)ラバーダムをしない理由

ラバーダムの使用率は、数パーセントです。当院では100%ラバーダムを装着し治療に臨みます。
保険診療にてラバーダムを装着しない理由は、保険診療にその項目がないからでしょう。

当院では根管治療の際、必ず麻酔を行いますが、患者様のお話しを伺うと、麻酔をせずに根管治療をする医院が非常に多いようです。

麻酔なしでラバーダムを装着すると痛みが生じる可能性があります。また、そのひと手間や必要な道具を揃えることが、現在の日本の保険診療報酬とは見合っていないため、その導入ができない歯科医院がほとんどなのでしょう。少ない保険診療収入で、なんとか工夫をして治療を行っているのが、現在の日本の保険診療システムといえるのではないでしょうか。

③「だいたいだいたいすぐに神経抜いてしまいますよね…」

マイクロスコープとラバーダムを装着した治療環境を整えることができない場合、治療する歯の「神経の炎症状態やその生死」を肉眼で診査・診断し、その神経を生かせるか否かを判断することは不可能です。

当院のマイクロスコープを活用した神経の精査、神経が生かせるか否か?を以下のリンクで分かりやく解説しております。ご参考ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/22037

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

マイクロスコープとラバーダムを活用した神経の精査ができない治療環境では、

〇むし歯が神経近くまで進行していることがレントゲンで分かる
〇露髄(むし歯は歯の神経に至っていることが目で見て分かる)が認められる

このような所見が認められたら、早期に、これ以上の細菌感染拡大を予防するために、「根管治療」(感染している可能性の高い神経を取り去ること)をすることが、「その歯を守る」適切な治療方法といえるでしょう。

マイクロスコープのない治療環境では、「すぐに神経を抜いてしまう」といった安易な判断ではなく、「限られた治療環境・治療条件における適切な判断、手際のよい治療」と見方を変えるのが妥当な考え方といえるでしょう。

以前はマイクロスコープはありませんでした。そのため、すぐに神経を取り、それ以上の感染拡大を予防することには「正義」がありました。

しかし、現在ではマイクロスコープに限らず、素晴らしい治療機器が日々開発され実用化されています。

歯科医療に限らず、すべてにおいて、日々暮らしは進化し便利になっています。

その進化を受け入れ選択するか、従来の方法を選択するかは、個人個人の価値観で選べる時代です。

当院では、日進月歩の歯科医療の最先端を患者様に提供できるよう、日々、医院の治療環境を整え、日々の臨床に取り組んでいます。

このyoutubeチャンネルも、当院の取り組みをお知らせする1つの場です。

このようなコメントを頂けることは非常に有難く、多くの方々に有用なご質問といえるでしょう。

長文となりましたが、回答は以上です。この回答がお役に立てれば幸いです。よろしくお願い致します。宮崎

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

ドックベストセメント失敗 その原因と対処法

矯正治療中にむし歯となり、他院にて神経を残す治療を受けた患者様。その治療法は「ドックベストセメント」。

しかし治療後もその痛みはおさまらず、当院にご相談・ご来院いただき、再治療を行うこととなりました。

ドックベストセメントの失敗。その原因は何だったのでしょうか?そしてそのリカバリー、対症法は?

本動画は、その治療の様子について分かり易く解説しています。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

間接覆髄法 直接覆髄法 部分断髄法 根管治療 のむし神経を残す治療 できるだけ削らない治療 できるだけ神経を残す治療 歯の進行度合いを図で説明

歯は3層構造むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

治療中に、唾液が接触・混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

そのため、当院では、象牙質内に至る深いむし歯治療や根管治療、神経を残す治療(間接覆髄、直接覆髄、部分断髄)では、必ず「ラバーダム」を装着して治療に臨みます。

医科で開腹手術の際、滅菌管理された手術室で手術に臨むように、口内に手術室をつくり、治療に臨むのです。

本症例のドックベストセメント治療が成功しなかった原因は2つです。
① むし歯の取り残し
② 覆髄が不十分であったこと

詳細は上動画をご覧ください。

下画像は前医の詰めた詰め物を外した状態です。
白く見えるのがドックベストセメントです。

ドックベストセメント 失敗 MTA 神経を残す治療

①の対応策としては、ラバーダムとマイクロスコープを適切な治療コンセプトに基づき活用すること。
②の対応策としては、MTAを覆髄材として使用することと言えるでしょう。

本症例のように、神経を残そうとしたが上手くいかずに当院を受診されるケースを多く拝見しています。

そのほとんどの症例が、肉眼に頼った、ラバーダムを使用しない治療であることがほとんどです。
①と②を徹底すること。むし歯治療の大原則といえるでしょう。

MTA 神経をできるだけ残す治療

上画像は、当院にて露髄部にMTAを貼薬する様子です。
MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有する優れた覆髄材です。
歯に対する接着性もあるため、しっかりと神経を保護してくれます。

当院ではマイクロスコープを活用した精密歯科治療を行い、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指し、日々の臨床に取り組んでいます。

マイクロスコープ&ラバーダム

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要

マイクロスコープ ラバー―ダム 根管治療 神経残す治療 都内港区新橋汐留内幸町霞ヶ関虎ノ門 歯科歯医者

 

 

 

 

MTAで神経を残し、セラミックインレーを装着する

本動画では、深いむし歯をMTAによる部分断髄法で神経を残し、その後、セラミックインレーを装着するまでをわかり易く解説しています。

・神経を残すには?
・MTAとはなにか?
・マイクロスコープを活用した治療とはどんな治療なのか?
・ラバーダム?
・セラミックはなぜ良いのか?

こんな疑問や心配をお持ちの方、必見です。

また、当院での治療の実際の様子を知りたい方はぜひyoutubeチャンネルをご登録していただければ幸いです。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

他院でセラミックインレーを装着するも、痛みや違和感が治まらず、当院を受診・相談された患者様の症例です。

神経に近い深いむし歯治療後に、銀歯(メタルインレー)やセラミックインレーを装着するも、「しみる、痛む、違和感がある」といった症状を感じている患者様が非常に多いようです。多くの患者様よりご相談いただき、当院にて治療させていただきますが、その原因は2つです。

① むし歯が取り残されている
② 覆髄材が緊密に接着していない

①の原因「むし歯が取り残されている」

患者様にとっては信じがたいことでしょう。
こういった「むし歯の取り残し」が認められる症例で共通していることが、
「肉眼で治療してもらった」とのことです。

当院にはマイクロスコープが常設してありますが、日本の歯科医院ではその普及率はまだ数パーセントです。

1cmにも満たない歯の内部の神経のむし歯を取り除くには、肉眼では困難を極めます。
私の過去の臨床経験に照らし合わせてみても、その限界を感じざる得ません。神経を残す治療に限らず、やり直しのないむし歯治療では、マイクロスコープが不可欠といえるでしょう。

また、失敗症例のほとんどで「ラバーダムの装着」もされていません。
ラバーダムは口内に手術室を作ることです。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。治療している歯に唾液が付着・接触することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。


②の原因「覆髄材が接着していない」

覆髄材とは、神経を保護する薬です。
当院では、歯に接着性があり、また湿潤化でもその効果が得られ、尚且つ、抗菌作用を有するMTAを覆髄材として使用しています。これらの利点を併せ持つ覆髄材材料は、他にありません。

この2つのポイントを抑えれば、深いむし歯治療・神経を残す治療は、「診断ミス」さえなければ必ず成功します。

診断ミスとは何か?
それは、神経を残せない症例の神経を残そうとすることです。

神経を残せない症例とは何か?それは2つ。
・不可逆性歯髄炎
・歯髄壊死

この2つの診断症例は、細菌感染による炎症は治まらず、またその感染により歯髄はすでに死んでいるため、神経を残すことは不可能です。
これは、術前の問診と実際にマイクロスコープで診査することで診断可能といえるでしょう。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

 

当院では、深いむし歯治療や根管治療、歯の神経を残す治療の際、ラバーダムを装着し、マイクロスコープを活用して治療に臨みます。覆髄材にはMTAを使用し、適切な診査診断機器を揃え、適切な治療コンセプトに従い治療に臨みます。

マイクロスコープを活用した精密な歯科治療で、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指す!当院の目標です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

ドックベストセメント 3mix 失敗をMTAで治療し神経残す

「できるだけ削りたくない」という思いから、それを謳う「ドックベストセメント治療」を受けた患者様。

しかしその後もむし歯の痛みは治まらず、インターネットで「神経を残すための治療はないか?」と検索し、3mix治療を探し当て、その治療を受けました。

症状はやや改善したものの、違和感はいまだ残っている状態。そんな中、当院を探し当て、来院いただいた患者様の治療の様子が本動画です。

治療内容は、マイクロスコープとラバーダムを活用したMTA直接覆髄法です。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル

患者様の術前の症状は、「激しい痛みはないものの、食事をしているかどうかに関わらず、じわじわとした違和感がある」とのことでした。

ドックベストセメントを施術した歯科医院、3mixを施術した歯科医院ともに「ラバーダム」と「マイクロスコープ」の治療環境は整っていなかったようです。

むし歯 細菌の感染症 神経を残す治療 根管治療むし歯は唾液中に存在する細菌が、歯に感染し、歯を溶かしながら内部へ感染を拡げる「感染症」です。

その感染症治療において、
・治療中に感染させないようにする「ラバーダム」
・感染を取り残さず徹底除去するための「マイクロスコープ」
は、なくてはならない治療設備です。

歯科治療でご苦労を重ねた患者様であればあるほど、「できれば歯を削りたくない」とお考えになるでしょう。

しかし、むし歯は目に見えない細菌の感染症です。
主要学会において科学的根拠の少ない薬剤を使用して、むし歯を削らずに薬剤で治そうとすることは、非常に不確実な方法です。ドックベストセメントや3mixはそのような薬剤であると当院は考え、使用しておりません。

むし歯治療、神経を残す治療のポイントは2つです。
① むし歯を取り残さないこと
② 神経をしっかり保護すること

①には、ラバーダムとマイクロスコープが必要です。
②にはMTAが不可欠でしょう。
+適切な治療コンセプト(診査・診断基準)が必要です。

そして、その後もむし歯にならないようにするためには、
③ 精密なる補綴(人工歯をかぶせること)
が必要となります。

歯 セラミック 違い 保険と 精度 キレイ 後悔 審美 都内内幸町新橋虎ノ門神谷町日比谷千代田区有楽町 歯科歯医者 神経を残す治療 ④

当院のホームページやyoutubeチャンネルでご説明させて頂いております。ぜひご参考ください。

当院ではマイクロスコープを活用して、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指し、日々精進しております。

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェックマイクロスコープ&ラバーダム根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

 

 

 

 

根管治療 神経残す治療 そしてセラミック治療

本動画は、下顎の大臼歯2本の治療の様子です。

その内容は、以下の通りです。

① 下の一番奥の歯(=下顎第2大臼歯)の根管治療・根管充填(全3回の様子)。その後の型どりとハイブリッドセラミックスの装着まで。

② 下の奥から2番目(=下顎第1大臼歯)の神経を残す治療(MTA間接覆髄法)。その後のオールセラミックスインレーの装着まで。

マイクロスコープ&ラバーダム

「マイクロスコープによる根管治療の流れ」、「マイクロスコープを活用した神経を残す治療」、「ラバーダム」等の治療の様子。またセラミックスで治すとどのようになるのか?をみて頂くことができます。

当院では、マイクロスコープを活用して治療の前後だけでなく、治療中の様子も記録し、治療後の患者様への説明に役立てています。

〇 ラバーダムを装着、マイクロスコープを使って根管治療してもらいたい!
〇 できるだけ歯の神経を抜きたくない、抜かない・残し治療をしてもらいたい!
〇 やり直しのない歯科治療を!
〇 セラミック治療ってどんな治療?

こんなご希望やご質問、ご不安を感じている方には必見の動画となっております。
ぜひご参考ください。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネルまた当院ではyoutubeチャンネルを開設し、当院の治療の様子を動画でご説明させて頂いております。ぜひご参考ください。コメントいただけると励みになります。

https://www.youtube.com/c/宮崎歯科医院

よろしくお願い致します。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

神経を残し、セラミックで治す

やり直しのないむし歯治療のポイントは2つです。

① むし歯を取り残すことなく削り取ること
② 削った後を、精密に人工歯でかぶせること

上動画は、『マイクロスコープを活用してむし歯と残すことなく削り取り、セラミックスを使用して精密な人工歯を装着する』 当院の治療の様子をみていただけます。
ぜひご参考ください。

マイクロスコープ&ラバーダム
むし歯は唾液中に存在する細菌が、歯に感染し、歯を溶かしながら内部へと感染を拡げる病気です。

感染を取りきれば治ります。しかし、取り残せば再発したり、治りません。

歯の神経(歯髄)を残す・取らない・根管治療しない 東京都内内幸町西新橋虎ノ門霞ヶ関神谷町日比谷有楽町の歯科歯医者 マイクロスコープが必要私の臨床経験では、目には見えない細菌感染を取り除くには、肉眼や拡大鏡ルーペでは不十分であると痛切に感じています。

「① むし歯を取り残すことなく削り取ること」

これには、マイクロスコープが貢献します。上動画をご覧いただくと一目瞭然でしょう。

マイクロスコープで感染を取り除いたとしても、その後に装着するインレー(=補綴)がお粗末では、再度細菌を感染させかねません。

ピッタリと隙間のない、また化学的にも変化しない「セラミックス」を使用してインレーを製作することで、「② 削った後を、精密に人工歯でかぶせること」が実現できます。

当院ではマイクロスコープを活用して、精密な歯科治療を行い、一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療を目指します。

宮崎歯科医院 youtubeチャンネル