月別アーカイブ: 2020年8月

根幹治療中に口を「ゆすいでも」大丈夫?

当院のyoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。ぜひご活用下さい!

普通の歯医者では、歯が削られた状態でうがいをさせられるけど水道水にもものすごく細菌がいると思いますし唾液にも触れていて大丈夫なんでしょうか?

コメントありがとうございます!

むし歯の進行程度によりますが、当院では、歯の神経に近いむし歯治療中には”ラバーダム”を装着して治療に臨むため、治療中にうがいをすることはできません。

ラバーダムを装着せず、根管治療中にうがいするというのはあまりお勧めできません。
当院では患者様の強い強い希望と同意がない限りはうがいは厳禁です。

ただし、うがいをしたからといって、根管内が細菌ですぐに汚れてしまう、ということにはならないでしょう。
理由は、歯の内部にある根管は直径ミクロン単位です。
外部から相当な水圧で押し込まない限りは、唾液が根管内部先端にまで及ぶことは考えづらいでしょう。

根幹治療は、煙突状の根管内部の内壁を削り取り、薬液で洗浄消毒します。
削り取るだけでなく、薬液で洗浄することが非常に大切なのですが、その薬液を十分に還流させるためには、根管の直径を400ミクロン近くにまで拡大しなくてはなりません。
通常は200ミクロンぐらいです。炎症を起こしている場合はそれ以下となっている場合もございます。
口をゆすいだ位では、治癒に影響を与える程の感染にはならないでしょう。

ただし、だからといって、見えない細菌の感染症です。
慎重には慎重を期した方が良いでしょう!

そのため、当院では、ラバーダムを装着、マイクロスコープで治療に臨んでいます!

また、当院もそうですが、歯科医院の治療ユニットには「フィルター」が装着され、適宜定期的に交換しております。さらに院内にもフィルターがあり、場合によっては次亜塩素酸を含んだ水を使用している医院もあります。ゆすいで頂いて大丈夫です、ご安心ください。

たとえ、そういったフィルターがなかったとしても、日本の上水道は世界一といわれています。大丈夫ではないでしょうか!

大変貴重なご質問ありがとうございます!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

ラバーダムは根管治療で絶対必要です【当院の見解】

今回は、皆さんが知らない、ついやりがちな歯科治療中の皆さんの行為についての話です。

皆さん、根管治療中に、お口、ゆすいでいませんか?

先生に、「ゆすいでくださーい!」って言われたら、それまでかもしれませんが(笑)

根管治療とは、歯の神経を取る・抜く治療といわれています。むし歯が歯の神経近くにまで進行した場合に必要となる治療です。このチャンネルをご覧頂いている「デンタルIQ」の高い皆さん、歯でお困りになった方ならご存じの治療ではないでしょうか!

当院にご来院いただく患者様に、「根管治療中に、お口をゆすいだことがある」いうお話を大変よく伺います。この動画を配信するきっかけとなる言葉です。

まずはこの動画の結論からいきましょう!

根管治療中に、歯をゆすいではいけません!

お口をゆすぐのは、かえって病状を悪くしかねません。

根管治療、してもしても治ならないのは、それが原因のひとつかもしれないからです!

それでは、なぜゆすいではいけないのでしょうか?

今回はこのことについて分かり易く解説いたします。動画の後半では、実際の治療の様子もご覧頂きます。ぜひ最後までご活用下さい!

皆さん、ラバーダムってご存じですか?

Youtubeで動画を配信するようになってから、毎日、大変多くのご相談を頂きます。

その中でも、根管治療、なかなか治らない患者様が大変多いようです。皆さんはいかがでしょうか?皆さんのご両親、ご兄弟、ご友人、ご苦労されている方、いらっしゃるのではないでしょうか?

なかなか治らない原因は様々ですが、その中でもトップクラスに多い共通する点の1つがこれです。

「根管治療でラバーダムをしていない・・・」っていうことです。

ラバーダムは、治療中に、治療している歯に、唾液が接触・混入しないようにする防御策です。

口の中に滅菌管理された手術室をつくるようなものでしょう

お口周りにラバーを装着して、治療する歯を一本だけ隔離します!

口の中にはむし歯の原因となる細菌が沢山います。

むし歯っていうのは、唾液の中に存在する細菌の感染症です。

細菌が歯の表面に感染し、歯を溶かしながら、歯の内部に感染・侵攻していくのがむし歯です。

その感染した細菌を取り除く・削り取るのがむし歯治療であり、根管治療です。

むし歯つまり感染が深く侵攻した場合、感染を取り除くために、結果的に、歯の神経を取ることになるんです。これを根管治療といいます。

神経を取るのが根管治療ではないんです、感染をとるのが根管治療なんです。

ややこしいですね(笑)

でも、その感染を取り除いている最中に、歯の中に、唾液が入り込んだらどうなると思いますか?

細菌の感染、取れますかね? シンプルに、また、感染しますよね?

『根管治療中に、口をゆすいでも大丈夫でしょうか?』 

こんなご質問を頂くこともあります。答えは明白です!ダメです!(笑)

汚れた泥水が入り込む中で、必死に白いタオル洗っても、きれいになりませんよね。

白いタオルを泥水の中でキレイにするためには、強烈な薬剤と、繰り返し繰り返し長時間、長期間にわたってタオルをゴシゴシゴシゴシ洗わないといけません。大変です。タオル、破れますよ(笑)

たとえ、マイクロスコープを使ったとしても、ラバーダムをしていなければ、一生懸命に根管治療に臨んでも、治療中に唾液がガバガバガバガバ入り込んでしまいます。何やってんだかよく分からないですよね。絶望的です。

ラバーダムなしの根管治療は、野原で開腹手術するのと同じって言ってもいいのかもしれません。

治らないことはないかもしれませんが、治療中に感染するか否かは運次第、博打ってこと。

治った場合は、皆さんの免疫、身体の力で感染を抑え込んでいるだけなのかもしれません。

私なら、大切な歯のために博打は打ちません。皆さん、どうですか?

ここまでお話ししても、

「いやいや、いままではラバーダムしてないんだから、いらないでしょ?」

「いままで通りの方法でやってよ!」

っていう患者様が稀にいらっしゃいます。

いままで通りの根管治療で治るのであれば、再治療することはなかったでしょう。

それに関わらずラバーダムをせずに根管治療に臨むというイバラの道を歩みたいというのであれば、

残念です!己の道を貫き頑張って(笑)

いばらの道を舗装道路にしてくれるのがラバーダムです。

私は楽な道がいいです!

治療する側も、治療を受ける側にもメリットばかりです。

なので、私は根管治療では、安全確実な治療をすべく、ラバーダムを選びます。

皆さんはどちらを選びますか?

これは根管治療に対する私の一解釈、好みの問題に過ぎないかもしれません。

例えば、目玉焼きを食べる時は、「ソース」派?「しょうゆ」派と言っているのと同じレベルかもしれません。どちらも美味しいでしょう!

ラバーダムやマイクロスコープがなくても一定の治療結果を出している歯科医院は多数あります。患者様のご希望、それぞれの地域で求められる歯科医療も様々です。

この動画で、根管治療にはラバーダムが絶であるとする価値観を押し付けるつもりは全くありません。私個人の1解釈としてご参考頂ければ幸いです。

でも、根管治療の際、ラバーダムを装着しないで治療するということ、根管治療中に口をゆすぐということは、治療中に感染する可能性はない?とは否定できないと思います。

歯は一生涯の友であり、自分自身です。

いつまでも自分の歯で美味しく食事、したくありませんか?

もし治療をするならば、出来る限りリスクを避けた治療法の方がいいですよね!

この動画を近隣の歯科医院にご相談するきっかけにして頂ければホント嬉しいです。

私は動画を配信させて頂くことで、毎日、皆さんよりご質問・ご批判を頂き、独りよがりの自己満足な治療とならないよう日々反省しております。今後も皆さんのご期待に沿えるよう頑張ります!

さて、前置き長くなりました、では、早速参りましょう!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

根幹内 神経を殺す薬 眠れない痛み 仮蓋開放

ご相談内容: 根管治療中です。

根幹内(根管内)にまだ生きていた神経があったので、神経を殺す薬を詰めて、神経がさわれるようになったので、次週からラバーダムを付けて根管治療しましょうというところで、お盆休みに入りました。

翌日、翌々日と痛みが増していき、眠れなくなってしまい、休日も営業している歯医者で大急処置をしてもらいました。

仮蓋を開放して、溜まった膿と圧を逃がすとのことでした。

その後、綿栓になりました。

その日の夜に綿栓が取れたのですが、祝日で休みになってしまった為、祝日営業している歯科に駆け込みました。

すると、根の腐っている部分を取り除かない限りずっと痛いよと言われ、目が飛び出る程痛い麻酔をして、腐った部分を取り除いてもらい、また綿栓に戻りました。

ラバーダムは無しでした。

根管治療する中で、綿栓というのを初めて経験し、だいぶ不安なのです。

こうして今も唾液の菌がバンバン根幹内に入っている状態。

でも仮蓋をしたらまた膿の圧で激痛収まらなくなるのを考えると恐ろしく、2件の歯医者で綿栓を付けられそういう治療があると言う事は知ったのですが、

膿が落ち着いたら殺菌して仮蓋したらまた激痛で取ってと永遠に繰り返しそうで、憂鬱です。

こんな経過を辿った患者さんはいらっしゃいますか?

この歯の現状からそちらで治療の続きはできますでしょうか。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

 

まずは結論から!

このような経緯から当院にご来院頂き治癒する患者様、大変多くいらっしゃいます。

大丈夫!治ります!ご安心ください。

この現状から引き続き当院で継続治療すること、可能です。そちらにつきましてもご安心ください。

まずは現状のご説明をさせて頂きます。

むし歯が深かったのでしょう、歯の中の神経にまで至っていたため、歯の内部に感染した細菌を殺すための薬を貼薬したのが1回目の治療かと推察致します。

この薬は消毒効果が高い反面、炎症の強い状況の患者様に使用すると、心臓の鼓動に一致するよう痛みが術後に生じてしまう方がいらっしゃいます。

そのような場合は、歯の中に血液が流れ込むことによる内圧の高まりが痛みの一番の原因であるため、綿で仮封して痛みを治める一時的な応急処置を施します。

現在はそのような状況と推察致します。

もしお薬が処方されているようであれば、そのお薬をご服用下さい。

お口の中はしっかりとブラッシングを行っていただけば尚よいでしょう。

食事が入ってしまう場合は、よく含嗽していただき、歯ブラシが当てられるのであれば、優しく当てて下さい。

そのままでも大丈夫、痛みが再発するようであれば、急患診療をご利用ください。

抗生物質、痛み止めなどを処方して頂いた方がよろしいかもしれません。

腫れるようなことがあれば、治療部位のあたりを冷やしてあげるといいでしょう。

身体が疲れないように気を付けていただけると尚、症状は治まり易いです。

なにかお困りのことがあれば、このアドレスまでご相談ください。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

あいにく、現在夏季休暇を当院は頂いております。

17日月曜日より診療開始です。

よろしくお願いいたします。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

 

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯医者 口が小さい 開けづらい

当院のyoutubeチャンネルに頂いた感想とコメントに回答させて頂きました!

お口に小さい方、歯医者さんでお口を開くのがつらい方、必読です!

こんなに話しかけながら安心してやってくれる歯医者さんがあるんだって感心しました!

私は歯医者さんがトラウマでずっと逃げてきました(>︿<。)でも最近頑張って歯医者さんに通うようになりました(笑)

やっぱり苦手だけど、この動画を見てちょっと安心しました(〃艸〃)

私は口が小さくて治療が大変です・゚゚(p>д<q)゚゚・これからも動画拝見させてもらいます!

コメントありがとうございます!
歯医者は嫌なものですよね(笑)
お口が小さいと尚のことでしょう!

ただ、お口の小さい方、ちょっと注意が必要です。

人は通常上下の前歯の距離で3センチくらいは最低開くものです。
いかがですか?開いたとき、指何本入りますか?
3本あるいは4本開くのが通常です。

これが入らない場合、要注意です。

開けたときに、耳の前あたりにある顎関節に痛みがある場合はそれ以上開かないようにしましょう。
歯医者さんに一度診て頂いた方がよいです。

もしそうでなく、開かないのであれば、これは「かみしめ」「くいしばり」が強すぎるということです。

いつも上腕二頭筋(力こぶ)の筋トレばかりしているため、手が伸ばしづらい状況にある?みたいな状態です。

このような方は、お口を大きく開く練習が必要です!
かみしめがキツイと、歯にヒビがはいり、そこからむし歯になってしまうからです!

ぜひチェックしてみて下さい!

またそのような方は、かみしめや姿勢の癖があるものです。
リンクを添付しておきますので、お時間あるときに合わせてチェックしてみて下さいね!

かみあわせのチェックポイント!皆さんは健康なかみあわせ?
https://miyazaki-dentalclinic.com/11517

「かみしめ」「はぎしり」「くいしばり」について解説!
皆さんはどうでしょう!?
https://miyazaki-dentalclinic.com/10143

『かみあわせ』について!より詳しくマニアックに解説!
https://miyazaki-dentalclinic.com/11428

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

根管治療後に眠れない程の痛み 対処法?

当院のyoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。

ご活用下さい!

かかった歯科医に問い合わせがつかないため、もしかしたらと思い、コメントさせていただきます。

なにかアドバイスをいただければ幸甚です。

根管治療中のものです。根管治療薬薬剤注入後、眠れないほどの痛みが発生しています。

高温低温の飲み物では染みず、また、噛みしめでの痛みはほぼないので、 あくまで根管治療薬薬剤に起因する痛みかと考えています。

*神経自体は昔、今回とは別の歯科医で抜いた箇所です。

今回CT後、該当箇所に異常ありとのことで、再度除菌にはいったところです。

1.この痛みはいつまで続くものなのでしょうか? これまで治療なされてきたデータから、目安で結構ですのでご教示いただければありがたいです。

2.もし根管治療薬薬剤に起因する痛みだったとした場合、次回診療時まで放置していてもOKなのでしょうか?

3.鎮痛のため、アスピリンやロキソニン等の市販薬を使用してもいいのでしょうか? *禁忌とされる既往歴や条件にはあてはらない前提としてお考えください。

4.担当歯科医には「もし心臓がドクドクするほどの痛みがでたら、つまようじで仮冠をはずして、薬をとっていい」と言われているのですが、このような対応でもOKなのでしょうか?

ラバーダムや、マイクロスコープをはじめ、知らなかったことが多く、大変参考になります。

一連の動画を拝見しているところですが、是非先生に治療していただきたかったというのが本音です。

本症状が落ち着き次第、一度伺いたいと思います。その際は、どうぞよろしくお願いします。

コメント拝読いたしました。

実際に拝見していないこと、また、どのような治療が為されているのかは、ご担当頂いた先生以外には分からない事より推測の域を出ません。

はっきりと明言できない回答とならざる得ないことをご理解頂いた上でご参考頂ければと思います。

まずは、近隣の急患診療所にご通院頂くことを強くお勧めいたします。

また、ご担当下さっている先生から処方された薬、指示などをご確認下さい。

 

『4.担当歯科医には「もし心臓がドクドクするほどの痛みがでたら、つまようじで仮冠をはずして、薬をとっていい」と言われているのですが、このような対応でもOKなのでしょうか?』

→再根管治療後に言うこのアドバイスは、「歯の内部の感染が酷く、歯根の先端に膿が溜まっている急性症状の症例の患者様」に対して話す内容でしょう。

現在の病状は、歯の内部・周囲での炎症が酷く、痛みがある状態と推察致します。

ご担当下さっている先生のご指示通りで良いのではないかと思います。

術前に、歯の周囲での炎症が強く、膿んでいる場合は、治療後に、身体が疲れたり、根管内に貼薬した薬への反応が強い場合は、歯の内部へと血液が流れることでズキズキとした心臓の鼓動に一致した強い痛みが生じます。

その際は、詰め物(仮冠)を外し、その内圧を一時的に開放してあげると痛みは軽減します。

休日診療の歯科医院が当番制で必ず開院しています。

保健所や歯科医師会に問い合わせの上、急患で見て頂くことをお勧めいたします。

 

『1.この痛みはいつまで続くものなのでしょうか?』

歯の内部での炎症が治まり次第、徐々に緩解するでしょう。

血圧の上がるようなこと、運動、お酒、長風呂などは避けて頂くことをお勧めいたします。

処方されている薬があれば、そちらをご服用下さい。

 

『2.もし根管治療薬薬剤に起因する痛みだったとした場合、次回診療時まで放置していてもOKなのでしょうか?』

ご担当頂いている先生のご指示に従っていただくことをお勧めいたします。

もし指示がなかった場合は、近隣の休日診療で見て頂いた方がよろしいかと思います。
放置することは良くないでしょう。

 

『3.鎮痛のため、アスピリンやロキソニン等の市販薬を使用してもいいのでしょうか?
※禁忌とされる既往歴や条件にはあてはらない前提としてお考えください。』

お身体のアレルギー、ほか全身疾患などについて、実際に拝見していないため分かりません。

購入されるお薬とご自身のお身体とを照らし合わせて頂き、問題のないものをご利用ください。

お薬へのアレルギーや、もし、いま何か違う病気でお薬を服用されており、その薬との飲み合わせに問題がなければ、ロキソニンの服用がよろしいかと思います。

こちらにつきましては、薬剤師の方とご相談の上、ご服用するか否かをご決断ください。

実際に拝見していないこと、また、どのようなアレルギーや現在かかられている病気があるか否かが分からないため、歯痒い回答となってしまったことをご容赦ください。

ぜひ、近隣の休日診療をご利用下さい。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

ドックベストセメント ヒールオゾン治療 歯の神経を残す治療?

ご相談内容

初めまして、サードオピニオンの相談をさせていただきたくメールさせていただきました。

〇〇在住で、近所の歯科にて虫歯があると言われ、虫歯治療が初めてなので怖くて、色々調べたところ、痛くない、削らないを謳っている東京の歯科を見つけ、セカンドオピニオンに行きました。

CTスキャンをとっていただいたら、次回削りましょうと言われた歯は削らなくて大丈夫とのことで、セカンドオピニオンしてよかったなあと思ったのですが、予約を取った後、そこで言われた「ドックベストセメント」「ヒールオゾン」という言葉が聞きなれなかったので家で良く調べたら論文などがほぼ無いなどマイナスなことばかり出てきてとても怖くなりました。

ドックベストセメントはとても胡散臭く感じたので正直やめたい気持ちが大きいです。

○○の歯科で虫歯が3本と虫歯か怪しい歯が3本あると言われ、○○の歯科でドックベストをやるのは一本であとはヒールオゾンと言われました。

5本がヒールオゾンで治るなら・・・という気持ちもありますが、調べるうちに全部が胡散臭く感じてしまいとても不安です。

一本は目に見えてわかる虫歯で一番奥の上の歯の横から黒い穴があいています、CTで見たら神経?に届きそうな感じでした。

他は見た感じもよくわかりません・・・

削りたくないという気持ちもありますが、きちんと治して絶対再発させたくないという気持ちの方が大きいです。

予約をとってしまったので今からキャンセルするべきかとても迷っています。

歯に関して全くの無知で申し訳ない質問なのですが、

ヒールオゾンで治ると言われた歯は一般的に他の方法でも削らずに治していただけるということなのでしょうか・・・?

一度見ていただけると嬉しいです。

電話希望時間記入しましたが在宅勤務なのでいつでも対応できます。

とても不安です、よろしくお願いいたします。

 はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

大変お困りのご様子、歯医者によって言うことが違うと心配が強くなってしまうでしょう。

大変より分かります。

頂いたご質問に回答させて頂きます。

よろしくお願い致します。

『歯に関して全くの無知で申し訳ない質問なのですが、ヒールオゾンで治ると言われた歯は一般的に他の方法でも削らずに治していただけるということなのでしょうか・・・?』

まずは結論から。他の方法でも治せます!ご安心ください!

私はヒールオゾンという治療法を存じ上げませんでした。

歯科における主要な学会や研修会に定期的に参加させて頂いておりますが、ドックベストセメント、ヒールオゾン治療を行い治癒したといった症例発表は拝見したことがございません。

民間療法のひとつなのか、私の勉強不足なのか、大変申し訳ございません。

いずれにしても、歯科治療、とくにむし歯治療では、むし歯を徹底的に取り除けば治ります。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。その感染した細菌つまりむし歯を徹底的に取り除けば治ります。

https://miyazaki-dentalclinic.com/21898

その「取り方」にいろいろな手法があるのです。

その一方法として、ドックベストセメントやヒールオゾンといった治療法があるのでしょう、私は存じ上げませんが。

ドックベストセメントにつきましては、問い合わせが多いため、以下のリンクにまとめております。

ぜひご活用下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/25941

また当院ではyoutubeチャンネルを開設し、皆様に分かり易く配信しております。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

ちょうど、ドックベストセメント治療のやり直し治療について配信させて頂きました。

そちらもご参考下さい。

歯の神経を残す治療については、当院のリンクをご参照下さい。

やや専門的ではございますが、動画を交えて分かり易く解説しております。

https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

当院では主要な学会で認められた方法、材料などを使用して治療に臨んでおります。

その方法が上リンクに記載された内容でしょう。

 

『一度見ていただけると嬉しいです。電話希望時間記入しましたが在宅勤務なのでいつでも対応できます。

とても不安です、よろしくお願いいたします。』

当院はちょうど夏休みを頂いております。痛みなどございませんでしょうか?心配です。

もし問題なければ、17日月曜日より通常通り診療を開始いたします。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

 

 

 

下7番にインプラントは必要か?

当院のYoutubeチャンネルの動画に頂いたご質問に回答いたしました。ぜひご活用下さい!

いつも拝聴しております。丁寧で分かりやすい動画とても参考になります。

お陰様で歯科偏差値がかなり高くなったのでは自負しています笑

動画の中で先生でも奥歯が無く、そのままというのは驚きと、どこか変に安心?してしまいました。

なぜなら、私は先日、下の左側7番を抜歯し、6か月後頃にインプラントを検討している為です。

その抜歯した7番は15年ほど前に神経を抜き、ぐらぐらした状態がここ数年続いており、歯根も割れ、ポケット深さも10mmを超えており、痛みもあり、何とか根管治療で頑張ってきたのですが、歯科医師の先生と相談の上、抜歯に至りました。

 質問ですが、抜歯したままでは、反対の上の7番が伸びてくる可能性が高く、他の歯(特に下の6番)との干渉、噛み合わせ、特に隣の6番をはじめとする他の歯の寿命を短縮させてしまう等、様々な影響があると思います。

先生はその様な症状はあまりないという事なのでしょうか?

 又、インプラントは今後埋入しない予定なのでしょうか?

その場合の理由や考え方も伺いたいところです。

 私は、今7番1本だけが無い生活でも特に不便を感じず、インプラントの必要性について悩んでいる所です。

勿論インプラントを入れる事は一つの正しい選択肢であるとも考えています。

因みに今、歯が下がってこない様に、上の7番と6番をワイヤー固定している状態です。

フロスが入らずもやもやしています笑

コメントありがとうございます。

偏差値70(笑) ご活用頂ければ幸いです!

回答させて頂きます。

私が抜歯したのは左下7番目です。

約30年使用しました。歯根破折で先輩歯科医師に抜歯して頂きました。

お知らせ頂いた所見と私も同じです。数年歯茎が疼き、歯肉が腫れたりしていましたがそれほどの痛みはありませんでした。

「抜歯したままでは、反対の上の7番が伸びてくる可能性が高く、他の歯(特に下の6番)との干渉、噛み合わせ、特に隣の6番をはじめとする他の歯の寿命を短縮させてしまう等、様々な影響があると思います。」

「歯が伸びてくる、歯が移動する」

確かにそのような状況となる可能性のある患者様、いらっしゃいます。

そのような患者様は以下の通りです。

①全体にわたり歯周病が進行している

②歯が複数失われている

③かみしめが強く、そもそも本来生えるべき位置にまで歯が生えていない

 

①歯周病の場合、その病状の進行で、歯が大きく動きます。

出来る限り支えとなる歯があることで、残っている歯を助けたいところです。

②も同様でしょう。残っている歯に負担をかけないためにもインプラントは有用です。

よく抜歯したままにしておくと反対側が伸びるという歯科医師の先生がいらっしゃいます。

それは③のような状況をおっしゃっているのでしょう。

私はかみしめしていません。また、正常な位置まで歯が生えており、歯周病などもありません。そのため、それ以上生える、伸びることはありません。

生体は、傷を適正に治します。

指の先をえぐったとしても、膨らんで治るなんてことはありません。元ある位置まで適正に治ります。

歯も同様です。適正な位置に歯があるのであれば、歯周病や過剰な負担がかからなければ、歯の位置は変わりません。倒れたり、伸びてきたりすることはないはずです。

そのため、私はインプラントを必要としていません。今後もインプラントはしないと思います。

でも、7番にインプラントをお勧めする症例もございます。

歯周病でもなく、かみしめがそれほどひどくない症例でもです。

それは、すぐ手前の歯6番が、「根管治療済みの歯」である場合です。

あるいは、反対側、右側に同じく「根管治療済みの歯」がある場合です。

(ちなみに、私はこのどれにも該当しない症例です)

根管治療済みの歯は、負担過重になることで、将来折れてしまう可能性を秘めています。

私も感じておりますが、1本ないと、反対側の使用率が高くなりますよね(笑)

少し使いづらさを感じつつも、生活に支障のないレベルといった感じです。

根管治療済みの歯が多数あるのであれば、たとえ支障がなくても、インプラント治療は有益な治療といえます。患者様にはその旨お伝えしております。

実際に拝見していないため、私の意見は参考程度として下さいね。

一番わかっているのはご担当頂いている先生です。

ぜひ十分にコミュニケーションをとっていただき、治療に臨んで頂ければ幸いです。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

【必見】お口が小さくて、大きなお口が開けられない人!歯科治療で苦労している人

『根管治療の時、『麻酔』、してますよね?』の続編です!

治療中、「お口開いて~!」って歯医者さんに叫ばれた人、いるでしょ(笑)

通常であれば3.5~4センチ開けられます!皆さんはいかがですか?

皆さん口が小さいからって諦めている人がほとんどですが、口が小さいって、それホントでしょうか?

結論からいきましょう! 口が開けられない理由は6つです。

①顎関節に問題があり、開けられない

②骨格が小さく、もとから最大開口量が小さい

③お口を開く習慣がない、大きく開けたことがあまりない

④「かみしめ」により、噛む筋肉が硬直している

⑤姿勢が猫背、後頭下筋が硬くなっている

⑥歯科治療が怖くて緊張!

なぜ開かないのか? ではどうすればいいのか? 動画で分かり易く解説しています!!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

神経の反応があっても、神経を抜かなければならない事もあるのでしょうか?

当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。ぜひご参考下さい!

いつも参考にしています。

私自身、右奥歯6番の歯の治療で悩んでいます。

以前、その歯の裏側(舌側)が冷たい物がシミて削って治療しました。

その後、表側の歯茎に近い箇所が痛くなり、噛み合わせにより擦り減ってる可能性があると言われ、表面をコーティングのような措置をしてもらいました。

コーティング後、しばらくは大丈夫そうだったのですが、やはり痛みが出てきました。

5番と6番の間にフロスを通して抜こうとすると痛んだり、お風呂に入るとジンジンしたりします。

日中も痛みがある事が増えてきたので、通ってる歯医者さんに再度相談したところ、神経の検査(電流?)で神経は死んでなさそう、しかし痛みが耐えられないなら神経を抜きますか?と言われました。

痛みは無くしたいですが、出来るだけ神経は残したい中でとても悩んでいます。

神経の反応があっても、神経を抜かなければならない事もあるのでしょうか?

いつもご視聴頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。

詳細なるご説明より、どのような状況なのかが良く分かりました。

一番の問題は、「かみしめ」「歯ぎしり」といった、歯に対する過剰な力です。

その力により、歯と歯茎の境目のエナメル質が欠けて失われ、冷たいものがしみるような症状を感じていらっしゃるようです。

この凍みる症状が度重なると、歯の神経が炎症を起こしてしまう患者様、多数拝見しております。

痛みを無くすためには、マウスピースが効果的でしょう。

マウスピースには様々ありますが、奥歯に対する力を逃がすようなマウスピースが有効です。これを「スプリント」といったりします。

食いしばりやマウスピース、その種類や効用について、以前ご質問頂いた内容に回答したリンクをいくつか添付させて頂きます。お時間許します時にご活用下さい!

(内容重複しているかもしれませんがよろしくお願い致します)

神経はできるだけあった方がいいでしょう。どうしても痛みが治まらない時は、歯髄炎・歯髄壊死といった状況です。その時は徹底した根管治療に臨みましょう!ラバーダムとマイクロスコープは必須です!

 

「このマウスピースなら会話もしやすく仕事もしやすい」

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宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

再根治(再根管治療)ということは、失活歯だと思うのですが、それでも麻酔するのですか?

再根治(再根管治療)ということは、失活歯だと思うのですが、それでも麻酔するのですか?

歯科衛生士学生で、勉強不足なのですが疑問に思ったので質問しました。

コメントありがとうございます。

大変意義あるご質問です。日本の歯科医療における「根管治療」の術式は、大きく2つに分類されているでしょう。

それについて分かり易く解説致します。ご参考下さい。

むし歯とは唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯を溶かしながら、内部へと細菌が感染していくのがむし歯という”病態“です。

つまり、俗にいう、「むし歯」とは、「細菌が歯を溶かした跡」といえるでしょう。

「むし歯」=「細菌が歯を溶かした跡」=それを削り取るのがむし歯治療 と皆さん考えていますが、間違いはありませんが、正しくはありません。

正しくは、むし歯を削りとるだけでなく、目に見えない細菌を滅菌消毒除去するのが本来のむし歯治療です。

根管治療も同様です。

根管治療は「歯の神経を取る治療、抜く治療」といわれています。

これは間違いです。

根管治療とは、歯の内部にまで及んだ“細菌感染”を取り除く治療です。

細菌感染を取り除くために、結果的に“歯の神経を取り除く”のが根管治療です。

ここまでは大丈夫でしょうか?

この根管治療の方法として、現在、日本で行われている方法は大きく分けて2種類です。

 

①保険治療における根管治療

これは、ラバーダムやマイクロスコープ、ニッケルチタン製ファイルといった器具と使用せず、根管内に薬剤(パラホルムアルデヒド製剤)を塗布します。

この薬剤は、たんぱく凝固作用があり、歯の内部の細菌や神経組織を凝固壊死する作用があります。

根管内で貼薬することで気化し、根管内行きわたり、徐々に凝固壊死させ、根管内を滅菌消毒します。

日本の保険医療では、多くの患者様を拝見する際に、長い時間を掛けて治療するのは現実的ではないのが現在の保険歯科治療です。

そのため、このような薬剤を長期間多数回にわたり、短い時間で行うことで、根管内を滅菌消毒します。いわゆる保険診療範囲内での根管治療です。

しかし、実際に根管内をみていないこと、また見ていたとしても、肉眼では30cm離れた1cmにも満たない歯の内部、さらに場合によっては60ミクロン以下のサイズの根管内部の感染を清掃消毒するのは非常に困難を極めます。

そんな困難な状況でも、何とか痛みのある患者様の症状を取り除こうとしているのが、現在の保険における根管治療です。

当然、ラバーダムなどの使用はありません。

そのため、治療中に唾液が根管内に混入することもあり、感染を取り除こうとしているにも関わらず、感染させてしまいかねないリスクも伴います。

 

②保険外治療による根管治療

これは当院のyoutubeチャンネルでお見せしているような治療方法です。

マイクロスコープやラバーダムを活用し、治療中の感染を予防しつつ、徹底して根管内部の感染を取り除く術式です。

この治療の際、歯の内部に神経はなくなるため、歯自体の知覚はなくなりますが、歯を支える骨、周りの組織には知覚あります。

根管治療では、その組織へも器具が達します。薬剤も影響を与えるでしょう。

当然、治療に麻酔は絶対必要です。

再根管治療では、おっしゃる通り、歯の神経はないはず。

なら痛くないはずなのになぜ痛む?それは根管内に感染が残っており、歯を支える歯周組織が痛んでいるからです。

その治療をするならば、麻酔、必要ですよね?

日本では便利で安価な保険治療があるため、本来の目的とは違った解釈が、根管治療では為されているように感じています。

根管治療に関わらず、歯科治療はすべて「外科治療」です。

ほぼ全てにおいて、麻酔は必須です。

ぜひ、その前提で今後の勉強を、そして歯科衛生士として頑張って頂ければ、患者様の苦労は報われるのではないかと感じております。

ぜひよろしくお願い致します!

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