月別アーカイブ: 2021年4月

むし歯を取り残す?ならどうする?#ラバーダム​#マイクロスコープ​#MTA

今回の動画は、問診の様子を解説した「歯医者を変えたい!」 この動画のつづきです。

前の歯医者さんでむし歯があるといわて治療したのに、いざ治療してみたら、むし歯は無い?といわれてしまう。

開けては閉じての治療に疑問を感じ、転院されていらした患者様。

今回は当院での治療の様子です。

内容は、むし歯が歯の神経に近く、神経が露出する状態での、歯の神経残す治療です。

前医は肉眼で確認したとのこと、本当にむし歯は無かったのでしょうか?

ご覧になっていない方は、ぜひ「歯医者を変えたい!」の動画を先にご覧下さい。

【タイムスケジュール】

00:00 今回の動画内容について
https://youtu.be/-Qm-KM0q9Ds
00:38 歯の消毒後、治療開始
01:21 前医の施した覆髄材の下にはむし歯があった!
『なぜ見えなかったのか』については、左下に文章で解説
01:47 う蝕検知液でむし歯を染色する
01:59 染色されたむし歯を削り取る
02:27 前医が行った治療、間接覆髄法とは何か?
02:40 むし歯治療に対する当院の考え方と世界的権威Dr.Ricucciの考え方
02:56 ラバーダムで『ビ~~~』(笑)
03:14 露髄とは何か? 露髄したら根管治療?
03:42 どんな時、歯の神経は残せるのか?
04:07 ラバーダムとマイクロスコープは絶対です
04:21 今日から仮歯は要らない(笑)
04:54 神経を残した治療のあとの痛みについて
05:08 MTA 歯の神経を残す薬とは?
05:35 コンポジットレジンで治療は終了!
06:08 【必ずご覧下さい】動画最後のご挨拶、皆様に向けて!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

神経を抜いているの奥歯が痛い フロスを通すと痛い

いつも拝見しています。ご相談です。長文になります。

左下の奥から2番目の歯は数年前に神経を抜いているのに痛みがあります。

この数年歯医者を何軒も渡り歩いてそのたびに根の治療をしてもらい、『痛みの原因がわからない』と言われます。

かなり大きく削ってCADCAM冠を被せていますが、その歯の周りの歯茎はフロスが当たると痛いです。

炎症を起こしやすいから、抗生剤を塗っておきますと昨日言われました。

最近はその隣の一番奥の歯が、冷たいものや熱いものが触れると痛み出して、こめかみまで痛くなりひどい頭痛になります。

神経はありますが治療した跡があって銀歯が入っている歯です。

頭痛薬を飲まないといけないレベルです。

今も歯医者さんに通院中で全てお話していますが、あまり改善しません。

歯科衛生士さんにも褒められるレベルで歯磨きも頑張っています。

一体何が原因なのか、どうしたら良いのかわからず困っています。

やはり、納得行くまで歯医者さんを変えるしかないんですよね❓叶うことなら先生に診てもらいたいです

コメントありがとうございます!

まず、以下の点を確認して下さい。

①左下奥から2番目の歯の歯茎は腫れている
②噛まずとも、ズキズキ、ジーンといった強い痛み

この2つに該当するのであれば、再根管治療が必要です。
根管治療が十分ではない可能性が高いでしょう。

もしくは、歯が割れている、感染はすでの歯の内部ではなく、外部に及んでいることもあります。
この場合は、抜歯の可能性もあるでしょう。

上記に該当しない痛みであり、
『その歯の周りの歯茎はフロスが当たると痛い』
『その隣の一番奥の歯が、冷たいものや熱いものが触れると痛み』
『こめかみまで痛くなりひどい頭痛』
『歯科衛生士さんにも褒められるレベルで歯磨き』

これに該当するのは『噛みしめ』です。
おそらく夜間睡眠中の噛みしめは強い。

それに加えて、
・姿勢が猫背
・一生懸命に物事に取り組まれる精神性をもつ
・緊張しやすい
・疲れやすい
・鼻呼吸しづらい?

こういった特徴をお持ちの場合もあります。

かみあわせとしては、奥歯がいつも接触しているかみ合わせで、歯並びが混んでいる方が多いようです。

上記いずれかに該当されていませんか?

そんな方は、該当する部分を改善することで、おっしゃっている痛みが軽減する場合がほとんどです。

姿勢を良くして、鼻呼吸。ストレスとの少ない生活で、鼻の通りが悪ければ耳鼻科へ。

奥歯の接触を弱くしてくれるマウスピースの装着も効果的でしょう。

ぜひ!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯形取りをした際、左右1番のセラミック前歯が一緒に取れる事態

宮崎先生アドバイスをいただけると大変助かります。

長文で失礼いたします。

上歯の歯形取りをした際、左右1番のセラミック前歯が一緒に取れる事態に・・ 今通ってる歯科医はセラミック前歯を作った歯医者ではなく、約11年前に装着したものです。

言うても、歯医者がひっぺがして前歯の接着を壊した訳ですので、すぐその場で再接着されたのですが 驚く程に前歯の当たりが強くなり(要は高くなり)、噛むと全負荷が前歯にかかるような状態に変わりました。

勿論すぐに、格段に高くなった事を伝えましたが、「嚙み合わせに特に問題はないけどな、じき慣れる可能性もあるし次回まで様子見てよ」とその日はそのまま帰されました。

(しかも次回は2週間後) そして不運はそれだけで済まず、右1番の方が水は勿論、冷たい空気に触れただけでもシミるように変わりました。

(装着から11年間、歯形取りで外れるまで前歯がシミた経験など一度もありませんでした) そして次回の日がきて、「高さを改善してほしい」「シミを改善してほしい」と伝えたところ 「歯形取りで取れるような接着の弱さがそもそも有り得ないというかね」と逆に非難され 「そんなんで取れるようなら寿命というかセラミックの作り直しが普通なんだよね」と言われました。

その上で 「下歯があたる部分の前歯セラミックを少し削って高さは多少改善する事はできるけど」 「シミるのが嫌なら根幹治療するけど、別に激痛でもないのに神経取るまでの事かな~とは思うよね」 と言われました。

宮崎先生、私はこの事態をどのように捉え、受け止めればいいのでしょうか?

今の歯科医と今後どのようなコミュニケーションをとり、どのように対応するのが最善でしょうか?

宮崎先生の個人的感想や独断で全く構いませんので、アドバイスを貰えると心底助かります。 お忙しいところ大変恐れ入ります、よろしくお願い致します。

コメントありがとうございます!

まずは、大変お困りであり、大変憤慨されており、現在までの歯科医師の対応にご納得がいかないというご心情。
文章より、強く伝わってまいります。

これに対して、『私はこの事態をどのように捉え、受け止めればいいのでしょうか?今の歯科医と今後どのようなコミュニケーションをとり、どのように対応するのが最善でしょうか?』とのこと。

そして、『個人的感想や独断で全く構いませんので、アドバイスを貰えると心底助かります。』とのお心遣い。

回答させていただきます。

まずは、大前提として、歯科医師と患者様の双方の言い分を聞いていないという立場、そして、実際のその状況に居ないという立場、そして、現状を拝見していないという立場では、過去に遡って、その状況を批評・評価することは、無責任であると日々感じております。

当院には大変多くの患者様がご来院頂きます。これまで痛く無かったのに、治療したら痛くなった。
前歯科医師に対する批判の言葉から始まる初診、、、身体を預ける患者様としては当然の心情でしょう。
そんな状況は、そのほとんどが、コミュニケーション不足のようです。
これについては、以下の動画の最初で詳しくお話させて頂いております。

この先をお読みいただく前に、ぜひご覧下さい。

頂いたご質問にはこうありますね、『この事態をどのように捉え、受け止め、今後、どのように対応すれば最善か?』

問題に対して前向きに対処する姿勢、また、その問題を人のせいにせず、人に依存せず、善処しようとする前向きなお心持ち。

納得のいかないこの状況下で、なかなか出来るお心持ちではないでしょう。

もうこの時点で、私からアドバイス出来ることは、正直ありません。

感じていらっしゃることはすべて正しいかと私は想います。

しかし、その正論を振りかざしても、自分にとっては正論でも、相手にとっては正論とはならない場合もある。
その正論を通すための労力たるや計り知れない疲労を伴うこともある。

このチャンネルでは、歯科医師と患者さとの間には、十分なるコミュニケーションが必要であると声高に叫ばさせて頂いておりますが、現実そうできない、そうならない場合もあるでしょう。

感じていらっしゃることは正しいかと思います。配慮ない言葉であったのでしょう。

『なら、どうする?』

私は問題を抱えた時、いつも自分に問い正します。『なら、どうする?』と。

もう答えはでていることでしょう。

ちなみに、今回のケースと一緒ではないかもしれませんが、よくあることなので、追記させていただきます。

自費治療などでは、患者様のお口に合ったカスタムトレーとシリコン製の型どり材料で、「かたどり」します。

そのかたどり材料の精度の高さ、適合性の良さより、精密なかたどりが可能となり、それにより再現された模型上で製作するセラミックは適合性に優れ、審美性、耐久性、予防の観点からも優れたセラミック人工歯が仕上がります。

その”型どり”の際、しばしば、以前のかぶせものが外れてしまうということがあります。当院でもときどきあることです。
これは正直予測のできないことです。

当院で製作、装着した人工歯は、簡単には外れません。もちろん、かたどりで外れることは絶対にありません。

外れた人工歯を見てみると、その適合性に問題があったり、その縁からむし歯になっていたりなど、「再治療が必要である可能性を秘めた歯」であることがほとんどです。

しかし、その現状があったとしても、患者様はそのつもりがないことがほとんどです。

そのため、当院では、その現状をマイクロスコープで撮影し、そのままご説明した上で、戻すか否か?をご選択いただきます。

今回の状況がどのような状況であったかは定かではありませんが、ご参考までに追記させていただきます。

かみあわせが高く感じた件につきましては、口内状況を把握していないため、推測することすらできません。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

かかりつけの歯科 なかなか治療が進まない

ご相談内容

現在、かかりつけの歯科医院に通っています。

左上、前歯から数えて5本目と6本目の神経を取る治療をしています。

予約が月一しか取れず、なかなか治療が進みません。去年からそのあたりが温かいものでしみて、痛い症状があります。

ぬるい飲み物でもダメです。

とりあえず、神経を取る治療が終わらないと(一つずつつぶしていかないと)どこに原因があるかわからないから、とりあえずこのまま進めます、と言われています。

わかるのですが、飲食をするたびに痛くて、辛いです。

ちなみに冷たい物は大丈夫です。

このまま、我慢していいのか、違う視点からそちらで治療して頂いた方がいいのか、悩んでいます。

YouTubeでこちらの病院を知りました。アドバイスお願い致します。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

1カ月に1度のご予約でご通院されているとのこと。

患者様が多数ご来院されている人気の歯医者さんのようですね。

それだけ人間性にも、治療技術的にも優れたものをお持ちなのでしょう。

その観点から推察すると、ご担当の先生は、何らかの治療計画、何らかの仮診断のもと、1カ月に1度の予約で治療を進めていらっしゃるのかもしれません。

歯科医院は、「歯の痛みを取るところ」でしょう。

歯の悩みを解消してくれるのが歯科医院でしょう。

その辛いご様子を率直にお話しすれば、早々の解決策も見つけて下さるのではないでしょうか。

それだけ人気の歯科医院であれば、相応の治療技術をお持ちです。ご自身には手に負えない内容であれば、高次医療機関である大学病院への紹介状も書いて下さるでしょう。

こういったご質問やご相談では、そのほとんどが、患者様と歯科医師とのコミュニケーション不足のようです。

私も人間です、やはり合う合わないという人が存在します。

相手もそのように感じているでしょう。これはしょうがないことのようです。

もしコミュニケーション不足なのであれば、コミュニケーションが取れるのであれば、ご担当の先生と相談することが、一番の解決策です。

ぜひチャレンジしてください。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

 

 

 

 

ラバーダムを使わない 正しい判断か?というご質問

先生、動画を毎回拝見しております。素敵な動画を沢山投稿頂きありがとうございます。
このたび、先生の動画をきっかけに近所でマイクロスコープとラバーダムを装備した歯科医院を探し、定期検診を受けたところ、虫歯が見つかった為、治療に臨みました。
定期検診で発見された虫歯で、痛みや『しみる』など自覚症状は一切ありません
削る範囲は、象牙質まで。実際に削ってみたら、露髄はしなかった。
歯髄を削らない場合、ラバーダムは使わないと説明され、治療を終えました。
間接覆髄剤は、MTAセメントではないと言われています。
①ラバーダムがあるのに使わない判断は正しいのか?
②MTAセメント以外の神経保護材で、予後に悪化することはあるのか?
とても不安に思っています。もしご覧頂けたら、先生のご意見を伺えたら幸いです。

コメントありがとうございます。

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。

治療の術式は様々です。

また、その歯科医師のもつ知識・技術・経験。

その地域で求められる歯科医療も様々です。

同時に、受診される患者様のご希望、ご心配、価値観、費用に対する希望なども千差万別でしょう。

さらに、歯科医師と患者様とのコミュニケーションの深さについても図り知ることはできません。

そのため、当院にご来院頂く患者様に対しても、コメント欄でのご質問に対しても、これまでの治療に対する正否や妥当性については遠慮させて頂いております。

ご理解いただければ幸いです。

その上で、

・術前症状なし

・削る範囲は、象牙質まで。

・露髄はしなかった

・歯髄を削らない

このような条件の場合、当院ではどのように治療するか?について回答します。

当院では、むし歯が歯髄まで2mm以内となった場合は、CTを撮影し、その距離を確認しつつ、ラバーダムとマイクロスコープで治療に臨んでいます。

むし歯をどこまで削るのか?については術前に決めることはせず、また患者様にもお約束することはありません。

う蝕検知液に染色された部分は徹底的に削り取り、着色部はその硬さをもって、むし歯か否かを判定しています。

むし歯を取り除くことで、結果として露髄する場合もありますが、露髄したとしても、神経が健全であれば、MTAなどの覆髄材で神経の保護に努めています。

神経を保護する薬としては、水酸化カルシウムあるいはMTAがその予知性として優れた効果を発揮するといわれています。

おそらくではありますが、水酸化カルシウムを含む薬剤を使用されていることでしょう。

 

 

 

 

 

差し歯とインプラントは同じなのでしょうか?

視聴させていただきました! 楽しそうな現場で患者さんも安心しますね😊 ちなみに差し歯とインプラントは同じなのでしょうか?

コメントありがとうございます!

歯は「根っこの部分と頭の部分」でできていますが、根っこの部分は歯茎に埋まり、見えません。

むし歯が深く進行すると、この「頭の部分の大半を削り、根管治療」をすることになります。
根管治療とは、歯の神経を取り去る治療です。

これにより、頭の部分はなくなり、根っこの部分だけとなります。

この、根管治療後の歯に被せる人工歯、つまり根っこに差し込む人工歯を「差し歯」と一般的に呼ぶようです。

これについては、以下の動画で詳しく解説しています。

〇歯の神経を抜いても、脆く弱くならない被せ方。4つのポイントについて!

ぜひご活用下さい。

この根っこまでもがむし歯に侵されてしまったり、根っこが割れて折れてしまったりすると、根っこまでも「抜歯」する必要が生じます。
つまり、人工歯を差し込むことが出来ない、ということです。

この場合は、本動画のように、粘膜の下にある骨に、「純チタン製の人工歯根」つまり「インプラント」を埋入設置し、そのインプラントが骨にくっついた後に、人工歯を創り上げるのです。これをインプラント治療といいます。

インプラント治療については、以下の動画で分かりやすく解説していますので、ぜひご覧下さい。

〇インプラント手術 すべて見せます 実際の手術の様子《抜歯、インプラント、骨再生すべて同時》

頂きましたご質問、『差し歯とインプラントは同じなのでしょうか?』の回答としては、全く異なるものである!というのが回答となるでしょう。

ぜひご自身の歯を大切にされてください!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

転院 歯医者を変えたい!

歯の治療、口を開いて、言われるがまま。

説明が無いと、何をされているかも分からず、不安ばかりが募ります。

今回の動画は、前の歯医者さんでの治療に疑問を感じ、当院を受診された患者様との問診、3分間。

その後に私なりの解説をいたします。

歯医者の治療に疑問ばかりのあなた!

ぜひ最後までご覧下さい! 

【動画後半のコメント抜粋】

この治療の経緯、皆さんはどう感じましたか?

患者様は前向きに、しっかりとした治療を求め、当院を受診されました。

では、前の歯科医院、前の前の歯科医院での治療は、しっかりとした治療ではなかった?ということでしょうか?

前の前の歯科医院では、歯の神経を残す治療を、その歯科医院で出来うる限りのことをして下さっていたようです。歯の神経近くには、覆髄材があったのがその根拠といえるでしょう。

そのおかげもあって、患者様には痛みはありませんでした。

後日配信する当院で行った本症例に対するマイクロスコープとラバーダムを活用した歯の神経を残す治療の様子をご覧頂くことで、そのご理解が深まることでしょう。ぜひご覧下さい!

引っ越し、そして転院。

前の歯科医院では、レントゲンでは不鮮明な写りとなる覆髄材をむし歯ではないか?コンポジットレジンが一時的な仮の治療ではないか?と疑い、確定的な治療をお勧めし、治療に臨んだようです。この治療には、しっかりとした治療を求める患者様への担当する歯科医師の配慮、優しさが感じられます

患者様の後半のお話からも、「むし歯の取り残しがあった」ようです。

治療は意味あるものだったのでしょう。

痛みや違和感もないため、最小限にむし歯を取り除き、覆髄材はそのままとして、根管治療は行わず、出来るだけ歯の神経を残すように配慮したインレーの製作を行う予定だったようです。

いずれの歯医者さんも、「むし歯は歯の神経に近いけれど、何とか歯の神経を残そう!」

「患者様のご希望に沿える最小限の治療」

「過剰な治療とならないように!」

そんな担当医の患者様への優しさが見え隠れします。

ただ、問題点もあります。

・肉眼の治療であったことから、患者様にはその病状が全く伝わっていなかった

・コミュニケーション不足から、担当医の配慮、優しさが上手く伝えられていなかった

・ドクターの引継ぎがうまくいってない。これには改善の余地ありです。

当院には大変多くの患者様が転院されていらっしゃいます

皆さん、これまでの治療に疑問を感じて当院にご来院頂きますがが、そのほとんどが

コミュニケーション不足が原因のようです

事実、病状を拝見すると、その歯科医院のスペックで、出来うる限りのことが為されています。

患者様が治そうと思っているのと同じくらい、担当する歯科医師も一生懸命に治療しています。

互いの存在を尊重したコミュニケーションがとてもとても大切といえるでしょう。

ぜひ、この動画をご覧頂いている皆様には、その点ご理解いただき、最寄りの、そして近隣の歯科医院で十分なるコミュニケーションのもとご自身にあう最善の歯科治療に臨まれてください。

本症例、歯の神経を残す実際の治療の様子は後日!ではまた!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

矯正治療中 根管治療 1回で終わる?

田舎に住んでるのでなかなかいい歯医者が有りません。

いま下の歯に矯正がついているのですが上前歯の差し歯の根に痛みがあります。

一般歯科で見てもらったのですがメタルコアが入ってて取るのが難しくなるかもしれないため、腫れたりしてないならやらないと言われました。

2つ質問です

・上の歯に矯正つける前に根管治療したほういいか?

・矯正中でも根管治療できるのか?

できれば何度も根管治療したくないのでラバーダムなどが揃ってる歯科でやりたいと思ってます。

  根管治療一回で終わるのであれば東京まで行く価値あると思ってます

コメントありがとうございます!

まずは、今感じていらっしゃる痛みが、「根管治療由来の痛み?」なのか否かを確認したいところです。

現在、下顎前歯部の矯正を行われているとのこと。
その矯正力による痛みかもしれませんが、いかがですか?

矯正治療中でも根管治療は可能ですが、一旦器具を外して頂くこととなりますので、矯正ご担当の先生とのご相談が不可欠です。

下顎前歯部の根管治療をもし当院で行うならば、以下の手順かと思います。

①初診、診査と診断、今後の治療計画のご説明
②メタルコアの除去と根管治療(重度でなければ1回で終了)土台のかたどり
③土台と仮歯のセット

矯正治療中であれば、おそらくここまでの治療内容になるかと思います。

まずは近隣の歯科医院で根管治療専門医の先生にご相談してみてはいかがでしょうか?
適切な回答を頂けるかと思います。

 

 

治療が原因で神経が壊死してしまう事はあり得る

初めまして、コメント失礼致します。 夜分遅くに申し訳ございません。

主人の前歯の虫歯治療後の痛みについてのご相談です。

5年程前に机にぶつけたか何かで上の右側の側切歯の下半分の一部が欠けてしまい、欠けた部分をカバーする治療を受けていました。おそらく人工的な物をはめる様な。。

その繋ぎ目の部分がいつの間にか黒っぽく変色していましたが、痛みも無く何年も放置しておりました。

20年以上ぶりに歯科検診で受診すると、上記部分の虫歯を指摘され一ヶ月程前に治療しました。

虫歯が深く神経近くまでいっていたとは説明を受けたのですがそれ以外は特に何も無かった様です。

その後、一週目は違和感と冷たい物が多少しみていましたが様子を見ており、二週目はしみる度合いが増した様なのですが様子を見ていました

三週目辺りから温かい物がしみる様になりかなり不快感が増して来ましたが仕事が忙しく受診出来ず、四週目からいよいよ温かい物や硬い物を噛んだりすると勝手に涙が出る程痛がり、痛み止めを飲まないと仕事にも支障を来たす程になりましたが、中々予約が取れずキャンセル待ちをして今週土曜日に受診出来る事になりました。

もっと早く受診を勧めていたらと悔やまれます。

先生の治療法の表を拝見すると不可逆性歯髄炎、歯髄壊死に当たるのかなと、、そうなると根幹治療が必要になるのかなと、、、 治療前は痛みは全く無く知覚過敏でも無かったのに、治療した事でこの様な状況になってしまった事や治療後の経過や受診の目安などに説明が為されなかった事に残念極まりなく思っています。

治療法に問題があった可能性があるのでは無いかとさえ考えてしまいます。

拡大鏡は使用している様ですが、マイクロスコープ、ラバーダムまでは不使用だと思います。

神経を抜く事は避けたいのですがやはり避けられない状況の可能性が高いのでしょうか?

治療が原因で神経が壊死してしまう事はあり得るのでしょうか? また、治療した歯の真下の何の問題の無い歯まで連動するかの様に痛む事があるのですがその様な状況はよくある事なのでしょうか?

長文になってしまい申し訳ございません。 大変お忙しい中申し訳ありませんがご意見を聞かせて頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

コメントありがとうございます!

詳細なご説明、重ねてありがとうございます!

回答させて頂きます。

ただし、実際に拝見していないため、適切な回答ではありません。

上記に頂いた文章からの『引用センテンスのみ』に対する回答であることをご理解下さい、実際の状況は診ておりませんので、その点重々ご理解下さい。

『神経を抜く事は避けたいのですがやはり避けられない状況の可能性が高いのでしょうか?』

→大前提として、むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

その細菌が、歯に感染。歯を溶かしながら、その感染を内部に広げていく病気がむし歯という病気です。

〇【前編】歯の神経『半分でも』残せる!? 根管治療せずに、歯の神経を残す「歯頚部断髄法」とは何か?

この動画を必ずご覧下さい。

むし歯という病気についての理解が深まるとともに、これから回答する内容の理解がさらに深まります。

この細菌感染を徹底的に取り除くのですが、細菌は0.5~1ミクロン。

我々人類の肉眼による識別限界は100~200ミクロンです。到底みることはできません。

そのため、ルーペやマイクロスコープといった器具を使用して、むし歯を可能な限り取り除いているのが現状の歯科医療です。

目には見えない細菌が残っていたとしても、人間には「免疫力」というものがあります。

ご自身の免疫力で最近を抑え込むことが可能です。

話を戻しますね。

上記の通り、むし歯治療は、「細菌感染を取り除く治療」です。浅ければ削って詰めれば治りますが、神経にまで感染している場合は、その感染を取り除くために、神経を「結果として」取り除くことになります。

症状をお伺いすると、歯の神経はかなり強い炎症を呈しているように推察されます。

この原因は、感染です。

その感染を取り除くためには、結果として神経を抜く必要もあるように感じています。

『治療が原因で神経が壊死してしまう事はあり得るのでしょうか?』

→これは、正直分かりません。

当院の場合ではありますが、「治療」は必要であるからするものです。

しなければ、さらなる悪化が推測されるため、治療に臨みます。

治療は必然であり、患者様同意の上で決定されるべきでしょう。

当院では、歯の神経を残す治療を行っても、約3割がのちに根管治療に至ります。

つまりは「治療をきっかけとして根管治療になる、神経が壊死する症例がある」ということになるでしょう。

そのような症例に共通する点がいくつかあります。

・神経に至るむし歯があり、歯の神経の生死判断が非常に難しい症例

・かみしめのある症例

・血液循環の良くない症例(タバコ、口呼吸、猫背など)

こういった、全身的にも免疫機能の衰弱しがちな症例では、のちに根管治療となる可能性を高く感じています。

『治療した歯の真下の何の問題の無い歯まで連動するかの様に痛む事があるのですがその様な状況はよくある事なのでしょうか?』

→これについては、様々な条件が考慮されるため、この文章からだけでは「わからない」というのが正直なところです。

伺った限りでは、確かに、治療の時期と発祥の時期が近似していますが、25年前に半分欠けていることを考慮すると、今回の病状の原因には、その時の外傷が大きく関与しているようにかんじています。

痛みが無かったにもかかわらず、今回痛みが発症したことは大変残念にかんじますが、もしかすると、そもそも発症する時期であったのかもしれません。

可能であれば、今回の治療を前向きにとらえて頂き、適切な治療を受けて頂ければと感じております。この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

むし歯が大きかった 治療後痛い なぜ

初めまして。 今の歯医者の対応が正しいのか不安になり、YouTubeで歯の関連を検索したら、たどり着きました。

教えて頂けたら、嬉しいです。

冷たい物を飲むと歯がしみて、歯医者に行った際にしみる箇所を見てもらって虫歯にはなっていないという事で知覚過敏かもしれないと、コーティングの処置をしました。 最後歯の確認の際に、歯と歯の間に虫歯がある事が分かり、日を改めて治療しました。

その際、虫歯が思っていたより大きかったみたいで、若干歯髄が見えしまっていたという事で、先生が歯髄覆罩法をしたと言ってました。

①この、歯髄覆罩法というのはMTA?歯髄を残したという事でしょうか?

②この時虫歯を治療する際に、ラバーダムをつけての作業がなかったのですが大丈夫でしょうか?

③虫歯を削って、歯髄覆罩法を終えてから麻酔がきれた時に、当日はズキンズキンと痛くて、翌日は違和程度になって、それ以降は大丈夫です。

この反応は普通でしょうか?

コメントありがとうございます!

①歯髄をのこしたということでしょう!
②つけないで治療される方がほとんどです。つけなくても症状なく経過する症例も多数拝見しています。
③普通の反応かと思います、大丈夫でしょう。

1週間ほど経過を診て下さい。

神経が炎症を起こしたり、死んでしまったりした場合は、ジーン、ズーン、ズキズキとした鈍い痛みが持続します。
何もせずとも続きますので分かります。

こういった歯の神経を残す治療後の痛みのチェック、どのような状況にあるのか?を調べるチェック表があります。
ぜひリンクをチェックして下さい!

神経を残せるか否か 根管治療は必要か その症状から診断名と治療法をチェック

分からないことがあればまたご質問下さい!

治療頑張って下さいね!