月別アーカイブ: 2021年3月

根管治療後、時々違和感があり、 ズキズキではないですが、重い感じ

初めまして。現在、自費の根管治療中です。保険内の根管治療であまりに痛く、 自費診療を受診。感染してしまっており、再根管治療になりました。 2回の予定で、1回目が終わり、今1週間。中は綺麗にしたとの事でしたが、時々違和感があり、 ズキズキではないですが、重い感じが続いています。高額な支払いなので、良くなるのか不安でいます。症例にもよると思いますが、、自覚症状が残る場合は、まだ感染が残っている可能性が高いでしょうか? 痛みが残るなら、歯根端切除と言われましたが、なんだか信用できなくなっています。 ちなみに、ペンシルバニアの水準で学んだ歯内療法の専門でされている医師に治療してもらっています。自費の根管治療も色々なやり方があるのでしょうか? 色々不安になっています。わかる範囲で助言頂けるとありがたいです。

コメントありがとうございます。

大前提として、実際に拝見していないこと。
また、治療部位、病状、かみあわせ、その病歴、そして歯周状態など、まったくわからい状況であることより、これから回答する内容は、妄想の域をでることはないでしょう。
そのため、確実に理解できる「頂いた文章に対しての見解、思い」を回答とさせて頂きます。
その点をあらかじめご理解いただければ幸いです。

『初めまして。現在、自費の根管治療中です。保険内の根管治療であまりに痛く、自費診療を受診。』

→この動画のように、皆さん、根管治療には大別して2種類の方法があることをご存じありません。

〇【皆知らない】根管治療、なぜ痛い?あなたの歯科医院選び、間違っていませんか?(根管治療には2つの方法があるって知っていました?)

おそらく、現在、マイクスコープとラバーダムを活用した根管治療を受けていらっしゃることでしょう。

『感染してしまっており、再根管治療になりました。』
『2回の予定で、1回目が終わり、今1週間。中は綺麗にしたとの事でしたが、時々違和感があり、
ズキズキではないですが、重い感じが続いています。』

→感染した状態の根管内を清掃した後は、しばらく違和感が残るものです。

根管治療後の痛みの理由にはいくつかあるでしょう。

①根管治療をしたことによる痛み
②感染が残っていることによる痛み
③治療している歯が接触しているために痛い

根管治療に限らず、「むし歯」は、唾液の中にある細菌が、歯に感染、歯を溶かしながら、その感染を内部へと広げていく病気です。これが「むし歯」という病気です。

〇むし歯は細菌の感染症である
https://miyazaki-dentalclinic.com/21898

〇「むし歯とは?」についてはこちらをぜひご参照ください。
この後の内容の理解が深まります!
https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

つまり唾液中に存在する細菌の感染症です。

その細菌は、目で見ることはできません。

〇【残酷な真実】『肉眼』での歯の治療、ホントに見えてますか?《マイクロスコープ根管治療について》

そのため、我々歯科医師は、むし歯が溶かした跡を削り取り、内部を薬液で洗浄消毒することで、その感染を取り除きます。

この際、治療中に唾液が混入してしまっては、治るものも治りません。
絶対に治らないことはありません。ヒトの身体には「免疫」があります。多少細菌が残っていても、それを押さえる力があります。

でも唾液の存在は、治癒を阻害します。
そのため、ラバーダムが必要となるのです。
現在、治療に際して、このラバーダムを使用されているはず。
ということは、治療中の感染は無いということ。
その状態で、根管内を清掃しているということは、治療前より、「根管“内”」必ず良くなるということになります。

ラバーダムについてはこちらのリンクをご参照ください!
https://miyazaki-dentalclinic.com/17703

〇【絶対にやるな】根管治療中は、お口ゆすぐな!?(ラバーダム?って何?)安全確実な根管治療について分かり易く解説致します!

※上記題名は、皆さんの目を引くように誇張した表現となっています。多少口をゆすいでも大丈夫ですのでご安心ください。
原理原則をご理解いただく上での題名です。

まず、この大前提が為された上で、根管治療がされているのか否か?これがポイントですが、受けていらっしゃる根管治療は万全であるといえるでしょう。

根管治療はむし歯を削るだけでなく、 「歯を支える組織、歯茎や骨』をも触ります。

たとえるならば、皮膚に入った汚れた棘。それにより皮膚は赤く腫れ痛んでいるとしましょう。
皮膚が「歯」、汚れた棘が「細菌」です。

根管治療はたとえるならば、皮膚に麻酔をして、皮膚を切開。その内部の棘を、周囲組織とともにえぐり取るような治療です。

治療前は、①「感染していることによる腫れた痛み」ですが、感染が取り切れていれば、②「手術による傷口の治る過程での痛み」です。

根管治療”後”の痛みには、この2種類があるのです。

①の痛みは、「感染が取り除かれていれば」、1~3日ほどで痛みは無くなります。
多少の違和感は残りますが、1~3カ月で回復するようです。個人差があります。

その間は、あまり刺激せずに経過を観察していただきます。

皮膚の棘を取り除いた後、すぐに動かしたり、叩いたりする人は、いませんよね?
それをお考えいただくと、ご理解しやすいかと思います。

しかし、感染が取り除けていない場合は、その痛みや違和感が残ります。
その場合は、治療前の症状と全く変わらない痛みや違和感が続くでしょう。

根管の形態は非常に複雑です。
そのため、その内部を清掃するには、マイクスコープやCTといった機器が、治療に大変有効です。

〇CTについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17776

これでも症状が改善しない場合、これは、痛みの原因であろう「細菌感染」が、根管”内”ではなく、根管”外”にあるからでしょう。

その際は、根管外の感染を取り除くべく、「歯根端切除術」や「抜歯」が最善の治療法となります。

〇歯根端切除術の術式
https://miyazaki-dentalclinic.com/20031

〇歯根端切除術はなぜ必要か?
https://miyazaki-dentalclinic.com/20052

また上記以外の痛みとして、「かみしめ」があります。
治療している歯が接触していると、この噛みしめなどの力により、痛み・違和感を助長させます。

また、根管治療後の歯は、その感覚が鈍り、必要以上の力で噛まないと、噛んだ感覚が得られづらいといわれています。

それにより、歯には負担がかかり、歯が打撲を起こしたような状況となり、歯に痛みが生じているケースもあるようです。
つまり、上記①と②が理由ではない痛み、それが、「かみしめ」による痛みです。

これにはマウスピースなどの利用が効果的かもしれません、
こちらの動画で解説しています、ご活用下さい!

〇歯ぎしり・かみしめ対策のマウスピースの選び方!

 

『高額な支払いなので、良くなるのか不安でいます。』

→おっしゃる通りでしょう。
その点については、おそらく、ご担当頂く先生やスタッフより、術前に説明書や同意書などを用いた説明があったかと思います。

当院でも、「これは治りづらい」「痛みや違和感が残りやすい、残る場合がある」などの症例では、事前にその旨ご説明させていただいた上で治療に臨んでいます。

この説明がないと、患者様は元通りになる!と勘違いされることが多く、「以前のような歯の状態になっていない?なんで?」とトラブルの原因です。

『症例にもよると思いますが、、自覚症状が残る場合は、まだ感染が残っている可能性が高いでしょうか?』

→『中は綺麗にした』とのご説明を頂いたとのこと。残っていない可能性が高いことを説明するお言葉です。

私も同様の言葉で説明をします。決して「感染をすべて取り除きました」とは言いません。
これには理由があります。

むし歯の原因となる細菌は0.5~1ミクロン。我々の目の識別能力は100~200ミクロンといわれています。
そのためマイクスコープを用いて治療に臨むのですが、原因となる細菌は、それでも全く見えません。

我々が「キレイにした」と表現する理由は、我々がキレイにしたのは、「細菌が溶かした歯の部分」を削り取った!という意味です。
そこまでしか見ることはできないため、それを徹底しているのが現在の根管治療です。

そのため、見えない感染を取り除くべく、薬液や現在おそらく「水酸化カルシウム」が根管内に貼薬されているかと思います。
そのような薬剤の効果を期待して、次回、再度感染させない根管充填へと治療が続くかと思います。

水酸化カルシウムについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/13375

根管充填について
https://miyazaki-dentalclinic.com/13380

『痛みが残るなら、歯根端切除と言われましたが、なんだか信用できなくなっています。』

→上記の通りであれば、今後症状が改善しない場合、歯根端切除術となるのは当然の結果でしょう。

当院では、歯根端切除術となる可能性のある患者様には、根管治療に臨む前に、その可能性を説明しています。
ほぼすべての患者様に説明しているといっても過言ではないでしょう。

理由は、「細菌感染は見えないこと」「その治療には限界があること」「その残存した細菌は根管充填で密閉(上記リンクhttps://miyazaki-dentalclinic.com/13380
を参照ください)するが、それでも残りうる細菌は、ご自身の免疫で抑え込むことを期待していること」によるからです。

『ちなみに、ペンシルバニアの水準で学んだ歯内療法の専門でされている医師に治療してもらっています。』

→ペンシルベニアの歯内療法のコースをご卒業されていて、なおかつ、その専門医であれば、超一流です。
これ以上の治療を提供できる先生はいないでしょう。

私の知るペンシルベニアコースを修了されている先生は、1年以上もかけて、その専門コースを修得し、さらにペンシルベニアにまで赴き、そのコースを修了します。
実際にペンシルベニア大学に在学する先生もいらっしゃる。

治療費用が高いのも頷けます。
それだけのご苦労とご研鑽を重ねていらっしゃる。
これ以上の努力をされている先生は、日本でも指折りでしょう。

全く疑う余地もなく、信用できなくなる理由が分かりらないのが正直なところです(笑) ごめんなさいね。

おそらくではありますが、信用できないのは、「コミュニケーション不足」ではないかと思います。
ご担当の先生との間に、会話がないのではないでしょうか?
お気遣いもあり、余計なことを言ってはいけないという配慮の元、言いたいことも言えないため、その不安が自己完結せざる終えず、でも自己完結するこはできないため、それが不安を助長。それが相手に対する不信感・信用できないという心理に陥っている。

おそらく、こんなスパイラルに入っているのはないでしょうか。

当院にいらっしゃる患者様、みんなこの状態です(笑)

そのスパイラルを抜けられる方、抜けられない方、様々です。

ぜひ、今ご担当頂いている先生に「全幅の信頼」を持ったうえで、「コミュニケーション」を十分とって下さい。

不信感からくるコミュニケーションやご質問は、相手に不快な思いをさせることがしばしばです。

これ以上の治療を提供してくれる先生は、日本でも非常に少ないでしょう。
全幅の信頼に値する歯科医師の先生でしょう。

その上で、その信頼のもと、十分なるコミュニケーションを。
これにより、たとえ治療している歯がどのような状況になったとしても、心安らかに、その先生に治療をゆだねることができるでしょう。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

 

被せものを付けた直後からしみる

初めましていつも見させて頂いてます。質問なのですが、神経に近い虫歯を数年前に治療して数か月前に欠けてしましました。仮の蓋の時は染み無し若干痛みがある程度だったんですが、型取りした被せ物を付けた直後からまるで何もつけていないかのように冷たいものに染みて、温かい食事も痛み、耳もズキズキします。それから数週間様子見ましたが、多少弱まった程度です。痛みが消えなければ神経を取るという話にはなっていますが、被せてから一気に悪化した原因がすごく気になってます。よろしくお願いいたします。

コメントありがとうございます!

実際に拝見していないため、推測の域を出ません。
その点ご理解頂いた上でお読みくださいね。

欠けるときは2つ。
①かみあわせの問題
②むし歯の問題

①歯ぎしり食いしばりなどで、歯は日々摩耗します。
それにより、歯が欠けたり、詰め物が欠けてむし歯になり、外れることがあります。

②①同様の理由であったり、再度むし歯になったりすることで、歯が脆くなりかけることがあります。

①②の理由により、再治療の際は、歯をさらに削り込むことが多いようです。
そこに詰め物や被せモノを入れることで、凍みることがあります。
熱の伝導性や材質の硬さ、その精度などが原因のようです。
まれに、むし歯の取り残しや、歯の神経に近い場合は、神経が露出した状態でセットしている場合もあるようです。肉眼ではなかなか分かりづらい部分でしょう。

詳しくはご担当頂いた先生にご相談するのが一番かと思います。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

大きなむし歯を後回し?

質問です、今しばらくトラウマで歯医者に行ってなかったのですが良いところを見つけられて少しずつ虫歯を治しています。

そこで、次回治療しますと言われた歯が痛んだり引いたりを繰り返しています。

先生からは、少し大きめの虫歯だと言われていました。

今の歯医者は本当に丁寧で、1つの過程が終わるごとに今何をしたか説明もしてくれます。

次回やる場所も伝えてくれます。

私が今怖いのは痛い歯の虫歯が神経まで行ってしまってないかということです。

もう何本か治療をしているのですが、そこまで大きい虫歯を後回しにすることなんてありえますか?

コメントありがとうございます!

無いと思いますよ!

でも、患者様の価値観、ご希望、ご不安は、「人それぞれ」です。

多くの患者様を拝見しております。
「私なりの基準」と「患者様の基準」をすり合わせて、治療の緊急性と重要性を「推測」して治療に臨んでいるのが日々の現状です。

明らかに緊急度と重要度が高い、たとえば、現時点で痛いのにも関わらず、「見た目」の重要性から、前歯の着色を何とかしてほしい!というご希望の患者様もいらっしゃいます。

病気として緊急性があったとしても、患者様としては他に重要性を感じている場合もあります。

この患者と医師との認識のズレは「必ず生じる」ものだと考え、「互いにその認識を擦り合わせる」必要があるでしょう。

つまりは「コミュニケーション」です。

ぜひご担当の先生に聞いてみてください、それが一番大切なことです。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

お話してみて、その回答がどうなったのか? ぜひ後日、コメントください。待ってますよ!

 

 

ラバーダムが苦手

私は歯科治療自体には怖さは全くないのですが。。

ラバーダムが本当に苦手です。

かけられた瞬間から息ができない状態になり、パニックになります。

どうしたらいいですか?アドバイスください。

コメントありがとうございます。

まずはチェックすることがあります。

ラバーダムができない時は2種類の原因があるでしょう。

① 本当に呼吸ができない
② 拘束されることが恐怖

① 呼吸ができない

この場合、まずチェックすべきは、「鼻呼吸」ができるか否か?でしょう。
鼻に疾患がある場合、それを耳鼻科にて解消できるかを確認します。
花粉症の時期は、根管治療をできるだけやらない!などの調整をする場合もあります。
ぜひご確認下さい。

また、そういった疾患がなくとも、口呼吸が常となっている方もいます。

しかし、ラバーダムを装着しても、多少の口呼吸は可能です。
それができるか否かの確認も解消する1つの手段でしょう。

② 拘束の恐怖

ラバーダムを装着することで、「自分ではどうにも逃げることが出来ない?」とする恐怖感を感じる方がいらっしゃいます。
身体の疲れや精神的ストレスなどが影響するようです。これには個人差があります。

そういったストレス・恐怖を感じることで、呼吸がしづらくなるようです。

これは、ラバーダム自体が原因ではなく、他に原因があるようです。

そのため、そのストレスがなくなると、ラバーダム装着を難なくできる方、多数拝見しております。

こういった原因ではなくとも、やはりラバーダムは難しいこともあるでしょう。

その時は、ラバーダムなしで根管治療に臨みましょう!
仕方ありません!

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症ではありますが、その細菌に負けないほどの免疫力があれば、難なく経過している患者様、多数拝見しています。

大丈夫、治療!頑張って下さいね!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

 

 

 

根管(根幹)治療後、痛い、原因は?

こんにちは。 初めまして、一昨日くらいから登録をして見させていただいてます!

アメリカに住んでいます。 昨日奥歯の神経を抜く根管治療をして、被せ物待ちなのですがラバーダムを使わずに治療しました。

そしてまだ一日少ししかたっていないので痛いのは当然だと思うんですが、神経無くなっても奥歯を触ったら感覚はあるものですか?

顎を自分で開けてたので顎が痛いのはそのせいですかね?

噛み締める感じで顎に力を入れると反対側のように奥歯に感覚があるわけではないんですが痛いです。

神経を抜いたあとはどれくらい痛みが続くのが普通でしょうか?

調べても日本のいろいろな歯科医院のサイトに行くだけで欲しい結果がでず。

もしお時間ありましたらご返信よろしくお願いします。

コメントありがとうございます!

以下に解説いたします。
詳細に解説したリンクも添付しますのでご活用ください。

根管治療後の痛みは2種類です。

①根管治療をしたことによる痛み
②感染が残っていることによる痛み

根管治療に限らず、「むし歯」は唾液の中にある細菌が、歯に感染。歯を溶かしながら、その感染を内部へと広げていく病気が「むし歯」という病気です。

〇むし歯は細菌の感染症である
https://miyazaki-dentalclinic.com/21898

〇「むし歯とは?」についてはこちらをぜひご参照ください。
この後の内容の理解が深まります!
https://miyazaki-dentalclinic.com/19490

つまり唾液中に存在する細菌の感染症です。

その細菌は、目で見ることはできません。

〇【残酷な真実】『肉眼』での歯の治療、ホントに見えてますか?《マイクロスコープ根管治療について》

そのため、我々歯科医師は、むし歯が溶かした跡を削り取り、内部を薬液で洗浄消毒することで、その感染を取り除きます。

この際、治療中に唾液が混入してしまっては、治るものも治りません。
絶対に治らないことはありません。ヒトの身体には「免疫」があります。多少細菌が残っていても、それを押さえる力があります。

でも唾液の存在は、治癒を阻害します。
そのため、ラバーダムが必要となるのです。

ラバーダムについてはこちらのリンクをご参照ください!
https://miyazaki-dentalclinic.com/17703

〇【絶対にやるな】根管治療中は、お口ゆすぐな!?(ラバーダム?って何?)安全確実な根管治療について分かり易く解説致します!

※上記題名は、皆さんの目を引くように誇張した表現となっています。多少口をゆすいでも大丈夫ですのでご安心ください。原理原則をご理解いただく上での題名です。

まず、この大前提が為された上で、根管治療がされているのか否か?これがポイントです。

根管治療はむし歯を削るだけでなく、歯を支える組織、歯茎や骨をも触ります。

たとえるならば、皮膚に入った汚れた棘。それにより皮膚は赤く腫れ痛んでいるとしましょう。
皮膚が「歯」、汚れた棘が「細菌」です。

根管治療はたとえるならば、皮膚に麻酔をして、皮膚を切開。その内部の棘を、周囲組織とともにえぐり取るような治療です。

治療前は、①「感染していることによる腫れた痛み」ですが、感染が取り切れていれば、②「手術による傷口の治る過程での痛み」です。

根管治療後の痛みにはこの2種類があるのです。

①の痛みは、「感染が取り除かれていれば」、1~3日ほどで痛みは無くなります。
多少の違和感は残りますが、1から長くても3カ月で回復するようです。

その治療の間は、あまり刺激せずに経過を観察していただきます。

皮膚の棘を取り除いた後、すぐに動かしたり、叩いたりする人は、いませんよね?それをお考えいただくと、ご理解しやすいかと思います。

しかし、感染が取り除けていない場合は、その痛みや違和感が残ります。

根管の形態は非常に複雑です。
そのため、その内部を清掃するには、マイクスコープやCTといった機器が、治療に大変有効です。

〇CTについて
https://miyazaki-dentalclinic.com/17776

また上記以外の痛みとして、「かみしめ」があります。

根管治療後の歯は、その感覚が鈍り、必要以上の力で噛まないと、噛んだ感覚が得られづらいといわれています。

それにより、歯には負担がかかり、歯が打撲を起こしたような状況となり、歯に痛みが生じているケースもあるようです。
つまり、上記①と②が理由ではない痛み、それが、「かみしめ」による痛みです。

これにはマウスピースなどの利用が効果的かもしれません、
こちらの動画で解説しています、ご活用下さい!

〇歯ぎしり・かみしめ対策のマウスピースの選び方!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

【前編】神経を抜くな!全部見せます・ノーカット #神経を残す #MTA #ラバーダム #マイクロスコープ #ドックベストセメント

【タイムスケジュール】

00:04​ この動画について
00:33​ 術前の問診
00:41​ ドックベストセメント治療について
01:09​ 今回の治療の理由
01:21​ 自分の神経が信頼できない
01:28​ 術前のCT画像所見
01:39​ 自分を信じて!(笑)
01:52​ 痛い時は左手です!
02:27​ 麻酔の瞬間!今、刺しました!
02:33​ 無痛麻酔中
02:55​ 痛みを我慢する必要なんか一切ない
03:13​ 治療後の注意事項
03:28​ 治療中のコミュニケーションは右手と左手と無視?
03:56​ お口をゆすぎましょう!
04:08​ コレ?麻酔ですか?
04:22​ 追加麻酔中
05:11​ ラバーダムについて患者様にご説明
05:23​ ラバーダムの重要性について
06:02​ 舌側へ麻酔を拡げる様子
06:24​ お口を大きく開ける練習(リンク添付)
08:19​ 両隣の歯がつながっている?
08:29​ つながっている部分を削り取る
08:43​ これから治療する歯をマイクロスコープで確認
08:55​ 1つ手前の歯をコンポジットレジンで応急処置
09:58​ 【後編へ続く】動画のまとめ 必ずご覧ください!

今回の動画は歯の神経を取らずに抜かずに温存する治療 1回20分で終了した治療の様子をノーカットでご覧頂きます。

良く見えなければ、メガネ、掛けますよね?いくら、目を凝らしても肉眼では全く見えないむし歯の細菌を、マイクスコープとラバーダムを活用して徹底的に取り除きます!

今回は前編、10分ノーカット。後編も後日配信します!

術前の無痛麻酔の時間を利用した患者様との楽しいお話の様子をぜひご覧下さい

コメント欄にタイムスケジュールを添付します。こちらもご活用下さい!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

「歯の神経を残す治療」から「かぶせもの装着」まで【治療の流れについて動画で解説】

歯の神経を残す治療の流れ 修正 PDF当院では何をされているのか分からない歯科治療をマイクロスコープを活用して治療中を動画記録。

治療後のご説明に役立てつつ、患者様が納得できる透明度の高い歯科治療を心掛けています。

当院の『歯の神経を残す治療』の流れを3つのダイジェスト版の動画としてまとめています。

歯の神経を残す治療についての講義
歯の神経を残す治療を実際の治療を通して解説
②のあと、形を整えて型どりする様子
②③のあと、セラミックインレーを装着する様子

この治療の流れは、右資料と照らし合わせて頂けると、当院ので治療の流れを理解しやすいでしょう。

 

① 歯の神経を残す治療についての講義

 

② 歯の神経を残す治療を実際の治療を通して解説

 

③ ②のあと、形を整えて型どりする様子


④ ②③のあと、セラミックインレーを装着する様子

 

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブリッジ 怖い!

ブリッジしないといけないのですが、怖くって行けないです汗

コメントありがとうございます。
そうなのですね。

まずはブリッジを考える前にチェックすることが2つあります。

①痛みはありますか?
もし、痛みがあるのなら、その痛みをやわらげましょう。

②もう抜歯しましたか?
抜歯したのならOKです。抜歯していないのなら、すぐに抜歯せざる得ない状況でしょうか?
そんな状況ならば、まずは薬で治めましょう。

①と②で近々のやるべきことを、落ち着かせ、その次のことを考えましょう!

人間、怖いには理由があります。

これ、たったひとつです。

「知らないから怖い」

たったこれだけです。

ブリッジ、削ったらどうなるのだろう?
また、むし歯になるのかな、そうしたらまた抜歯。
本当にブリッジでいいのだろうか?
痛いのかな。大丈夫かな。

こう考えるのはしょうがないことです。
なぜなら、やってみたことないのだから。
みんな怖い。

なので、まずは情報収集をしましょう。
何故怖いのか、なぜ心配なのかを列挙しましょう。
思いつくままに箇条書きでA4の紙の左側に殴り書きしましょう。
とにかくとにかく絞り出します。
感情込めて絞り出します。

この時点、すこし気づき始めます。

ちょっと、解決していることに。
チョット、前向きに対処し始めていることに。

列挙出来たら、その心配事を自分で解決するならどうすればいいのかをその右に書き出してください。

自分なりでOK書き出す。

自分で解決できないことならば、どうやればそれが分かるのか?聞けばわかるのか?書き出します。

それが終わった時、自分は何に恐怖を感じていたのか?その列挙した項目を見るとよく分かる。
そして、どうすれば対処できるのかも、以前より明確に分かるようになります。

この時点で、怖さは少し和らぐでしょう。

あとはその対処法を実行に移すだけ!
一番簡単なことから始めましょう!

その一歩を踏み出すたびに、恐怖は徐々に消えていく!
あとはやるだけ!

違ったら、再度同じ思考を繰り返すだけ!

大丈夫、恐怖は「無知」から始まります。
その無知を既知にしてしまえば、恐怖は無くなる。

未知を「道」へと、治癒への「道」へと変えましょう!

頑張って!大丈夫!

 

 

MTAはどのくらいの期間で完全に痛みが消えるのですか?

MTAはどのくらいの期間で完全に痛みが消えるのですか?

コメントありがとうございます!

MTAには「痛みを取る」効果はありません。

MTAをしたからといって、痛みが取れるわけではありません。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
その細菌感染を削り取れば、痛みは治まります。

痛みを取るには「むし歯の原因である細菌感染を取り除くこと」これです。

MTAは高アルカリ性で抗菌作用を有しておりますが、これ自体が細菌をすべて除菌してくれる!という効果は無いと感じています。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

急に前歯に隙間ができました

20代ですが。これって虫歯ですか?

それとも親知らずが生えてきて横に力がかかってできたものですか

コメントありがとうございます!

実際に拝見していないため、状況が明確に把握できてはいませんが、推測の上、回答させて頂きます。

前歯に隙間ができてきたとのこと。

親知らずで横に力がかかっているならば、隙間ではなく、重なってくるはずです。

隙間が空いてきたならば、ほかの理由があるのでしょう。

①むし歯で隙間ができた
②舌の癖
③ほかの歯を抜歯して失っていることによる弊害
④かみしめ、はぎしり
⑤歯周病

①むし歯で穴があき、隙間ができた。こんな場合は、そこに治療の跡や穴があいているでしょう。分かりやすい原因です。

②舌を出す癖がある方は、前歯が前方に押し出され、歯と歯の間に隙間が生じます。
矯正治療などが必要となる可能性があります。

この癖についてはこちらをご参照ください!
https://miyazaki-dentalclinic.com/12239

③ほかの歯を抜歯して、かめなくなると、残っている歯に負担がかかり、歯が移動する場合があります。

④かみしめ、歯ぎしりにより、歯が移動して、隙間ができる場合もあるでしょう。
かみしめなどの「癖」については、以下のリンクをご参照ください!
https://miyazaki-dentalclinic.com/12239

⑤20代であれば、そのリスクは少ないのですが、歯周病になると、歯が動きやすいく、隙間が生じる場合もございます。
歯周病については、以下のリンクをご参照ください!
https://miyazaki-dentalclinic.com/24141

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!