日別アーカイブ: 2020年12月31日

良い歯医者・歯科医院の選び方

歯科医院を選ぶにあたって何か気にしたほうがいいポイントなどはありますか? 私の祖父が、親知らずを抜いて菌がまわってしまったらしく命に関わる事態になったので、慎重に選びたいのですが何かあれば選ぶにあたってのアドバイスをいただきたいです

それは大変な想いをされましたね、その後いかがでしょうか。

おっしゃる通りですね。歯科医院は慎重に選んでいただきたいと私も日々実感しています。

歯医者の知識・技術は、患者様には計り知れないものでしょう。

また、患者様の「価値観」もそれぞれです。

・痛みが無いようにしてもらいたい方

・たとえ歯を抜くことになったとしても、やり直しの無い歯科治療を望まれる方

・時間に制限のある方

・治療期間に制限のある方

・費用を抑えたい方

・審美的にキレイにされたい方

ホント、それぞれです。

そのため、これ!という1つの価値観で、歯科医院を選ぶことはできないでしょう。

でも、間違いないことがひとつあります。

上記に挙げたご希望に沿う「保険適用の歯科治療」は無い!ということです。

現在の保険診療は、1970年以降の国民皆保険制度そのままが踏襲されているように感じています。

つまり、これから経済は上向き、人口は増加傾向にある、イケイケドンドンの時代背景のもと作られた医療システムです。

今のように、多種多様な価値観が認められる、だれでもな何でも手に入れられる時代ではありません。

何もなかった時代に作られた医療制度です。これは「対症療法」に重きを置いた、多くの患者様を可能な限り安価な費用で診ることのでき、国にその財源があるのを前提とした医療システムです。

現在はその真逆の時代。保険医療システムで、十分なる歯科治療が受けれるはずはありません。

この点を患者様には十分にご理解頂いた上で、「ならどうする?」とご自身にあった歯科医院をご選択頂きたいと感じております。

そのための、Youtubeチャンネルが、当院のこのチャンネルです。

では、どうやって歯科医院をご選択頂くか?

まずは、患者様が、歯科治療に「何を求められているのか?」でしょう。

これがあって然るべきであり、これがないと、多くの歯科医院から自身にあった歯科医院を選ぶことはできません。

そのためにはどうやればいいか?

この大前提があります!

これ一番大切です。

『”痛くなってから”、歯科医院を選ぶことは絶対にしない!』

これです!

痛くなってから歯科医院を選んでは、冷静な判断は出来ません。

おぼれている人に、横からクロールの泳ぎ方を教えても、理解はできないでしょう。

その時、手を伸ばしてくれた人の手を掴んじゃいますよね?

その人が、救える能力があるのか無いのか?別にして。

救える能力が無ければ、一緒におぼれます。状況はさらに悪化するでしょう。

良い歯科医院を選べない人の典型的なパターンです。

では、さらに、ならどうするか?

まずは『予防で、クリーニング』で歯科医院へ行くんです。

痛みが無くてもいいんです、クリーニングしてください!って言って歯科医院へ行くんです。

こんな地に足付いた状況ならば、冷静に、心フラットな状況で、その歯科医院を、その歯科医師を、そこで働くスタッフを、そこで提案される治療内容を品定めできるでしょう。

もしそこで、「治療が必要です」といわれたとしても、痛みが無ければ、そこに必要性を感じていなければ、すぐに治療に取り掛かる必要もありません。

ほかの歯科医院で診てもらい、ホントにその治療が必要なのかを「見極める余裕」もあるでしょう。

こんな準備が為されていれば、ご自身にあった歯科医院選びが可能ではないでしょうか。

その上で、歯科医院の何処を見ればよいのか?

私が感じる1番は、「笑顔と安心」をくれる歯科医院です。

言葉を選ばずに言わせてもらいますね(笑)

・患者を脅す歯科医師は最低です

・スタッフを怒る歯科医師は最低です

・愛想の悪いスタッフは最低です

・勉強しない歯科医師、スタッフは最低です

逆を言うならば、

・優しく笑顔で前向きな歯科医師を選びましょう

・雰囲気の良い歯科医院を選びましょう

・優しく笑顔のスタッフがいる歯科医院を選びましょう

・保険治療に拘らず最新医療機器を装備した歯科医院を選びましょう

これが出来ている歯科医院では次のことが出来ています。

「十分なコミュニケーションが取れる」

・歯科医師が患者様に合ったアドバイスを適切にしてくれます

・笑顔で優しくスタッフが対応してくれます

十分なコミュニケーションがあれば、納得できる歯科治療が受けられます。

間違いないでしょう。

でも、人それぞれです。合う合わないというのも現実として必ず起こりうることでしょう。

私も然り。はっきりものをいう性格です。時には患者様には辛いと感じることも、一緒に頑張りましょう!とアドバイスせざる得ないこともあります。

それを、傲慢、言葉がキツイ、患者の立場になっていない、などと誤解されることも、ほんと稀にございます(笑)

それもしょうがないことですが、それを避ける意味でも、十分なコミュニケーション大切です。

まとめます。

良い歯科医院を選ぶには!

・予防で来院し、品定め

・コミュニケーション

この2つ!ぜひ!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

神経に到達している 神経をとる 神経取らない治療は?

ご相談内容

年始の予約は最短でいつでしたら空いていますでしょうか?

今、左下奥歯が虫歯で、根幹治療になるかもと矯正治療の計画を伺った歯科で伺い、そこから別のマイクロスコープを使っている歯科を受診しました。

「神経にまで到達していないかもしれない(開けてみないと分からない)から、大丈夫そうだったら神経残して虫歯治療のみで、ダメなら諦めよう(神経を取ろう)と言われ、先日、壁を作る施術をすると言われましたが歯も削られました。」

次に予約を取ってはいるのですが、そこで深くまで削る(次からが本格的な治療)と言われました。

ですがもしだめなら神経を取られると聞いて心配になってしまい…こちらの先生でしたら取られないケースもあるのかな?と思い、診ていただけないかと連絡しました。

ちなみに歯が1週間弱ずっと痛みっぱなしだったのも心配になったポイントでした。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

当院は1月4日より診療開始です。

受付は8:30より行っております。

ご希望の際は、お電話を頂ければ幸いです。

その後、痛みは如何でしょうか?

痛みが強い場合は、市販されているロキソニンなどの鎮痛消炎剤が効果的でしょう。

お身体がお疲れになると痛みも強くなりがちです。

その点ご留意頂きご自愛いただければ幸いです。

当院では初診でまず基本的な検査を行い、病状についてスタッフがご説明させて頂いております。

患者様のご希望を伺った上でその病状に適した治療法をお伝えしております。

当院の神経を残す治療については以下のリンクで解説しております。

動画などを使用して分かり易く解説しておりますのでぜひご参考下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/21762

また、痛みが有る場合、その時の病状、それに対する適切な治療法は何か?をチェックする表がございます。

ぜひご覧下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/24628

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

 

 

銀歯をセラミックに?良くない事?

先日、歯根端切除の手術をしてもらいました。

その歯は昔に根管治療したところでしたが、菌が歯根に漏れていたみたいで骨が溶けていました。

歯にひび割れとかはなくて手術は上手くいったみたいでした。

詰め物は昔に根管治療ではめた銀歯なのですが、この際にセラミックにしたいと考えています。

手術をした歯の銀歯を外すのは良くないでしょうか?

歯に負担がかかったり菌が入ったりしないか心配です。 何かコメントいただければ嬉しいです。

コメントありがとうございます!

手術がうまくいって良かったですね!

実際に拝見していないため、適切な回答となっていない場合もございます。

これからの治療につきましては、ご担当頂く先生と十分なコミュニケーションのもとご決断頂くことを前提に、この回答を参考頂ければ幸いです。

「手術をした歯の銀歯を外すのは良くないでしょうか?」

→悪いことではありません。

「歯に負担がかかったり菌が入ったりしないか心配です。」

→これには2つポイントがあるでしょう。

「歯に負担」

→昔の治療では、金属製の土台を使用している場合があります。

根管治療後には、できれば「ファイバーコア」が歯には優しい土台といえるでしょう。

ファイバーコアにつきましては以下のリンクをご覧下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/19117

もし金属製の土台メタルコアが装着されているようであれば、それを外すか否か?を検討する必要があります。

メタルコアによる歯根破折のリスクは拭い切れません。

そのため、セラミック治療をするならば、メタルコアを外してファイバーコアとすることを当院ではおススメしています。

このメタルコアを外す際、そのコアが歯根深く装着されている場合は慎重に取り除く必要があるでしょう。ご担当頂く先生と相談してみて下さい。

当院ではマイクスコープで行っております。

この点が、「歯に負担」といえるでしょう。可能な限り、現在残っている歯を削らずにメタルだけを削り取る事。これが大切です。

「菌が入ったり?」

→これは、根管治療が適切に為されていれば問題はありません。

そのため、今回のような根尖病巣・病変(歯根の先の骨が溶けること)の症例では、まず適切な再根管治療を行った上で、歯根端切除術を行います。

その後、土台の型どりを行い、セラミックを製作するという手順を踏んで治療を行います。

根尖病変・病巣・歯根端切除術については以下のリンクをご参照下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/23639

この度の治療もおそらくそのような手順を踏まれているでしょう。

適切な再根管治療が行われているのであれば、問題はありません。ご安心ください。

こういった繊細な治療には、当院では慎重を期すためにも、マイクロスコープを使用し、適切なラバーダム防湿を欠かしておりません。とても大切ですよね!

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル