月別アーカイブ: 2020年7月

ラバーダムとマイクロスコープ 歯科医院 どうやって見つける?

ご相談内容

YouTube楽しみに見させてもらってます。

憧れの歯科医院だと思いました。

よくコメントお待ちしてますと仰ってますが、どこにコメントを送れば良いのですか?

質問とかはどうしたら良いのでしょうか?  

話は変わりますが、現在兵庫県に住んでいますが、宮崎先生みたいな先生はいてますか?

そこの医院まで行きたいぐらい羨ましいです。

ラバーダムとか、マイクロなんちゃらを使ってるところってありますか?

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

いつもご視聴下さり、誠にありがとうございます。

youtubeチャンネルにはコメント欄がございます。

動画画面のすぐ下に「コメント」とあります。

そこをクリックして頂くと、そこにコメントを残すことが出来ます。

ご質問などございます時は、そちらにコメントを残して頂ければ幸いです。

その際に、一つお願いがあります。

コメントでご質問される際は、できれば「最新の動画にコメント」を残して頂ければとてもありがたいです。

理由は、以前の動画にコメントを残していただくと、こちらで気づけない場合があるからです。

ぜひよろしくお願い致します。

また、今回のように、当院ホームページの問い合わせ画面よりご質問頂いても問題ありません。

こちらも併せてよろしくお願い致します!

https://miyazaki-dentalclinic.com/form

全国各地よりお問い合わせいただきます「近くに私のような先生、知りませんか?」

大変多く頂くご質問です。

おそらくではありますが、私のような先生とは、具体的にいうと、

・マイクロスコープ

・ラバーダム

・根管治療

・歯の神経を残す治療

・インプラント

といったことのようです。

ぜひご住まいのご住所にあわせて、上記のワードを検索してみて下さい。

お近くで歯科医院が見つかるかと思います!

回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

歯の神経を取ったの(根幹治療根管治療)に、なぜ痛い?

本動画のタイムスケジュールです。 ご活用下さい!

00:17 今回の動画について 結論から!
00:53 この動画から得られること3つについて
01:17 今回の動画 症例の概略
02:05 根管治療中の患者様へのお願い
02:35 症例スタート(ラバーダムの装着から)
03:03 ラバーダムの必要性について
03:47 仮封材(仮蓋)を削り取る
04:01 根管内の状態は?
04:25 根管治療とは煙突掃除?
04:44 本症例の状態を図で解説
05:21 イスムスとは何か?
05:52 超音波チップでイスムスを取り除く
06:02 「折れた器具(ファイル)」を取り除く実際の様子
06:57 動画終わりのコメント

以下、この動画のはじめの内容です。

『「根管治療後、なぜ痛い?その原因は?」と題して始まりましたこの動画。

その痛みは様々ですが、まずはその痛み、前提条件からそろえていきましょう!

今回の“痛み”は、根管治療後、数日経ってもその痛みが治まらず、根管治療を何度繰り返し行っても改善しない場合の”痛み“とさせて頂きます。

まずは結論から参ります。

根管治療後の痛みの原因は、根管治療が不十分であることです。

つまり、それは、歯の内部にあるスペース「根管内」に「細菌感染」が残っているということです。

この動画では、根管治療中に器具が折れてしまい、治療が困難となり、抜歯の可能性の説明まで受けた患者様の再根管治療の様子です。

この動画をご覧頂くことで、

・根管治療を受ける際におさえて頂きたい2つのポイント!

・器具が折れても取り除くことができる!

・抜歯する前に、まずは適切な根管治療を!

について症例を通して分かり易く解説致します。

ぜひ最後まで御覧下さい。

本症例は、2つある根管が1つに収束する複雑な根管の形態でした。

残念ながら器具が折れてしまった根管は、先端で大きく湾曲した極細の形態。

前医の先生は、マイクロスコープの無い中でも、肉眼で何とか治療をされていることが大変よくわかる症例でした。

その証拠に、2つある根管のうち、1つはしっかりと根管治療されていました。

患者様の事情もあり、しばらく放置されたことで、細菌感染が拡がってしまったようです。

とても残念な結果ではありますが、肉眼で熱心により熱心に一生懸命に治療すればするほど「器具の破折」の可能性が高まるのがこれまでの根管治療なのかもしれません。

このような器具の破折は、症例全体の2%~6%に生ずるとするペンシルベニア大学の調査結果もあるようです。

ぜひ皆様にお願いしたいところとして、

「根管治療は最後まであきらめずに終えて頂きたい!」

この一言をお願いさせて頂きます。よろしくお願い致します!

患者様の病状やご希望、受け入れる歯科医院側の設備や治療コンセプトによって、この動画の通りとはならない場合もございます。

この動画をご参考頂き、まずは近隣の歯科医院を受診、ご相談頂くきっかけとなれば、嬉しい限りです。

では早速いきましょう!』

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯根 ヒビ 歯根破折保存療法(メール相談)

ご相談内容

初めまして。HPやYoutubeを拝見させて頂き、一度相談させて頂きたいと思いメールをさせて頂きます。

1週間ほど前から右下奥歯にズキズキと激しい痛みがあり、かかりつけ医に診て頂きました。

被せ物がしてある歯でヒビが入っており、そこから細菌が入り痛み出したのではないかと言うことでした。

ヒビの具合は今度詳しく診て頂くことになっていますが、根の方にまでいってしまっている様子があるそうです。

そこで自分なりに調べたところ、歯根破折保存療法というものがあることを知りました。

ただこの方法で残しても、その後残せる年数があまり長くない方が多い、また細菌が入ってしまうと骨を溶かしてしまう(その後インプラントをするのが難しくなってしまう)というデメリットもあることを知りました。

仁先生でしたら抜歯をしてインプラントにしてしまうか、歯根破折保存療法かどちらを選択されますか?

ご多忙かと思いますが、ご意見を頂戴できましたら幸いです。

よろしくお願いいたします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

「歯根破折保存療法」私の不勉強でしょう。

このような正式名称の治療法を存じ上げませんでした。

大変勉強になります、ありがとうございます。

巷では民間療法でしょうか、縦に真っ二つに折れてしまった歯を一度抜歯して、表面を処置したのちに接着剤で固定。再度、口内に戻す治療法があると聞いたことがあります。

当院では学会などでそのような治療法を聞いたことがないこと、それにより、科学的根拠のある治療法ではない可能性が高いことなどから、患者様にはご説明、加療させて頂いたことがありません。

縦に割れてしまった場合で尚且つ感染源となりかねない場合は、当院では抜歯を最善の治療法としてご説明させて頂いております。

割れてしまった歯を残したとしても、噛み合わせの力に対抗できず、そのヒビは大きく広がる症例を多数例拝見しているためです。

私であればどうする?について回答させて頂きます。

まずは、本当に折れているのか?どこまで折れているのか?をマイクロスコープで診査し、動画で保存。折れているのであれば、その様子を患者さまに診て頂き、その後の治療方針を一緒に相談させていただくでしょう!

「歯が折れたらどうする?」当院での対応

https://miyazaki-dentalclinic.com/21610

折れてしまっていた場合は、両隣在歯の処置の状態にもよりますが、現在ではインプラントが一番負担の少ない治療法であるかと思っております。

歯が折れた症例(抜歯即時インプラント手術)について

https://miyazaki-dentalclinic.com/22803

ブリッジとインプラントの比較について

https://miyazaki-dentalclinic.com/16981

私であれば、まずは折れているか否かを納得のいく方法で確認します。

縦に真っ二つに折れてしまっているならば、無理に残すことのデメリット(周囲の骨がなくなってしまうこと)を考えて抜歯を最善の治療法として選択するでしょう。

抜歯後は、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどがありますが、現状ではインプラントが一番負担の少ない方法です。

インプラントは抜歯後数カ月たってから行う「通常のインプラント手術」

と抜歯と同時に行う「抜歯即時インプラント手術」があります。

その歯の病状や周囲の骨の状態によりその適否を判定します。

これにつきましては、当院のyoutubeチャンネルの再生リストよりインプラントをご選択頂けると動画で分かり易く配信させて頂いております。ぜひご参考下さい。

抜歯してから考えたい!という時は、ぜひ「骨が無くならないように」をポイントにお考え下さい。歯を抜くと、周囲の骨は多少無くなってしまいます。

 

ご担当頂く先生には、治療法で得意不得意があるでしょう。

私は矯正がやや苦手です。難しい症例は専門医に委託しています。

ご担当頂く先生と密にコミュニケーション、相談の上、最善の治療法をご選択ください。

回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯根破折の治療について。被せものと歯を削る必要性について(メール相談)

ご相談内容

朝方に携帯から問い合わせさせが、内容が分かりにくいため、再度実施させて頂きました。こちらの内容のみ見て頂ければ幸いです。

歯根破折の治療について。被せものと歯を削る必要性について。

歯根破折の治療をしています。

最終的な被せものとそれに対する歯を削る必要性についてご意見を伺いたく相談しました。

気になっていることは、被せものをする際に、どこまで歯を削る必要があるかです。

現在も根管治療中ですが、治療中の奥歯が他の歯と当たらないようにと低く削って頂いているのですが、確認もないまま実施されているので少し心配に思っています。

上奥歯の歯冠が上から真っ二つにわれて、歯根破折をしました。根の方まではまっぷたつにならず、ヒビははいっている程度と診断頂きました。

普通は抜歯することが多いらしいですが、根管治療して延命することとなりました。

根は幸いにも真っ二つになっておらず、ヒビは入っているかもしれないという診断を頂きました。

今後は、根管治療して、根管を埋め、その上から緩衝材となるように固い被せ物よりもプラスチックの被せ物をする予定とお聞きしています。

※かかりつけ医は、ファイバーコアなどをいれると歯根に負荷がかかり、割れに繋がるおそれがあるため、レジンなどでうめこみ、上から緩衝材となるようにプラスチックの被せものがよいのではないかという提案を頂きました。

そこで、治療に心配な点があり、質問をさせて頂きたいと思いました。

質問1:

やはり、このような状態では、かかりつけ医の提案通りの治療がよいのでしょうか?

※ファイバーコアやセラミックなどではなく、土台を作った後に緩衝材となるプラスチックの被せ物をする。割れた場合は、根までは影響なくなるので良いとのことです。

質問2:

被せものをする際に現在の歯を他の歯とぶつからないように、多少なり低く削って頂いています。問題ないかを質問すると、最終的には被せ物をする際には、もっと低くするから気にしなくてよいと言われました。やはり最終的に被せ物をする際には、低く削るものでしょうか?

宜しくお願いします。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

患者様に寄り添い、大変細やかな治療をして下さっている先生のように感じております。

通常では抜かなくてはならない歯を残して下さる先生、ありがたい先生ですね。

質問1に回答させて頂きます。

そのような治療法はございます。

実際に拝見していないため、推測の域を出ることが出来ず、心苦しい限りではございますが、本来抜歯すべき歯を残すべく、何とかならないものかと考えた末の治療法ではないかと感じております。

質問2に回答させて頂きます。

根管治療後の被せ方にはいろいろありますが、原則、歯を削り、かぶせもののスペースを確保します。

以下に根管治療後の治療法についてご説明させて頂いておりますリンクを添付致します。

ぜひご活用下さい。

根管治療後どうやって治す どうかぶせる 

https://miyazaki-dentalclinic.com/26130

また、根管治療後の実際の治療の様子を動画で解説しております。

歯を削る量についても科学的根拠を動画内でご説明しております。

ご活用下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/18118

当院ではyoutubeチャンネルを解説して、根管治療やその後の治療などについて、マイクロスコープを活用して、分かりづらい歯科治療を分かり易く解説しております。

こちらもご入用であればご活用下さい!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

https://www.youtube.com/c/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E6%AD%AF%E7%A7%91%E5%8C%BB%E9%99%A2

このたび頂いたご質問を、現在一生懸命に治療してくださっているご担当の先生にご相談頂ければ明確な回答が返ってくるかと思います。ぜひご相談してみて下さい。

回答は以上となります。

当院の受付スタッフに申し伝えておきます。

ご希望の際は、当院までご連絡ください。

03-3580-8110

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)

もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

 

 

ラバーダム使っていない 大丈夫ですか?《根幹根管治療》

私が行ってる歯医者はラバーダム何一つ使ってないんですけど大丈夫なんですか??

コメントありがとうございます!

回答させて頂きます。よろしくお願いします!
頂きましたご質問『ラバーダム何一つ使ってないんですけど大丈夫?』について回答させて頂く前に、ご説明をさせて頂きたいと思っております。
結論は以下の通りです。 「大丈夫でしょう!」 ただし、以下の文章を必ずご一読下さい!よろしくお願い致します!
現在の日本の歯科医療では、大きく分けて2つの根管治療の方法があるかと思います。
①国が決めた保険医療制度に準じた根管治療
②日進月歩で進化する最新の歯科医療を取り入れた根管治療
この2分された歯科医療の現状で、患者様のために「自信のできうる限りの治療」で貢献しようと試行錯誤しているのが日本全国の歯科医院、歯科医師ではないかと思っております。
この結論をご理解頂くためには、以下の簡単な基礎知識を必要となります。
まずは歯科医師なら誰でもが知る、科学的根拠に基づく明白な事実からお話しさせて頂きます。
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
これは1965年、kakehashi先生の研究により明らかにされています。
以下のリンクに簡単にご説明しております、ぜひご参考下さい!
むし歯治療、根管治療は、その細菌を削り取る治療です。
取り残しては治りません、再発します。
そのため、深いむし歯治療や根管治療では、治療中に、治療している歯に唾液が接触することは、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。
でも、ラバーダムをしなくても治る?患者様も多数いらっしゃるのも事実です。
それはなぜか?
それは、以下の2つが考えられるでしょう。
・ヒトの免疫機能により残った感染を抑え込んでいる
・症状はないが徐々に進行し、いずれは再発する
このような「ヒトの免疫に期待しない、徹底した根管治療法」として以下の②があります。
『①国が決めた保険医療制度に準じた根管治療と②日進月歩で進化する最新の歯科医療を取り入れた根管治療』について
ここでいう①と②を具体的にいうと以下のようになります。
①は、
・肉眼による治療、あるいは拡大鏡ルーペ5倍以下使用による治療
・マイクロスコープ、ラバーダムを使用しない
・保険で定められた術式、薬剤のみ使用
②は、
・マイクロスコープの使用
・ラバーダムの使用
・保険に限らず最新の機器、機材、薬剤を使用
①と②の違いにより、その治療術式は変わってきます。
 
①では、ラバーダムがないため、治療中に唾液感染しないように、可能な限り手際よく、治療時間を短くする必要があります。
そのため、根管治療に使用する薬剤にはたんぱく凝固作用のある「ホルムアルデヒド製剤」を使用し、その薬剤を一定期間入れることで、根管内の細菌感染を駆逐します。
短い診療時間で長期間、多数回にわたり薬剤を交換するのはこのためです。
根管内の感染が、免疫機能で押さえられる程度にまでになると、症状は改善します。
痛みや違和感などの症状をもって、治療の進行を決定します。
限られた治療機材、薬剤の中、なんとか患者様のために安価で確実性のある治療を提供しようというのが「保険治療における根管治療」です。
そこには類まれなる手際の良さと勘、経験が必要となります。
②については当院の動画をご参照下さい。詳しく解説しております。
治療中の感染をラバーダムで予防しつつ、歯の内部の感染をマイクロスコープで取り除きます。
1回あたりの治療時間は1時間程頂き、徹底的に取り除きます。
当院では1~3回で治療は終了します。
“適切な治療コンセプト”に基づき、ラバーダムとマイクロスコープを活用することで、上記のような手際の良さ、多くの症例の基づく勘などは必要なくなります。
ラバーダムで徹底した感染管理ができていること、マイクロスコープでむし歯の有無を判定することが簡単なことがその理由です。
ここで、頂きましたご質問『ラバーダム何一つ使ってないんですけど大丈夫?』について回答させて頂きます。
以下の点に留意した上で根管治療を行っていれば、おそらく大丈夫でしょう。
・治療中の唾液感染に留意していること
・多くの症例を手掛けた手際のより術式の豊富な経験
・受ける患者様の優れた免疫機能
この3点を満たすことで、症状は改善し、大きな問題は起こさないかと推察致します。
この回答が少しでもご期待にそれる回答となっていれば嬉しいです。
今後ともよろしくお願い致します!
宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

リグロス エムドゲイン 違い どっちが良い?

当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問に回答させて頂きました。

ご質問内容は、歯周病治療で使用される薬剤、「リグロス」「エムドゲイン」についてです。

歯周再生治療の薬剤として使用される両者。

一方は保険適用、一方は保険適用外。

本当に歯周病は治るの?と感じていらっしゃる患者様が大変多くいらっしゃるようです。

ぜひ、以下をご一読下さい!

先生! エムドゲインとリグロスどちらがおすすめですか??

個人的な意見をお願い致します

コメントありがとうござます!

まずは回答、結論から。

どちらでも良いかと思っております。

エムドゲインには豊富な治療実績がある点で利点があります。

リグロスにはヒト由来成分で、短期的な調査ではありますが、より骨ができるとする報告もあります。

両者ともに成長因子として優れた薬剤ではありますが、以下の2点において、どちらでも良いかと考えております。

①これ単体では歯周再生療法には不十分であること

②手術の成否には、適応症の選択と手術の術式が一番大切であること

① シンプルな症例では別ですが、当院では必ず骨補填およびメンブレンを使用します。

骨のできる場所を確保すること、咬合(かみあわせ)を適切の調整すること。
この2点が不可欠な配慮です。

② 適応症を間違ってしまっては、エムドゲイン、リグロスともに良い結果は得られないでしょう。

また、手術の術式、歯周外科治療の経験の有無などもその結果を大きく左右します。

リグロスは保険適用というメリットはありますが、実感として症例は限られているように感じております。

ただし、エムドゲインは保険外治療だから必ず治療結果が得られる訳ではないことも上記①と②より考えております。

歯科治療の目的は、「咀嚼機能の回復」つまり美味しく食事ができること。

そして「審美性の回復」見た目を回復すること。この2点です。

この2点を達成するために、その歯を残すことが絶対に必要か?残すことのメリットデメリットについて、時間、費用、痛み、その後どのくらいその歯が持つのか?などについて、しっかりと考えてから治療に臨みたいですね!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

このマウスピースなら会話もしやすく仕事もしやすい

ご相談内容

はじめまして。

近くならすぐにでも行きたいのですが、大阪府なので相談になります。

3年ぐらい前から食い縛りが始まって、マウスピースを作ったのですが、夜ではなく、日中に食い縛りや歯ぎしりが止まらなくて、普段マウスピースを付けてると会話もしにくいので、困って歯科医に手直ししてもらい付けていますが、外すと歯を擦り合わせて止まりません。

このマウスピースなら会話もしやすく仕事もしやすいと思い、こちらでも、歯科医院でもお願いすれば出来るかのか?

それとも特殊なのか聞きたく連絡させていただきました。

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なるメールを頂きまして誠にありがとうございます。

回答させて頂きます。よろしくお願い致します。

実際に拝見させて頂いていないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でお読みくださいます様お願い致します。

上記お問い合わせ頂きました文章についてお尋ねいたします。

『このマウスピースなら会話もしやすく仕事もしやすいと思い、こちらでも、歯科医院でもお願いすれば出来るかのか?』

『このマウスピース』とはどのマウスピースでしょうか?

以下のリンクをご参照下さい。

1)

https://miyazaki-dentalclinic.com/17681

このリンクの①~④、いずれかのマウスピースでしょうか?

2)もしくは、以下のリンクのマウスピースでしょうか?

https://miyazaki-dentalclinic.com/16421

1)の②~④はどの歯科医院でも取り扱いがあるかと思います。

近隣の歯科医院でご相談ください。

1)の①につきましては、かみあわせ治療に精通されている先生がしばしば使用するマウスピースです。

これをスプリントといいます。

一般的歯科医院でも製作可能ですが、その道に精通されている先生をご選択いただいた方がよろしいかと思っております。

2)につきましては矯正治療とかみあわせ治療に精通されている歯科医院で使用されるスプリントです。

特殊なものでしょう。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

よろしくお願い致します。宮崎

 

※初診の患者様へ(当院の初診の流れについて)

必ずご一読ください。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

《当院からのお願い》

多くの患者様より切なるご相談を頂いております。

できる限り多くの患者様にお応えできます様、お1人様につき1通のメール回答とさせて頂いております。さらなるご質問メールに関しましては、拝見していない立場で無責任な回答となりかねないため、当院として遠慮させて頂いております。

(ご返信いただいた際も更なる当院からの返信は遠慮させて頂いております。あらかじめご理解いただけますようお願致します。お礼のメールを拝受させて頂くことも大変多くございます。こちらにつきましてもご返信は致しませんが、ありがたく拝受・拝読しております。)

もし、当院がお近くの患者様であれば、さらなるご質問につきましては当院までお越し頂き、拝見させて頂いた上でお答えさせて頂きたいと思っております。ご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

根幹治療 半年 違和感 被せもの

当院のYoutubeチャンネルに頂いたご質問を供覧させて頂きます。

根管治療後の治療方法についてです。かみあわせについても解説しております。ぜひご参考下さい!

先生、動画とは異なる内容ですが質問させてください。

現在、別の歯科医で虫歯で根幹治療を半年くらいしております。

先日、被せ物をして慣らす段階になりましたが、違和感がストレスになり、自分で取ってしまいました。

通っているお医者さんに、根幹治療中みたいに最低限の詰め物なら違和感を感じないため、被せ物はない方向で最終的な形にできないでしょうか?と相談したら、かなりきつい感じで怒られました。

本来あるべき姿に近い方が、隣接する他の歯も虫歯になりにくいと説明され一定の理解はしたものの、違和感が耐えられません。

ある程度小さめに2回目の被せ物にしてもらいましたが、やっぱり違和感でストレスがすごいです。

歯医者さん的には、被せ物をせずに、最低限の詰め物だけで済ませることはNGなんでしょうか。何卒アドバイスいただけませんでしょうか。

コメントありがとうございます!

回答させて頂きます。

実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もございます。

あらかじめご理解頂いた上でご参考程度にお読み頂ければ幸いです。

上下左右などの治療部位、また「どのような違和感」なのか?

たとえば、しゃべると舌が当たる、噛むと違和感、食事がしづらいなどなどなど、どんな時にどのような違和感があるのかが分からないため、上記文章より推測し、回答させて頂きます。

おそらくではありますが、「被せ物をせずに、最低限の詰め物だけで済ませる」ことが問題ないことから、下の左右どちらかの一番奥の歯ではないか?と推察致します。

「見た目に影響を与える前歯」ではないことを前提にお話しを進めてまいります。

まずは結論からまいりましょう。

根管治療が適切に為された後、その後に“大きな”問題が生じないのであれば、

「被せ物をせずに、最低限の詰め物だけで済ませる」という治療内容でも良いのではないか?と”私“は考えております。

ここで読むのをやめずに、必ず以下の文章をお読みください。

読んで頂いた上で、「被せものをせずに済ませるか否か?」のご決断をご自身でして頂く必要があります。必ず最後までお読みください。とても大切なことをこれから解説していきます。

 

①根管治療後は、その治療部位をしっかりと密閉する。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯の内部に感染した細菌を取り除くのがむし歯治療です。

根管治療後は、再度感染させないように、ピッタリと合った土台を差し込み、ピッタリと合った人工歯をかぶせることが必要です。これは「再感染させいないための必要な処置」です。

これにつきましては以下のリンクをご参照下さい。ご理解が深まるかと思います。

根管治療後どうやって治す どうかぶせる 

https://miyazaki-dentalclinic.com/26130

感染させないためには、「最低限の詰め物」では問題が生じます。

・土台まで差し込んで置くのか?
・土台を差し込まずに蓋だけしておくのか?

違和感によって、上記2つのどれにするのか?を決めましょう。

「土台を差し込まない」ならば、「蓋」はコンポジットレジンなどの材質を使用して、出来る限り感染させないようにする材質、強度のある材質で蓋をして下さい。とても大切です。

このポイントを押さえておけば、被せものをせずに済ませても、治療した歯に再治療の問題が生じることはないでしょう。

 

②そもそも違和感の原因はなにか?

これについて考えずに「被せものをせずに済ませる」ことは、問題あり!と推察致します。

違和感の原因としては以下の2つでしょう。

1)根管治療が不十分

2)歯の大きさ、形の問題

1)は歯の内部に感染が残っていると、歯は疼きます。なにもせずとも違和感を感じることもあるでしょう。これには再根管治療が必要となります。

2)上記の1)ではない場合、2)を考える必要があります。

歯並びが混んでいる(歯並びが悪い)方、かみしめや食いしばりがある方は、奥歯が横方向・前方向に倒れているため、根管治療後に歯をかぶせようとすると、人工歯(被せもの)のスペースが不足しがちです。

そのため、被せものを装着すると、その歯ばかりが当たってしまったり、その大きさが気になり(舌や頬があたる)、邪魔に感じてしまうようです。

このような噛み合わせの方は、仮歯を装着して一度経過を見て頂きます。

しかし、そもそもかみしめが強すぎて、歯がすり減ったり、歯が本来生える所まで生えていないため、歯が短くなってしまっている方もいらっしゃいます。

そのような患者様の場合は、①のような対応を余儀なくされることもあります。

当院でもそのような症例、ございます。

かみしめについては以下のリンクをご参照下さい。

https://miyazaki-dentalclinic.com/10143

噛み合わせをぜひチェックしてみて下さい!

https://miyazaki-dentalclinic.com/11517

 

③「大きな問題がなければ~?」

「本来あるべき姿に近い方が、隣接する他の歯も虫歯になりにくいと説明」

確かにその通りでしょう。

但し、前提条件として、その患者様の噛み合わせにそもそも問題があれば、いわゆる正常な噛み合わせではない?のであれば、それに対応した治療法が必要です。

「正論は、時には相手を傷つけます」

今回はそのような状況なのかもしれません。

上記に書いた「大きな問題」とは以下のことが推察されます。

・(前歯の場合)見た目の問題、それにより生ずる人間関係への悪影響

・歯をかぶせないことにより生ずる、残っている歯への負担

・歯並びへの影響

まずは、そもそも、なぜ違和感があるのか?その点について、十分な理解があってから、「そのままにするのか否か?」「適切な処置は何か?」をご担当頂いている先生とご相談頂ければ幸いです。

回答は以上となります。

この回答が少しでもお力になれていれば幸いです。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

食いしばり マウスピース 舌で触ると痛い

こんにちは

私は、食いしばりが強いため、マウスピースしてます。

食いしばりが原因なのかわかんないですが、マウスピースする前からなのか、つい最近、被せの銀歯が舌で触ると、変です。

指で触ると、なんもしてません。

次、歯科で診てもらおう思ってます。

今、週1ペースで歯科に行き、治療してるので。

これだけの言葉で、先生が何かわかられたら、教えて下さい。

コメントありがとうございます!

「以前に被せた銀歯が、指で触っても痛みはないが、舌で触ると変」とのこと。

最近、それに気づかれたとのことですね。

①この痛みのある歯は、上ですか?下ですか?前歯ですか?奥歯ですか?場所はどこでしょうか?

②また、この症状に気づいたのは、「マウスピース」をしてからですか?それより前からですか?

③以下のリンクをまずはご参照下さい!

正常な噛み合わせについてご説明をさせて頂いております。

https://miyazaki-dentalclinic.com/10845

ヒトは正常であれば、

・カチッと咬んだ時、奥歯が強くあたり、前歯のあたりは奥歯に比べて弱いものとなります。

・ぎりぎりした時は、上記(リンク先の図をご参照下さい)図の3番目の「犬歯」だけが接触し、他はあたりません。

右に動かせば、右の上下の犬歯だけ、左に動かせば左の上下の犬歯だけとなるのです。

これ以外は歯に負担をかける「かみあわせ」です。いかがでしょうか?

「かみあわせ」については以下のリンクをご参照下さいね。

https://miyazaki-dentalclinic.com/11428

④舌で触る際、大体の場合は、「歯を横から押しています」

指で触る際、大体の場合は、「歯を上から押しています」

歯を“横”から指で押してみて下さい。痛み・違和感を感じますか?

または硬めのものを噛んでギリギリした時、痛み・違和感を感じますか?

⑤この銀歯は神経のある歯ですか?根管治療済み(歯の神経を取った後)の歯ですか?

⑥以下のリンクをご覧頂、「現在装着しているマウスピースはどれか」をご回答・ご返信ください。

⑦御年は、30歳より上ですか?下ですか?

 

ご返信の内容により、以下の3点の疑いを鑑別診断します。

1)もとよりもっているご自身の歯並びが原因

2)歯ぎしりやくいしばりが原因

https://miyazaki-dentalclinic.com/101433)マウスピースの装着が原因

4)むし歯が原因

5)歯周病が原因

6)それ以外をさらに鑑別診断する必要あり

それ以外は、以下を疑い再精査が必要でしょう。

・一時的ストレス下にあるか?
・矯正治療の既往があるか?
・抜歯矯正か否か?
・全身姿勢の適否
・睡眠姿勢、坐り姿勢の確認
・他、これまでの歯科治療の病歴など(顎関節症)

まずは、上記①~⑦についてご回答いただければ、このチャンネルで回答させて頂きます。

但し、実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合も多分にございます。

現在ご通院中の先生と十分なるコミュニケーションのもと、治療に臨んで頂ければ幸いです。

よろしくお願い致します!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

歯医者さんで削られないために大切なこと!

しみるからむし歯、削れば治る。
しみているのに、なんで削ってくれないの?削れば治るでしょ?

こんな風にお考えの患者様が大変多くいらっしゃいます。

しみるのは「問題!」であり、それは「むし歯」があるから!
この論理のようです。

健康な方でも歯はしみます。
しみるのは悪いことではないこともあります!

それはなぜか?

上の動画で分かり易く解説しております。
ぜひご覧ください。

同様の内容を下記に供覧させて頂きます。

動画をご覧になれない方は、以下の文章をご一読、ご活用下さい!

いつもチャンネル登録して見て下さっている皆さん、高評価・コメントを頂ける皆さん、本当にありがとうございます!

このチャンネルでは、マイクロスコープを活用して、歯科治療を短い時間で分かり易く解説しています。ぜひご活用下さい!

今回は、みなさんが一度は感じたことのある「しみる」という症状についてお話しさせて頂きます。

この「しみる」というお話をするには理由があります。

歯がしみて痛むから、むし歯ではないか? 削ってかぶせれば治るのでは?

こんな勘違いをされて、当院へご相談頂く患者様が大変多くいらっしゃるからです。

皆さん、「しみる」=むし歯だと思っていませんか?

まずは、今回の動画、結論からいきます!

しみるからといって、むし歯とは限りません!

しみるからといって削ってはいけないのです!

しみる=むし歯=治療すれば治ると思っている方!要注意です。
削っても治りません!

この動画をご覧頂くことで、“しみる”とはどんな病状なのか?

またそれだけはなく、この“しみる”という症状を、ご担当頂く歯科医師に、どのように伝えれば良いのか?

現在の症状から、原因は何か?適切な治療法は何か?そのチェック法についてまでわかり易く解説していきます。

ぜひ、最後まで御覧下さい。

それでは早速いきましょう!

歯が「しみる」という状況は次の5つのシチュエーションではないでしょうか。

「甘いものを食べた時に“しみる”」
「冷たいものを飲んだ時、“しみる”」    
「歯ごたえのあるもの、硬いものを噛むと“しみる”」
「神経抜いた歯が、温かいもので“しみる”」  
「神経のある歯が温かいもので“しみて”、ズキズキ、ジーンと痛みが続く」     

実はこの5つ、すべて原因が異なります。

つまり、それに対する適切な治療法も異なるということです!

まずはしみるという言葉について考えてみましょう。

その言葉の意味合いには2種類あります。

ひとつは、「染みる、あるいは染み入る」痛みでしょう。

じわーっとした、ジーンとした痛みの表現として使われます。

もうひとつは、「凍みる」痛みでしょう。

漢字の通り、冷たいものがキーンと響くように痛むことです。

では、患者様この2つの言葉をどのようにして使いわけて、ご自身の症状を表現されているのでしょうか?

冒頭でお話しした“しみる”5つのシチュエーションをひとつひとつ解説していきましょう!

「甘いものを食べた時に“しみる”」 

これは、表面のエナメル質が溶けてなくなり、「甘いものが象牙質に染みる痛み」です。

原因は“初期のむし歯”です。むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

細菌が歯に感染し、歯を溶かしながら、歯の内部へと進行するのがむし歯です。

その細菌が溶かした部分を削り取り、細菌感染を取り除くのがむし歯治療です。

歯は3層構造で、外側からエナメル質、象牙質、神経となっています。

エナメル質に限局したむし歯であれば痛みはありませんが、象牙質にまで進行すると、冷たいものや甘いものなどの「刺激物」に痛みを感じるようになります。

このような、初期のむし歯には緊急性はありませんが、放置してはいけません。

早々に治療した方が、削り取る量が少なくて済みます。

近隣の歯科医院で調べてもらいましょう。

歯の神経まであと1.5mmほどにまでむし歯が進行している場合、当院では歯の神経を残す治療を行っています。

具体的には、ラバーダムを装着してマイクロスコープでむし歯を徹底的に取り除きます。

このチャンネルの再生リスト「歯の神経を残す治療」で多くの症例を供覧させて頂いております。
ぜひ動画をご覧下さい!

「冷たいものを飲んだ時、“しみる”」

これも「甘いものを食べた時に“しみる”」 と同様に、“初期むし歯”が疑われますが、むし歯ではないこともあるので要注意です!

では原因はなんでしょうか?

原因は“かみしめ”です。

「よく噛んで、かみしめて食べなさい!」
「くいしばって頑張りましょう!」
「硬いものを噛むと歯並びが良くなります!」

以前にはこんな迷信もありましたが、現在ではおススメできません。

「よく噛んで、かみしめて食べなさい」というよりは、

「骨盤の立った状態で椅子に座り、しっかりと足を付け、肩の力を抜いて前を向き、美味しく楽しく食事をする」これが大切です、歯並びが良くなります。

この座り方を学べるイスがあります。これから歯並びを育成するお子さんにはおススメです。

当院では診療に、スタッフが皆使用しています。

骨盤を立てて座り、足を地にしっかりつけて座ることで、上半身の力が抜けて呼吸が整う素晴らしい椅子です。

ご興味のある方は、概要欄に添付いたしますのでご活用下さい。

「くいしばってガンバレ!」もおススメできません。

「くいしばらなくてはならいような状況は避けましょう!」

ストレスからは逃げましょう。

ストレスの代償に歯を壊してはいけません。

硬いものを噛んでも歯並びは良くなりません。

歯並びは、呼吸と姿勢です。

立姿勢・坐り姿勢・睡眠姿勢。これで決まります。

いずれにしてもかみしめは悪です!

噛み合わせについてはリンクを添付します。ご興味のある方は概要欄をご参照下さい。

このかみしめで、歯の表面のエナメル質、とくに歯と歯茎の境目のエナメル質が知らぬ間に欠けてしまい、しみるようになります。これが冷たいものがしみる原因です!

歯がしみる時、むし歯も疑われますが、歯を削ってしまう前に、このような、かみしめが癖になっていないか?このような症例では削っても治りません、いま一度ご確認下さい!

「歯ごたえのあるもの、硬いものを噛むと“しみる”」

これは、噛んだ時に染み入るようにジーンと痛むことを意味しています。

この原因は“歯ぎしりやかみしめ”です。

歯が打撲し炎症を起こしている状態です。

こういった症例は、実直に真摯に物事に取り組まれる精神性をお持ちの方が多いようです。

真面目な方、要注意です。

どんな困難でも逃げることなく“かみしめて”物事に取り組まれることから、いつも緊張状態であり、お口を大きく開けづらいのが特徴です。

皆さんはお口、開けられますか?

正常であれば開口量は3.5cm~4cm程でしょう。

3横指から4横指入ります、やってみましょう!

また、通常であれば、ヒトは、「嚥下と咀嚼」の時にしか、上下の歯は接触しません。

24時間中、7分から15分といわれています。

これ以上の時間の上下の歯の接触は異常なんです。

四六時中、上下の歯が接触していると、歯は悲鳴をあげます。

歯の打撲状態といえるでしょう。

かみしめの原因は、そのほとんどが、ストレスであるといわれています。

ストレスは精神的ストレスはじまり、肉体的ストレス、つまり疲労です。

気温の変化、気圧の変化でもヒトはストレスを感じます。

具体的には、季節の変わり目、5度以上一気に変わった時は要注意です。

台風、雨では気圧が大きく変わります。

こんな時は、グッと噛みしめて、その外的環境ストレスを乗り越えようとするのがヒトという動物です。

皆さんいかがでしょうか?

打撲した状態で硬いものを食べれば、歯はさすがに痛みます。

痛みを感じたきっかけは硬いものですが、それ以前にかみしめをしていることで歯が打撲状態になっているのです。原因は硬いものではなく、かみしめです。

「歯ごたえのあるもの、硬いものを噛むと“しみる”」と感じる方は、むし歯ではないかもしれません。

ご担当頂く歯科医師の先生に、この状況をよくご説明してください!我々歯科医師も、勘違いしてしまうこともあります。歯を削る前に、今一度ご確認下さい!  

「神経抜いた歯が、温かいもので“しみる”」

こんな訴えを歯医者さんにしたにも関わらず、

「歯の神経を取ったので、歯は染みません」
「神経はもうないので、しみるわけがありません」

こんな風に言われたことありませんか?

確かに、根管治療した後の歯には知覚がありません。

しかし、その根管治療が不十分だと、歯の内部に細菌感染が残っているため、疼くことがよくあります。 

とくに身体が温まると疼くのです。

温かいものが染み入るように疼く、痛いと感じている、皆さん!

皆さんの症状は正しいんです!

身体が疲れ、免疫が下がった時に特に疼きます。

その症状は、「染み入るようなジーンとした痛み、違和感、鈍痛」です。

この状況を患者様は「温かいものがしみる」と表現されるのです。

温かいもの食することで、体温が高まり、血流が増す。

それをきっかけに“染み入るようにジーンと痛む”のです。

こういった症状は、夜寝る前、静かな状況で、副交感神経が高まった時に感じます。

原因は根管治療の不十分の可能性があります。再根管治療が必要となるでしょう!

「神経のある歯が、温かいもので“しみて”、ズキズキ、ジーンと痛みが続く」

これは神経に近い深いむし歯で見られる典型的な症状です。

歯の神経に至る深いむし歯で、歯の神経が強く炎症を起こしている状態です。

我々歯科医師は、これを「不可逆性歯髄炎」と呼んでいます。

この炎症は、むし歯を徹底的に取り除くと共に、炎症・壊死した神経組織を取り除く「根管治療」が必要です。

根管治療は徹底的に行うべきでしょう。この「徹底的とは何か?」

これには2つのポイントがあります。

マイクロスコープとラバーダムです。

この大切さにつきましては、このチャンネルで重ね重ね、念仏のように唱えております。

もし、まだご覧になっていない方は、ぜひ動画をすべてご覧下さい!

「しみる」という症状には2種類があり、そのシチュエーションによって、原因が異なることまで分かりました。

では「しみる」時、どうすればいいのでしょうか?

「しみる」時、具体的にはどのように歯医者さんに伝えればいいのでしょうか?

適切な治療法は何でしょうか?

これについて解説していきます!

皆さんは、しみたとき、ご担当頂く歯科医師の先生に、「しみる」という症状を時系列に、その頻度と強度、どんな時に?どのようにしみるのか?を具体的に伝えて下さい。

まずは、いつしみるのか?

かんだ時、食事をした時、食事の後に、水を飲んだ時、お湯を飲んだ時、朝、昼、晩などです。

そして、いつからしみるのか?

1カ月前から、もっと前から、昨日からなのか?

どのくらいしみるのか?

一瞬、その時だけなのか?しみてからジーンと痛むのか?5分以上しばらく痛むのか?

その痛みは増しているのか?変わらないのか?良くなってきているのか?

こんな状況を詳しく伝えて頂けると、診査診断する歯科医師としてはとても助かるものです。

この「しみる」などの症状から、現在の病状、それに必要な適切な治療法をチェックする表があります。
概要欄、コメント欄に添付します。ぜひご活用下さい。

同じしみるという病状でも、感じている痛みは人それぞれです。

その病状をどう感じるか?は全く違うようです。

歯科医院にご相談頂いた際は、遠慮することなくしっかりとその病状を伝えましょう!

伝えて頂けると、我々歯科医師は大変助かります!

最後にまとめます。

「しみる」という症状は、冷たいものなどの刺激物が凍みる痛みと、炎症による染み入る痛みがある。

同じ「しみる」という痛みでも、その原因は様々でした。つまり治療法も異なります。

その判別には、しみる痛みを感じたときのシチュエーションを詳しく歯科医師に伝える必要があることを知って頂けました。

しみるからといって削れば治るは間違いであることが分かって頂けたでしょうか!

歯は削ってはいけません。

当院ではお話を伺うだけで治ることもよくあります。

歯医者さんに来ない方がいいんです(笑)

来るなら予防でいきましょう。

でもむし歯が出来たら徹底的に削りましょう。

その時は、ラバーダムとマイクロスコープ!おすすめです!

いかがだったでしょうか。

この動画が少しでも皆さんのお役に立てていれば嬉しいです。

ご質問などございます時は、コメント欄にぜひコメント下さい!

このチャンネルでは、患者様には分かりづらい歯科治療について、マイクロスコープを活用して、できるだけ分かり易くして配信しております。

もしまだチャンネル登録していない方がいらっしゃれば、ぜひチャンネル登録よろしくお願いします。

今回も最後までご覧頂きましてありがとうございました!

いつも見て下っている皆さん、チャンネル登録して下さっている皆さん、本当にありがとうございます!

それではまた次回の動画でお逢いしましょう!

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル