私も、セラミックインレーを入れた直後に激痛となり現在根幹治療中です。
根幹治療により、自発痛や噛んだ時の痛みは全く無くなりましたが、歯を叩くとまだ少し痛みます。
気にしすぎでしょうか?
虫歯になったのも根幹治療をするのも初めてで、今のこの状況が普通なのかが分かりません。
歯軋りや食いしばりの癖があるので、そのせいで治療に時間がかかっているのかな?と思ったり…。。 もう通院を始めて半年になるので、困っています…。
コメントありがとうございます!
根管(根幹)治療後に、歯を叩くと違和感、噛んだ時に違和感といった不快症状が残る・続くということは往々にしてあるようです。
他院から転院された患者様や当院の根管治療後に、そのような違和感や痛みが残る患者様を拝見することがあります。
他院から転院されてきた患者様につきましては、ラバーダムとマイクロスコープを活用した根管治療で、その症状は緩解するようです。
おそらく原因は、根管内の細菌感染が微量にでも残存していたことによるものでしょう。
でも、当院で行った根管治療でも、同様の症状を訴える患者様がいらっしゃいます。
ほぼ皆さん、その症状は緩解していきますが、「個人差」「症例差」があるようです。
個人差には2つあるでしょう。
① コップの水が半分残っているとき、あと半分と考えるのか?まだ半分と考えるのか?
② 歯ぎしり、食いしばりの癖
① そもそも歯の神経を取るということは、良くない事です。出来ればしたくないことですし、健康な歯をする人はいないでしょう。でも、歯の神経を取る事で、その歯を残すことができる!またこれまでの激しい痛みから解放されるという大きなメリットが得られるのが根管治療です。
しかし、そんなメリットには目が向かず、以前の健康な歯に戻したい!と過去に執着してしまう方も少なからずいらっしゃいます。診査では痛みなし、食事でもそれほどの痛みはない。でもひとりで静かにしているとき、思わず歯をくいしばったり、必要以上に叩いたりする。そこに違和感を感じるとおっしゃる方、いらっしゃいます。
② 根管治療後の歯は、傷口です。やはり安静にしたい、優しく使ってあげたいところではありますが、食いしばりの癖がある方は、どうしても「傷口を叩く」ような状況になります。治らないことはありませんが、治りづらい環境、違和感を感じやすい環境にあるようです。
また、根管治療後の歯は、「閾値が下がる」といわれています。これは噛んだ時に噛み応えを感じるセンサーが弱くなるということ。つまり必要以上に、今まで以上に噛まないと、噛んだ感覚が得られないということが文献でも明らかです。このような要因からも、かみしめ・食いしばりの癖を持つ患者様にはリスクとして働くのかもしれませんね。
症例差としては、「ズキズキとした急性炎症で治療に臨んでいる症例」「適切な根管治療が為されず、しばらく痛みが継続した長期症例」は、根管治療終了後、つまり根管充填後1~3カ月間は違和感や痛みがあるようです。
でも、適切な根管治療が為されていれば、徐々に緩解していくでしょう。
この回答が少しでもお力になれていれば幸いです!
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