月別アーカイブ: 2019年5月

歯髄炎 自然治癒するか 症状でチェック診断

むし歯 細菌の感染症 神経を残す治療 根管治療むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。

歯は3層構造です。
2層目の象牙質近くまで達すると、歯の神経(=歯髄と云います)に軽度の炎症が生じます。これを歯髄炎と云います。

冷たいものがしみたり、あまいものがしみたりする症状を伴います。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22012 神経を残せる基準チェック項目 どんな症状ならば神経を残せるのかさらに深く進行することで、その症状は強くなります。
ズキズキする、ジーンとする、ジワーっとする症状を伴います。
進行程度により、その強さと持続時間と頻度が強く多く増していきます。

歯髄炎には2種類あります。
①可逆性の歯髄炎と②不可逆性の歯髄炎です。

①は感染を取り除けば元に戻りますが、。②は根管治療(神経をとる、抜く治療、歯内療法)が必要となります。自然治癒はしません。

不可逆性歯髄炎がが更に進行すると神経は細菌感染により死んでしまいます。③歯髄壊死です。

これは細菌感染により歯の神経が死んでいるため、放置すると、感染はさらに歯槽骨へと波及し、④根尖性歯周炎となります。歯の周りの骨の炎症です。

まとめます。

深いむし歯で痛みがある場合の病名は3つです。
① 可逆性歯髄炎
② 不可逆性歯髄炎
③ 歯髄壊死

④ 根尖性歯周炎

① の場合は神経を残せます。上症例がそれです。
② ③の場合は早々に根管治療を行い、さらなる感染拡大を予防します。
(④は②③に伴い生ずる歯の周りの骨の炎症です。)

神経残す抜かない治療 動画で説明①と②と③を適切に診断するためには、マイクロスコープが必要です。肉眼では見えないため、診査診断することはできません。つまり神経を残すことはできません。

当院ではこの治療コンセプトを実行できる治療環境を整えています。

マイクロスコープを2機、CT常設、根管治療となった際のマイクロスコープ精密治療に必要な治療器具。そしてラバーダム。

適切な治療コンセプトのもと、適切な道具立てで歯は治ります。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

 

 

 

歯が折れた インプラント 手術室 CT

上動画は、歯が折れていた症例。

何十年も前に神経の治療(根っこの治療、根管治療)を施し、最近になって違和感を感じるようになり、当院を受診相談されました。

詳細はこちらをご覧ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/21610

マイクロスコープ マイクロスコープで歯が折れていることを確認(上動画をご参照ください)し、患者様に説明させていただきました。

患者様は抜歯してインプラントをご希望されたため、抜歯と同時に骨を失わないような治療を行いました

インプラント CT必要 CT撮影 インプラント 手術室

半年後、CTを撮影し、骨ができあがっていることを確認しつつ、インプラントシミュレーションを行ったのが上画像です。

本日、インプラント埋入手術を行いました。手術自体は20分程のお時間をいただきました。

インプラントについては下動画をご参照ください。

本症例はブリッジでも対応できる症例です。

抜歯 歯を抜いた ブリッジ入れ歯インプラント治療にはすべて「メリット・デメリット」があるでしょう。

メリット・デメリットは患者様それぞれで異なります。

ブリッジは両隣の歯を削り、3つをつなげてかぶせます。

入れ歯は残っている歯に引っ掛けます。

ブリッジ、入れ歯共に、「残っている歯に負担をかける治療」であるというデメリットを超えるメリットを感ずるのであれば、ブリッジ・入れ歯治療は患者様にとって最善の治療法となるでしょう。

インプラントは、削ったりつなげたり引っ掛けたりしないため、「残っている歯の負担を助ける優しい治療」です。

インプラント 手術室完備

CT 完備 インプラント

インプラント治療について(保険外治療・自費治療)

治療内容

人工の歯の根をあごの骨に埋め込み、それを土台として人工の歯を作製します。

入れ歯やブリッジ治療とは違い、固定源があごの骨なので、咬合力が強く、他の歯に影響なく、欠損部分に人工歯を補綴することが可能です。

標準費用(自費・税別)

45万円(1本あたり)

インプラント治療は保険が適用とならないため注意が必要です。

治療期間・回数

インプラントの治療期間は、およそ数ヶ月~半年以上(手術内容・方法による)です。治療内容は、下記の①~⑤のような流れとなっています。

①カウンセリング~治療の検査・計画

②1次手術

③2次手術

④人工の歯を作製・装着

⑤定期検診(半年に1回程度)

インプラント治療では、2回の外科手術を行います。

1次手術でインプラントの埋入を行い、2次手術で土台を設置します。この土台は、アバットメントといわれ人工の歯を装着するために必要なものです。

1次手術と2次手術の間には、埋入したインプラントと骨の結合を確認するため、約3~6ヶ月間の治療期間があります。

口腔内の状況や治療内容により異なります。

メリット

歯を欠損された患者様がインプラント治療を行うことで、再びしっかりと強く咬め、美味しく食事を楽しめるようになります。隣の歯を削る必要もなく、ブリッジや入れ歯と比較して安定性に優れています。発音がしやすくなったり、セラミック歯で見栄えよく仕上げることができるので、笑顔に自信が持てるようになったりまします。

副作用やリスク

治療には手術を伴います。重度の歯周病がある場合脱離のリスクが高くなります。体質等によりインプラントと骨の定着が困難な場合があります。骨の状態により増骨等の処置が別途必要になります。全身疾患の持病がある場合は主治医にご相談ください。

また、埋入後に口腔内の衛生管理を怠ると、インプラント周囲炎に罹り、健康な天然歯が歯周病で抜けるのと同じように抜け落ちてしまう可能性があります。

インプラント治療のリスク

インプラント治療における主なリスクは下記の3つです。

①血管損傷

②神経麻痺

③手術後の腫れ・痛み

血管損傷・神経麻痺は、血管や神経が「ドリル」や「インプラント自体」によって損傷することで起こるリスクです。インプラント手術の検査~計画を入念に行うことでトラブルを回避できます。起こった場合は、回復に数日~数週間の時間が必要です。

また、個人差がありますが手術後の腫れや痛みを伴うリスクもあります。こちらは、時間経過と共に治まっていきますが、痛みが酷い場合は「痛み止め」の服用が可能です。

※メリット・副作用・リスクには個人差があります。

インプラント治療と、他の治療との違い

「入れ歯」や「ブリッジ」は天然の歯を治療しているのに対して、「インプラント」は人工物を埋入することから、治療内容が大きく異なります。

また、「差し歯」との違いは「歯根は残っているか・いないか?」という違いです。

歯根が残る差し歯では、治療時間や治療費が短め・安めというメリットの反面、変色や歯根の割れの可能性といったデメリットがあります。

宮﨑歯科医院 Youtubeチャンネル

 

 

 

神経を取らない抜かない治療 MTA直接覆髄法 上顎小臼歯

親知らずの抜歯で来院された患者様。レントゲン写真検査でむし歯がみつかり、治療することとなりました。

本動画の内容は、深いむし歯の神経を残す治療、マイクロスコープを用いたMTA直接覆髄法です。露髄(むし歯が神経に達すること)しましたが、根管治療せず(神経を取らない抜かない)歯の神経を残すことができました。

本症例は、以前にメタルインレーを装着している上顎小臼歯。

以前の治療の際にすでにむし歯は深く、覆髄をした跡が下レントゲン画像所見に認められます。(覆髄とは、神経近くまでむし歯が進行している際、神経周囲をセメントなどで覆う処置をいいます。つめたいものなど染みづらくする効果があります)

深いむし歯 神経に近い 神経に達している 露髄 根管治療が必要といわれた レントゲン画像 神経残す治療 対処法

深いむし歯 神経に近い 神経に達している 露髄 根管治療が必要といわれた レントゲン画像 神経残す治療 対処法 術前術中術後 画像マイクロスコープ 歯面消毒 むし歯を削る基準 齲蝕検知液 むし歯を染色する
むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
治療前にラバーダムを装着し、歯面に付着した唾液を洗浄消毒します。深いむし歯治療や根管治療では、治療中の患歯への唾液の付着・混入は、治癒を阻害するばかりでなく再感染の機会を与えかねません。唾液・呼気による湿潤状態では、覆髄材(コンポジットレジンやセメント材料)の硬化を阻害することもあり、ラバーダムは不可欠といえるでしょう。

たとえるならば、ラバーダは口内に手術室をつくって治療に臨むことと同じです。
開腹手術を行うならば、清掃消毒された無菌環境下で手術を行うのが当たり前でしょう。野原の感染しやすい環境下で開腹手術をする人はいないはずです。

唾液の入りやすい環境下で深いむし歯治療や根管治療を行うということは、野原で開腹手術をするのと似ていると当院では考えます。

ラバーダムの必要性を説明 根管治療深いむし歯治療ではラバーダムの装着が必要ですむし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です ラバーダムが必要です上写真はインターネットより引用させていただきました画像です。
左写真は、身体を洗う人の横で洗濯している人がいます。
右写真は、頭を洗う人のすぐ横で洗濯する人がいます。

どちらも茶色に汚れたところで洗濯、洗髪、身体を洗っていますが、皆さんキレイになるのでしょうか?

感染症治療であるむし歯治療にとって、唾液が流入する中で治療するということは、この写真以上に無意味なことといえるでしょう。

見えない感染症である歯科治療においては徹底した治療環境の整備が必要不可欠です。それが、ラバーダムでありマイクロスコープといえるでしょう。

深いむし歯 神経に近い 神経に達している 露髄 根管治療が必要といわれた レントゲン画像 神経残す治療 対処法 術前術中術後 画像マイクロスコープ

当院ではマイクロスコープやCTを用いて、徹底した歯科治療を行うことを目標に日々の臨床に取り組んでいます。

歯は削らない方がいいのです。歯科医院には来ない方がいい。
しかし、ひとたびむし歯となってしまったときは、「徹底してむし歯を削り取る」。感染を取り除くのです。取り残してはならないのです。

根拠 Kakehashi むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症  都内港区内幸町新橋虎ノ門霞ヶ関日比谷千代田区歯科歯医者 マイクロスコープラバーダムMTA むし歯は徹底して削りとる その根拠「なるべく削らない治療」「できるかぎり削らない治療」・・・このような謳い文句を耳にします。

感染症であるむし歯治療において、そんなことはあり得ません。
感染症であることは、1965年のkakehashi先生の文献で証明済みです。

徹底してむし歯を削るということは、『徹底して健全な部分は削らない』と同義であると当院は考えます。そのためにはマイクロスコープとむし歯の適切な診査法が必要となるのです。

歯科治療のあるべき姿。感染症を取り除くべく、感染部位のみ取り除き、治癒しやすい環境をつくりあげ、再度感染しないように精密にクラウンやインレーをかぶせて機能回復を図る。

私の師匠の言葉、「究極の偽物と口内につくりあげる」これが私の臨床目標です。

 

 

 

 

 

 

 

 

深いむし歯 神経残す MTA直接覆髄法

本動画は、以前のメタルインレーをはずしてやりなおす際、深いむし歯が認められた症例です。

治療法は、マイクロスコープラバーダムを用いた神経を残す治療「MTA直接覆髄法」です。ぜひご参考ください。

本症例の患者様は噛む力が強く、そのような患者さまの場合、根管治療をした歯が、10数年後に折れてしまい、抜歯になることが多々あります。

本症例では、むし歯が深く、神経(=歯髄)にまで達していました。(⇒露髄といいます)従来の歯科治療では、『 露髄 = 根管治療 』と説明されることがほとんどでしょう。

歯の神経をとる デメリット 神経を残す取らない抜かない方法治療法マイクロスコープが使用できる現在の最新歯科治療では、マイクロスコープで徹底した感染除去と歯髄の生死・状態を診査、診断することが可能となりました。そのため、いままでは残せなかった神経(=歯髄)も安全確実に残すことができるようになっています。

当院ではマイクロスコープを2機用意して日々の臨床に取り組んでいます。

深いむし歯 神経残す 神経取らない治療法 方法 歯科 ラバーダムマイクロスコープ MTA直接覆髄法

上画像はマイクロスコープの拡大画像です。肉眼の12.5倍の拡大率の画像です。

私の経験と実感ではありますが、肉眼ではここまで診ることはできません。
見えているかもしれませんが、精査することは不可能でしょう。

拡大鏡(ルーペ)も使用していますが、拡大鏡でも「歯髄の精査」は難しいです。光源と視野が一致し、視野がしっかりと固定されている「マイクロスコープ」だからこそ得られる画像であり、それでこそ精査が可能といえます。

神経(=歯髄)にむし歯が達する深いむし歯の症例で、”神経が残せるか否か?”の判断基準は以下の通りです。
むし歯が取りきれいているか?(齲蝕検知液と変色歯質の硬さ
感染による神経(=歯髄)の炎症は治まるか?(出血部位と止血時間)
③ 神経(=歯髄)は壊死していないか?(健康歯髄の有無)
これらをマイクロスコープで精査、診断します。

むし歯 細菌の感染症 根管治療 ラバーダム マイクロスコープ 神経を残す取らない抜かない治療むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。感染を取りきれば、治ります。そのため、むし歯で神経(=歯髄)が炎症を起こし、一時的にズキズキとする痛みがあったとしても、感染が取りきれれば治るのです。むし歯が神経に達していたとしてもです。

安易な診査、診断、治療による根管治療の選択は残念でなりません。

しかし、このような診査診断に基づく根管治療なのであれば、たとえ神経をとったとしても、その歯は永く残ります。

当院では徹底した治療を行います。そのためにはマイクロスコープが不可欠です。
”適切な治療コンセプト”のもと、マイクロスコープとラバーダムを用いて「神経を残す治療」「根管治療」に臨めば、恐れるに足らずです。

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歯が折れる原因 対処法 治療法 根管治療 インプラント

歯ぐきが腫れて当院を受診された患者様。部位は下顎の大臼歯。

痛みはまったありませんが、噛んだ時の違和感、ときおり腫れることがあるくらいとのことでした。

本動画は、腫れ・膿(うみ)の原因をマイクロスコープとレントゲンで診査する様子です。

以前に根管治療をされて、その歯ぐきが腫れている患者様にはご参考になる動画となっています。ぜひご覧ください。

歯が折れる 対症法 治療法 インプラント
まずは腫れの原因を診査します。

無痛麻酔を行い、膿の出口となっている赤矢印(赤〇)部に樹脂を挿入し、膿の原因・腫れの原因は何かをレントゲン写真を撮影し精査します。

上画像は撮影したデジタルレントゲン写真です。
挿入した樹脂はレントゲン上で白く写ります。
レントゲンの読影をわかり易く図示したのが右画像です。挿入した樹脂をピンク色で表示しています。

その先端は歯根の”側面”を指しています。

通常、根管治療に問題がある場合は、歯根の”先端”に樹脂の先端が位置します。
根管治療が問題の場合は、歯根の先端に病変をつくるためです。

本症例では、”側面”に膿の原因がありました。これは「歯根が折れている」ことを表す所見といえます。

歯根が折れている 抜歯 治療法 対処法

歯根破折を疑い、マイクロスコープで精査したところ、上画像のように歯根の「縦方向への破折」が認められました。詳細は上動画をご覧ください。

縦に割れてしまった場合、その歯根を残すことは困難です。
感染により、歯を支える周囲の歯槽骨を失わないようにするためにも「抜歯」が適切な治療法となります。

歯根破折 歯根が折れる 縦に折れる割れる なぜ抜歯が必要か

マイクロスコープ精密歯科治療根管治療後は、歯根に土台を差し込み、人工の歯(クラウン)をかぶせます。

上写真のように、枯れた竹の真ん中に土台を差し込むようなものでしょう。

噛む力が強いと、土台は楔(くさび)のように作用して、竹が割れてしまいます。根管治療後の歯が割れる理由です。

そのため、根管治療後は、ファイバーコアを土台として装着し、クラウンには「適切なかみあわせ」が必要となります。精度の高い補綴治療が必要となるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

歯の神経をとる デメリット 歯の神経を取らない治療法

数年前に他院にて深いむし歯治療を行い、メタルインレーを装着した患者様。

1カ月ほど前から、噛まずとも痛むことがあり、少しずつその頻度が多くなってきたため、当院を受診されました。

上動画は、その治療の様子です。
歯の神経をとる デメリット 神経を残す取らない抜かない方法治療法治療内容は、マイクロスコープを使用したMTA直接覆髄法神経を残す治療法についていです。

装着されているメタルインレーを外すと、コンポジットレジンで覆髄されている状態でした。覆髄とは、神経近くまでむし歯があった場合、その神経周囲を覆う処置をいいます。覆髄することで、染みづらくする効果がありますが、その際には「ラバーダム」を装着しなくては意味がありません。本症例ではそれが為されていませんでした。

歯の神経をとる デメリット 歯の神経を残す取らない方法治療法ラバーダムとは治療中に処置歯に唾液が付着しないようにする方法です。
以下がラバーダムについての当院の説明動画です。

歯の神経を残す治療 歯の神経をとるデメリット 神経を取らない抜かない治療法 方法

本症例の痛みの原因は、「歯の内部への細菌感染」です。

小さなトゲが皮膚に刺さっていると痛みがあります。
そのトゲが汚れていると痛みと共に腫れがでます。

歯の内部に感染があるため、そこに血液が流れ、細菌を殺そうとする。
そのために神経(=歯髄)の内圧が高まり痛みとなるのです。

その感染を取り除けば痛みは消失します。
皮膚に刺さったトゲを取り除くが如くです。

そのためには、治療中に、治療部位に唾液が混入することは防がなくてはなりません。また、むし歯を取り残してはいけません。それにはラバーダムをマイクロスコープが必要です。

詳しい治療の様子は上段の動画をご覧ください。
当院ではマイクロスコープを使用して、徹底した歯科治療を行います。一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療が当院の目標です。

メール相談 歯科歯医者 かみあわせ 根管治療 神経を残す治療 マイクロスコープ

 

 

 

奥歯が腫れている どこが痛いかわからない 根管治療

本動画は、当院に根管治療のご希望で来院された患者様の1症例です。

術前に、奥歯の痛み・歯ぐきの腫れの原因を調べる方法をご説明させていただいております。

本症例の診査部位は下顎の大臼歯(奥歯)です。

根管治療しても痛みが続く 対処法 治療法 右写真は、他院で根管治療中の歯()の痛みが取れずに来院された患者様の口内のマイクロスコープ画像です。

他院で根管治療した歯はです。

患者様は治療中であったが痛いと思って来院されていますが、赤矢印部が腫れています。

 

マイクロスコープ 根管治療根っこ神経の治療 精密歯科治療 神経を残す治療 東京都内港区千代田区新橋虎ノ門内幸町霞ヶ関日比谷神谷町銀座 歯科歯医者当院ではすぐに治療することはありません。まず「精査」します。
原因を特定しないまま従来の治療を行っても治りません。

腫れて膿がでている部位に麻酔をした後に、根管充填時に使用する樹脂を挿入します。樹脂は膿の原因となる部位にまで達するはずです。
差し込んだ状態のままレントゲン写真を撮影します。

歯ぐきが腫れている 膿がでている 根管治療根っこの治療神経の治療 神経が死んでいる 対処法治療法 どの歯が痛いのかわからない 下奥歯

根管治療 神経の治療 根っこの治療 神経を残す 抜かない とらない治療 マイクロスコープ 覆髄法 直接間接覆髄法 部分断髄法 根管治療根っこの治療神経の治療をしない CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 上画像は、樹脂(ピンク色)を挿入して撮影したマイクロスコープ画像と、デジタルレントゲン画像です。

が他院で根管治療した歯、は同他院で施術したクラウンです。

以下に図解します。

樹脂をピンク色で分かりやすくしました。

歯ぐきが腫れている 原因はなにか レントゲン写真 神経が死んでいる歯髄壊死 根管治療必要か?
樹脂の先端は、他院で根管治療したではなく、のクラウンの歯根の先端に位置しています(黄色矢印)これは、の歯が「歯髄壊死」していることを意味しています。

歯髄壊死とは、「むし歯が歯の内部深くにに感染進行し、神経が死んでしまった状態」をいいます。おそらく、他院での治療の際、むし歯が深かったか、あるいはむし歯を取り残したことにより、細菌の感染が進行し、の歯の神経が壊死したものと推察されます。

かみあわせ 根管治療 痛み 噛むと痛い 歯ぎしりが原因 

上画像は、同患者様のデジタルレントゲン画像(オルソパントモグラフィー)です。

赤丸の顎関節部の形態、下顎骨(⇒下顎角)の形態・角度、奥歯の萌出方向(はえている方向が斜めに生えている)より、奥歯がどのような経緯で根管治療に至ったかがが推察されま
す。これには「かみあわせ」の診査が必要となります。

上記のレントゲン診査より、本症例の痛みの原因は、患者様は一番奥を痛みの原因を思っていらっしゃいましたが、その手前でした。

患者様に前医での治療の経緯、順番をお聞きすると、を先に治療したところ、かみあわせに違和感(高い感じ)があり、前医が調整後(削った)、そのままにしていると、の詰め物が外れたため、根管治療となったそうです。

本症例のような下顎骨、顎関節、奥歯の生え方(斜めに生えている)の症例では、その補綴(クラウンやインレー)には、細心の注意を払う必要があります。このような「かみあわせ」をおもちの患者様には、適切な高さでクラウンを装着しても、必ず「高い」と感じます。また、高さだけでなく、横へギリギリと動かした際の上下の接触状態への注意深い配慮も不可欠です。その点を精させずに上下の接触関係を弱めると(低く削ると)、②の接触は弱くなるばかりでなく①への負担過重となるのです。

噛み合わせの治療は、上下の歯の接触だけを見るのではなく、頭蓋・上顎・下顎の3次元的位置関係の精査や咀嚼運動経路の推測、咀嚼期の走行方向など、さまざまな精査が必要です。その点に配慮した上で、むし歯治療や歯周病治療が為されないと、たとえ適切に治療をしたとしても痛みは取れず再発することがあります。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 
当院では、かみあわせの精査を行いつつ、マイクロスコープやCTを使用して、徹底した歯科治療を行います。一生に一度の歯科治療・やり直しのない歯科治療が当院の目標です。

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根管治療 ご質問 途中からでも拝見可能

患者様から頂くご質問でとても多く頂くのが以下のご質問です。

・ 他院で治療中ですが、途中からでも診て頂けますか?
・ 費用は幾らぐらいかかりますか?

根管治療で何度も何度も通っても痛みが取れず心配になり、また、インターネットで探してみると、どこも高額な根管治療費ばかりで悩まれている患者様が非常に多いようです。

当院での根管治療時の費用は以下の通りです。
また、根管治療の回数は1~3回です。

以下、患者様からいただたご質問です。ぜひご参考ください。
大丈夫!治ります!

ご相談内容

はじめまして。よろしくお願いします。現在、右下奥歯(一番奥)の根管治療中なのですが、転院を考えており、根管治療の途中でも診ていただけるものなのかお伺いしたく、メールさせていただきました。

現在まで6回通院(治療中)。3回目の治療後、痛みが数日続き、右側全体が痛くなり、急患扱いで診てもらった。(治療内容:噛み合わせのせいで当たってる箇所があり、痛みが出ているとの事で少し歯を削った)5回目の治療中、何度か強く痛みを感じ、治療直後には眩暈がして、足がふら付き、休憩しながら帰宅した。6回目の診療が4日後だったので、まだ痛みがあったのと、眩暈から日が浅いので、詰めている薬の交換だけして貰おうと思い、事情を説明。同時に、その他いくつかの質問したところ、「ドクターを替えますか」と言われ、説明を求めると、「同院の女医か院長。または、大学病院も紹介出来ますよ」と言われました。初診時から、説明が足りない事とドクター変更の提案をされた事。加えて、「CTなし」「ラバーダム使用なし」「マイクロスコープ使用なし」も気になっており、転院を考えております。現在、治療箇所の歯の状態は、やっと普通にしていれば痛みが無い状態になりました。(上から押すと痛み有)そもそも痛みがなかった歯なのに治療が始まってからずっと憂鬱で疲れてしまいました。
1 このような状態でも診ていただく事は可能でしょうか。
2 診察可能な場合、紹介状等が必要でしょうか。
3 大体で結構ですので、自由診療の治療費はどのくらいになりますか
お手数ですが、ご回答の程よろしくお願いいたします。

回答

はじめまして。宮崎歯科医院 宮崎と申します。どうぞよろしくお願い致します。

詳細なる病状のご説明、通院時の治療内容とそれに対する病状の変化のご説明、誠にありがとうございます。

実際に拝見していないため、適切な回答とならない場合もございます。あらかじめご理解ご了承頂いた上で以下をご参照くださいますと幸いです。よろしくお願い致します。

1について
根管治療根っこの治療 神経の治療 どんな治療?何をしているの?詳しく知りたい 動画で説明 拝見可能です。当院にてまずは精査させていただきます。ご連絡いただければ幸いです。

当院の初診の流れ(必ずご一読ください)
https://miyazaki-dentalclinic.com/22254

2について
紹介状は必要ありません。ただし、当院にてレントゲン写真やCT撮影などの必要な診査はさせせていただきます。よろしくお願い致します。

3について
当院は保険医療機関です。基本保険診療にて承っております。安心してご来院ください。

根管治療に関しましても、可能な限りご負担のなきよう心掛けております。

当院での根管治療の際の費用につきましてご説明させていただいております。ご参照ください。また、ご来院頂いた際に、くわしくご説明させて頂きます。ご安心下さい。
https://miyazaki-dentalclinic.com/23190

痛みがつづきご不安でしょう。大丈夫、治ります!
当院受付に申し伝えておきます。ご連絡をお待ちしております。 宮崎

以上が当院の回答です。

当院ではまず基本診査を行います。いきなり治療は行いません。
ただし、急性症状がある場合は対処致しますのでご安心下さい。

当院は大学病院ではありませんので紹介状などは必要ありません。初診時に患者様とお話しさせていただき、基本診査を行うだけで十分です。前医の処置内容の履歴などは必ずしも必要ありませんので大丈夫です。

費用は多少ご負担がございますが、ぜひご負担ください。必ず治ります。

むし歯は唾液中に存在する細菌の感染症です。
根管治療では、歯の内部にある根管内にまで感染した細菌を洗浄消毒する治療です

治療中に唾液が混入することは、治癒を阻害するばかりでなく、再感染の機会を与えかねません。

多数回、長期間にわたる根管治療は、感染症であるむし歯治療にとって、「リスク」を重ねることと同義であると当院は考えています。

根管治療 神経の治療 根っこの治療 神経を残す 抜かない とらない治療 マイクロスコープ 覆髄法 直接間接覆髄法 部分断髄法 根管治療根っこの治療神経の治療をしない CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 根管治療は、歯に感染した細菌の徹底した除去です。
これにはマイクロスコープが不可欠です。また、その後、再度感染せないためには、精度の高い補綴(ファイバーコアやクラウン、インレー)がとてもとても大切です。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

根管充填 CWCT 上顎第1大臼歯 マイクロスコープ

根管治療 神経が死んでいる どうすれば 最善の策 マイクロスコープ ラバーダム 保険 東京都内新橋虎ノ門汐留内幸町霞ヶ関日比谷歯科歯医者休日に奥歯が痛み、救急対応にて他院にて根管治療をしていただいた患者さま。
治療して頂いたのは下の奥歯。しかし当院で診査すると原因は上の奥歯でした。当院にて診査したところ、痛みの原因は、上の奥歯の神経が死んでしまって(=歯髄壊死)いることでした。むし歯が深く進行し、神経(=歯髄)に感染し、神経が死んでしまったようです。

本動画(上動画)は、その2回目・3回目の根管充填治療についてです。
(1回目の治療の様子、病状の詳細につきましては、右上のリンクをご参照ください)

根管治療根っこの治療 神経の治療 どんな治療?何をしているの?詳しく知りたい 動画で説明 当院の根管治療の流れにつきましては、右リンクをご参照ください。

「歯医者さんでは何をされているのだろう?どんな治療をしているのだろう?ちゃんとやってくれているのかな?」と不安になることも多いかと思います。

右リンクをご参照くださると、不安も解消されるかもしれません。

根管充填 CWCT 垂直加圧充填 ラバーダム マイクロスコープ 東京都内

当院の根管充填法はシンプルです。

歯の内部には神経があります。そのスペースを「根管」といいます。トンネル・えんとつ状の形態をしています。その根管の内部、内壁をドリルのようなもので切削し、感染を取り除きます。このドリルには「ニッケルチタン製のファイル」を使用します。

その後、薬液で洗浄消毒します。
根管内を無菌化したのちに、上記の「ドリル」の形態と同型の規格化されたガッタパーチャ樹脂(天然ゴム)を根管内に緊密に充填し、再感染を予防します。
根管治療はこれで終了です。

根管治療は、歯の内部である「根管内」の感染を取りきり、再感染を予防すべく樹脂を充填すれば終了します。短期間、少ない回数でも治療は可能です。

当院では、1~3回で終了します。これ以上の回数が必要となる場合は以下の通りです。

・当院の治療方法に同意が得られない方。
(ラバーダムやマイクロスコープを拒否される方)
・お口を長時間開いていられない方(1時間)。
・当院の診断が誤っている場合(ほぼありませんが…)。

マイクロスコープ精密歯科治療 むし歯は細菌の感染症です。

・感染と取り除くこと
・その後は精度の高い補綴(クラウン、インレー)を装着し、再感染を予防すること

この2点を徹底すれば治ります。

根管治療 むし歯が神経に達している 根っこの治療 神経の治療 歯内療法 マイクロスコープ  CT ラバーダム 症例 専門医 関東近郊東京都内港区千代田区虎ノ門新橋内幸町霞ヶ関汐留日比谷神谷町銀座 

 

 

 

親知らずの手前の歯 横からむし歯 神経の治療必要と云われた ②

横にはえている親知らずの手前の歯がむし歯になり、メールでご相談いただいた患者様の症例です。

ご相談内容、およびそれに対する回答につきましてはこちらをご参照ください。
https://miyazaki-dentalclinic.com/23740

上写真は術前の状態です。
当院では、本症例に対して神経を残す治療を行いましたが、痛みが治まらず、結果根管治療を行いました。

以下の動画は、その治療の様子です。

なぜ神経を残せなかったのか?そのような症例はどのような状態なのか?について説明させて頂いております。


むし歯とは?どんな病気?細菌の感染症本症例の患者様は、初診時、鎮痛剤を服用して来院されました。

鎮痛剤を飲まないと、寝てるときに痛みがあり、普段でも痛むことがあったようです。

治療前に、この神経は残せるか否か?根管治療が必要か否かを診断する際に役立つチェック項目があります。

Ricucciらは、症状から見た根管治療が必要か否かを判断する基準について論文で報告しています。是非こちらをご参照ください。

本症例では、根管治療が必要となる不可逆性歯髄炎の診断基準となる以下の項目すべてにおいて陽性でした。
・ 痛みの既往がある
・ 鎮痛剤服用の既往がある
・ 誘発痛、自発痛が持続する(10分以上)
・ 夜間に痛みがある
・ 日常生活に支障のある痛み
・ 患者さんが痛みの原因となる歯を特定できない

術前に上記のような症状がある場合、神経の炎症は治癒することが非常に困難となるため、根管治療が適切な対処法となります。

https://miyazaki-dentalclinic.com/22012 神経を残せる基準チェック項目 どんな症状ならば神経を残せるのか患者様も病状はご理解されていたのですが、気持ち的に「根管治療」を受け入れることが出来ないご様子でした。しかし治療はしなくてはいけないとい気持ちもあり、大変迷われている状態でした。

患者様には『マイクロスコープで歯髄を観察し、神経を残すことができれば残しましょう。後に痛みがでてしまい、治らないのであれば根管治療をしたほうがよろしいでしょう』 と説明させて頂いた上で治療に臨みました。
「でも、こんかんちりょうのかのす

実際、マイクロスコープで歯髄を観察すると、歯髄本体からではなく、その縁、歯の先端部分より出血があることが認められ、5分以上たっても止血することはありませんでした。

再度施術中に、患者様にご説明しましたが、本日は根管部歯髄は取らずに終えてほしいとのご希望をいただき、水酸カルシウムを貼薬し治療を断念しました。

予想通り、後日、痛みが治まることはなかったため、患者様もご決断され根管治療をすることとなりました。

患者様のご理解とご希望の上での本症例の結果ではありますが、神経を残す治療が「無駄」となったことが非常に残念でなりません。

ただ、この結果があったからこそ、患者様も納得し、今後の根管治療に臨めるようになったことも事実です。

これを良しとするか無駄とするかは、患者様それぞれなのかもしれません。

しかし、当院では、科学的根拠に基づき、可能な限り「必要ない治療」はしたくないと考えています。歯科治療は1度で十分です。

当院では一生に一度の歯科治療、やり直しのない歯科治療を目指しています。
この教訓を明日の患者様に生かし、日々精進です。